ＨＩＴＯＳＨＩ　ＭＡＴＳＵＭＯＴＯ
一人　ごっつ（’９６・１２・２６）

松本人志（以下、松本）
　　：「・・・師匠？」
埴輪顔の大仏（以下、師匠）（声：倉本美津留　氏）
　　：「ん？」
松本：「デ、ディズニーランド行ってたでしょ？」
師匠：「・・・おうおうおう！　なんで知ってんねん、お前！？」
松本：「聞きましたよ・・・」
師匠：「・・・ホンマかっ？」
松本：「えぇ」
師匠：「・・・チッ、ちょっとヤバイなぁ」
松本：「なんでですか？」
師匠：「お忍びやったんや」
松本：「ハハハハハッ」
師匠：「フフフッ」
松本：「あぁ、そうですよね？」
師匠：「おう」
松本：「お・・・おもしろかったですか、でも？」
師匠：「あぁ！　あのなぁ」
松本：「えぇ」
師匠：「やっぱりなぁ・・・がんばっとる！」
松本：「・・・まぁね〜」
師匠：「がんばっとるわ」
松本：「あの・・・」
師匠：「うん」
松本：「やっぱし・・・他の遊園地とは金の掛け方の規模が違います
　　　　もんねぇ」
師匠：「そうやなぁ」
松本：「えぇ」
師匠：「徹底の仕方がな」
松本：「えぇ」
師匠：「うん、あの、やっぱパレードとか見たけど」
松本：「えぇ」
師匠：「おう・・・行くとこまで行ってるわ」
松本：「そうですかぁ」
師匠：「うん」
松本：「あれ、あの、ミッキーマウスの中にはおばあちゃん入ってる
　　　　っていうウワサがあるんですけどね」
師匠：「シーッッ」
松本：「・・・え？」
師匠：「・・・そんなことお前、突き詰めていったらお前・・・ワシ
　　　　かてヤバイやんけ」
松本：「アハハハハ」
師匠：「フフッ、ワシのことも探られるやんけッ、お前」
松本：「ハハハハハ」
師匠：「ミッキーマウスはミッキーマウスなんやッ」
松本：「ハハハハハ（手を叩いて大喜び）」
師匠：「アホかッ」
松本：「ハハハ・・・おっ、おもしろーい」
師匠：「フフッ」
松本：「フフフッ、そうですよね？」
師匠：「おう」
松本：「すんません」
師匠：「そういうこっちゃっ」
松本：「はい、すんません」
師匠：「おう」

・


師匠：「写真で一言」

○写真：町中にて、タオルの様な着物を引っ掛け、ハゲ頭に白と赤の
　　　　ストライブのペインティングをした、明らかに怪しいオジイ
　　　　が、こちらをのぞき込んでいる。
　　　　(Copyright Atlas Photo/TANK)

松本：「（紳士的に）・・・やっと気がついたようだね」

・


師匠：「日本語で返そう」

相手：「（どこかの言語で。抑揚をつけ高い声）ムリムチヤーヨンバ
　　　　ラムセザインヨーーンムリムチヤーンガバムチャエラッデミ
　　　　レッベアマニャカゼームゴマジェゼフボゥボゥ、ムカアンバ
　　　　イチーナゲネフルネーケ（急に早口）デロットラムッチュア
　　　　ライゴロッチョホナイデタコハナイケジョゼイレフボカハナ
　　　　イカムーガクバドゥーワカグワライラエチレムグンエチレイ
　　　　バクハウマーワウワアイデルカグワムグヌナイゼンゴイゼエ
　　　　イー（急に優しい口調）ムガ〜バチェ〜エヨ〜」

松本：「うん・・・、ほな暖房から冷房にすんのはどのレバー？」

・


師匠：「アゴが割れてる
　　　　アゴ割れ刑事。
　　　　奴のアゴは
　　　　なぜ割れた？」

松本：「フフッ、ふぅ・・・ムチャクチャやん、もう・・・ハハハ、
　　　　・・・、え〜、捜査の時」
松本：「いつも二手にわかれていたから」
松本：「アハハ・・・、「え〜アゴ割れはあっち行けっ、あ、やっぱ
　　　　こっち行けっ」とか言われて、もうだんだんわからん・・・
　　　　フフフッ、だんだん分からんようになってきて、
　　　　Ａ：「俺らとやろうや」（右手つかむ）
　　　　Ｂ：「俺らとやろうや」（左手つかむ）
　　　　みたいな・・・フフフッ」

師匠：「アゴが割れてる
　　　　アゴ割れ刑事。
　　　　奴のアゴは
　　　　なぜ割れた？」

松本：「アゴ割れデカっ、・・・、フフフッ」
松本：「けいさつ手帳のはさみすぎ」
松本：「・・・フフフッ、（アゴに警察手帳はさんで不自然な顔で）
　　　　「こういうもんなんですけども」、フフフッ」

＃次の答えはフリップに書かずに口で言ってます。

松本：「アゴ・・・アゴ割れデカ」
松本：「いっつも・・・これが（アゴに人差し指おっ立て「ん〜」と
　　　　考え事）」
松本：「（人差し指おっ立てて）「チッ、え〜？」・・・フフフッ、
　　　　「密室殺人か〜」・・・フフフッ」

師匠：「アゴが割れてる
　　　　アゴ割れ刑事。
　　　　奴のアゴは
　　　　なぜ割れた？」

＃これも口で言ってます。

松本：「なんやろなぁ」
松本：「ヒゲを・・・２回に分けて剃っていたから、アゴが（左右の
　　　　それぞれが）別の意識を・・・」
松本：「・・・フフフッ」

＃フリップに書いてます。

松本：「・・・フフフッ」
松本：「詰めていた、コレが取れたから」



松本：「フフフッ・・・そういうこっちゃないっちゅうねんっ・・・
　　　　フフフッ、「なんで割れたんやッ」ゆ〜てんのに」

・


師匠：「あー、ヒマやなぁ。
　　　　テレビでも見よかー。
　　　　えっと、今日は金曜日かぁ。
　　　　何やってたっけ・・・・・
　　　　そうか、発明将軍でも見よ・・・
　　　　「うぁ！　何おやじ出てんねん！
　　　　　その発明なんやねん！
　　　　　あ〜浜ちゃんにどつかれてるー！！」
　　　　の顔。」

松本：「フフフッ・・・これはっ、・・・はい」

　　　　ポク・ポク・ポク・ポク・カーン
松本：（満面の笑顔、但し瞳が病的）

松本：「・・・フフフッ、あかん・・・これわからん、わからんわ」


制作著作　フジテレビ

「アゴに人差し指おっ立て考え込む」マネ、一人ごっつ　終

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