HITOSHI MATSUMOTO
一人 ごっつ(’96・11・21)


埴輪顔の大仏(以下、師匠)(声:倉本美津留 氏)
  :「・・・なぁなぁ?」
松本:「はいはい」
師匠:「お前、いくつまで生きたい?」
松本:「僕ですか?」
師匠:「うん」
松本:「う〜ん、ま、50ぐらいでいいんじゃないですかねぇ」
師匠:「50な?」
松本:「えぇ」
師匠:「OK、わかった」
松本:「はい」
師匠:「よっしゃ、50で死なしたる」
松本:「・・・どういう事ですか?」
師匠:「いやいや、俺が決めるから」
松本:「・・・あ、そんなんまで決めれるんですか?」
師匠:「うん」
松本:「すごいですねぇ」
師匠:「うん」
松本:「え? わ、笑いの・・・専門じゃないんですか?」
師匠:「いや、だから」
松本:「はい」
師匠:「お前の「笑い」を終わらすゆ〜こっちゃ、50でな」
松本:「あっ」
師匠:「っちゅう事はお前、死んだも同然やろ」
松本:「なるほど」
師匠:「うん」
松本:「も〜50過ぎたらも〜、なんもおもろないんですね」
師匠:「おもろないおもろない」
松本:「ハハハハハ」

松本:「師匠はおいくつなんですか?」
師匠:「えっ? えっ?」
松本:「師匠は、今、おいくつなんですか?」
師匠:「俺か?」
松本:「えぇ」
師匠:「俺は・・・51やな」
松本:「・・・あっ、51ですか」
師匠:「おぅ」
松本:「・・・あ〜、ってゆ〜事は師匠もも〜そうなってるんですね」
師匠:「いやいや、何ゆ〜てんねん」
松本:「・・・」
師匠:「俺はも〜長生きすむ、長生きするつもりやから」
松本:「ハハハ」
師匠:「う、うん」
松本:「え?」
師匠:「ハハハ・・・」
松本:「あ〜、師匠も50過ぎて途端にそうなってるんですね」
師匠:「違うっちゅうねんっ」
松本:「・・・あ、そうですか」
師匠:「うん」
松本:「はい、わかりました」
師匠:「フフフッ」
松本:「ハハハ・・・、行ってきます」
師匠:「OK、OK」
師匠:「写真で一言」 ○写真:腰まで浸かる大洪水、そんな中、若いにーちゃんは公衆電話     で話していました。     (Copyright Keystone-Sygma/Imperial Press) 松本:「「あ、もしもし、俺・・・あぁ、うんうん、・・・今日も〜      泳ぎに行くんやめへん?」     」 師匠:「写真で一言」 ○写真:河原の砂利地、犬のおもむく先には、すでに白色化した動物     の亡骸がありました。     (Copyight B.Brecelj-A.Hodalic-Gamma/Imperial Press) 松本:「これは食べれん、・・・モラルとして」
師匠:「長年続いた定食屋、まるや食堂。     「焼魚・めし・みそ汁」のパターンに     マンネリを感じて     もう1品付け足したところ、     店がつぶれた。     いったい何を付け足した?」 松本:「長年続いた定食屋、まるや食堂。焼魚・めし・みそ汁」のパ     ターンにマンネリを感じてもう1品付け足したところ、焼魚・     めし・みそ汁、もう1品付け足した、うわぁ〜、これもすご     いなぁ、なんやろ、・・・、はい、もう1品付け足した、え〜」 松本:「ミニカー」 松本:「ハハハ・・・「ナメとんかい」っちゅう話やもんなぁ」 師匠:「長年続いた定食屋、まるや食堂。     「焼魚・めし・みそ汁」のパターンに     マンネリを感じて     もう1品付け足したところ、     店がつぶれた。     いったい何を付け足した?」 松本:「もう1品付け足した、う〜んッ、・・・フフッ、え〜、焼魚・     めし、みそ汁、それにもう1品、え〜」 松本:「その定食を食べたくて死んでいったジジイの写真」
松本:「アハハハハ・・・、ハハハハハ」 師匠:「長年続いた定食屋、まるや食堂。     「焼魚・めし・みそ汁」のパターンに     マンネリを感じて     もう1品付け足したところ、     店がつぶれた。     いったい何を付け足した?」 松本:「う〜ん、・・・、もう1品、付け足した」 松本:「悪意」 松本:「フフフフフッ」 #このあと3つはフリップにも書かんとブツクサゆ〜てます。 松本:「・・・勇気」 松本:「ハハハ」 松本:「冒険」 松本:「・・・違うか、え〜」 松本:「熱愛」 松本:「・・・ハハハ」 師匠:「長年続いた定食屋、まるや食堂。     「焼魚・めし・みそ汁」のパターンに     マンネリを感じて     もう1品付け足したところ、     店がつぶれた。     いったい何を付け足した?」 松本:「もう1品なにかを付け足した、付け足した・・・あ〜、こら     つぶれるわ、・・・フフフッ、焼魚・めし・みそ汁、そして     もう1品」 松本:「オヤジのジョーク」 松本:「(嫌悪感タップリに)フフッ、・・・しょ〜もない事ゆ〜よ     るからなぁ、     「その焼魚、釣った時からも〜焼いてあったんだよ」     うぅ何や分けわからんっ、何やねん、・・・ハハハ、何やね     んそれ、ハハハ」 松本:「そんなもんかなぁ」
師匠:「毒づいてみよう」 ○柿 松本:「うああ〜〜ッッ、ピーピーなんねんッ、それ食うたらッ、腹     がぁッッ」 ○システム手帳 松本:「あぁ〜〜ッッ、何やッ、まッ、まだそんな電話番号残してん     のかいなッ、お前ぇッッ」 ○消火器 松本:「うわぁぁ〜〜ッッ、使い方の手順がわからんッッ」 ○折りたたみ傘 松本:「うぬわあああぁぁぁぁ〜〜ッッ、カバーどこやったんやぁッ」 ○貯金箱 松本:「うわぁぁ〜〜んッッ、大して入ってへんのちゃうんかぁッッ」 ○ドライヤー 松本:「うわぁぁあぁああぁッッ、あ〜コード抜いとかな危ないッッ」 ○グローブ 松本:「うわぁぁああ〜うぅぅう〜んッッ、欲し〜いわ〜いッッ」 ○おしぼり 松本:「うわぁぁああ〜うぅッッ、うッ、耳のうしろ拭くなッ、ベタ     ベタして〜るぅ〜からぁ〜んッッ」 松本:「・・・はぁ〜、ふぅふぅふぅ・・・」 制作著作 フジテレビ 「オヤジのジョーク」のフリップ、一人ごっつ 終

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