HITOSHI MATSUMOTO
一人 ごっつ(’96・12・27)


#内容の前にちょっと説明をします。この後に始まる師匠と松ちゃん
#の会話は、だだっ広い寺の中のようなところで、松ちゃんの師匠で
#ある高さ3mほどのハニワヅラの大仏の前に松ちゃんが座り、そこ
#で会話が繰り広げられます。会話終了、もしくは松ちゃんが師匠に
#愛想をつかした等の時に、松ちゃんはおもむろに立ち上がり大仏の
#前方3mほど前の書き物机に歩きだしそこに座ります。会話の後の
#「お笑い問答」は、師匠である大仏を背にして行っています。
#今回の会話に出てくる「柱」は大仏の左右に2本立っています。

埴輪顔の大仏(以下、師匠)(声:倉本美津留 氏)
  :「キーホルダーの話、あったやん?」
松本人志(以下、松本)
  :「あぁ! はいはいはい」
師匠:「うん・・・、あれやっとわかった「何入れたらええか?」、
    俺な?」
松本:「あの〜」
師匠:「うん」
松本:「はい・・・え〜「この番組でなんかプレゼントを作ろう」と」
師匠:「そうそうそう」
松本:「で」
師匠:「うん」
松本:「「師匠のキーホルダーを作ろう」」
師匠:「ワシのか・・・かたちのな?」
松本:「ねぇ?」
師匠:「うん」
松本:「で、「そのままじゃあなんもおもしろくないから」」
師匠:「うんうん」
松本:「「師匠の首がポーンと取れて」」
師匠:「うんうん」
松本:「「中になんか入ってる」」
師匠:「ふんふん」
松本:「「・・・ようにしよう」」
師匠:「おうおう」
松本:「で、「その中は何がええか?」っていうことです」
師匠:「そうそうそう、うん」
松本:「よね?」
師匠:「・・・聖水やな」
松本:「・・・はーはーはー」
師匠:「うん、あの・・・わかるか?」
松本:「はい」
師匠:「うん・・・悪霊退散する」
松本:「あ! いいですねっ」
師匠:「うん、ええやろ?」
松本:「あの〜あれですわ」
師匠:「うん」
松本:「おもろないヤツにかけたら」
師匠:「・・・そうそうそう」
松本:「ねぇ!」
師匠:「うん」
松本:「いわゆる「笑い吸い」を」
師匠:「そうやん! その通りや、「笑い吸い」を祓うねん!」
松本:「・・・あ、それいいですね」
師匠:「ええやろっ? うん」
松本:「それいいですわ」
師匠:「・・・考えた、うん」
松本:「だから、身の回りに居るおもろないヤツにかけたったらいい
    んです」
師匠:「かけたったらええねん、うん」
松本:「へぇ〜」
師匠:「うん」
松本:「まぁホンマ・・・フフッ、師匠はあんまかけられへんように
    気ィつけた方がいいとは思いますけども」
師匠:「・・・」
松本:「ねぇ」
師匠:「・・・(涙声で)ズッ、うん」
松本:「ハハハ・・・ハハハ」
師匠:「・・・」
松本:(立ち上がり無言で一礼)
師匠:「・・・ほな、来年もよろしく」
松本:(無言で深々と一礼)
師匠:「・・・どこおんねんな? 柱の影でわからんねん」
松本:「アハハハハッ」
師匠:「・・・フフフッ」
松本:「なんでですの? メチャメチャ見えてるじゃないすか」
師匠:「フフフッ」
松本:「アハハッ・・・なんや!? 柱の影て」
師匠:「写真で一言」 ○写真:青い服、黒いズボンに身を包んだ、小柄で小太りで頭の薄い     老人4人組が、それぞれ何やら包みをもち遠巻きにこちらを     うかがっている。     (Copyright Charles Jing/TANK) 松本:「ええか? 「歌って踊れます」って言うんやで」
師匠:「「俺なんか交尾しても      メスに食われたことないよ」     というカマキリの畑山くん。     一体どんなやり方でやってる?」 松本:「フフフッ・・・わからん、え? フフフッ、「俺なんか交尾     してもメスに食われたことない、というカマキリの畑山くん。     (含み笑いしつつ)一体どんなやり方でやってる?」・・・」 松本:「押忍(オス)という気もち」 松本:「フフフッ、(武道の挨拶よろしく)「ウスッ」・・・フフフッ、     押して忍ぶやからねっ、これは・・・フフフッ、オスッ」 師匠:「「俺なんか交尾しても      メスに食われたことないよ」     というカマキリの畑山くん。     一体どんなやり方でやってる?」 松本:「・・・、フフッ」 松本:「上はぬがさない」 松本:「フフフッ」 師匠:「「俺なんか交尾しても      メスに食われたことないよ」     というカマキリの畑山くん。     一体どんなやり方でやってる?」 松本:「・・・、フフッ」 松本:「常にこぉ・・・やってる時はもぅ、あいての喉元をこぉ」
松本:「・・・フフフフフッ」 師匠:「「俺なんか交尾しても      メスに食われたことないよ」     というカマキリの畑山くん。     一体どんなやり方でやってる?」 松本:「・・・、え〜、いつもやる時は、え〜」 松本:「赤プリを押さえている」 松本:「フフフフフッ、・・・まぁねぇ? だって食うてしまったら     帰り自分で金払わなあかんことになるもんねぇ、うん・・・     っていう意味もあるんですけど〜」 師匠:「「俺なんか交尾しても      メスに食われたことないよ」     というカマキリの畑山くん。     一体どんなやり方でやってる?」 松本:「「カマキリの畑山くん、なぜ食われないか?」、・・・うん、     畑山くん、え〜」 松本:「後のフォロー」 松本:「・・・「こないだ、大丈夫やった?」フフフッ、「ちゃんと     帰れた? あ・・・ホンマ」、フフフッ」 師匠:「日本語で返そう」 相手:「(どこかの言葉、女性のカン高い声)チアランコマレシーイ     トモゴメアマドグエンデビランゴンッノルブチョオーオニア、     キラメモロゴニアパーアンパーチャアコカーガーギーラガロ     グエッセエマッジョンラセドンゴンゴカンケーイチェエーメ     グラコチョマカアーニジャオ、オーソーディーゴメーゴメゴ     ゴボギーコゴカンタラヒーナーガエマンゲングンカラボー、     アービスゴ、アーヤグア、イーネディアパーアンシーランヤ     タンザンニヤマグーエ?」 松本:「だからもう、年末帰るゆ〜てるやんっ」 松本:「・・・フフフッ、ハハハッ」 制作著作 フジテレビ 「正座でペコリとおじぎの松ちゃん」、一人ごっつ 終

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