HITOSHI MATSUMOTO
一人 ごっつ(’97・1・13)


松本人志(以下、松本)
  :「まぁ古い話なりますけど、年末はホンマにすんませんでした」
埴輪顔の大仏(以下、師匠)(声:倉本美津留 氏)
  :「・・・あぁあぁ、・・・「逆に良かったかな」と思てな」
松本:「あっ、逆に」
師匠:「うん」
松本:「なんででしょう?」
師匠:「・・・あの〜」
松本:「はい」
師匠:「・・・チャレンジ」
松本:「フフッ・・・うんっ」
師匠:「うん」
松本:「・・・できて」
師匠:「・・・うん」
松本:「でも、師匠今さらチャレンジ・・・も何もないじゃないすか、
    もう百戦錬磨・・・ねぇ?」
師匠:「うんうんうん」
松本:「もう今さら学ぶことなんてないじゃないすか」
師匠:「いや、そんなことないよ」
松本:「そうですか?」
師匠:「うん・・・まだまだや」
松本:「・・・うん、まだ未熟もんなんですか?」
師匠:「ワシの・・・どこ見てそんなこと、お前思うねんっ」
松本:「いや、僕はそうは思ってないっすけどね〜」
師匠:「おう」
松本:「師匠が「やっぱまだまだや」みたいにゆ〜からね?」
師匠:「・・・「まだまだ」=「未熟もん」か?」
松本:「う〜ん・・・、なんなんでしょうねぇ?」
師匠:「うん」
松本:「師匠は満足してないんですか? まだ自分に」
師匠:「禅問答や」
松本:「え!?」
師匠:「・・・」
松本:「何?」
師匠:「・・・」
松本:「・・・チッ」(足早に師匠のもとを去る)
師匠:「・・・」
師匠:「写真で一言」 ○写真:赤地に青と緑のストライブの入った滑り台の下に、ガリガリ     の体にところどころ抜け落ちた白髪の体毛に覆われ、帽子を     被らされたチンパンジーが、ショボ暮れた顔で佇んでいる。     (Copyright TANK) 松本:「あの・・・すいません、Mr.オクレさんですよね?」 師匠:「写真で一言」 ○写真:1匹の象が、もう1匹の象の耳元にいる。     (Copyright Gerald Fritz/TANK) 松本:「・・・あのなぁ、次なぁ、隠し球っていうのも考えられるぞ」
師匠:「坂田利夫の頭を開けたら、     何が入ってた?」 松本:「ふぅ〜、・・・、え〜、坂田利夫の頭を開けたら」 松本:「うどん」 松本:「フフフッ・・・う〜ん」 師匠:「坂田利夫の頭を開けたら、     何が入ってた?」 松本:「難しいっすよね〜、なんやろなぁ? ・・・」 松本:「なんかこう・・・わからないんすけど、ヒゴに糸が付いてて、     ・・・糸巻いてあるヤツみたいなんが、ぐるぐるぐるぐる」
松本:「フフフフフッ」 師匠:「坂田利夫の頭を開けたら、     何が入ってた?」 松本:「う〜えぇ〜? なぁんやろなぁ? なんやろなぁ・・・」 松本:「なんかわからないんですけど、開けたら、中から「ぱたんっ」     て閉められた」
松本:「フフフッ」 師匠:「坂田利夫の頭を開けたら、     何が入ってた?」 松本:「う〜ん、なんやろなぁ? なんやろ、・・・フフッ、え〜、     「ぱかっ」と開けたら」 松本:「子鹿」
松本:「フフフフフッ・・・こぅまだ「立つか?」ぐらいの、フフフッ」 師匠:「坂田利夫の頭を開けたら、     何が入ってた?」 松本:「う〜ん、難しいですねぇ・・・、「ぱかっ」とこぅ開けたら、     あの・・・」 松本:「さざえの、あの・・・最後のほうの」
松本:「ハハハ・・・にが〜いとこが、アハハハハ」 師匠:「坂田利夫の頭を開けたら、     何が入ってた?」 松本:「え〜? わからん・・・、「ぱかっ」と開けたら」 松本:「開けた方に脳が・・・」
松本:「フフフッ、・・・ここ(フタに付いてる脳と、頭の本体)は     連動されてないんですよね、えぇ」
師匠:「「雄しべ」が「雌しべ」を     見つけた時の顔。」 松本:「チッ、・・・ヴンッ、はい」     ポク・ポク・ポク・ポク・カーン 松本:(目を輝かせエロス爆発の表情、舌をチョロリと出している) 松本:「・・・フフフフフッ」 制作著作 フジテレビ 「ジト目の子鹿」の絵、一人ごっつ 終

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