HITOSHI MATSUMOTO
一人 ごっつ(’97・1・24)
松本人志(以下、松本)
:「いや、師匠、免許持ってはります?」
埴輪顔の大仏(以下、師匠)(声:倉本美津留 氏)
:「・・・釣りの免許、持ってるで」
松本:「なんでしょう、それ?」
師匠:「・・・おーきい」
松本:「えぇ」
師匠:「大きい魚だけを釣ってええっていう免許・・・フフッ」
松本:「その免許持つことで、逆に課せを着せられてないですか?」
師匠:「そうや・・・うん」
松本:「うん」
師匠:「免許って、お前あらゆる免許そういうもんやないか、お前」
松本:「なんで?」
師匠:「何ゆ〜てんねんっ、アホやなぁ」
松本:「えっ!? 車の免許・・・フツーの車の免許は」
師匠:「うん」
松本:「「車に乗っていいですよ」という、プラスじゃないですか」
師匠:「アホ、お前、それを取った為にやなぁ」
松本:「えぇえぇ」
師匠:「な?」
松本:「えぇ」
師匠:「・・・なんやっ」
松本:「はい」
師匠:「40km/h以上出したらあかんとかやなぁ」
松本:「なるほどッ」
師匠:「そんなこと言われるわけや、お前」
松本:「課せやっ」
師匠:「そやろ?」
松本:「・・・ホンマやなぁ」
師匠:「持っ、持ってへんかってみい? そんなこと言われるゆ〜こと
あらへんがなっ」
松本:「ホンマや、ホンマや」
師匠:「・・・それと一緒っ」
松本:「おぉ」
師匠:「ワシが「大きい魚しか取ったらあかん」って言われるのは」
松本:「ホンマやのぅ」
師匠:「うん・・・」
松本:「・・・」
師匠:「・・・ちょっと待てッ、今」
松本:「フフフッ」
師匠:「「ホンマやのぅ」ゆ〜たやろっ!?」
松本:「ハハハハハッ」
師匠:「聞きのがさへんでっ、聞きのがさへんでっ」
松本:「ハハハ・・・えぇ、すんません」
師匠:「・・・」
松本:「ハハハ・・・、はいっ」
師匠:「うん」
・
師匠:「写真で一言」
○写真:羽根をたたみ、逆さまにぶら下がっている、2匹のコウモリ。
(Copyright 田中光常「夢みる動物たち」講談社)
松本:「「ま、しかしあれやね、やっぱり誘拐とか怖いねっ?」
「ホンマやねっ」」
師匠:「写真で一言」
○写真:雑木林の中、ヒト型と思しき白骨死体。しゃべり掛けてるかの
ように口を開けている。
(Copyright 岩合光昭「スノーモンキー」新潮社)
松本:「あ、来んの遅いわぁ〜」
・
師匠:「出世させよう!」
お題:「「クンニリングス」を
出世させよう!」
#前に人名のないカギカッコ内はフリップに書かれている内容です。
松本:「フフフッ、はい」
「クンニリングス」
松本:「え〜「クンニ」などとも・・・まぁね、略して言われますけど、
「クンニリングス」でございます。うん、「クンニリングス」
を出世させましょう。「クンニリングス」の上が、あ〜これは
もぅ当然というか、も、当たり前なんですが、あ〜」
「クンニキングス」
松本:「でございますね。こんなもんは、もぅ知れたとこですよねっ。
もぅ我、わざわざ僕が言わなくてもわかってると思いますが、
え〜「クンニキングス」ということになりますね。そしてこれ
がさらに出世しますと、お〜」
「クリーニングス」
松本:「・・・う〜ん、こぅ何て言うんですかねぇ・・・善意っ、ね?
良心じゃないですけれども、こぅ善意の気持ちが働きますね、
「クリーニングス」ということになりますね。で、これがさら
に出世しますと、お〜」
「舌白洋舎」
松本:「・・・「舌白洋舎」というもんになります。そしてさらにこれ
が出世しますと」
「舌ダスキン」
松本:「ハハハハハッ、さらに出世しますと」
「なめ屋万年堂」
松本:「という、こぅ商売につながる、ゼニがこぅ生ま、生み出すわけ
でございますね。で、ここでちょっとこぅ行き過ぎましたんで、
ちょっと落ち着きまして、え〜さらに出世することによって、
これがいいですねぇ、え〜」
「舌ビデ」
松本:「・・・ね?(政治家風の語り口で)舌でビデの役割を果たそう
と・・・フフフッ、「舌ビデ」。そしてこれがさらに出世しま
すと」
「シタビダビデブー」
松本:「・・・という、ちょっとわけのわからん方向に、え〜行き過ぎ、
行きますね。これあんまりこれ、これ以上わけのわからん方向
に行くんとヤバいんで、ここでいっぺん戻しましょう。え〜、
さらに出世することによりまして、これがすごいですねぇ」
「尺八返し」
松本:「・・・これはうまいですねぇ。え〜やっぱり「人間持ちつ持た
れつ」と言いますかね、え〜受け身になれば攻撃側にも回ろう
と、攻守ともにね、やっぱりやらんといけません。「尺八返し」
というもんになります。そしてさらに出世することによって」
「尺八返杯」
松本:「・・・ま、我々は「尺八御返杯」とこぅ「御」を付けておりま
すけれども、「尺八返杯」というもんになります。そしてこれ
がさらに出世しますと」
「ベロンベロン」
松本:「ハハハッ、これ「舌」と掛かっとるんですけども〜、「ベロン
ベロン」というもんになります。そしてさらに出世しますと」
「えらいのんでもうた」
「というか 毛のんでもうた」
「カーッ」
「カーーッ」
「ガーーーッ」
「うるさいな さっきから」
「毛ぐらいのんでもええやないの」
「あたしもさっきのんだわ!」
「ピンポーン」
「ちょっとしずかにしてもらえません」
「すいません」
「ただこの人が えらいなめたクンニするもんですから」
「いやいや奥さん クンニというもんは 元来なめてなんぼでん
がな〜」
松本:「・・・・・・アハハッ、えぇ、まぁそんなことでですね、え〜
フフフッ・・・どうもありがとうございました。」
制作著作 フジテレビ
「ガーーッ」のフリップ、一人ごっつ 終
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