ＨＩＴＯＳＨＩ　ＭＡＴＳＵＭＯＴＯ
一人　ごっつ（’９７・１・６）

埴輪顔の大仏（以下、師匠）（声：倉本美津留　氏）
　　：「今日が、まぁ・・・新年レギュラー１発目いうことで」
松本人志（以下、松本）
　　：「はいはいっ」
師匠：「セットもこぉ新たになって」
松本：「（投げやりに）はいはいはい、もういいですよ、はい」
師匠：「うんっ、やってこか？　頑張ってこか？」
松本：「はい」
師匠：「うん」
松本：「でもまぁ・・・何て言うんすかねぇ、この番組ねぇ」
師匠：「うん」
松本：「当初から一応半年のつもりやからねぇ」
師匠：「あっ、はいはい」
松本：「まぁ言やあ、もう折り返し地点、過ぎましたねぇ」
師匠：「そうやなぁ〜」
松本：「えぇ〜」
師匠：「・・・嬉しくもあり寂しくもあり」
松本：「それは言えますねぇ」
師匠：「なぁ・・・」
松本：「うん・・・」
師匠：「お前はどっちのタイプや？」
松本：「何がですか？」
師匠：「ラストスパートで」
松本：「えぇ」
師匠：「行くタイプか」
松本：「えぇ」
師匠：「それとも、まぁ・・・スタートダッシュで」
松本：「えぇ」
師匠：「行っとくタイプか、これどっちや？」
松本：「まぁ、僕はもう・・・スタートダッシュで、そいで最後まで
　　　　とうとうダッシュやったなぁ、っていうタイプですよ」
師匠：「・・・あ〜、なるほどなるほど」
松本：「えぇ」
師匠：「自信満々やな？」
松本：「自信満々ですわっ」
師匠：「うん」
松本：「リサリサ満々ですわっ」
師匠：「・・・リサリサ満々ッ！？」
松本：「リサリサ満々」
師匠：「・・・今あの・・・袖の方で、笑い声一杯あがったけども」
松本：「えぇ」
師匠：「ワシわかってへんねんけどなぁ、それ」
松本：「・・・いや、僕も別になんもわかってないですよ」
師匠：「お前も別に笑わそうと思ってゆ〜たわけちゃうやろ？」
松本：「・・・うん、っていうか、もういいじゃないすか」
師匠：「・・・フ、フフフッ」
松本：「・・・」
師匠：「・・・まぁ、とりあえず」
松本：「・・・」
師匠：「あの・・・口火切るわけやから、今日からな？」
松本：「・・・うん」
師匠：「うん」
松本：「うん」
師匠：「火ぶたを開けるわけやから、今日から」
松本：「・・・うん」
師匠：「うん」
松本：「うん」
師匠：「そのつもりで」
松本：「あ、はいっ」
師匠：「うん」
松本：「・・・はいっ」
師匠：「うん」

・


師匠：「写真で一言」

○写真：ほうきの様な頭、全身苔だらけの様に緑色で、目はタレ目、
　　　　鼻から上向きのキバを２本生やす。
　　　　(Copyright 辻丸純一/Orion Press)

松本：「ばんざ〜い」

○写真：全身赤褐色、鼻のキバ下向き、なんか不機嫌そう。
　　　　(Copyright 辻丸純一/Orion Press)

松本：「なしよ」

師匠：「写真で一言」

○写真：赤い花を髪にそっとのせ、ほんのりと潤ませた瞳で、どこか
　　　　遠くをみている、天パー、シワくちゃの、ちょっと凛々しい
　　　　ババア。
　　　　(Copyright Falise T.-GAMMA/Imperial Press)

松本：「・・・この恋、実るのかしら・・・どんな結末をむかえるの
　　　　かしら」

・


師匠：「千昌夫のホクロ。
　　　　あれを押したらどうなる？」

松本：「う〜ん、・・・フフッ、え〜千昌夫のホクロ、グッと押すと」
松本：「倍の力で押しかえす」
松本：「・・・うん、ね？」

師匠：「千昌夫のホクロ。
　　　　あれを押したらどうなる？」

松本：「なんやろな？　・・・」
松本：「指の先に黒いのがつく」
松本：「（指を漫然と眺め服でぬぐうマネ）こうやったらすぐに取れ
　　　　るんですけどね、えぇ」

師匠：「千昌夫のホクロ。
　　　　あれを押したらどうなる？」

松本：「押したらどうなる？　あぁ！　・・・あれね押したらガーッ
　　　　って入って行くんですよ、なんぼでも、んで、なんか」
松本：「丸いものにあたる」
松本：「・・・フフフッ、それがなんか・・・なんか当たってるのか
　　　　当たってないんか、ようわからんみたいなとこなんすけどね」

師匠：「千昌夫のホクロ。
　　　　あれを押したらどうなる？」

松本：「・・・、フフッ」
松本：「ろくおんがはじまる」
松本：「・・・フフフッ」

師匠：「千昌夫のホクロ。
　　　　あれを押したらどうなる？」

松本：「あ〜っとねぇ、「千昌夫のホクロを押したらどうなる？」、
　　　　・・・、フフフッ」
松本：「なぜそんな事をしたのかきかれる」
松本：「・・・フフフッ」

師匠：「千昌夫のホクロ。
　　　　あれを押したらどうなる？」

松本：「え〜っとねぇ、・・・フフフッ、え〜」
松本：「押せなくて指がくるるるる〜ん」



松本：「フフフッ・・・」

師匠：「千昌夫のホクロ。
　　　　あれを押したらどうなる？」

松本：「あぁ〜？　わからんなぁ、なんやろなぁ、・・・、フフフッ、
　　　　千昌夫のホクロを押すと」
松本：「ちあきなおみのホクロが出る」
松本：「フフフッ・・・連動されとるんですねぇ、うん」


制作著作　フジテレビ

「ちあきなおみのホクロが出る」のフリップ、一人ごっつ　終

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