ＨＩＴＯＳＨＩ　ＭＡＴＳＵＭＯＴＯ
一人　ごっつ（’９７・１・９）

松本人志（以下、松本）
　　：「師匠、持病とかないんですか？」
埴輪顔の大仏（以下、師匠）（声：倉本美津留　氏）
　　：「持病なぁ・・・」
松本：「えぇ」
師匠：「年に１回ぐらいなぁ」
松本：「えぇ」
師匠：「大体なぁ」
松本：「えぇ」
師匠：「夏場やねんけどもなぁ」
松本：「えぇ」
師匠：「変なニオイがなぁ」
松本：「うん」
師匠：「しだすんや・・・でも、それはな」
松本：「えぇ」
師匠：「他のヤツらにはわかれへんみたいなんや」
松本：「・・・フフッ」
師匠：「ワシの」
松本：「えぇ」
師匠：「ワシが・・・の鼻の中に・・・でな？」
松本：「えぇ」
師匠：「ニオイ・・・ニオってくんねん」
松本：「・・・はぁはぁはぁ」
師匠：「ニオイにとらわれるゆ〜の？」
松本：「・・・どんなニオイですか？」
師匠：「ま、一番近いのは、あの・・・蚊取り線香の」
松本：「えぇ」
師匠：「ヤニ溜るやろ？」
松本：「・・・はぁはぁはぁ」
師匠：「蚊取り線香ってな？」
松本：「はぁはぁ」
師匠：「あのニオイに近いようなニオイがやなぁ」
松本：「えぇえぇ」
師匠：「なんか・・・すんのよ、鼻に付くねや」
松本：「それは外からじゃなく中からなんでしょうねぇ」
師匠：「中からやろなぁ・・・他のヤツに聞いてもなぁ」
松本：「えぇ」
師匠：「「そんなニオイせーへんで」ってゆ〜わけよ」
松本：「はぁ〜」
師匠：「うん」
松本：「あっ」
師匠：「うん」
松本：「そしたら「最近それや〜」ってゆ〜の、またゆ〜て下さい」
師匠：「あぁ、ゆ〜わゆ〜わ」
松本：「えぇ」
師匠：「そん時になんか、あの・・・原因見つけてくれる？」
松本：「あぁ、見つけましょ」
師匠：「うん」
松本：「はい」

松本：「ほんなら・・・行きますわ」
師匠：「あ、ホンマ？」
松本：「あ、はい」
師匠：「うん」
松本：「すんません」
師匠：「・・・足元、気ィつけてな？」
松本：「アハハッ、・・・そうですね」
師匠：「うん」
松本：「えぇ」
師匠：「ケガしたら大変や」
松本：「・・・ホンマホンマ」
師匠：「うん、大ケガになるで」
松本：「へいへい」

・


師匠：「写真で一言」

○写真：２ｍほどのカジキマグロを２人で持っている。頭の方を持つ
　　　　人は赤いよだれかけのにーちゃんで、カジキマグロの前あご
　　　　のとがった部分が口を貫通していて、ひどくつらそう。
　　　　(Copyright LesStone-Sygma/Imperial Press)

松本：「お前それ、なついてたんちゃうんかい・・・」

師匠：「写真で一言」

○写真：競技場のトラック、スタート地点から足並みもまばらに駆け
　　　　出していくおじいちゃん達。
　　　　(Copyright STEREN/Orion Press)

松本：「あっ！！　ええババアやッ！！」

・


師匠：「高速道路の掲示板。
　　　　走ってる最中に
　　　　「そんなもん見せられても
　　　　　どないせぇっちゅうねん！」
　　　　さて、書かれてあるのは
　　　　どんな事？」

松本：「・・・、ぱーって走ってたら、おもいっきり看板でてきて」
松本：「シートベルトはまっぱりと」
松本：「フフフッ」

師匠：「高速道路の掲示板。
　　　　走ってる最中に
　　　　「そんなもん見せられても
　　　　　どないせぇっちゅうねん！」
　　　　さて、書かれてあるのは
　　　　どんな事？」

松本：「・・・、ぱーって走ってたら」
松本：「（サニーさん口調で）さてこの先　カーブはあるのでしょう
　　　　か？　ないのでしょうか？」
松本：「フフフッ」

師匠：「高速道路の掲示板。
　　　　走ってる最中に
　　　　「そんなもん見せられても
　　　　　どないせぇっちゅうねん！」
　　　　さて、書かれてあるのは
　　　　どんな事？」

松本：「・・・、ばーって走ってたら、え〜」
松本：「青春」



松本：「・・・フフフッ」

師匠：「高速道路の掲示板。
　　　　走ってる最中に
　　　　「そんなもん見せられても
　　　　　どないせぇっちゅうねん！」
　　　　さて、書かれてあるのは
　　　　どんな事？」

松本：「・・・、フフッ」
松本：「ほんならなにかえ　わしゃ落石かぇ」
松本：「・・・フフフッ、これ（落石）がね、あの・・・３日に一回
　　　　ぐらい変わるんですよ、えぇ、「ほんならなにかえ　わしゃ
　　　　落石かぇ」ってゆ〜時もあるし、「わしゃお稲荷さんかぇ」
　　　　とかゆ〜時もある、フフフフフッ」

師匠：「高速道路の掲示板。
　　　　走ってる最中に
　　　　「そんなもん見せられても
　　　　　どないせぇっちゅうねん！」
　　　　さて、書かれてあるのは
　　　　どんな事？」

松本：「なんかこんなんあったよ、絶対・・・」
松本：「・・・うん」



松本：「・・・フフフッ、よ〜見たらオッサンなんですよ、フフフッ、
　　　　別にオッサンが寝てるからゆ〜てどやっちゅうねんッ・・・
　　　　ま、この先に「警笛鳴らせ」ってゆ〜のがあるんですけどね」

・


師匠：「日本語で返そう」

相手：「（どこかの原語、舌ったらずな男性の声）テロッデットミン
　　　　ネボーテケロンボーススタンダスンティーテクロイファーレ
　　　　ティロフェビーチドメバーイメデボセーブルブルックバーイ
　　　　ミソロロッットレスカルトゥレスロットレスカルトミトロフ
　　　　ォスコンボニンベチーレミセントスユッッスゥノクゥイーア
　　　　デールティッケトゥッセゲラミンテンチンレンエノナイネア
　　　　ンケウンミーディモディチェルンベールンクールイアカポウ
　　　　チャ」

松本：「いや、アイスコーヒー３つやで？」


制作著作　フジテレビ

「よく見たらオッサン」のフリップ、一人ごっつ　終

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