ＨＩＴＯＳＨＩ　ＭＡＴＳＵＭＯＴＯ
一人　ごっつ（’９７・３・１８）

埴輪顔の大仏（以下、師匠）（声：倉本美津留 氏）
　　：「だんだんおもろなってきたなぁ」
松本人志（以下、松本）
　　：「はい」
師匠：「なぁ？」
松本：「はい」
師匠：「今日もおもろいし」
松本：「うん」
師匠：「明日は、すごいで」
松本：「そうですか？」
師匠：「うん」
松本：「なるほど」
師匠：「・・・ふふっ。ひとごとみたいやなぁ、お前」
松本：「ハハハッ」
師匠：「はははっ」
松本：「もう行っていいですかねぇ？」
師匠：「おぅ、ええよ」
松本：「ホンマですか？」
師匠：「行けっ、アホっ」
松本：「アハハッ。今のは、でも、ある意味人が聞いたら「「行けっ、
　　　　アホっ」て、なんちゅうこと言うねん」て思うけど、これが、
　　　　もう本当の愛情表現なんですよね」
師匠：「そうなんやな」
松本：「ねぇ」
師匠：「うん」
松本：「「アホ」っていい言葉ですよねぇ」
師匠：「ええ言葉やなぁ」
松本：「「アホ」はある意味褒め言葉やもんのぅ、アホォ、コラァ」
師匠：「はははっ、おぅ」
松本：「ね〜」
師匠：「「コラ」はちゃうで」
松本：「あははっ」
師匠：「ふふふっ」
松本：「ね〜」
師匠：「ホンマホンマ」
松本：「ホンマホンマ」
師匠：「マジでな」

松本：「「アホ」言われて怒るヤツいるでしょ？」
師匠：「おるおる」
松本：「ねぇ」
師匠：「それが「アホ」や言うねん。あぁ、また言うてもうたから、
　　　　また喜ばなあかんのにな、コレ」
松本：「ふふふっ」
師匠：「また喜ばしてまうがな、コレ。でも怒るヤツおるやろ、コレ」
松本：「怒るヤツおる」
師匠：「うん」
松本：「ねぇ」
師匠：「ホンマあかんわ」
松本：「はい」
師匠：「うん」

・


師匠：「写真で一言」

○写真：舞台道具のような物が雑然と置かれているところで、全裸の
　　　　女性の彫刻の横にいる男性とその１人と１体に面と向かって、
　　　　腕組みをしている男性がいる。
　　　　(Jean-Philippe Charbunnier/AGENCE TOP/PPS)

松本：「・・・時間帯考えろ。こぅ、大人から子供まで見れる番組な
　　　　んや、コレ」

・


師匠：「地球脱出を試みたアホの塚口君。
　　　　みごと脱出成功。
　　　　そんなアホの塚口君が
　　　　別れ行く地球に向かって言った
　　　　捨てゼリフとは？」

松本：「う〜ん。・・・」
松本：「あんまりおもんなかったわ〜」

師匠：「地球脱出を試みたアホの塚口君。
　　　　みごと脱出成功。
　　　　そんなアホの塚口君が
　　　　別れ行く地球に向かって言った
　　　　捨てゼリフとは？」

松本：「え〜っとね、え〜・・・」
松本：「へんなまわり方」

師匠：「地球脱出を試みたアホの塚口君。
　　　　みごと脱出成功。
　　　　そんなアホの塚口君が
　　　　別れ行く地球に向かって言った
　　　　捨てゼリフとは？」

松本：「え〜、なんやろなぁ。・・・」
松本：「ちょっとねにくいんじゃ〜」
松本：「ふふふっ。アホまるだしやからねぇ」

師匠：「地球脱出を試みたアホの塚口君。
　　　　みごと脱出成功。
　　　　そんなアホの塚口君が
　　　　別れ行く地球に向かって言った
　　　　捨てゼリフとは？」

松本：「え？　ちょっと言いよるで〜コイツ。地球に向かって一言。
　　　　・・・うわぁ、最悪や、アホまるだしや」
松本：「ブス〜」
松本：「はははっ。なんや、ブスて」

師匠：「地球脱出を試みたアホの塚口君。
　　　　みごと脱出成功。
　　　　そんなアホの塚口君が
　　　　別れ行く地球に向かって言った
　　　　捨てゼリフとは？」

松本：「え〜？　地球に向かって一言。なんやね〜ん。・・・これ、
　　　　またあれやぞ」
松本：「若ハゲ〜」
松本：「はははっ。別に若ないけどね」

師匠：「地球脱出を試みたアホの塚口君。
　　　　みごと脱出成功。
　　　　そんなアホの塚口君が
　　　　別れ行く地球に向かって言った
　　　　捨てゼリフとは？」

松本：「なんやろな。・・・うわぁ、アホまるだしや」
松本：「これ付けたろか〜」



師匠：「地球脱出を試みたアホの塚口君。
　　　　みごと脱出成功。
　　　　そんなアホの塚口君が
　　　　別れ行く地球に向かって言った
　　　　捨てゼリフとは？」

松本：「・・・。地球に向かって捨てゼリフ」
松本：「クビだ〜」
松本：「はははっ。・・・お前や。「（己の頭上に１本指おっ立てて）
　　　　クビだぁ〜っ」」

師匠：「地球脱出を試みたアホの塚口君。
　　　　みごと脱出成功。
　　　　そんなアホの塚口君が
　　　　別れ行く地球に向かって言った
　　　　捨てゼリフとは？」

松本：「・・・」
松本：「元気いっぱい塚口君でした〜」

・


師匠：「日本語で返そう」

相手：「(どこかの言語。女性。高音で鼻に掛かる。妙にうれしそう)
　　　　ヤバジュファダマジャギュギュン、ハーステュテュリュピィ
　　　　ナ〜ズアケケケベレンアケデスカンストハァンシュトアース
　　　　テュン、バーウスッキドゥ〜ン〜、ヤダンムスマンドホニヒ
　　　　バ〜イネン、マイヒンシュアトンポアトンビィアイヒ〜アン
　　　　バードゥンマークラインプトゥイヒシーノキビーアイヒアン、
　　　　ウンティームフティーマァハイヒヤ、ウートゥンシュトゥン
　　　　ダイナンムアンミーインバ〜ハ〜ウ、イーティンシティンズ
　　　　ウッパーマァハ〜カーガン、オンイーティンマッハウスティ
　　　　コーメン？」

松本：「・・・やさしい彼氏やな〜」


制作著作　フジテレビ

「クビだ〜」のフリップ、一人ごっつ　終

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