HITOSHI MATSUMOTO
一人 ごっつ(’97・3・21)


埴輪顔の大仏(以下、師匠)(声:倉本美津留 氏)
  :「・・・ちょっと不安なんや」
松本人志(以下、松本)
  :「不安?」
師匠:「うん。ワシ、レギュラーなくなるやろ? これで」
松本:「う・・・まぁ、正直、はい」
師匠:「うん」
松本:「あの、わからないですけど」
師匠:「うん」
松本:「まぁ、半年間やってきまして」
師匠:「うん」
松本:「で、まぁ、半年ぐらい休んで」
師匠:「うん」
松本:「また・・・みたいなことも、ね」
師匠:「あ、ホンマ?」
松本:「・・・僕の中では、もしやるとすれば、こんどやるとしても、
    師匠しか考えられませんけどね」
師匠:「・・・やろっ」
松本:「うん」
師匠:「やろな?」
松本:「まぁ、僕はそう思ってますけど」
師匠:「うんっ」
松本:「・・・ま、1人でも「あかん」って言う人がいれば」
師匠:「アハハッ」
松本:「僕はその人に付いていこうと思ってますから」
師匠:「ハハハッ」
松本:「えぇ」
師匠:「ちょっと待ってくれよ」
松本:「はははっ。えぇ」
師匠:「・・・」
松本:「意志弱いんで」
師匠:「ふふふっ」
松本:「こういうことに関しては」(師匠のもとを去る)
師匠:「・・・ちょっと待ってぇや」
松本:
師匠:「なぁ?」
松本:
師匠:「なぁなぁ?」
松本:
師匠:「写真で一言」 ○写真:大小様々なストロング金剛っぽい男の顔が、ところせましと     無数にある。そのうしろには小宇宙張りの光が生まれている。     (横尾忠則) 松本:「静電気」
師匠:「出世させよう!」 お題:「「じじい」を出世させよう!」 #カギカッコの前に人名がないものはフリップに書かれています。 松本:「はい。今日はじじいでございますね。じじい。こういうもん     にもですね、やっぱりあの、上には上があると言いますかね、     やっぱり出世さすことはできるわけです」    「じじい」 松本:「え〜、じじいが一個出世しまして」    「古夫」(コフ) 松本:「ね? これ非常に分かりやすいところです。古夫というもん     になります。で、これがさらに1個出世することによって」    「アンティーク男」 松本:「ね。まぁこの辺はもぅ当たり前というかね、そのままという     感じですが。アンティーク男。次がちょっとすごいんですが」    「フケMEN」 松本:「フケMENっ、というもんにこぅなっていくわけですよね。     で、さらにこれが出世しまして」    「細フケMEN」(ほそフケメン) 松本:「細フケMENっというもんになるんです。で、これがさらに     出世しまして」    「細もやしフケMEN」 松本:「フフッ。さらに出世しまして」    「細五目もやしフケMEN」    「細五目もやしトマトフケMEN」    「細五目もやしトマトかえ玉フケMEN」 松本:「・・・というもんにこぅなっていくんですゥ、これはァ〜、     必然とォ〜。で、これがさらに出世しまして、次がなかなか     すごいんですが」    「古代君」 松本:「はははっ。古代君というもんになります。で、これがさらに     出世しまして」    「古古山岡」 松本:「はははっ。古古山岡というもんになります。で、これが更に     出世しまして」    「骨骨くん」(コツコツくん) 松本:「・・・、骨骨くんというもんになります。で、これがさらに     出世しまして、これがねぇちょっとみなさん聞き慣れた言葉     かと思うんですが、こうなるんですねぇ」    「ベストジーニスト」 松本:「ねぇ。これはまた違うもんなんでしょうが、ベストジーニス     トというもんになります。で、これがさらに出世しまして」    「腰曲がりのダンディー」 松本:「なんかわかりますねぇ。いいですねぇ、これね。腰曲がりの     ダンディー。で、次がちょっとすごいんですが」    「おそれ入れ歯の鬼子母じい」 松本:「という、もんになるんですゥ、これはァ、明らかにィ。で、     さらにこれが出世しまして」    「オールドーの90年もの」 松本:「になりまして、さらに出世しまして」    「かわきもの」 松本:「かわきものというもんになります。で、さらに出世しまして」    「zz」(ジィジィ) 松本:「zzというもんになります。で、さらに出世しまして」    「最終ガイ」 松本:「いいですねコレ。最終ガイ。なんかちょっとカッコいい様な     気もしますが。最終ガイ。で、さらにこれが出世しまして」    「じいエンド」 松本:「私達スタッフ一同「これで僕らはもぅ終わりかな」とも思っ     たんです。もぅじいエンドになってしまいましたから。「も、     ここで止めようや」ということになりましたら、これがまた     奇跡的にも息を吹き返しまして」    「じいショック」 松本:「ふふふっ。えぇ、これちょっとまた息を吹き返したんです。     じいショック。で、次が、さらに出世しまして」    「カウントダウン仏」(ぼとけ) 松本:「カウントダウン仏というもんになりまして、これがさらに出     世しまして」    「ハエのとまり木」 松本:「あぁ、なんかだんだん悲しい感じがしてまいりましたねぇ。     ハエのとまり木というもんになりまして、更に出世しまして」    「枝」 松本:「さらにいくことで」    「紙」 松本:「そして最後にっ」    「神」 松本:「え〜なんか、感動もあり、ねぇ、途中もしかしたらヤバイの     かな? と思ったんですが、持ち前の、アパッチ魂でですね、     え〜、ここまでこれたような、ね? ことでございまして。     最後っ、じじいのいくところは「神」だとっ、なんか非常に     きれいかったように思いますね。え〜、今日はどうもありが     とうございました」 制作著作 フジテレビ 「静電気」のフリップ、一人ごっつ 終

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