HITOSHI MATSUMOTO
一人 ごっつ(’97・3・27)


松本人志(以下、松本)
  :「いや、師匠」
埴輪顔の大仏(以下、師匠)(声:倉本美津留 氏)
  :「うん」
松本:「ま、昨日の「ロボット」も、確かに、僕の中でも手ごたえは
    あったんすけども」
師匠:「あぁあぁ」
松本:「え〜、まだありますか? 今日も」
師匠:「あるある」
松本:「なにが出てくんのか、私はっきりとわかってないんですけど」
師匠:「わかってへんか?」
松本:「とりあえず見てみますか?」
師匠:「見て、みたらわかるわ」
松本:「ん?」
師匠:「うん」
松本:「はいっ。じゃあ、見てみましょう!」
師匠:「よっしゃ」
師匠:「男がエクスタシーに     達した時の感じを、     絵にして、女性にうまく     伝えてあげて下さい。」 松本:「これはすごいですね、・・・うん、エクスタシー・・・これは     女の人にはわからないかもわかんないすけどねぇ、まぁ言わば」     うん・・・こんな感じですかねぇ」
松本:「フフッ、・・・わからない? わからないすか」 師匠:「男がエクスタシーに     達した時の感じを、     絵にして、女性にうまく     伝えてあげて下さい。」 松本:「あのねぇ、どんなんやろなぁ、こぅねぇ、・・・あぁ、こんな     感じやなぁ、なんかねぇ、こんな・・・」
松本:「アハハッ、嫌いになったわけやないんやで。でも、なんかこぅ     ハートがこぅ「ふわ〜」っとこぅ、流れていったみたいなこぅ」 師匠:「男がエクスタシーに     達した時の感じを、     絵にして、女性にうまく     伝えてあげて下さい。」 松本:「・・・あのねぇ、うん、こんな感じでもあるなぁ」
松本:「ハハハッ、うん、わからない? ・・・いや、こんな感じなん     ですよ。えぇ。「何で、俺、今まで走ってたんや?」って思う     んですけどね、後で」 師匠:「男がエクスタシーに     達した時の感じを、     絵にして、女性にうまく     伝えてあげて下さい。」 松本:「わかった! わかったわ俺、あのねぇ・・・、一瞬ですよっ、     一瞬ですけど、ホンマにこぅいく瞬間はねぇ、「パッ」と頭に、     ワンフレームだけなんすけどねぇ、「パッ」とこういうねぇ」
松本:「・・・「好きッ、好きッ、好きッ!!」みたいんがこぅ(頭の     中に)あるんですよ、「心のどっかで求めてるぅ」みたいなと     こが・・・ハハハ、ありますねぇ、うん」 師匠:「男がエクスタシーに     達した時の感じを、     絵にして、女性にうまく     伝えてあげて下さい。」 松本:「あ、う〜ん、こんな感じもなきにしもあらずやけどねぇ・・・、     なんかあの・・・」
松本:「この(チューブの先の丸いのを押して勢いよく跳ねるマネ)、     感じもちょっと、ま、ちょっとあるんですけどね、うん」
松本:「僕、これやってて感じたんは」 師匠:「うん」 松本:「「笑い」って、こぅ、ず〜っと追及していくとね」 師匠:「うん」 松本:「どっかで二股に分かれててね」 師匠:「ふんふん」 松本:「で、こっち(右手)に行くとね、ちょっとオカルトの世界に     入るんですよ」 師匠:「はいはいはい」 松本:「でね、この、こっち(左手)に行くと、ちょっとこぅ芸術の     感じに入っていくんです」 師匠:「あ、なるほどな」 松本:「それ、多分今のはね、どっちかいうと、こぅ芸術寄りの方に」 師匠:「の方に行ってるわな」 松本:「そうですよね〜」 師匠:「うん。いや、ホンマまさにアートやからね? やってること     はね?」 松本:「いやぁ〜」 師匠:「うん」 松本:「ありがとうございますぅ、いいお題やって、やらして頂きま     して」 師匠:「いやいや、そちらこそホンマ」 松本:「うん」 師匠:「思た以上の返ししてくれて」 松本:「(突然冷たい目を師匠に突き付け)おぅ」 師匠:「・・・おおきに」 松本:「あぁ」 師匠:「いやいや、こちらこそおおきに」 松本:「あぁ。そいでねぇ、あの、他にもあったんですよ」 師匠:「・・・」 松本:「あの、「確率の問題」とか」 師匠:「ワシャ、あんなかでやっぱりなぁ」 松本:「えぇ」 師匠:「一番・・・正解やなぁ思うんは」 松本:「えぇ」 師匠:「ほら、「島田紳介とウグイスが同時に鳴く」」 松本:「(机をポンッと叩き)これなんですよ」 師匠:「これなんやなぁ」 松本:「これは僕も出た時「やったな」と思いましたね」 師匠:「おぅ、おぅ」 松本:「えぇ」 師匠:「客、そないにウケてへんけどな、コレ」 松本:「客、「なに言うてはんねん、この人」みたいな顔してました     けど」 師匠:「ふふふっ」 松本:「明日はこれまたすごいですよ」 師匠:「「出世させよう」も」 松本:「えぇ」 師匠:「これはやってること自体に意味あるからな、これな」 松本:「ほぅほぅ。どういうことですか?」 師匠:「「こんな笑いがあったんか」言うことや」 松本:「フフフッ、はいはい」 師匠:「「なにがおもろいんかようわからん」っていうところから、     はし・・・走り出してやなぁ」 松本:「はいはい」 師匠:「それわからんまま、ムチャクチャ笑てまうからな」 松本:「はいはいはい」 師匠:「これは、その、なんちゅうかな」 松本:「えぇえぇ・・・」 師匠:「フツーのネタやなくって」 松本:「えぇえぇ・・・」 師匠:「フツー笑えへんお客さんも、みんな笑てくるからね。どんど     んどんどん」 松本:「うんうん・・・」 師匠:「うん」 松本:「あぁあぁ・・・、えぇ」 師匠:「え? 俺の話「ええ話やなぁ」って思って聞いてる?」 松本:「・・・う〜ん」 師匠:「それとも、なんか、流してる?」 松本:「う〜ん。いや、なん、「それ言うて何になんのかなぁ」思て」 師匠:「・・・」 松本:「う〜ん」 師匠:「・・・。あぁ〜」 松本:「はははっ」 師匠:「ふふふ・・・」 松本:「いやいや、大丈夫ですよ」 師匠:「はぁ・・・」(ややうなだれ) 松本:「あははっ。いやいやっ、すいませんすいません、大丈夫です、     大丈夫です、ホンマに」 師匠:「うん・・・」(うなだれ) 松本:「あははっ。いやいや、なんかここで笑いが欲しかったなっと     思ったから、ちょっと持ち前の毒舌さを出してみたんですよ」 師匠:「・・・」(かなりうなだれ) 松本:「ホンマはそんなん全然・・・」 師匠:「・・・」(机につっぷす) 松本:「あははははっ」 師匠:「・・・」 松本:「そんな全然思ってないですから。ホンマに」 師匠:「・・・」 松本:「マジで」 師匠:「・・・」 松本:「いやいや。ま、まぁ、も、ほんじゃあいいですわ、このまま」 師匠:「・・・」 松本:「ふふふっ」 師匠:「・・・」 松本:「(小声で)じゃあ明日、(師匠が)寝てるんで、また明日、あの、     お会いしたいと思います。どうもありがとうございました」 師匠:「ウッ、ゴホッゴホッ」 松本:「はははっ」 師匠:「・・・」 松本:「ふふっ」(背中をさすってあげてる) 制作著作 フジテレビ 「萩の月」の絵、一人ごっつ 終

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