アントワープ

で、次はアントワープへ。リールからアントワープはかなり近くて電車の本数もそれなりにありまして15分くらいで着いちゃいます。じゃぁアントワープ経由でリールに来たらタイムロス少なくて済んだなと思ったけど後の祭り。

アントワープではずっと歩きましてこんな感じで徘徊。(GPSの足跡です)

アントワープ中央駅
アントワープ中央駅
アントワープ中央駅はホームが3層になっていてめっちゃかっこいいです。2階、地下1,2階にホームがありまして、真ん中が吹き抜けになっています。
アントワープ中央駅内部
アントワープ中央駅内部
まずはルーベンスの家(Rubenshuis)へ。

その名の通りルーベンスが住んでいた家で、美術館になってます。チケット売り場が道を挟んで向かいにありまして、少し離れたマイヤー・ファン・デン・ベルグ美術館とのコンビチケットを購入。

ルーベンスの家
ルーベンスの家
工房を構えていたのででかい絵が多いのに多作のルーベンスですが、ここには自画像がありまして、かなり珍しいそうな。

で、次はマイヤー・ファン・デン・ベルグ美術館へ。ここにはピーテル・ブリューゲル(父)の「狂女フリート」という代表作の一つがあります。

マイヤー・ファン・デン・ベルグ美術館
マイヤー・ファン・デン・ベルグ美術館
写真撮影不可なのでwikipediaから。
狂女フリート
狂女フリート
この絵はとても見たかったので大満足です。

次はフランダースの犬の最終回で有名な聖母大聖堂へ。下の写真奥がそうで、手前の銅像はルーベンスです。

聖母大聖堂
聖母大聖堂
フランダースの犬でネロ少年がずっと見たがって最終回でようやく見れた二つのルーベンスの絵です。ネロとパトラッシュは絵を見てすぐこの大聖堂のなかで凍死してしまうわけですが。ガキの頃この最終回で愕然とした記憶があります。
キリスト昇架
キリスト昇架
キリスト降架
キリスト降架
ベルギーに来た目的がこの二つの絵とブリューゲルを見れるだけ見るだったので目的はほぼ達成したことになります。フランダースの犬が日本でアニメ化されて逆輸入でネロとパトラッシュの銅像が建てられたりしたそうですが、ちょっと遠いらしいので行ってません。

ってことでまだ時間あるので次行きます。

聖カロルス・ボロメウス教会。イエズス会の教会です。IHSと書かれた印でわかります。

聖カロルス・ボロメウス教会
聖カロルス・ボロメウス教会
実は、ここには来る予定がなかったんだけど、道間違えまして、北に歩く予定が東に歩いてました。市庁舎の辺りに戻り携帯の地図ソフトを起動してようやく方向間違ってることに気づきました。でも、地図ソフトが無かったらもっと気づくの遅れてたかも。

聖パウロ教会。ルーベンスなどの絵が中にびっしり飾られてました。

聖パウロ教会
聖パウロ教会
さらにMASと略されるMuseum aan de Stroomに向かいますが、歩いている途中に飾り窓地域を通過してしまいました(上の徘徊ルートの一番北のちょっと手前辺りのスヒッパース通り(Schippersstraat))。突然紛れ込んでしまったのでちょっとびっくり。お姉さん達めっちゃアピールしてました。
飾り窓
飾り窓
ちなみにブリュッセルの飾り窓地域はブリュッセル北駅近く(すぐ北の東側)にありまして、なんと線路沿いにあって電車から見えるという凄い状況でした。

ってことで、MASに辿り着きました。徘徊ルートの一番北の辺り。

MAS (Museum aan de Stroom)
MAS (Museum aan de Stroom)
ここはアントワープ王立美術館が工事中の間、一部の有名所蔵作品を1フロア使って展示しています。が、そう大きな規模ではありません。

で、ここは今年オープンしたばっかりで、いろいろ工夫して楽しませようという感じの博物館的な側面も強い美術館で、見れる所蔵庫(引き出しを自分で開けられる)等のフロアもあったりなかなか楽しかったです。日本の展示もありました。仏像や浮世絵や不気味な日本画(追記:九相図でした)などが展示されてました。あと何故か雛人形も。

実は閉館50分前くらいに着いたので、ほとんどの展示はざくっと見ただけでしたが。屋上が展望台になっていてとても見晴らしがよかったです。

新しいだけあって大人気で客はめっちゃ多かったです。平日とは思えないくらい。

ってことで最後に聖ヤコブ教会。最新の地球の歩き方の地図が間違って別の教会を示しているので気をつけましょう(最新刊では修正されました)。

聖ヤコブ教会
聖ヤコブ教会
ルーベンスが埋葬されてます。が、閉まる直前でほとんど滞在できませんでしたが。

ってことで、アントワープ観光終了です。ブリュッセルに戻ります。