高野山開創1200年記念大法会

今日は高野山へ行ってきました。開創1200年で金堂本尊が初公開ということで。

実は昨日にしようかなと思ってたんですが、不発弾処理で南海電車が動かないって情報が入ってたので断念していました。電車が止まってる分人少ないかなとも思いましたが、やっぱ面倒なので今日行くことにしました。

10時過ぎに家を出まして、南海難波駅に着いたら窓口がやたら混んでたので「高野山・世界遺産きっぷ」を買えずに出発間際の急行に乗りました。やっぱもう1本早めの地下鉄に乗りゃよかった。

ってことで、高野山には12時9分に着きまして、バスはフリーパスのチケットを買いまして、とりあえず大門へ。

改修されて綺麗になった大門です。

大門
大門
で、サクッとバスに乗り壇上伽藍へ。

高野山はふもとの慈尊院から根本大塔を通って奥の院までの道に1丁(約109m)毎に町石という道しるべが置かれていまして、根本大塔が起点となっていてそこから1丁目の最初の石がこれ。

 1丁石
1丁石
で、壇上伽藍に着きました。

再建された中門。

壇上伽藍 中門
壇上伽藍 中門
で、金堂にとりあえず向かいましたが、法要をやってて本尊は見れない感じでした。譜面台がいくつかあったのでライブか何だったのか?よくわかりませんでしたが、時間に余裕はあまりなかったのでとりあえず金堂は後に回すとして霊宝館へ向かいました。(後で調べるとオーケストラが登場して法要をやっていたらしい)

しかし凄い人出。観光バスがばんばん走ってるし、自家用車で道は渋滞してるし。これだと昨日来たとしても混んでただろうな。

高野山霊宝館
高野山霊宝館
霊宝館では高野山三大秘宝(3点中2点が国宝)、運慶作の八大童子像(8点中6点が国宝)、快慶作の孔雀明王像等が特別展示されています。三大秘法、八大童子像は常時は展示されていません。

他のも重文クラスの仏像が多くありまして、見応え十分です。

次は金剛峯寺。壇上伽藍を含む高野山全体が金剛峯寺なのですが、現在では高野山で金剛峯寺というと本坊のことを指します。

金剛峯寺
金剛峯寺
ここでは本尊の弘法大師像が16年ぶりの公開。暗いし距離があるので肉眼ではよく見えませんが、双眼鏡持ってったので私は確認できました。

ってことで金剛峯寺を一通り見てバスで奥の院前へ。ここで饅頭を買って食いました。

で、御廟へ。この御廟橋から先は撮影禁止です。テレビでも観光案内的な番組だと同じ扱い。NHKの特番だと手前の燈籠堂までは撮ってますが、御廟は撮らせてもらえてませんね。

奥の院 御廟橋
奥の院 御廟橋
御廟では今でも弘法大師が生きているとされています。

次はバスで波切不動前に行きまして、徳川家霊台へ。東照宮です。2軒あって家康と秀忠をそれぞれまつっています。

徳川家霊台
徳川家霊台
普段は中は非公開ですが、今回(5/9~17)、特別に中を覗けます。

で、バスが来そうに無いので歩いて壇上伽藍へ。スマホで地図を見たら徳川家霊台の辺りからショートカットする道があったので行ってみたんですが、わりと簡単に行けました。

ってことで根本大塔にまず入りまして、

根本大塔
根本大塔
で、ようやく金堂へ。そしたら正面が閉まってるではありませんか。マジっすか。もう本尊見れないっすかと思ってよく見たら…
金堂正面
金堂正面
とあったので横を覗くとぞろぞろ人が中に入っていました。と言うことで無事本尊を拝めました。

本尊ですが、1200年間一度も開帳された記録がなく、今回がほんとの初公開なのですが、古いものではなく昭和の高村光雲作です。前の本尊は結局誰も見ることなく焼けてしまったそうな。彩色は全く無くて木地がそのままですが、一月前にテレビで見たときより既に汚れているような感じでした。ロウソクの煤なのかな。

昼間の法要の時のように本尊が拝めないときも多いので本尊の手と繋いだ長く引っ張った紐がいくつも用意されておりました。
下の写真の中央の二本の紐がそれです。本堂の中にもあります。

壇上伽藍 金堂
壇上伽藍 金堂
ってことで全部巡りました。移動はバスばっかだったのと、帰りはバスが着いたのがケーブルカーの出発時間ギリギリで、しかもそれに乗れないと次が30分後なのでサクッと乗っちゃったので新しくなった高野山駅はじっくり見れませんでした。当然土産物屋とかも全く見れず。

帰りは人が多くで橋本までは立ってたんで疲れました。それにしても人が多かったな。

ってことで、7時過ぎに帰宅。