ってことでヒエロニムス・ボス展。(2016年2月にオランダのボス展にも行ってます)オランダのボス展は開催を知った時点で絶対行くと決めてましたが、結局こっちも我慢できなくてやってきてしまいました。
- Google Mapで写真の場所へ→ 40° 24′ 49.85031623331″ N 3° 41′ 31.592364057077″ W
展示総数は53(+3)点で、ヒエロニムスボスの作品は22(+3)点となっておりますが、これには真作じゃないんじゃないのと指摘された3点も含まれています。ちなみにこの3点は全部プラド所蔵。+3となっているのは元々一つがバラバラになったルーブル所蔵作など4つが1点とされているからです。
オランダで行われた方は総数が103点、ヒエロニムス・ボス作品は19点。これは4つバラバラのが別々にカウントされています。なので、油彩の作品はプラドの方が多いです。
素描は5点で、オランダでは18点で素描は圧倒的にオランダの方が多かったです。展覧会としてはオランダの方がだいぶ展示に力が入ってた感じです。
でもオランダでは見れなかったリスボン国立古美術館の「聖アントニウスの誘惑」が来てたので、来た甲斐があったってもんです。それにオランダには「快楽の園」は来てないしねぇ。
プラド所蔵の聖アントニウスの誘惑は真作じゃない判定が下ったのですが、今回の展示ではX線写真や赤外線写真などを展示して書き足されてるだけなので本物だと言い張っている展示となっております。
で、見たかった「快楽の園」はじっくり見れました。情報量がめちゃ多いのでかなりじっくり。あまりにかぶりつきでもない限りはずっといても怒られません。そばで見てるのにパピリオ使いまくり。
3面の祭壇画で両サイドの2面を閉じられるようになっていて2面の裏側には絵が描かれているわけですが、この裏側の絵は普段は見れないのかな?裏側に絵があるものは全て見れるようになっています。
快楽の園もですが、ガラスに入れずに見れるものも結構多くてとても良かったです。
あと、ルーブルの愚者の船などは今回はそのまま額に入っていて元の状態を再現していませんでした。これはオランダの勝ちですな。
時間が無かったこともあって、オランダで既に見ていた作品はあまり時間を掛けなかったので1時間で終了。快楽の園と聖アントニウスの誘惑はじっくり見れました。
グッズはTシャツとDVD買いました。DVDは多分普通の日本のプレーヤでは見れない。図録はごっつすぎたので買いませんでした。
Tシャツはこれ。快楽の園の一部です。特別展用に用意されたものではないようなのでいつでも買えるっぽいです。
ちなみにヒエロニムス・ボス展は9月11日まで。