『大阪の歴史再発見』非公開文化財「正圓寺仏像群」の特別公開

今日は天下茶屋にある天下茶屋の聖天さんと呼ばれてる正圓寺に行ってきました。仏像の公開と言うことで。正圓寺の一般公開は初だそうです。神仏習合をテーマに大阪市が企画した特別公開の一環です。

14時半過ぎに着いたらかなりの盛況でした。

正圓寺
正圓寺
聖天さんとは歓喜天のことで、インドのガネーシャが伝わったものだそうで、頭が象で身体が人間の姿をしたものが多いそうです。ここの本尊の歓喜天は絶対秘仏ですが、本尊じゃない歓喜天は公開されていました。以下3つは別サイトの画像です。
歓喜天
歓喜天
この写真とは別の全体的に人型の歓喜天もありました。

頭が蛇の天川弁才天とか、今まで見たことない仏像ばっかり。

天川弁財天
天川弁財天
どれも江戸時代のものでそう古くはないのですけど、珍しいだけじゃ無くて仏師の技術レベルもめちゃ高かったです。

荼吉尼天(だきにてん)騎狐像ってのは初めて見ました。これは他に無いわけではないようですが、キツネに乗った弁天さんって感じの像です。ネットで検索すると出てくるのよりももっと複雑で、弁天さんなので頭には宇賀神が乗ってます。

童子形男神立像(作例が他に無いため具体的な名前になってない)は亀の上に乗って弓を持った像でした。

童子形男神立像
童子形男神立像
いや凄かった。公開は明後日火曜日までですが(13-16時まで。15時半で受付終了)、仏像好きなら必見レベルと思います。参加者がこんなに興奮してる秘仏公開は初めてです。参加者の中には数年前に見仏記で見て以来ここをずっと見たかったと言ってた人もいました。

ちなみにいろいろ照明とか用意してたからかブレーカー落ちまくりで何度も停電してました。

行きは地下鉄天下茶屋から行きましたけど、帰りは北天下茶屋(これが最寄り駅)から恵美須町まで阪堺線に乗って帰りました。この路線は乗ったことなかったんで乗っときたいなと。