第53回 京都非公開文化財特別公開 南山城の寺巡り

今日は京都へ。と言っても南山城なのでほぼ奈良です。

常念寺(精華町)、大智寺、西念寺、常念寺(木津川市)、現光寺の全て初公開の5つのお寺を巡ってきました。普段は檀家の人も見れないという秘仏が結構あって見に来て良かったです。予定通り時間までに全部回れました。

京都非公開文化財特別公開は拝観料800円ですが、アサヒメイトだと100円引き。何カ所も回ると結構大きい。もらえる拝観券が汎用のになっちゃうのでコレクション向けではありませんが。

西念寺は不便な場所にあるので最初は行くのやめようかなと思っていましたが、歩いて行きました。ここも行ってよかったです。

ってことで写真とちょっとコメントを。

常念寺
常念寺
菩薩形像がユニークでした。と言っても外見はそんなに個性的ではありませんが。江戸時代には左手が差し替えられて薬師如来として奉られていたそうな。

大智寺
大智寺
重文の文殊菩薩像が素晴らしかったです。いかにも快慶風。

西念寺
西念寺
平安期の薬師如来や今回のポスターになった十一面観音像など、檀家すら見れない秘仏が展示されています。十二神将がユニークでとても良かったです。頭の上の十二支をもっとよく見てみたかったな。

常念寺
常念寺
大きなお寺で、本尊の背後をレリーフ状の立体曼荼羅にしたのが完成したばっかりだそうで、住職らしき人が自慢げに話されていました。秘仏の十一面観音は室町時代の作だそうですが、修復で金ぴかになっていました。これは全然ありかなと。

現光寺
現光寺
檀家のいないお寺で、本堂はかなり状態が悪く使えない状態だそうですが、重文の十一面観音坐像(坐像は日本に7体ほどしかなくかなり珍しいそうな)は新しい近代的な小さいお堂(というか、収蔵室みたい感じ)のところに奉られています。鎌倉時代作だそうですが、放置されててロウソクの煤とかで汚れたりしてないので金箔がほとんど残っていてかなり綺麗です。

この特別公開では龍谷大の学生さんとかが解説してくれることが多いのですが、地元のボランティアみたいな人が解説してくれることが多かったです。学生さんもいましたけど。この特別公開とは別の特別公開として木津川市でまとめられてるようなのでそっちの関係かも。

西念寺が11日までですが(その後11/16~19も公開)、他は12日まで拝観できます。

ということで、帰りは電車賃がだいぶ違うのでJRだけで帰宅せずにJR奈良駅から近鉄奈良まで歩きました。