ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜 @東京都美術館

最後の移動。銀座線で上野へ。東京都美術館のブリューゲル展です。

東京都美術館
東京都美術館
ブリューゲル展と銘打っていますが、ブリューゲルと言えばピーテル・ブリューゲル(父)のことなのですけど、本人の真作とされてる油彩画は1枚もありません(共作とされてるものがあって人物はそれっぽいです)。原画の版画はいくつか展示されてますが。こういう内容の展覧会でこういうタイトルを付けるのは感心できませんが、よく知らないまま来る客を期待してるんでしょうな。

ちなみにヤン・ブリューゲル(父)ヤン・ブリューゲル(子)の作品が多いです。

この展覧会、大半が個人蔵でして、貴重な機会と言えば貴重な機会です。

で、18日までなんですけど、一番上の階だけ写真撮影可能でした。チラシにも使われてたピーテル・ブリューゲル(子)の作品がこれ。

ピーテル・ブリューゲル(子) 野外での婚礼の踊り
ピーテル・ブリューゲル(子) 野外での婚礼の踊り
ピーテル・ブリューゲル(子)は父親の作品の模写を大量に残していますが、この作品は父親の作品は現存していませんのでオリジナルの可能性がありますが、デトロイト美術館に似た題材の父親の作品があり、やはり元ネタがあるんだろうと思われます。ということで、これが見れたのは結構貴重かなと。

聖アントニウスの誘惑などヒエロニムス・ボスが描くような題材の作品とかもあったりしてフランドル絵画好きの私はまぁ満足ですけどお奨めってほどではありません。

では次。