ミュージアムカード Museumkaart について

(2019年11月追記 古い記事ですし、今後このエントリを更新する予定がないので最新情報は別途確認してください。)

(2018/9/11追記 2018年7月からテンポラリカードでは最大5箇所しか訪問できなくなったそうです。価格を5で割ると約13ユーロ(2018年後半にまた値上げされたようです。)なので高いところを選べばそれなりに割引になりますけど。と言うことでこのエントリはもう大して参考にならないですね。しかし、この対策だと弱小の美術館の経営には大ダメージだと思うなぁ。正規カードを取得できる人の対象地域(国)がだいぶ拡大されたようですけど、値上げすればいいだけだと思うんですが。)

(2016年2月の情報ですので情報が古い可能性がありますが、テンポラリカードが登場したのが2016年かららしいので当面は金額以外はそのまま通用する可能性が高いです

今回のオランダ旅行で使ったミュージアムカード(Museumkaart)についてまとめときます。オランダの主要な美術館の多くで無料(一部の美術館では割引)になるとてもお得で便利なカードです。無料の所は何度行っても無料。オランダで美術館巡りをしたい人には必須と言えるでしょう。他にI amsterdam city cardやHolland Passなどもあるので何が一番安くて便利なのかは検討の余地が多少ありますが、私はミュージアムカードを選びました。電車とかはOV-chipkaartにしました。

Museum Kaart
Museum Kaart (テンポラリーカード)
では軽くまとめます。

  • 私は新教会で買いましたが(チケットカウンターでミュージアムカードが欲しいと言っただけです)、無料対象の美術館ならどこででも買えるらしいです(ブレディウス美術館とか小さいとこだと売ってるのかちょっと心配ですけど)。最初に訪れる美術館は混んでないところにしてそこで買うのが良いでしょう。クレカが使える美術館だとクレカで買えるそうです。
  • 購入価格59.9ユーロ(何度も値上がりしてるようですので直前に確認を)
  • 購入時は31日間有効のテンポラリカードを渡されまして、これを使い続けることになります。有効期限は購入時に書かれるので名前記入欄に自分で名前を書いてから使うことになります。
  • オランダ在住だと手続きすれば後日一年間有効のカードが送られてくるそうです。
  • アムステルダム国立、市立、マウリッツハイスなど入場券売り場の行列に並ぶ必要が無く、カードを提示してバーコードをスキャンしてもらうだけで入場できるところが増えていますが(今回の旅日記の各美術館訪問記事にある程度はメモってるのでそっちを見てください。下のリストから飛べます)、入場券売り場での提示が必要で別の入場券を発券される場所も多いです。入場口にバーコードスキャナーを持ってる人が立ってれば並ぶ必要が無いと考えてよいのでまずはそんな感じの人がいるか探しましょう。
  • カードとは関係ないですが、鞄などはクローク(やコインリターン式のコインロッカー)に預けることが必須の場所がほとんどですので、入場がフリーパスでも荷物は預ける必要があります。ちなみに今回訪れたところでクロークが有料な所は一つもなかったです。
  • ミュージアムカード対象の美術館で特別展が行われる場合は差額だけ払うだけでOKの場合が多いと思います。ネットでの予約でもミュージアムカードを持っていると言う選択肢があることが多いはず。ミュージアムカードを入場時に見せる必要があるのでカードを買う前に予約することも可能な美術館が多いはずです。

以下、今回私が訪れた美術館の情報をまとめときます。対象対象外や割引額など変更の可能性があるので逐次確認を。各美術館の名前に訪問記事のリンク張ってます。

    アムステルダム

  • ファン・ゴッホ美術館(対象 通常は17ユーロ 予約しなくてもカードを持ってれば並ぶ時間は短くて済むようですが、ネットで事前予約推奨です。入場時にカードを提示するのでカード購入前でも予約できます。予約時にミュージアムカード利用を指定すると請求額が0ユーロで予約できます。ミュージアムカードは予約時には不要ですけど、入場までに別の場所で確保しておく必要があります。入場券売り場に並んだら予約の意味がないので。)
  • 新教会(対象 通常は8ユーロ 企画展ばかりなので展覧会により値段が異なるかも)
  • 屋根裏部屋の教会(対象 通常は10ユーロ)
  • アムステルダム国立美術館(1回目 2回目)(対象 通常は17.5ユーロ)
  • レンブラントハウス(対象 通常は13ユーロ オーディオガイドも無料)
  • アムステルダム市立美術館(対象 通常は15ユーロ)
  • エルミタージュ美術館アムステルダム(対象だが2.5ユーロ追加で必要 通常は17.5ユーロ)
  • オッテルロー

以上。

(参考:アンネ・フランクの家は無料対象ですが、行列に並びたくない人は0.5ユーロの予約手数料が必要ですがネット予約できるそうです。)

ミュージアムカードが使えなかったのはエッシャー・イン・ザ・パレスとヒエロニムス・ボス アートセンターだけになります。

今回は131.9ユーロ分お得だったことになります。2度行ったところもあるのでもっとか。アムステルダムだけで余裕で元が取れていることになりますね。北ブラバント博物館でちゃんと予約できてればさらに12ユーロ分得だったことになります。

オフィシャルサイトの対象美術館リストのアムステルダムが載ってるページのリンクを載せときます。オランダ語のサイトしかないのが不便ですよね。
http://www.museumkaart.nl/museumkaartgeldig.aspx#tab-Noord-Holland
その他の地域は左のリストから。

http://www.dutchmuseums.com/museums.phpこういうサイトが見つかりました。まとめて表示されていて、地名などでソートもできるのでオフィシャルサイトよりはかなり便利。ミュージアムカードの欄はValidが無料対象、Not Validが非対象、Discountが割引です。エルミタージュが割引になってなかったりするので正確性に疑問点がありますが。

あ、そうそう、ついでにここに書きますが、スマホ持ってるとオーディオガイドアプリがタダで使えたりする美術館がありますので事前にチェックしときましょう。私の知ってる範囲ではアムステルダム国立とマウリッツハイスくらいかな。スマホアプリがタダで落とせまして(事前に入れといて予習も可)、現地では無料WiFiに繋いで快適に使えます。日本語有り。当日はイヤホン持参で。フランスハルス美術館もあるようですが、日本語はなく英語になります。

「ミュージアムカード Museumkaart について」への6件のフィードバック

  1. はじめまして!
    来月(2018.4)に娘とアムステルダムに行くことになり飛行機や宿の手配を済ませ、いろいろ調べて貴方のこの場所にたどり着きました。
    ミュージアムカードについて、分かりやすく書いていただいて、とても助かりました!
    有り難うございました。

  2. >さちこさん
    どうもです。買える場所だけはどこでも買えるのか完全には確認できてないんですけどね。ほとんどの所では買えると思うんですけども。

    1日に100人も見に来ない私のブログなのですが、このページはトップクラスにアクセスが多いです。で、このページを書いて2年になりますけど、「買えなかったぞどうすんねん」的な苦情は特にないです。でも心配だったらあまり小さいところで買おうとしない方がよいですね。

  3. ミュ-ジアムパスを調べていました。実際に購入され、見学された情報が素晴らしいです。
    私少し高齢者ため、一度の購入で5施設まわれる、ミュ-ジアムパスはとても魅力があります。
    新教会は、クレカ使えましたか?

  4. >ちあきさん
    クレカが新教会で使えたかどうかはわかりません。何も考えずに現金渡し
    ちゃったので。

    新教会は入場料安いのでここで使っちゃうと全然お得じゃ無くなっちゃう
    ので別のところで使う方が良いと思いますけど、新教会で買ったときは
    ミュージアムカードを買うだけで入らないでも良かったので買うだけって
    のはありかも知れませんが、私の時は使い放題でしたので今はちょっと違
    うかも知れません。

  5. 早速の返信ありがとうございました。
    ゴッホ美術館の予約はしたので、どこか空いている施設でミュ-ジアムパス、ゲットしようと思います。
    助言ありがとうございました。

  6. >ちあきさん
    頑張って空いてるところを探す必要は無いと思いますよ。
    予約が必須とされてる場所以外ならチケット買うのに長蛇の列って
    所はそんなにないと思います。

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