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「怖い絵」展 @兵庫県立美術館

2017年7月22日土曜日

今日は展覧会を見てきました。今日から始まった「怖い絵」展 です。

兵庫県立美術館

兵庫県立美術館


美術関連の著作としてはかなりヒットした「怖い絵」を書いた中野京子ってひとが特別監修となっています。中野京子って人はこれ関連でテレビで何度も出てたりするんでこの展覧会もわりと話題になっています。本で紹介されたのを全部集めるのは至難の業なのでちょっとだけみたいですけど。

ってことで、金土は夜8時までやってるんで空いてそうな遅めの時間にやってきました。ここっていつもそんなに混んでない印象ですが、わりと人がいました。でも絵の前で渋滞してて空くのを待つことはほとんどなくてわりと余裕ありましたけど。

怖い絵と言うことで、何が怖いのかわからんといかんので全作品に短い解説が付いています。いくつかは中野さんの解説がさらに追加されています。

国内の作品は版画などが多いですが、実はこういう版画って常設展示されてないのでなかなか見る機会がないのでわりと貴重な機会です。私の好きなムンクのマドンナとかも展示されています。

約80点となっていますが、シリーズものもまとめて1点とされていて、実数で言うと100点以上あったかと。

細かい絵が多く、しかもそういう絵の多くは足下にガードや線引きがなくて絵にかなり近づいても怒られなかったりするのでかぶりつきで見てる人が多かったです。ということで、今後混んでくるとかなり見るのが大変になるかと。

今回の目玉作品がポール・ドラローシュの「レディ・ジェーン・グレイの処刑」で、これが前評判通り素晴らしい。でも昔ロンドンで見てたのかもしれんけど全然憶えとらん。

セザンヌの「殺人」と言う絵が印象深かったです。セザンヌってこんな絵も描いとったんだと。

今回、前期後期に分かれていますが、入れ替わるのは1点だけです。どっちもムンクです。

ってことで、普段は展覧会でも1時間も掛からず見ちゃうんだけど、今回は全作品解説付きってこともあり出口出てからの映像含めると1時間45分くらいかかりました。

と言うことでなかなかおもしろかったです。混みそうですし、混んでるとかぶりつきで見るのが難しくなるので空いてる時を狙って早めに行きましょう。

今年度は友の会会員なので常設展と県美プレミアムの方もざっくりと見ました。青木千絵展「漆黒の身体」ってのをやっていました。

青木千絵展「漆黒の身体」

青木千絵展「漆黒の身体」


全部漆を使った作品で、なかなかおもしろかったです。これだけ漆を使うってのは金かかってるなぁ。

旧奈良監獄からの帰りはぼちぼち歩きまして、途中、転害門(てがいもん)の横の観光案内所で休憩。東大寺大湯屋の公開は3時30分受け付け終了ってことで当然間に合わないので断念。7月いっぱい公開だけどもうまたいつか見れたら来ようって感じになってます。

で、そのまま徒歩で奈良博へ。恵心僧都源信にちなんだ展覧会です。往生要集を書いたので有名だそうな。確かに名前は全然馴染み無かったですが往生要集の存在は知ってる。

実は既に発行が終了した(1年有効なので私のはまだ有効)パスポートを使いたくなくて今回見に来ないでおこうかなとちょっと思っていたのですが、なんとアサヒメイトで無料と言うことで見ることに。

奈良国立博物館

奈良国立博物館


前半が地獄、後半が極楽って感じの展示になっていて、仏画が多いため前期後期で展示がごっそり入れ替わるのですが、前期の目玉は国宝の六道絵(聖衆来迎寺所蔵)の15点全部公開。

六道絵の詳細はググっていただければと思いますが、グロい描写が多い絵ですが、絵のレベルも凄く高いのよね。鎌倉時代の絵なので多少見にくい上に多少離れてるのでパピリオ使ってじっくり見ました。

絵画には国宝の展示が結構あります。

ってことで、見に来ないつもりだったのですが、見逃さなくてほんとに良かったです。アサヒメイト様々ですな。

後期には国宝の病草紙も2回に分けて展示される予定になっているのであと2回見に来ないと。

ってことで、閉館ギリギリまでいました。

博物館の前では鹿が集合してました。ここが涼しいのだろうか。春日大社の辺りの方が涼しそうだけど、あっちじゃ鹿せんべい食えないしなって感じか?

奈良国立博物館前に集合した鹿

奈良国立博物館前に集合した鹿


祇園祭の宵山でも行こうかなと思ったけど旧奈良監獄の3時間強が過酷だったので断念。ちなみに転害門の近くに八坂神社があったんで代わりにそっちでお参りしときました。

帰りは「みむろ」を買って電車の中で食いました。さすがに全部じゃないけど。

今日は大阪市が企画したミニ展覧会に行ってきました。北浜にある辰野ひらのまちギャラリーって言う小さい会場です。

辰野ひらのまちギャラリー

辰野ひらのまちギャラリー


展示数はかなり少なかったですが、住吉大社が神仏分離で神社だけになっちゃう前にあった寺の所蔵品などが展示されていまして、仏画(神像含む)が多かったです。作例が他に無いものも何点かあってかなり興味深かったです。入場料は資料代として100円。

説明してくれたのが三津寺の公開の時と同じ人でした。

来週(7/9(日)~7/11(火))は今日も仏画がいくつか展示されていた正圓寺が公開だそうです。

アメフト前に見ようと思っていた展覧会ですが、試合後何とか間に合いそうだったのでタクに乗ってやってきました。

京都国立近代美術館です。京都市美術館の向かいにあります。平安神宮のでかい鳥居のところね。

京都国立近代美術館

京都国立近代美術館


ヴァン クリーフ&アーペルはフランスの高級宝飾品メーカーで、その展覧会です。で、私の目当てはそっちじゃありませんで、京都国立近代美術館所蔵の明治期の工芸品も展示されています。三年坂美術館の所蔵品を見る機会は結構ありますが、京都国立近代美術館の所蔵品はほとんど見たことなかったので。

閉館1時間ほど前に着いたのですが、この時点でもかなり盛況でした。普通の美術展を見る人とは客層が違うんでしょうな。

工芸品は正阿弥勝義、並河靖之、安藤緑山など有名所の作品も多くてとても良かったです。ハイジュエリーも一応さらっとは見ました。

で、常設展というか、コレクション展も見てきました。デュシャンの「泉」が展示されていました。写真の右下が「泉」です。泉が作られてから100年の記念と言うことだそうです。ただの既製品の小便器なのですが、美術史上の重要な作品です。モネやルノワールがまだ生きていた頃に展覧会に便器を展示しようとして拒否されたと。

京都国立近代美術館 コレクション・ギャラリー

京都国立近代美術館 コレクション・ギャラリー


「泉」のオリジナルは現存しませんで、展示されていたのはいくつか作られたオフィシャルのレプリカの一つで京都国立近代美術館の所蔵です。ちなみにこの展示は今日まででした。特別展は8/6までです。

とうことで、予定は狂いましたが何とかリカバリーできてよかったです。

今日はおでかけ。まずは兵庫県立美術館へ。難波から阪神に乗ったんですが、乗り換えをミスって10分余計に時間が掛かってしまった。

ってことで12時半頃現地着。先週土曜から始まったベルギーの画家の展覧会です。タイトル通り奇妙な作品を集めた展覧会で、ヒエロニムス・ボスの時代の500年前から現代に至るまでの作品が展示されています。途中ごそっと抜けてる時代がありますが。

兵庫県立美術館

兵庫県立美術館


兵庫県立美術館は友の会というのがありまして、種別Bだと2000円で今年度の特別展が3つ見れるという超お得なものとなっておりまして、今後予定されてる「怖い絵」と「大エルミタージュ美術館展」を見る予定なのでその場で迷わず加入。サクッと入場。

去年現地で見たトゥヌクダルスの幻視が展示されてまして、チラシにも使われてます。

バベルの塔展でもピーテル・ブリューゲル(父)の版画が多く展示されていますが、この展覧会でも結構な数が展示されてまして、バベルの塔展とかぶってたりします。

近現代は国内所蔵品が多いですけどクノップフ、マグリット、デルヴォー、アンソールなどなど。

吊されたガイコツがティンパニーを頭で鳴らすという作品がありましたが、確か11時、12時半、14時、15時半、17時、18時半に実際に動くと言うことで、私が通過したときはタイミングが合わなくて動いてませんでした。

今日はかなり空いてましたけど、ブリューゲルの版画のある辺りまでは細かくて情報量の多い作品が多いので混んでると見るのが大変かなと。

ってことで、私が大好きな感じの作品が多くてとても良かったですが、好みが分かれるのでお奨めはしません。7月9日(日)まで。

友の会に加入したので初めて常設展示を見ました。時間が無かったのでバタバタッと駆け足で見ただけですけど。

ゴヤの版画が何枚か展示されてました。これはちょっと嬉しい。

ゴヤ 水差しはこわれた

ゴヤ 水差しはこわれた

ってことで、次行きます。

次はあべのハルカス美術館のマティスとルオー。マティスもルオーも私はそんなに好きではないですが、チケットまぁまぁ安く手にに入ったし、とりあえず見とこうかなと。

あべのハルカス美術館

あべのハルカス美術館


海外からも借りてきていますが、国内物がメイン。

遅めに行きましたが、わりと盛況でした。

今日も展覧会を二つ見てきました。まずは大阪市立美術館。

大阪市立美術館

大阪市立美術館


木の仏像の展覧会です。まぁわざわざタイトルにするほどの特別なくくりではないですが。ハルカスのチケットを持ってたので100円引き。クレカはJCBが不可だったのが残念。

展示は1階の半分使ってます。大阪市立美術館の企画展示室は回廊型になっていますが、この回廊型の展示室に囲まれた広い展示室も二つあり、その片方も使ってるので、1階全体の半分使ってることになります。今まで1階全部使ってる展覧会を見たことないですが、面積は国立新美術館の展覧会用の展示室よりちょっと広くなるのでかなり大規模な良い展覧会できると思うけどなぁ。もったいない。

国宝は東大寺の「試みの大仏(と言っても大仏よりは新しい)」だけですが、普段見ることのない仏像も多かったのでなかなか良かったです。阿弥陀三尊で脇侍の勢至菩薩と観音菩薩が片脚立ちになってるのは初めて見ました。

仏像好きなら見ておきましょう。

2階では常設展やってます。なかなかおもしろい展示もありました。この美術館、地下の展示室はスケジュールがびっしり埋まってますが(私はまだ行ったことないです)、本館は全然ですな。企画展がないときは1階も全部使ってもっといろいろ見せて欲しいもんだ。

ハルカス美術館に向かうのに初めててんしばを通りました。

てんしば

てんしば


天然芝はこんなに大勢の人には耐えられませんな。でもまあこんだけ人来たら大成功なのでしょう。

次は奈良国立博物館。快慶展です。

奈良国立博物館

奈良国立博物館


仏師快慶の作品をできるだけ集めた展覧会で、快慶単独のものとしては初めてとなっています。

安倍文殊院本尊の文殊菩薩や浄土寺の阿弥陀三尊など国宝の大物はさすがに持って来れていませんが(本堂の工事でも無い限り本尊が外に出ることはなかなか無い。人があまり来ない寺なら別ですが。)、快慶作の仏像をまとめて見れるまたとない機会となっています。

快慶が活躍していたのと同時期に作られた清水寺奥の院本尊も展示されいます。これは秘仏でなかなか見れないので貴重な機会です。公開は9年ぶり?2003年に公開されたときは243年ぶりの公開だったと話題になった仏像です。

図録買いました。快慶作の仏像は今回展示されてないのもすべて紹介されているのがありがたい。

ってことで仏像好きなら必見。秋に運慶展がありますが、運慶作品は限られてるのである意味快慶展の方が貴重じゃないかと。

ってことで、他には寄らずに帰宅。

今日は奈良へ行ってきました。昨日今日と有休もらって9連休ですが、遠出の予定は無し。

まずは興福寺。国宝館が耐震工事で今年1年間休館と言うことで、半分くらいの期間阿修羅像などを仮講堂に移して展示しています。展示という言い方もナニですが、公式にも「展」が付いてるしまあええのか。

見慣れた仏像たちですが、アサヒメイトで半額ってことでまぁ拝んどこうかなと。

仮講堂はずっと仮金堂と言われていましたが、中金堂再建中なので中金堂ができたら位置的には講堂の場所に当たるので仮講堂と言うことになったようです。中金堂ができたら仮が取れるのかな?

興福寺仮講堂

興福寺仮講堂

展示ですが、阿修羅を含む八部衆など本来西金堂に安置されていた仏像を西金堂(今はありません)に安置していた状態を再現した展示となっているそうです。

撮影禁止だったので借り物ですが、こんな感じ。

何度も見ている仏像ですけど、国宝仏がこれだけびっしりとまとめて並んでる状態は壮観ですな。

京都浮世絵美術館

2017年4月30日日曜日

次は京都浮世絵美術館へ。昨日オープンしたばっかりだそうです。600円。

四条通沿いにあります。場所は下のリンクで(ちょっと誤差があってずれてて実際は通りの南側です)。

京都浮世絵美術館

京都浮世絵美術館


とても小さいところで、展示数は40点ほどですが、今展示されてるのは京都や大阪を中心にした関西を描いた浮世絵が多く、見たことないのが多かったです。なかなか良かったな。

北斎の神奈川沖浪裏、凱風快晴、山下白雨の3枚だけ別扱いでした。この3枚は照明をもっと暗くしても良いから常時展示すべきですな。海外の人がいつ来ても見れる有名作品は日本にもっとあって欲しい。

ってことで次。

次はまた京阪で祇園四条に戻りまして、祇園へ。花見小路にあるライカのお店の上の階がギャラリーになっていて、そこでの写真展です。

町屋そのままの作りです。

ライカ京都店

ライカ京都店


2階がギャラリーになってまして、安珠と言う人の作品が十数点展示されてます。無料。
ライカギャラリー京都

ライカギャラリー京都


BGMが細野晴臣オリジナルと言うことでちょっと気になってたのですが、ノイズに近い環境音楽でした。展示の邪魔しないようにしてた感じ。松本隆がコメントを寄せていました。

てことで次行きます。

海北友松 @京都国立博物館

2017年4月30日日曜日

今日の試合は11時半からと言うこともあり、14時前には試合が終わったのでいくつか展覧会を巡りました、

次は京阪で出町柳から七条まで行って京博へ。海北友松(かいほうゆうしょう)と言う人の展覧会です。

京都国立博物館

京都国立博物館


長谷川等伯や狩野永徳とほぼ同時代の戦国時代末期から江戸時代初めの人で、この二人に並ぶほどの巨匠とのことですが、私は今まで全然知りませんでした。いろんな人の絵を集めた展覧会だと馴染みのない作者の絵が1枚だけ展示されてたりしても名前が頭に入らなかったりしますが、私も過去に何度も見たことあるんだろうなって感じ。

京博の新館の仏像展示室以外全部使っていますが、展示は大型の絵が多いので点数はそう多くありません。前後期で展示替えも多いです。

おっと言う絵も何枚かありましたが、これは凄いというのはなかったかな。

ってことで次。

最後は国立西洋美術館でのシャセリオー展。

国立西洋美術館

国立西洋美術館


だいぶ疲れたので、コルビュジェがデザインした椅子が置かれてるのでLC4って椅子に座って40分ほど目の前の所蔵品の絵の紹介映像を見ながらぼーっとしてました。

これはLC2です。

LC2

LC2


シャセリオーは19世紀前半のフランスのロマン主義の画家でして、37歳で死んだので作品数はあまり多くなく、私は今まであまり馴染みがありませんでしたが、モローがだいぶ影響を受けたそうで、モローの絵が何枚か展示されていました。西洋美術館の所蔵品も含まれてますけど。

今日は常設展の方が無料日だったそうで、無料日は人がどっさり来るので写真撮影不可となっていまして、写真撮れず。ま、しゃあないか。見たことなかったクールベの絵が飾ってました。まだあったんか。

ってことで、常設展はさっくり見ただけなので常設展込みでトータル1時間くらいいました。

帰りは羽田に直行し、予約していたのより早めに変えてもらいまして、ラウンジでマッサージチェアでくつろいでから帰阪。

他の展覧会でちょっと気になっていたのがありましたが、疲れてたのでもうええかなと。三菱のナビ派展はオルセーでビュイヤールとか見まくったしもういいかなと。あ、でも始祖鳥は見たかったかも。

次は同じ芸大のArts & Science LABってところに行きました。美術館のカウンターで場所聞いてから行ったので裏側から行けたので遠回りせずに済みました。ま、ちょっとだけど。芸大美術館からだと道路を挟んだ目の前の門から入って行くと近いです。下の地図リンクで確認しましょう。

バベルの塔展との連動企画でバベルの塔の立体復元と短い映像を展示しています。

東京藝術大学Arts & Science LAB

東京藝術大学Arts & Science LAB


映像の方はちょっとつまらなかったかな。ま、タダなので文句はありません。滞在時間はトータル5~6分くらいか。

ってことで次。

次は芸大美術館へ。

雪村の展覧会です。関西ではMIHO MUSEUMで行われる予定ですが、信楽は遠いのでこっちに来てるので見ることにしました。

チラシなどにも書かれていますが、「ゆきむら」ではなく「せっそん」です。ピーテル・ブリューゲル(父)と同時代の450年くらい前の人ですが、わりと作品は残っているそうな。

東京藝術大学大学美術館

東京藝術大学大学美術館


海外からも結構な数借りてきていましてわりと充実していました。奇想の誕生と言うことで、元祖って感じの人なのでめちゃめちゃ風変わりって感じの絵はありませんが、なかなかおもしろい絵も結構あります。

1時間ほどで退散。次行きます。