京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ @東京国立博物館 

次は同じ平成館の残り半分を使った大報恩寺の展覧会です。名前としては千本釈迦堂の方が馴染みがあるのでそっちの方をタイトルにした方が良かったんじゃないかと思いますが難しいか。

快慶の十大弟子と肥後定慶の六観音像がメインの展示です。私は千本釈迦堂で見てますけど、今回は後ろの方も見れます。六観音は真後ろからは見れなくてちょっと斜めからになるけど。

聖観音だけは写真撮影可でした。最近はSNSに上げて宣伝してもらおうって事でこういうのが増えましたな。

聖観音
聖観音
貴重なのはお盆の時期にしか開帳されない本尊の釈迦如来が展示されてることくらいです。

ってことで、京都に来るんだったらわざわざ見なくてもって感じですけど。

では次。

京都・醍醐寺-真言密教の宇宙- @サントリー美術館

次は歩いてミッドタウン内のサントリー美術館へ。醍醐寺の展覧会です。

予想外にめっちゃ人が並んでました。仕方ないので並びました。入場するのに25分ほど掛かりました。

サントリー美術館
サントリー美術館
仏像など国宝が多く展示されています。醍醐寺は約7万点がどっさりまとめて国宝に指定された醍醐寺文書聖教ってのがあったりするのでそれに含まれるものがどれくらいあるのかが展示リストを見てもよくわかりません。

仏像だと醍醐寺に行けば見れたりしますが、仏画など寺では公開されないものが多いので貴重な機会となっています。

ってことで次。

非公開文化財「融通念仏の秘宝・法明寺仏画群」の特別公開 @辰野ひらのまちギャラリー

今日も大阪市の寺宝の特別公開です。寺以外での公開場所として恒例の辰野ひらのまちギャラリー。私は堺筋本町だと電車賃が掛からないので交通費が掛からないので大して興味なくても来ちゃいます。

辰野ひらのまちギャラリー
辰野ひらのまちギャラリー
今日はガスの点検を予約してあったんですが、来るのが遅くて解説の時間の2時半には間に合いそうになかったんだけど、明日台風が来そうなので今日行っといた方がいいかなと言うことで今日出かけました。

貴重な繍仏も2枚展示。仏画以外にも小さな仏像なども展示されてました。

画業50年“突破”記念 永井Go展 @大阪文化館・天保山

今日は天保山へ永井豪の展覧会を見てきました。期間が2週間ちょっとの17日間しかないので余裕ぶっこいてたら終わっちゃいますな。

大阪文化館・天保山
大阪文化館・天保山
大阪文化館・天保山ですが、元はサントリーミュージアムで、サントリーが手放しちゃったので今はオリックス系の管理となっています。それはそれとして、建物として特徴的な円錐台を逆さにした形の部分のIMAXシアターは世界最大級のスクリーンを誇っていたので映画館として使って欲しいので運営権何とかならんもんか。

と言うことで永井豪の展覧会。画業50年突破と言うことで。現役で活躍されていますので初期の頃から最新作まで原画など直筆のモノを多く展示しています。今回のための書き下ろしの絵や漫画もあります。

デビルマンやマジンガーZのフィギュアなどを展示しているところだけは直筆モノとかがないので撮影可。

永井Go展
永井Go展
漫画を描いているときの机を再現していましたが、後ろに飾ってあった浮世絵などは全部本人の落書き入りです。近くに寄って見れないので、パピリオを持っていった私は確認できましたが単眼鏡でも持っていかないとほとんどはわからないかな。

わりと盛況でしたがそんなに混んでませんでした。30代くらいの白人の男性が流ちょうな日本語でグレンダイザーとかをマニアックに語ってたりしておもしろかったです。

永井豪の漫画はガキの頃からちょこちょこ読んでたんだけど最初から最後まできっちり読んだ作品がほとんどありません。凄ノ王とかデビルマンとかはちゃんと読んどかんといかんなぁ。

帰りは乗り継ぎ割引で110円になるのでバスで難波まで帰還。50分近く掛かりました。

マカロニほうれん荘展in大阪 @あべのand

今日は阿倍野のあべのandで開催されている(このエントリが公開される頃には終わってます。すみません。)漫画のマカロニほうれん荘の展覧会に行ってきました。連載されていたのは1977~1979なので40年前になります。

ちなみに無料で写真撮影も可でした。

マカロニほうれん荘展
マカロニほうれん荘展
基本は原画展で、作者の鴨川つばめさんが最近描いたらしいイラストもそれなりの数が展示されています。場内には鴨川さんが選曲したロック系の曲が流れていてリストも掲示されてました。

会場はとても狭かったですけど、びっしり展示されてるので200点以上あったそうな。

会場内の様子
会場内の様子
鴨川つばめのコメント付きイラスト
鴨川つばめのコメント付きイラスト
グッズのTシャツはほぼ売り切れてました。

とても懐かしかったです。

糸のみほとけ―国宝 綴織當麻曼荼羅と繡仏― @奈良国立博物館

お盆と言うことで、奈良へ。まずは奈良博の綴織當麻曼荼羅と繡仏の展覧会。

国宝の綴織當麻曼荼羅の修復記念とのこと。

奈良国立博物館
奈良国立博物館
タイトルの通り刺繍で描かれた仏画がメインで、刺繍じゃないのは国宝の當麻曼荼羅。當麻曼荼羅は綴織(タペストリー)です。

国宝の當麻曼荼羅は5年前の当麻寺展で見たのですが、あの時は何が描かれてるのかさっぱりわかりませんでしたけど、修復されてそれなりにわかるようになっていました。天平時代の織物と言うことで損傷が激しいのでパピリオ双眼鏡で見てもオリジナルの部分かどうかもよくわからないんですけども。ま、残ってること自体が奇跡的ですわな。

そう言えば、国宝重文の扱い方が変わったようで、国宝重文の全てが今回は30日以上となる展覧会の全期間展示されています。貯金か借金か知らんけど数年分をまとめることが可能になったのかな?綴織當麻曼荼羅は前回の展示が30年ぶりで今回が修復記念で5年ぶりとのことで次は当分ないと思われます。

中宮寺の国宝の天寿国繡帳も展示されています。鎌倉時代に修復されたりしたそうですが、色が綺麗な方が飛鳥時代のオリジナルというのを初めて知りました。

綴織當麻曼荼羅は日本中にある當麻曼荼羅のオリジナルなのですが、刺繍で作られた當麻曼荼羅も展示されています。

綴織當麻曼荼羅自体も10年以上掛けて作られたのではと言われていますが、刺繍のもめちゃめちゃ時間が掛かったんだろうなぁ。

ってことで、傷みやすい刺繍の仏画自体展示されることは珍しいですので、これだけまとめて展示されるのは超貴重なのでお奨めです。

縄文-1万年の美の鼓動 @東京国立博物館

今週は夏休みをとりまして、1週間だらだらするのもナニなのでとりあえず東京で展覧会を見ることにしました。7月末でマイルの期限が来てたのでとりあえず予約だけしていたのを先週に変更しました。

上本町からの伊丹行きのバスがOCAT経由になっていた。勘弁して欲しい。伊丹の改装でANA側で1回停車するのでこれも時間掛かるようになったし。

伊丹のJALのさくらラウンジが工事中で臨時のスペースになったんだけど、動く歩道の注意アナウンスが常時聞こえてきてうざいのなんの。ってことでいつもより1本早い目の10時半伊丹発のに乗りました。

今日はいっぱいハシゴする気はなかったんで3箇所だけ。今日は月曜ですがお盆週間と言うことで、見に行く予定の所はどこも開いていると言うことは確認済。

まずは東博。縄文展です。縄文期の国宝6点と言うか6件が全て展示(火焔形土器は14点がまとめて1件として指定されてるんだけど今回はそのうち1つだけ)ということですが、土偶の5点は4年前の日本国宝展まとめて展示されてたし、火焔形土器は京博の国宝展で見たしってことで見なくてもいいかなと思っていたのですが、ミケランジェロはとりあえず見ときたいなと言うことで東京に来ることにしたんでこっちもついでに見ることにしました。

縄文時代のをまとめてどっさり展示しています。最後の展示部分だけ撮影可(下の写真ともう1点だけですが)。

東京国立博物館
東京国立博物館
ってことで、見たのですが、すっごいおもしろかったです。見逃さなくて良かったって感じ。

この後はいつものように本館を一通り見ましたが、今日は子供連れが多いなと思ったら「なりきり日本美術館」と言うNHKの「びじゅチューン!」と言う番組の企画展をやっていて、子供達が大喜びで参加してました。

さて出ようかなと思ったんですけど、雷鳴りまくりで強烈な夕立が降ってきたんで東洋館をちょろっと見ました。地下には去年シェムリアップで見たレリーフ彫刻などが展示されてて、東洋館の地下には来たことあるんだけど「ああ、やっぱり現地に行かないと頭に入らないもんなんだな」と思ったのでした。

ってことで東博の滞在時間は合計2時間20分ほど。

非公開文化財「杭全神社神宮寺の秘宝」の特別公開 @辰野ひらのまちギャラリー

今日はいろいろ用事があったので有休もらいまして、昼は暇だったんで大阪市のいつもの特別公開へ。今日は寺社そのものの公開ではなくて所蔵品の展覧会です。場所はいつもの辰野ひらのまちギャラリー。

辰野ひらのまちギャラリー
辰野ひらのまちギャラリー
北浜の近くですが、堺筋本町までなら電車賃掛からないので堺筋本町から徒歩で。大した距離でもないし。

明治の廃仏毀釈(神仏分離)まで存在していた杭全神社の神宮寺の仏像などが杭全神社にはまだ少し残っていて、それらが展示されています。神仏分離で神宮寺が壊された時には仏像が廃棄されたり散逸したりするのが普通ですけど、神社そのものに残っている例はなかなかありません。他には談山神社の如意輪観音とかが有名かな。

ってことで、神仏習合のお寺の仏像は珍しいタイプのが多く、今回展示されている仏像もかなり珍しいタイプのものばかりです。数は多くなくてほとんどが江戸時代のものですけど、なかなか良かったです。

奇界遺産展 @なんばパークス

(佐藤さんの展覧会は何度か見に行ってます。)

今日もどっかには出かけたいなと言うことで、なんばパークスの奇界遺産展を見てきました。クレイジージャーニーでお馴染みの佐藤健寿って人の写真展です。クレイジージャーニーで採り上げられてた場所の作品も展示されてます。

会場に着いたらちょっと並んでまして、すぐ入れるかなと思ったらなかなか入れず1分間で3人くらいしか入れない状況で15分ほど待たされました。

なんばパークスホール
なんばパークスホール
写真撮影可でした。
奇界遺産展の様子
奇界遺産展の様子
奇界遺産展の様子
奇界遺産展の様子
作品は大型のタペストリー(本来のタペストリーは織物ですけどそれとは違って吊り下げるようになっているものです)が所狭しと並べられています。で、4箇所で別々の映像が流されてました。

作品と映像全部見たら1時間半かかりました。立ちっぱなしなので疲れた。でも全部見れるくらいおもしろかったです。行ってみたいなと思うところが多かったな。500円で10日まで。6日はトークショーがあるので13時までだそうです。

国宝 春日大社のすべて @奈良国立博物館

で、奈良博です。

春日大社の所蔵品をどっさり集めた展覧会です。国立博物館のパスポートの内容改悪で来るつもりはなかったんだけど、
アサヒメイトでタダ。これはありがたい。

奈良国立博物館
奈良国立博物館
ということで、国宝などどっさり展示していました。神仏習合関連で仏像とかも展示してました。なかなか良かったです。