今日は東大寺へ行ってきました。毎年10月5日に手向山八幡宮で行われている転害会(てがいえ)という祭事がありまして、東大寺の勧進所で秘仏の開扉が行われています。今日開扉される秘仏は毎年今日だけです。転害会の日に来るのは3度目ですが、13年ぶり。
- Google Mapで写真の場所へ→ 34° 41′ 19.788″ N 135° 50′ 16.944″ E
阿弥陀堂に五刧思惟阿弥陀如来坐像(重文 通称アフロ阿弥陀)。
八幡殿に僧形八幡神坐像(国宝 快慶作)
公慶堂に公慶上人像(重文)
がそれぞれ安置されてて開帳されてます。
デジカメの設定いじってたらちょとどいてと言われ振り向くとたぶん神社の人だと思うんだけど、お坊さんも一緒にぞろぞろと八幡殿の方に向かっていきました。このインスタの最後の写真がその後に撮ったものです。僧形八幡神坐像は名前からわかるように元々手向山八幡宮のご神体なので神事でも行われてたのでしょうか。公慶堂に行ってから八幡殿に行ったらもういませんでした。
僧形八幡神坐像は快慶作なので鎌倉時代のものですが、年に1日しか開帳されてないので保存状態がめちゃめちゃ良くて彩色が完璧に近い状態で残っています。私は展覧会とかでも見てるんで結構見てますけど。
15年前にも来ててこのサイトにも日記が残ってますが、あの時は無料だったのね。いつから有料になったんだろうか。ちなみに今日は600円。
ってことで勧進所を後にしまして、指図堂(さしずどう)へ。
- Google Mapで写真の場所へ→ 34° 41′ 20.4″ N 135° 50′ 18.06″ E
庭も見ていってくださいと言われたのでくっついている新しい建物からしばし庭眺めたりしました。中には写経場もあります。
で、転害会とは関係ないですが、良弁僧正1250年御遠忌記念ってことで、毎年12月16日だけしか開扉されない国宝の執金剛神立像が10月1日~16日の間開帳されてるので拝んできました。執金剛神立像は1300年近く前の塑造なので展覧会などで持ち出すことは多分ないと思うのでここでしか見れないと思います。
- Google Mapで写真の場所へ→ 34° 41′ 18.168″ N 135° 50′ 38.652″ E
三月堂の近くに手向山八幡宮があるので覗いてみたらちょうど神事が終了してしまってました。神職が集まって話してるところだけ写真に撮りました。神事に使われいてる御神輿の写真を載っけときます。
- Google Mapで写真の場所へ→ 34° 41′ 16.4832″ N 135° 50′ 39.912″ E

- Google Mapで写真の場所へ→ 34° 41′ 10.356″ N 135° 50′ 22.668″ E
ってことで、大仏殿はスルー。改修完了して1日から四天王がお戻りになった戒壇堂もスルー。全部見てたら3000円超えちゃうしねぇ。
しかし、観光客はほぼコロナ禍前に戻ってて、鹿も鹿せんべい食いまくっているからか歩道が糞だらけで。ちなみに奈良公園は糞虫の聖地だそうで鹿の糞を一晩で掃除してくれたりするそうなんだけど、舗装された歩道の糞も片付けてくれてるんだろうか。
帰りに若者の集団が大仏殿から遠ざかる方に向かって登大路を歩いていて、鹿せんべい買ってから大仏殿へ行くとかなんとか言ってたんで鹿せんべいは店で売ってるでとアドバイス。既に4時を回っていたので道路脇で売ってる人たちはみんな撤収しちゃってるんで若者たちはどこで買えるかわからなくなっちゃってたんですな。スマホで調べりゃわりとすぐにわかると思うんだけどねぇ。