特別展「最後の浮世絵師 月岡芳年」@芦屋市立美術博物館

今日は芦屋市立美術博物館へ展覧会を見てきました。阪神芦屋駅から徒歩15分ほど掛かると言うことだったので行きは酷暑を避けてバスに乗りました。

ここに来るのは初めてです。

芦屋市立美術博物館
芦屋市立美術博物館
広い敷地を贅沢に使った2階建ての美術館。1階に芦屋の歴史資料が展示されているからか美術博物館と言う名称になっています。

今日は月岡芳年の展覧会です。酷暑の平日ってことで客は数人って感じでした。その他に中学生らしき子が結構いたので課題か何かかな。

月岡芳年を今更丁寧に説明しても仕方ないので簡単に。

浮世絵150点ほど展示されてまして、有名な血みどろ絵はあまり展示されていません。

刷りが違うだけのを並べてたりするのを別々にカウントしてたりしますので150ではありませんが、全ての作品のキャプションに説明があるのでじっくり見てると2時間とか余裕で掛かっちゃうと思いますが、私は閉館までのペース計算をちょっとミスってかなり時間余っちゃったので75分くらいで出ました。

見た記憶が無い作品も多かったと思うのでなかなか良かったです。

1階の歴史資料展示室にも芳年含めた国芳門下の作品が少し展示されているので一緒に見ておきましょう。

展示室がちょっと寒くて1度くしゃみをしたのですけど、同じ展示室のベンチに座っていた女性が逃げていきましたw数m離れてたんだけど。

帰りは耐えられるレベルの暑さだったので徒歩で駅まで帰還。

ヤマザキマザック美術館

引き続き、見に来たかった美術館のヤマザキマザック美術館へ。ここは名古屋市内にあって地下鉄駅直結なのでめちゃ便利。

ヤマザキマザック美術館
ヤマザキマザック美術館
撮影はほぼ可ですが、ピカソやシャガールなどの著作権的にややこしい作品は不可でした。

ここでは4階で「八幡はるみ GARDEN」と言う特別展やってまして、ガレなどの常設展示物と一緒にコラボ的に展示してたりしてなかなかおもしろかったですが、写真はパス。客はちょこちょこいましたが、多くはなかったのでゆったり見れました。

5階は絵画や彫刻のコレクション展で展示室の一つはこんな感じ。

5階の展示室の一つ
5階の展示室の一つ
展示物はかなり凄くて有名画家の作品ばかり。フランス絵画が中心で、印象派より前のヴァトー、ブーシェ、ドラクロワ、アングルなどがあるのがなかなか凄い。

モディリアーニも展示されてましたが、これだけでもめちゃ凄いです。

モディリアーニ「ポール・アレクサンドル博士の肖像」
モディリアーニ「ポール・アレクサンドル博士の肖像」
体力温存で40分ほどで退散しましたが、音声ガイドは無料で借りれますし(私は集中力続かんので借りませんでした)、展示数もかなり多いのでもっと長く過ごせると思います。

ここはかなりお奨めなので名古屋に行く機会があったらついでにどうぞって感じです。

展覧会 吹けば風 @豊田市美術館

今日はBONNIE PINKのライブで名古屋遠征だったので、ついでに以前から興味があった美術館を巡ってきました。

今回は近鉄使って日帰りです。特急の回数券廃止が痛いですけど、7月末期限の株主優待乗車券が1800円で買えたので通常運賃よりはだいぶ安かったです。行きは「ひのとり」使ったので特別料金加算されましたけど。行き帰りでブログ書こうかなとノートPCを持ってきたんだけど、電池が切れていた。ACアダプタも持ってきてなかったんで使えず。名古屋往復で無駄に荷物になるだけだったけど、さすが世界最軽量、あまり気になりませんでした。

まずは名古屋からはちょっと離れてますが、豊田市美術館。クリムトが見れれば良いなと思ってたのですが、ちょうど展示されてたので。

かなり大きくて立派な美術館ですが、駅からちょっと遠くて夏に行くにはしんどいですな。

豊田市美術館
豊田市美術館
展覧会は現代アートの展覧会でクリムトだけ見るんだったら格安でしたがさすがにそれで帰るのもナニなので全部見ときました。

まずはコレクション展示。コレクション展示室はかなり狭いです。もうちょっと広く取って欲しいもんだ。

撮影は全面的に可。

で、目当てのクリムト。

グスタフ・クリムト 『オイゲニア・プリマフェージの肖像』
グスタフ・クリムト 『オイゲニア・プリマフェージの肖像』
エゴン・シーレ、マグリット、フランシス・ベーコンなどは展示されてましたのでかなり満足です。

展覧会ですが、これが印象的でした。

関川航平「A Summer Long」
関川航平「A Summer Long」
邦題があるのですけど、難しくて書けませんので英語の方です。斜面に寝てる人が関川航平さん本人で、パフォーマンスが作品だそうな。じっとはしてなくてゆっくり動いて色んなポーズを取ってました。

私が最初に見たときは客が他にいなくて私一人だったのですが、最初は人だとは思ってなかったのでちょっとびっくり。急に降りてきて襲ってきたりしてとちょっと想像したりしてちょっと怖かったですw

他にも漆芸作家の髙橋節郎さんの専門館の髙橋節郎館があったりして見どころは多かったです。

ってことで次。

Parallel Lives 平行人生 — 新宮晋+レンゾ・ピアノ展 @大阪中之島美術館

今日は大阪中之島美術館へ展覧会を2つ見てきました。

今日はガラガラだったので誰もいないエスカレータの写真を一番下から撮れました。

大阪中之島美術館
大阪中之島美術館
まずは新宮晋とレンゾ・ピアノの共作を中心テーマにした展覧会。

この二人は関空のターミナルビルの仕事が出会いだそうで、その時に意気投合したそうで、共作の建築がいくつもあります。新宮晋さんは風で動くオブジェなどを制作されているので有名な人だそうで、関空のターミナルビル3階の天井にあるオブジェが有名かな。

写真は撮り放題。

地味な展覧会なのですが、私は建築好きでもあるのでメンバーシップ会員で無料なので当然見に来ました。建築での共作なので大量にあるわけでもないので展示室は結構スカスカです。

新宮晋+レンゾ・ピアノ展 展示室内部
新宮晋+レンゾ・ピアノ展 展示室内部
新宮晋+レンゾ・ピアノ展 展示室内部
新宮晋+レンゾ・ピアノ展 展示室内部

二人の対談等、映像作品が結構あるので全部見てるとかなり時間は掛かると思いますが、もう一つの展覧会の時間も余らせる必要があったので私は1時間強で退散。

ってことで、そんなにお奨めではありませんが、私はまぁまぁ満足かな。

マティス展 @東京都美術館

昨日は安いカプセルに泊まったんだけど、スリッパとかがなく始終裸足で歩くことになったんでこりゃ水虫に気をつけんといかんなぁって感じでした。ここ使うときはスリッパ持参でないとダメだわって言うかもうこのカプセルは使わんかな。

大阪に帰る前に展覧会見ときました。マティス展です。これはタイトルがすっきりしていてよろしい。まぁ「(画家名)展」と言いきれる展覧会は展示作品全体的に自信がないと名乗れないんだけど。

これも時間予約制でしたが、最初の9時半の枠が予約時には埋まってたのでフライト時間の関係で枠開始の10時に合わせるしかなかったんで入場列に並びました。

マティス展
マティス展
やっぱりめっちゃ混んでました。3つあるフロアの内2番目のフロアだけが全面的に撮影可だったのですが(他は不可)、こんな感じ。
マティス展の2番目のフロア
マティス展の2番目のフロア
まぁでもマティスは情報量が多い絵が少ないのでめちゃめちゃ見にくいってほどではなかったです。

展示数は150点超えでかなり多い方ですけど、じっくりは見ないので最後の映像含め50分ほどで退散。お奨め度合いですけどマティスなのでお奨めするしないの問題じゃないですよね。好きな人は見に来るだろうし。

パリのポンピドゥー・センターが工事に入るってことでそこからまとめて借りてたと記憶してますが、ポンピドゥー・センターは元々今年末から閉館だったのであまり関係ないか。ちなみに工事が2025年からに延びたのでまだしばらく開館してます。一度行ったことありますが、工事前までにまた行きたいな。

ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ @アーティゾン美術館

来たのはアーティゾン美術館です。

アーティゾン美術館
アーティゾン美術館
東京駅の八重洲地下街の端っこの出口からすぐなので炎天下を歩かなくて済みました。

入場時間枠内に行けばいいのですが、今回は不可抗力で入場時間枠が始まって10分過ぎの14時10分くらいに入場。大きな展覧会じゃないのにめっちゃ混んでました。ちょっとびっくり。写真撮影は所蔵品は全面的に可で借りてきたものが不可って感じでした。

アーティゾン美術館展示室内部
アーティゾン美術館展示室内部
展覧会は抽象絵画がテーマです。抽象絵画の祖と言われてるセザンヌから始まって現代作家の今年の作品まで展示されています。アーティゾン美術館はいいのをいっぱい持ってるので所蔵品だけでも十分成り立つ展覧会ですが、借りてきている作品も多く、常設展示室含め全フロアで展開。おかげでめっちゃ展示数多いです。案の定混んでるのは最初だけでだんだん空いてきます。
アーティゾン美術館展示室内部
アーティゾン美術館展示室内部
ってことで時間枠は90分もあるので真ん中以降に入場すればわりと余裕あるんじゃないですかね。でもじっくり見てると3~4時間くらい掛かっちゃうと思うので遅く行くと最後まで見れない可能性があったりするけど。私はライブがあるので体力温存もあってさっさと見たのですが、それでも90分くらい掛かりました。

所蔵作品中心なので目玉展示って感じのものはないですけど、何しろボリュームあるので見応えあります。今回も展示リストがホッチキス留めされてました。キャプションやリストでは新収蔵作品がわかるようになっていますが、新収蔵作品だけでも100点近くあったかと。集めまくってますな。

わりとお奨めですが、遠征するほどではないと思いますけど。

金山平三と同時代の画家たち @兵庫県立美術館

兵庫県立美術館にやってきました。展覧会は特に見に来るつもりはなかったのですが、11~17日が「ひょうごプレミアム芸術デー」で無料だと言うことを聞きつけたのでそれなら行こうかと言うことでやってきました。

一応チケットは存在しまして、こんなのがもらえました。結局入口で渡すんですけど。

ひょうごプレミアム芸術デー用チケット
ひょうごプレミアム芸術デー用チケット

兵庫県立美術館
兵庫県立美術館
特別展は金山平三がメインの展覧会ですが、展覧会のタイトルは
「出会いと、旅と、人生と。ある画家の肖像 日本近代洋画の巨匠 金山平三と同時代の画家たち」
ととても長い。

雨だし平日だしってこともあるんでしょうが、無料だということがあまり知られてないからかガラガラ。

特別展としては珍しく全面的に撮影可で、ガラスケースに入れられてる手紙とか写真とかの資料的なもの以外は借りてる作品含め撮影OKでした。国内所蔵のものばかりだから許可得やすいのでしょうか。

ってことで全部じゃないにしろ結構な枚数を撮りましたがどれ載せたらいいか悩んじゃうのでパス。

スルーするつもりでしたけど、私好みの絵がそれなりにあったので見に来て良かったです。でも尖った個性がある絵でもないので凄く惹かれたわけでもないので次あったら見に来るかというと見に来ないと思いますけど。

ってことで、特別展の時でも別料金なのであまり入らないコレクション展も無料なので見ときました。エルンスト、ミロ、ジャコメッティの彫刻やマグリットの版画なども展示されてました。

今回は「ひょうごプレミアム芸術デー」なので兵庫県内では当然他にも無料な施設があるらしいですが、あまりチェックしてなかったので今回はここだけ。ここから歩いて行ける王子公園近くの横尾忠則現代美術館にも行っときゃよかったなと思いましたが。これって来年以降もあるんだろうか。

新収蔵品を核に 東西作家のコンチェルト @BBプラザ美術館

今日は神戸に行ってきました。ひょうごプレミアム芸術デーが11~17日で行われてて兵庫県立美術館が無料ってことで。

仕事してたときと言うかテレワークになる前は難波までは地下鉄のマイスタイルで実質無料で行けたので阪神なんば線経由で阪神岩屋駅まで行ってたのですが、今は大阪駅から阪神本線使います。ってことで大阪駅に来たのでうめきた新ホームを覗いてきました。

西口コンコースは客がいない。

大阪駅西口コンコース
大阪駅西口コンコース
ホームに降りてみたらたまたますぐに貨物列車が通過しました。ラッキー。
うめきた新ホームを通過する貨物列車
うめきた新ホームを通過する貨物列車
編成が短かかったからか後補機は付いていませんで機関車1台だけでした。

ってことで本題。まずは岩屋駅と兵庫県立美術館の間にあるBBプラザ美術館へ。兵庫県立美術館に行く度に横を通るので存在は気にはなっていたのですけど、初めて入りました。

大きいビルの2階フロアの一角にある小さめの展示室が一つの小さい美術館です。2階と言っても坂の途中なので岩屋駅からだと外から2階へ直で入れます。

BBプラザ美術館
BBプラザ美術館
入場料400円ですが、アサヒメイト割引で320円。ちなみに明日だとここもひょうごプレミアム芸術デーの一環で無料だったようだ。

今回の展覧会のフルタイトルは「新収蔵品を核に 東西作家のコンチェルト 特集展示-生誕100年 網谷義郎」です。網谷義郎さんの作品を多く収蔵しているそうで。私は存在知りませんでした。

今回展示されているのは有名画家の作品が多く、なかなかのコレクションだとわかります。上の写真奥の彫刻はルノワール。

ってことで、思ったより良かったです。貸し展示室としても使われたりしているので展示内容はガラッと変わるようですが、内容次第ではまた見に来ることもあるかと思います。

THE 新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦 @美術館「えき」KYOTO

奈良から近鉄で京都へ。いったん大阪に帰って別の日に来るよりも経費節減になるのでまとめて見ることにしました。京都行きの片道分くらい安くなるので。

京都駅ビルの伊勢丹の中にある美術館「えき」KYOTOです。この呼びにくい名前どうにかならんかね。

美術館「えき」KYOTO
美術館「えき」KYOTO
渡邊庄三郎と言う人はなんでも鑑定団の鑑定士の一人の渡邊章一郎さんの祖父です。

ということで、大正から昭和初期の新版画の渡邊庄三郎さんが版元となった作品が展示されています。

展示室は狭いですが、びっしりと展示されているので結構な枚数があります。川瀬巴水とかは有名ですが、それ以外の作品は初見のがかなり多くてとても良かったです。新版画は比較的新しいので状態がいいのばかりだし。なかなかお奨め。

美術館の横は大階段なのですが、今はこんななのね。

京都駅大階段
京都駅大階段
アニメーションになっています。

帰りは経費節減で七条まで歩いて京阪で帰阪。

ってことで、京都と奈良に行ったにもかかわらず、展覧会以外はどこにも寄らなかったのでした。

超絶技巧、未来へ! 明治工芸とそのDNA @あべのハルカス美術館

今日はハルカス美術館へ展覧会を見てきました。超絶技巧と言われる工芸品の展覧会です。

あべのハルカス美術館
あべのハルカス美術館
今回は明治工芸の作品が中心ではなく、現代作家の作品の方がちょっと多く、展示数のうち55%位を占めています。しかも今年完成の最新作やそれに近い最近の作品が多い。上の写真のスルメも現代の作品です。

現代作家の作品は10点ほどが撮影可になっており、SNSで宣伝してねと煽っていました。とりあえず1枚だけ載せときます。

福田亨 - 吸水
福田亨 – 吸水
これは全てが着色していない木材でできていて、蝶の羽の色違いの部分ははめ込んで作られています。下の板も水の部分はレリーフ状に掘り出されていて1枚の板から作られてるそうな。

点数はかなり多くて全部で120点以上あったと思います。なので明治工芸も55点以上はあったと思うのでそれだけ目当てでもわりとい感じ。並河靖之の作品も見た記憶がないのがあったりしてかなり良かったです。

現代作家の作品の感想ですが、根気と集中力って感じ。効率悪すぎる仕事をしてる人たちですが、どうやって食っていってるんだろうか。

細かい仕事の作品が多いのでパピリオでじっくり眺めたりキャプションがある作品も多いので読んでたりしてたのでここでの滞在時間としては最長に近い90分くらいいました。ほんとに最長かは把握できてないけど。