加藤泉 – LIKE A ROLLING SNOWBALL @原美術館

今日は大阪に帰る前に2箇所ほど巡ってきました。

まずは原美術館。あと1年ほどで閉館とのことで、憶えてる内に行っとこうと言うことで。最寄りは北品川ですが、品川駅から歩きました。

原美術館
原美術館
中では加藤泉と言う人の特別展をやってました。こないだ清水寺でやった展覧会でもこの人の作品が展示されてましたね。
こういうマイナーな美術館なんて客いないだろうと思ってたら思った以上に客がいました。

加藤泉の作品には大して興味はありませんが、建物を利用した展示もされていてなかなかおもしろかったです。

原美術館
原美術館
原美術館
原美術館
特別展の作品は大半が撮影可でしたが、常設の作品(建物と一体化してる)は撮影不可という変わった状況。森村泰昌のトイレや奈良美智の部屋が有名ですけど撮れず。

では次。

開廊50周年記念 名品展 @ギャルリーためなが

で、次は銀座へ。画廊のギャルリーためながです。所有品が40点ほど展示されています。無料。

ギャルリーためなが
ギャルリーためなが
春に大阪のギャルリーためながで展示されてたルノワールも展示されてましたが、名品展の名に恥じない有名画家の作品ばっかりでとても良かったです。ルドンが3枚も見れるとは思わなかったな。ピカソの草上の昼食(元ネタはマネ)とか見れて嬉しかったです。

ハプスブルク展 @国立西洋美術館

今日は展覧会とライブのために東京遠征です。

今日はいつもよりちょっと早めの10時30分伊丹発だったので9時上本町発のバスに乗ろうとしたのですが、バス乗り場に着いたらかなり並んでいて、結局満席だと言うことでちょうど私の所で止められて乗れず。1本後の9時25分発のになってしまいました。補助椅子使わせてくれと強く訴えれば乗れたんだろうか。

最近空港でのセキュリティーゲートを通過するリミットが出発20分前に早まったので10時10分までに着かないとダメなのですが、渋滞してたらヤバいぞとかなり焦りましたが酷い渋滞はなく順調に流れて無事着きました。早朝以外の上本町発のバスがOCAT経由になっ手10分ほど余計に掛かるようになったのも痛くて最近かなり余裕を持って出発しないといけなくなってしまいました。新幹線に対する飛行機の時間的なメリットは全くありません。

伊丹のターミナル内は工事中で勝手が全然わからなくなっちゃってました。

今日は初めて787-8に乗りました。787が就航してだいぶ経ちますが、最近国内線しか乗らないので全然乗ったことありませんでしたが、JALが国内線でようやく787を使い出したのでやっと乗る機会に恵まれました。ちなみに787-8より就航時期がだいぶ遅い787-9には2年前に海外旅行でベトナム航空のに乗ってるんだけど。

JALの国内線の787-8の普通席の座席椅子の裏側
JALの国内線の787-8の普通席の座席椅子の裏側
モニタは高精細だし、AC電源もあるんでスマホの充電できるし便利ですな。最新洋楽の専用チャンネルがなくなってたのが悲しいけど(一時的に嵐のチャンネルに変わっただけかも)、洋楽アーチストのアルバムを選んで聴けたりはできます。

ってことで、まずは上野へ。東博とどっち先にしようかちょっと迷いましたが国立西洋美術館へ。ハプスブルク展です。

国立西洋美術館
国立西洋美術館
ウィーンの美術史美術館とブダペスト国立西洋美術館の所蔵品を中心にしたハプスブルグ家ゆかりの美術品を集めた展覧会です。

ハプスブルグ家と言えばプラド美術館もそうですけど借りてきてません。

ピーテル・ブリューゲル(父)とかヒエロニムス・ボスなどは借りてこられてないので超目玉作品はありませんが、ベラスケスの作品が4点ほど展示されていてベラスケスって日本で見る機会が少ないので貴重です。私は美術史美術館には行ってるので現地で見てるけど。

で、常設展も見たのですが、松方コレクション展で展示されていた数年前にルーブルの倉庫で発見された半分欠落した状態のモネの睡蓮が展示されていました。松方コレクション展には行けなかったのでここで見れて良かったです。

クロード・モネ 睡蓮
クロード・モネ 睡蓮
では次。

名場面 @白鹿記念酒造博物館

今日は西宮へ。白鹿記念酒造博物館という、清酒の白鹿を作ってる会社の博物館です。

展覧会のタイトルが「名場面」と言うことで、歌舞伎の名場面など、物語などの場面を描いた作品をメインに展示しています。

白鹿記念酒造博物館 記念館
白鹿記念酒造博物館 記念館
思たより大きい施設でした。展示室はそんなに大きくないですが、小さくもなかったです。
入場料は500円で、Webサイトのチラシを印刷して持参すれば100円引きだったんですが、ど忘れしてて割り引いてもらえず。スマホで提示じゃダメでした。しかし、下の写真にある酒蔵館も共通入場で、そっちに入ると300円弱の値段の吟醸酒がもらえました。

展示は40点そこそこでしたが、明治期の浮世絵が多かったかな。見たこと無かった作品が多かったのでわりと良かったですが、展覧会自体はお奨めと言うほどではありません。客は私以外に誰もいないかなと思ったら数人はいました。家族連れのガキがうるさかったけどまぁ我慢できる範囲。

そう言えば、ニュースサイトで紹介されてた写真の作品なかったなと思ったら前期後期でごっそり入れ替わってたのであった。

次に酒蔵館。昔の酒造りの施設を保存したものです。宮水というのはこの辺りで湧いていたんだそうで。

白鹿記念酒造博物館 酒蔵館
白鹿記念酒造博物館 酒蔵館
酒もらえるし、入場料は500円で安いし、この施設全体としてはお奨めです。

帰りにちょっと前に話題になっていたバンクシーのペイントが近くにあったなあと言うのを思い出したので寄りました。博物館最寄りの阪神の西宮駅からすぐです。

バンクシーのネズミ
バンクシーのネズミ
かなり前からあったそうなので、本物っぽい。でも何でこんな場所に。全景は上の地図リンクからストリートビューで見れます。

浮世絵展 @コヤノ美術館

三条京阪まで歩きまして、京阪で京橋まで戻り、歩いてコヤノ美術館へ。

だいぶ前から存在だけは知っていたのですが来るのは初めてです。毎年内容をガラッと変えた展示をしている美術館で、今年は浮世絵を展示しています。

コヤノ美術館
コヤノ美術館
入り口に電話が置いてあって、美術館の見学の人は内線で電話しろと言うことで掛けましたら女性が応対してくれまして案内してくれました。入館料500円払いました。当然のことながら客は私だけ。

写真撮影は自由と言うことで撮りまくりました。中はこんな感じです。

コヤノ美術館内部
コヤノ美術館内部
浮世絵は想像以上にどっさり展示されてました。実数は数えてませんが、200枚近くはあったんじゃないかな。

清水の舞台から飛び降りる人の浮世絵。こんな感じでわりとちゃんとして説明が描かれてる作品も多かったです。

雪月花 山城 清水花
雪月花 山城 清水花
広重や国芳など有名絵師の作品もありますが、あまり名の通ってない絵師の作品も多くて初めて見る作品が大半。とても良かったです。
ここはコヤノと言う会社の本社ビルらしいんですが、このコレクションは創業者の人のなんですかね?過去の展覧会の情報を見る限り、何でも集めちゃうって感じの人のようで、なかなかおもしろそうです。
展示室に使われてるのは2つ階があって、一つには熊の剥製や100兆円分の焼却残骸とかが展示されてました。
コヤノ美術館内部
コヤノ美術館内部
100兆円分の焼却残骸
100兆円分の焼却残骸
見学していると、そのコレクター本人と思わしき社長?さんが取引先か何かのお客さんを案内して展示ケースに使ってるものが古いのばかりだという話をされてました。数分で戻っていかれました。展示ケースは江戸時代のものだったり大正時代のものだったりかなり古いのが多いそうです。

と言うことで、浮世絵好きならお奨め。前回の浮世絵展は20年前なので当分見れません。12/21まで。日祝は休みなので注意しましょう。

みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ—線の魔術 @京都文化博物館

アメフトが11時試合開始で13時頃に終了したので次は京都文化博物館へ。

あ、そうそう、時代祭やってたのは知ってたんだけど(毎年22日だけど今年は26日に)、パスしました。確か一度も見たことないんだけどねぇ。

一番上の階で「京の名工展」と言うのをやっていて、入場無料だったので覗いてきました(このエントリが公開される頃には終わってます)。いろいろな工芸品などが展示されてましたが、掛け軸などは絵がメインじゃなくて表具がメインだったりして。絵の方はジャコメッティのリトグラフなんかが使われてるものもあったりしておもしろかったです。

で、メインはミュシャの展覧会です。ミュシャ財団所蔵の作品が多く展示されています。日本には土井コレクション(堺に常設館がありますが)など有名なコレクションがあって、堺を除いたとしても1年のどこかでミュシャの展覧会をやっているという状態となるくらい人気です。

冒頭のこのパネルと、有名なポスター3枚が写真撮影可でした。

京都文化博物館
京都文化博物館
ミュシャのポスター3枚
ミュシャのポスター3枚
ミュシャの油彩の完成品は全然展示されていないのですが、直筆の習作がかなり多く展示されていてしかもあまり見たことないのも多かったのでわりと良かったです。

ここは特別展のフロアが2階分あるのですが、一つが丸ごとミュシャの展示で、もう一つがミュシャに影響された作品がメインの展示になっています。これもミュシャ財団所蔵のものが多かったです。最後に日本の漫画とかも展示されていました。

ってことで、図録を買うのは我慢して不二家のペコちゃんとのコラボのお菓子を買いました。

日本の素朴絵 @龍谷ミュージアム

次はバスに揺られてちょっと歩いて龍谷ミュージアムへ。ゆるい絵を集めた展覧会です。

ゆるさで有名な大津絵など無名の絵師の作品が多いですけど、仙厓、白隠、若冲、蕪村などなどの作品もあります。当然耳鳥斎のも。

龍谷ミュージアム
龍谷ミュージアム
わりと混んでました。個人的には大好きな作品が多かったです。声出して笑ってしまいそうになる展覧会なんてなかなかないので満足です。

今日は即位礼正殿の儀記念で無料の所も多かったですが、そういう所はあえてパスしましたが問題なし。

福田美術館 開館記念 福美コレクション展 1期

今日は京都へ。久々の嵐山から。10月に新規オープンした福田美術館にやってきました。

福田美術館
福田美術館
ここはアイフルの創業者が集めた美術品を展示する美術館で、オープン記念で1期2期に分けて主要な作品をどどっと展示しています。ほぼ丸ごと展示替えされるので、2期とも見たい人はオンラインチケットで割安のが買えます。

中はこんな感じの展示室が二つと小さめのギャラリーが一つ。小さい美術館ですが、物足りなさは無かったです、と言うかかなり充実してるかと。ほとんどの作品は撮影可で、SNSで宣伝してくれとのこと。

福田美術館
福田美術館
北斎の肉筆画だけで4点展示されていました。素晴らしい。
葛飾北斎 水中双鴨図
葛飾北斎 水中双鴨図
重要文化財もあったりして名品と呼んでいい作品が多いです。15年ほど前から集め始めたそうですが、よく集められたなあと言う感じ。かなり高額で買ってるんだろうなぁ。

と言うことで、かなりお奨めです。

ラファエル前派の軌跡展 @あべのハルカス美術館

今日はあべのハルカス美術館へ今日から始まった展覧会を見に行ってきました。ラファエル前派の展覧会です。ラファエル前派と言えばミレイのオフィーリアですが、今回はありません。

あべのハルカス美術館
あべのハルカス美術館
上の写真にありますが、宣伝に使われてる絵のあるエリアが撮影可になっていました。

関テレで宣伝してたりしますけど、かなり空いていました。初日って結構空いてるのでお奨めです。

撮影可エリアの様子
撮影可エリアの様子
上の写真にある絵を撮っときました。
ロセッティ 「ムネーモシュネー」
ロセッティ 「ムネーモシュネー」
展示数は思ったより多くて工芸品などもありますけど150点ほど展示されてます。キャプション(説明)のある作品も多いのでじっくり見てると結構時間掛かるかも。

情報量の多い絵が多いので見応えはありました。

12月15日までやってるので会期末に近くなければわりと余裕持って見れるかも。

ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道 @国立国際美術館

今日は国立国際美術館へ。東京に行ったときにも見ましたけど、結構な数が大阪だけの展示になっていたので。

ということで、有名作品などは大阪でも多くが展示されているので1点だけ。クリムトの「旧ブルク劇場の観客席」はこっちでは展示されてませんが、代わりにフランツ・フォン・マッチュの「旧ブルグ劇場の舞台」が展示されています。クリムトのとは反対の方向から見た絵になってますが、人物がコラージュ写真みたいになってるのは変わらないのでこれもおもしろいです。

撮影可の所の写真だけは載せときます。

国立国際美術館
国立国際美術館
グッズでは久々にXLサイズのTシャツが売られてたので、よさげなデザイン(クリムトが着てたスモックとデザインが同じ)のが1枚あったので買ってしまいました。

展示点数多いし、ウィーンミュージアムに行かなくても済むかもと思うくらい充実してるのでお奨めです。12/8までやってるのでそんなに混まないかな。

コレクション展は映像作品が長いので、全部をじっくり見たければ特別展込みで4時間くらいは必要かと。

帰りにぼちぼち歩いてなにわ橋駅まで行きまして、駅構内のアートエリアB1ってところで大阪中之島美術館の開館プレイベントの「サラ・モリス《サクラ》」の上映をやってたので見てきました。50分と長かったですけど退屈はしませんでした。ユーチューバーが撮れなさそうな映像も多かったですけど大阪観光ビデオって感じでしたのでそんなにお奨めではないです。無料なので近くに行ったらって感じ。6日までですけど。