ボストン美術館浮世絵名品展 鈴木春信 @あべのハルカス美術館

帰りにあべのハルカス美術館に寄りまして、展覧会を見てきました。ボストン美術館所蔵の鈴木春信の展覧会です。

あべのハルカス美術館
あべのハルカス美術館
鈴木春信の浮世絵は8割が海外にあるそうで、そのうち600枚ほどがボストン美術館所蔵となっていて、単独の美術館の所蔵品で鈴木春信の展覧会を開くのはボストン美術館以外では不可能だろうとのこと。浮世絵なので印刷物なのですが、錦絵(浮世絵)の初期の人なので現存数が比較的少なく、1枚しか残ってないものが数枚展示されています。と言うことでかなり貴重な機会となっております。

250年ほど前の人なのですが、構図が斬新ってのがあまりないので大して興味もってなかったのですけど、絵の中に文字を隠した暦絵とかおもしろかったです。1枚1枚に解説が付いてるのでそれ読むとかなり興味が持てる絵が多かったです。

全部に解説があったのもあり絵を見るだけで1時間30分くらい、最後のビデオが16分で計1時間50分くらい掛かりました。

ってことで見に来ておいてよかったです。浮世絵好きなら必見かなと。

池大雅 天衣無縫の旅の画家 @京都国立博物館

フットボール観戦の後は出町柳に徒歩で戻って京阪で七条から京博へ。

池大雅の展覧会です。

京都国立博物館
京都国立博物館
来週だけしか見れない重要文化財とかがあったので来週にしようかとずっと思ってたんですが、電車賃もったいないので今日にしました。

池大雅はあまり馴染みがないかも知れませんが、私もあまり馴染みがなかったんですけど、国宝3点で重文も10点以上あり、この数だけで言うと雪舟の次の尾形光琳や狩野永徳クラスなのでめちゃめちゃ凄いんですけど、実際の絵を見ても山水画が多くてインパクトのある絵はあまりないです。瓢鮎図を元にした緩い作品や五百羅漢図がおもしろかったかな。

書家としても有名でいろいろな字体を書ける人でこれが素人目にもうまいなと思わせる字でした。

ということで、国宝は3点とも展示されてますので全貌を把握するにはもってこいの展覧会ですが、お奨めはしないでおきます。あと1週間で終わっちゃうしね。

明治150年展 明治の日本画と工芸 @京都国立近代美術館

次はまたバスに揺られて京都国立近代美術館へ。

京都国立近代美術館
京都国立近代美術館
明治の工芸好きの私としては見とかんといかんなってことで見に来ましたが、去年の「ハイジュエリーと日本の工芸」と結構かぶってたかなと。でも同じ国立近代美術館でも東京国立近代美術館工芸館よりいい工芸品持ってると思います。

なんやらかんやらで特別展は1時間くらいはいました。

常設展はさらっと見ました。印象派の作品(寄託作品なので撮影不可)も展示されててなかなかでした。

ちなみに無料WiFiに繋いで無料の音声ガイドがあるのですけど、無料WiFiも繋ぐのがめっちゃめんどくさいし、アプリをインストールする必要があったりしてめっちゃめんどくさかった上にガイド対象作品がめっちゃ少ない。しかも文章だけ出て音声の出し方わからんかった。少なすぎたのでそれ以上頑張れませんでした。

方向性としてはありがたいんだけど、苦労して見れるようになったと思ったらあまりに少ないのでがっかりしました。俺でも苦労したのに年寄りとかは絶対使えないと思う。

浮世絵師が描いた乱世 @大阪城天守閣

次は大阪城へ。浮世絵の展覧会をやってると知ったので行ってきました。会期が6日までなので行っとかないとってことで。

大阪城天守閣は博物館です。博物館としては日本でトップクラスの入場者数を誇りますな。しかしここに入るの何年ぶりだろう。全くわかりません。

大阪城天守閣
大阪城天守閣
いわゆる武者絵を展示していました。有名所では月岡芳年とか。全部大阪城天守閣の所蔵品です。

全部で59点で1枚1枚に長めの解説文がついていたのですが、浮世絵以外にも戦国武将の書状とかも展示されてたりして想像以上に結構なボリューム。着いたのが閉館の18時まで1時間を切っていたのでじっくり読んでる暇は全く無かったです。とりあえず最後までは見れましたけど。

ちなみに外国人観光客はこの辺には大して興味ないようでじっくり眺めてる客は少なかったです。まぁ解説文は日本語だけだったしねぇ。上の階の常設展示はそれなりに客がいましたけど。

江戸の戯画-鳥羽絵から北斎・国芳・暁斎まで @大阪市立美術館

連休の合間とは言え平日なのでこの日に出かけないのはもったいないと言うことで、大阪市立美術館へ。

公園が有料だった時代のゲートが取り払われていました。この写真には載ってませんけど、無料部分だった通路を越えるための階段もなくなってました。

大阪市立美術館
大阪市立美術館
大阪市立美術館
大阪市立美術館
展覧会は浮世絵の展覧会です。ユニークな絵ばかりを集めてます。こういう絵は大好きです。

北斎漫画は書籍で持ってるし、国芳なども見たことのある作品が結構ありましたが、私の大好きな耳鳥斎もいろいろ展示されていて、初見の絵も多くてとてもよかったです。

展示室は2階の半分だけでしたけど、展示数はかなり多くて1時間半ほどかかりました。平日にしては結構混んでました。

図録買いました。後期も行く予定。個人的な趣味ですけど超お奨め。

東京国立近代美術館 常設展示

ってことで美術展巡りの最後は東京国立近代美術館。横山大観展は見ずに常設展だけです。

東京国立近代美術館
東京国立近代美術館
明治以降の日本の画家の作品で重要文化財になっているものの多くがここで展示されてます。どれくらいの割合なのかはちゃんと調べてませんけど。

残り1時間くらいあったので横山大観展も見れたかなと思ったのですが、常設展がかなりのボリュームで見終わったら閉館時間ちょうどでしたので結果オーライでした。

ここは17時までで、先にこっち来といたら時間有効に使えたかもと思ったけど、こっちは開館が10時なんだよね。移動してたら変わらんな。今思うに、土曜に展覧会巡りをして翌日のFCイベントが終わったら帰るってスケジュールにしてたら土曜は20時まで展覧会やってたので有効に使えたなぁと反省。どっちゃにしろ横山大観展は京都でもやるんで全く問題なかったけどね。

工芸館開館40周年記念 名工の明治 @東京国立近代美術館 工芸館

次は竹橋に移動しまして東京国立近代美術館の工芸館へ。

東京国立近代美術館 工芸館
東京国立近代美術館 工芸館
明治の工芸品が展示されています。この時点で15時45分頃で、東京国立近代美術館の閉館時間が17時までなので東京国立近代美術館本館の横山大観展は断念しました。これも京都でやるのでまあええか。
ってことで、この展示は250円ですが、東京国立近代美術館の常設展込みで500円だったのでそっちを購入。

目玉展示は鈴木⻑吉の十二の鷹ですかね。

ここはかなり狭いので20分も掛からずあっさり見ちゃいました。ちなみに工芸館は金沢に移転予定。東京の名前は残すんですかね?

プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光 @国立西洋美術館

次は国立西洋美術館のプラド美術館展。これも神戸に巡回しますが、兵庫県立美術館は行くのがめんどくさいんだよね。電車賃も掛かるし、それに今年は友の会に入るほどでもないしね。

情報量の多い絵はそんなにないですけど、会期末と言うことでだいぶ混んでいました。

目玉はベラスケスの絵が7点来日していることです。下の写真ではその7点からトリミングされて使われてます。

国立西洋美術館
国立西洋美術館
ベラスケスの時代の17世紀の絵画がほとんどです。ティツィアーノは16世紀ですけど。ってことでゴヤの絵はありません。

点数が70点でそう多くなかったんで40分くらいだったかな。あと、常設展も30分くらいでさらっと見ました。版画・素描展示室の展示がなかなか良かったです。それと、新所蔵品も結構多かったな。ベルト・モリゾやドガも買ったのね。

ま、プラドは展覧会じゃなくて見に行くべきですな。ベラスケスなんて7点どころか数十点展示されてるし、ゴヤなんて100点以上展示されてると思うし、ベラスケスというと世界三大絵画に絶対に含まれるラス・メニーナスですが門外不出だし。ヒエロニムスボスやブリューゲルも来日しないだろうし。

平成30年 新指定 国宝・重要文化財 @東京国立博物館

ってことで、新指定の国宝・重要文化財の展示を見てきました。この展示だけでなくて本館は一通り見てますけど。

東京国立博物館
東京国立博物館
目玉は国宝になった金剛寺の紙本著色日月四季山水図ですかね。見れてよかったです。

常設展では宮川香山のカニを久々に見ました。これなんて常設展示すればいいのに。

ってことで、更に1時間20分ほど、合計3時間近くいました。東博広すぎですな。