サン・アントニオ・デ・ラ・フロリーダ礼拝堂

次はまた地下鉄に乗りまして、ゴヤのパンテオン「サン・アントニオ・デ・ラ・フロリーダ礼拝堂」へ。

ネットで調べたら営業時間がページによって全然違うのでほんとに開いてるかどうか不安でしたが開いていました。よかったよかった。ちなみにここはいつでも無料です。

ゴヤのパンテオン
ゴヤのパンテオン
開館時間を貼っときます。サマースケジュールとなってるのでちょこちょこ変わってるんでしょうな。
ゴヤのパンテオンの開館時間
ゴヤのパンテオンの開館時間
ここはゴヤのお墓があるところなのですが、ゴヤの手による天井画で有名です。内部撮影は禁止。

天井画ですが、ドームの形をうまく利用して描かれていておもしろいです。お金取ればいいのに。

ずっと見上げてるのがしんどい人のために譜面台のような感じで置かれた鏡も4つ設置されています。

ラサロ・ガルディアーノ美術館

次はちょっと離れたところにあるラサロ・ガルディアーノ美術館へ。ここは中心街から多少離れているので地下鉄で。

GoogleMapに導かれて辿り着いた門が閉まってったのでちょっと焦りましたが、反対の西側が正門でした。

ラサロ・ガルディアーノ美術館
ラサロ・ガルディアーノ美術館
ここは日曜の14~15時の間が無料時間(2018年1月現在では開館日は閉館前の1時間が無料らしい)で、それにあわせてきっちり入場。

ここは博物館的な展示も多く、それを丁寧に見るとしゃれならんほど時間が掛かりますが、絵だけなら無料の1時間で十分だと思います。

ここにはヒエロニムス・ボスの「荒野の洗礼者聖ヨハネ」があるのですが、プラドに貸し出し中。明日見ます。でもここで見る方がじっくり見れたんだろうなって感じですが。

絵はゴヤの絵が結構あってなかなか良かったです。後はエルグレコやムリーリョなど。

で、見たかったのが伝ヒエロニムス・ボスの「トンダル(トゥヌクダルス)の幻視」。真作とはされていませんが、とてもおもしろい絵なので。この手のいかにもボスっぽい物は真作じゃないものでも本人作の忠実な模写でしかも作られたのも同時期の可能性が高いのが多いです。

伝ヒエロニムス・ボスの「トンダルの幻視」
伝ヒエロニムス・ボスの「トンダルの幻視」
これもじっくり見れて良かったです。

後はこの女の子の絵が可愛かったです。

ザカリアス・ゴンザレス・ベラスケス Matilde Cobos
ザカリアス・ゴンザレス・ベラスケス Matilde Cobos
ちなみにこのベラスケスはあのベラスケスではありません。

ってことで40分ほどで終了。タダなのがめっちゃありがたい。

ちょっと休憩してたら人を怖がらなそうな小鳥が。パンあげたらさっと咥えて、その後ずっと咥えていました。

小鳥
小鳥

サン・フェルナンド王立美術アカデミー

次はぼちぼち歩いてサン・フェルナンド王立美術アカデミーへ。途中というか、セラルボ美術館の近くにスペイン広場があってドンキホーテ像があります。

ドンキホーテ像
ドンキホーテ像
ってことで美術館着。8ユーロです。営業時間が短いので注意。
サン・フェルナンド王立美術アカデミー
サン・フェルナンド王立美術アカデミー
カウンターの裏側のロッカーに荷物を預けてから鑑賞。

ここはかなり広くて、ざっくり全部見るだけで1時間半ほどかかりました。部屋番号順に見ていけば良いシステムになっています。

古い絵から現代アート(アカデミー会員のものなのかな?)までいろいろ展示されています。ゴヤの絵が結構あって、1枚とてもおもしろい絵がありました。これ見れただけで満足です。

ゴヤ 鰯の埋葬
ゴヤ 鰯の埋葬
アルチンボルドの絵もありました。これも見れて嬉しい。でもルーブルに同じのがあるっぽいけど本物かな?(本物でした)
アルチンボルド 春
アルチンボルド 春
一番上の階はこれと言ったものがないので見なくて良いかも。56番の部屋にピカソの彫刻と素描に近い絵が1個ずつあったくらいです。

階段にも絵が飾ってあるのですが、ラファエロのキリストの変容の模写があってかなり高レベルでした。

ってことで1時間半ほどいました。

中2階で企画展をやっていて別料金で3ユーロ追加すれば良いとのことでしたが、まぁ見なくて良いかなと言うことでパスしました。

ってことで次。

セラルボ美術館

11時頃に寝たのですが、4時半頃に目覚めました。

で、だらだらこの日記を書いたりしてすごしまして、昨日スーパーで買ったパンをぱくついてから出発。

まずはセラルボ美術館。

セラルボ美術館
セラルボ美術館
日曜が無料日で(通常3ユーロ)、開館の10時に合わせて行ったんだけど、入口に結構な人だかりができていて、10分ごとに10人ずつしか入れないようにしているようで結局30分ほど待たされました。11時頃に出てきたときには誰もいませんでしたけど。人がどどっと来ちゃうともっと並ぶんだろうな。3ユーロをケチらずに通常営業の日に行った方が楽に入れる気がします。

で、まずはクロークに荷物を預けさせられて、無料チケットを手渡されてました。で、係員のお兄さんについて行けという感じだったので、説明を受けつつ鑑賞。と言いながらスペイン語なのでなんのこっちゃらわかりませんでしたが。

お金持ちのお家をそのまま美術館にしたような感じなので、壁一面に絵が飾ってあったりしてるので、有名画家の絵は係員のお兄さんが説明してくれるので着いていって良かったです。

セラルボ美術館の内部
セラルボ美術館の内部
カラバッジオの絵とかあるんだね。本物かね?エルグレコは2枚ありました。写真は撮り放題です。フラッシュは当然ダメ。
カラバッジオ
カラバッジオ
説明自体は25分ほどで終わって、もっといていいよと言われましたが一通り見れたので退散。

このステンドグラスを掲げた彫刻がおもしろかったです。

ステンドグラスを掲げた彫刻
ステンドグラスを掲げた彫刻
ってことで次行きます。

ソフィア王妃芸術センター

ってことでソフィア王妃芸術センター着。19時50分頃でした。

ソフィア王妃芸術センター
ソフィア王妃芸術センター
この時間は無料ですが、チケットカウンターでチケットを受け取る必要があります。

ってことで、無料時間は毎日あるので何度かに分けてくればいいかなってことでまずは様子見で軽く廻りましたがめちゃ広い。じっくり見ることはせずに完全に流して見るだけなのに1時間では全然廻りきれませんでした。

あ、そうそう、ここで一番の有名作品のゲルニカは見ました。やはり人だかりができていましたがじっくり見ることはできました。

この美術館、基本的には撮影可なのですがゲルニカはダメで、ゲルニカのある周囲の206と書いてあるエリアは全部撮影不可のようです。

ちなみに閉館15分前の20時45分頃に追い出されました。

ってことで、また来ます。

トレド大聖堂

トレドの街をちょっとだけ。道はこんなところが多くて雰囲気あります。

トレドの道
トレドの道
トレドの最後はトレド大聖堂。最近買ったSONY AS300で撮影。超広角カメラとして使うことが増えそうだ。
トレド大聖堂
トレド大聖堂
オーディオガイド付きで8ユーロでした。が、日本語がないのでパスしましたが、教会内部の絵とかは説明書きが何もないので英語版だけでも借りといた方がいいかも知れません。美術館部分の展示品には作者やタイトルくらいはわかるようになっていますが。

で、この教会めちゃでかくて凄いです。装飾が超豪華だし。説明が難しいんだけど、手の込んだ彫刻が施された椅子が大量に並んでるところとか。肘掛けの辺りに奇っ怪な彫刻があったりします。

聖堂内部の椅子
聖堂内部の椅子
で、美術館部分は横にくっついていまして、ここにもエルグレコの絵がそれなりにありますが、エルグレコ美術館のと同じ十二使徒の絵があります。どっちも本物?カラバッジオの絵が1枚あるのですが、やっぱり凄いね。

エルグレコ 聖衣剥奪
エルグレコ 聖衣剥奪
カラバッジオ 洗礼者ヨハネ
カラバッジオ 洗礼者ヨハネ

エル・グレコ美術館

次はエル・グレコ美術館へ。

エル・グレコ美術館
エル・グレコ美術館
エル・グレコ美術館展示室入り口
エル・グレコ美術館展示室入り口
なんと無料日でした。有料でも3ユーロくらいだったと思うけど。

ここも古い建物を利用した美術館です。

名前の通りエルグレコの作品を集めた美術館ですが、古いコレクションではないので20点ほどとなっております。「トレドの眺めと地図」がとても良かった。これだけでも見に来る価値があるかと。

トレドの眺めと地図
トレドの眺めと地図
ここの写真撮影可でした。

サント・トメ教会

トレド大聖堂に着きましたが、人が多そうだったので後回しにしまして、サント・トメ教会へ。

サント・トメ教会
サント・トメ教会
ここは世界三大絵画(4大絵画にしちゃえば全部入って丸く収まるのに)の一つに入ることがあるエルグレコの最高傑作と言われる「オルガス伯の埋葬」があるので有名。と言うかそれ以外は普通の教会です。2.5ユーロ。写真撮影は不可。

絵はじっくり見ましたが、20分ほどで出ました。

サンタ・クルス美術館

美術館巡りしか趣味がないのでまずはサンタ・クルス美術館へ。

サンタ・クルス美術館
サンタ・クルス美術館
窓口でチケットを買おうとしたらおばちゃんが自動券売機を操作してくれました。5ユーロ。

ここは古い病院を利用した美術館で、最初は教会の再利用かなと思ってそこを展示室に変えたのかなと思ったら外側にも建物がくっついていてそっちが病院なのかも。近現代の企画展とかもやってたりしてました。ここはエルグレコの絵がそれなりにあります。

エルグレコの「無原罪のお宿り」が貸し出されていて見れませんでした。でも日本でのエルグレコ展(この絵が目玉展示だった)で見てたんでよかったです。写真撮影は可能でした。

ちなみにこれも無原罪のお宿りですが、有名じゃない方です。

エル・グレコ 無原罪のお宿り
エル・グレコ 無原罪のお宿り
現代作家の企画展とかはサクッと流したので40分弱で退散。

デトロイト美術館展 @大阪市立美術館

今日は天王寺公園内の大阪市立美術館で今日から始まったデトロイト美術館展を見てきました。

デトロイト市破綻で所蔵の美術品を手放すのかどうかで話題になったデトロイト美術館の所蔵品の展覧会です。

今日も電車賃が実質掛からない動物園前駅から行ったので「てんしば」にはまだ足を踏み入れたことがありません。

大阪市立美術館
大阪市立美術館
展示されているのは印象派から20世紀前半までのヨーロッパ絵画となっています。4章中の3章はほぼお馴染みの有名画家の作品が並んでいます。

展示は1階の半分だけで、点数は52点で少ないですが、なかなかいい絵が多かったです。ピカソの6点はこれだけでも見に来る価値ありって感じ。デトロイトに行く機会はなかなかないと思うので美術好きなら行っときましょう。ここはブリューゲル(ピーテル・ブリューゲル(父))の作品を1点持っているのでそれ見たかったなぁ。

ショップの一角で流していた関テレ制作のビデオは、翌日曜の朝にテレビで全く同じのをやっていました。

常設展をやってなかったのが残念。

あ、そうそう、この展覧会、写真撮影が可能になったというのでちょっと話題になりましたが、毎日ではありませんで、今のところ祝日の8/11を除く8/31までの火水木曜日のみとなっております。会期は9/25までです。その後東京に巡回します。