美しい春画-北斎・歌麿、交歓の競艶- @細見美術館

今日は京都へ展覧会を見てきました。まずは細見美術館での春画展。

細見美術館
細見美術館
細見美術館は普段はアサヒメイト対象なんだけど、今回は非対象ってのに気づかず前売り買ってませんで通常価格で入場。当然撮影不可。

9年前の春画展より肉筆画が多かったです。エロの力は偉大ってことで版画も豪華だし、肉筆画も色数が多くて品質が凄い。

今回はえげつないのとか笑えるのとかは少なくて見やすいっちゃ見やすい。

北斎の肉筆画などが見れるのでお奨めです。若い女性客も多いので気にせず見に来ましょう。当然18禁ですが。

客は多かったです。多すぎて見にくいってほどではありませんでしたが。土日は混むかな。前期が14日までだったので今週中に来とこうってことで来たんですが、後期も見るかどうかは悩ましいところ。笑えるのがもうちょっと多いと嬉しかったんだけど。

あ、そうそう、浮世絵の女性ってつり目の人が多いですが、垂れ目の女性が描かれてたりしてたのがあったりしたのが新鮮でした。

キャプションの説明書きが多いってこともあり1時間15分くらいいました。

特別展 響きあう絵画 宮城県美術館コレクション @神戸ゆかりの美術館

今日は神戸というか六甲アイランドへ展覧会を見てきました。神戸ゆかりの美術館です。

神戸ファッションプラザと言うでかいビルの1階にあります。

神戸ファッションプラザ
神戸ファッションプラザ
神戸ファッション美術館も向かいにあります。

雨模様で平日だったので人気(ひとけ)が少ない寂しい状況。この写真で見えてる高層階はホテルプラザで、その下が商業施設になっていて今年春まで閉鎖されていたそうですが復活したそうです。が、商業施設がくっついているというのに気づかなかったので寄りませんでした。土日とかは賑わっているのだろうか。こういう奇抜な形状のビルは日本じゃ当分建てれないでしょうから貴重ですな。

ってことで展覧会。フルタイトルがやっぱり長くて「特別展 響きあう絵画 宮城県美術館コレクション カンディンスキー、高橋由一から具体まで」です。宮城県美術館が改修中でお休みなので重要作品含めてまとめて展示しています。1200円ですが、アサヒメイトだと団体料金の1000円。

神戸ゆかりの美術館
神戸ゆかりの美術館
展示しているのは近代以降の国内の作品が多いですが、海外の作品はカンディンスキーとクレーが多めですがそう多くはありません。

撮影は大半が可能で、最後の方に展示している1枚だけ不可でした。あまり知られてない展覧会だからか私の周りは係員以外は終始私だけ。

神戸ゆかりの美術館
神戸ゆかりの美術館
展示室全体を見渡せないので同時に見ていた客が何人いたかはわかってませんが、ほぼ最後まで私以外客いませんでした。そろそろ見終わりという頃に小学生くらいの女の子3人組がスタスタやってきて、ほとんどの絵を見ずに最後の方の絵の写真を撮って帰っていきました。なんだったんだ。ま、高校生以下無料だからねぇ。

点数は74点ほどで多くはないんだけど、キャプションの説明書きが多くて1時間弱掛かりました。

ってことで、感想ですが、近代日本の有名画家の作品が結構多いし、有名作品もちょっとはあるし、仙台に行く機会もそうそうないでしょうから見にきといて良かったです。電車賃がちょっと掛かるのがアレだけど、今日は雨でしたが駅から濡れずに移動できるので良かったです。最初の写真は帰りに撮ってて屋外なので濡れるんだけど、往路は濡れないルートで行きました。

帰りはなんば線で難波で下りまして、ちょっと買い物したんだけど、さらに下寺町のスーパー玉出に寄ろうと思ったらなんと閉店してた。最近玉出は閉店が多いですがここまで閉店するとは。

休日のうめきたとKITTE大阪

アメフト帰りに大阪駅で一旦降りまして、こないだ見たvs.での現代美術をもう一度見てきました。無料だし(予約は昨日のうちにやっておきました)、もうちょっとじっくり見ときたかったし、こないだは平日で人数少なかったんで客が多い日も見とこうかなと。

連続する共鳴 真鍋大度新作個展
連続する共鳴 真鍋大度新作個展
この2枚目の右端の赤い縦線が私。
連続する共鳴 真鍋大度新作個展
連続する共鳴 真鍋大度新作個展
人数増えたんでその分作品も賑やかになりましたがまぁそれだけっちゃそれだけ。

最後の部屋は子供が走り回ってました。楽しそうでよろしい。

連続する共鳴 真鍋大度新作個展
連続する共鳴 真鍋大度新作個展
最後の部屋も一応全部のパターンは見れたと思いますので満足です。

うめきた公園芝生広場は大盛況。来たときはライブやってましたんでこの写真はその後の片付け中。

うめきた公園芝生広場
うめきた公園芝生広場
とにかく子供が楽しんでるのはとても良いですな。

イノゲートの北側の歩道を歩きました。

車道の排水口
車道の排水口
この排水口より車道の方が低いので車道はかさ上げするんでしょうね。

これが電線地下化のための変圧器ユニットを置く場所なのかも。

変圧器の場所?
変圧器の場所?
大阪駅西口周辺の再開発はまだ完了してませんで、西口の改札の向かいの高架下にはバスターミナルができたり商業施設もできる予定ですけど、まだまだ工事中です。バスがイノゲートの中を通るルートになってるんですけど、北向きなのか南向きなのかがとても気になります。南から入って北向きに出るのが高速の入口との繋がりとかがスムーズだと思うんだけどどうなるんでしょうかね。ああでも北から入ると仮定した場合でもその辺りに信号作ってるようなので阪神高速の梅田出口からでも最短距離でスムーズに入ってこれそう。

KITTE大阪は1階のメインロビーとかだけは入ったことあったんだけど、今日は上に上がってみました。

これは1階ですが元の場所に戻ってきた大阪中央郵便局。中央郵便局が第1ビルのままで戻ってこないのではと言われていましたが、KITTEと言う名前にしてるのに戻ってこないわけないだろうと思ってました。

KITTE大阪 大阪中央郵便局
KITTE大阪 大阪中央郵便局
2階の全国(当然全部じゃないけど)の名産品が買えるアンテナショップ街は大盛況。大丸側と繋がってる2階のデッキからやってくる人が結構多いようで。

オープンしてない店舗が結構あります。これは3階のマップですが他の階も。

KITTE3階マップ
KITTE3階マップ
工事中の壁にいつオープンとなってるところもありましたが、ないところも結構あるんだけど、埋まってないのか工事や準備が間に合ってないのかは不明。

KITTEがあるJPタワーは巨大ビルですが、ホテル用のエレベータとかオフィス用のエレベータとかがあったり、劇場もあったり、バックヤードもなんかかなり広そうだったりしてKITTEの商業エリアの1フロアは思ったより狭いです。通路も狭めで広々感は全くありません。開業直後の休日と言うこともあり人混みで余計に狭く感じました。

謎のアート空間。

謎のアート空間
謎のアート空間
プロジェクターで映してるのはアートで良いんだけど、前の謎の空間は何なんだろうか。床がかなり古そうなんで昔の郵便局の一部かな。

今日も晩飯は大阪駅前ビルで食うことにしましたが、さすがに前回と同じインド料理屋にするのは避けまして、今日は中華を食いました。安いし料理はおいしかったんだけど、中華屋にありがちですが白飯ダメですな。マズいってほどではないんだけど。

明日への出発 フランスの作家たちの物語 @BBプラザ美術館

今日は王子スタジアムでアメフト観戦ですが、その前に比較的近くにあるBBプラザ美術館での展覧会を見てきました。

展覧会のフルタイトルは「BBプラザ美術館開館15周年記念コレクション展 |明日への出発| 後期:フランスの作家たちの物語」でやっぱり長い。

BBプラザ美術館
BBプラザ美術館
前期は日本ので後期がフランス絵画。小さい美術館なので料金が400円ですが、アサヒメイト対象で320円でした。

ってことで一部撮影可でしたが割愛。以前にも来てますが、ロダンの彫刻が結構多く展示されてたりしたので前回とはだいぶ違ってたと思います。客は私の他にもちょっといましたがやっぱり少なかったです。

ってことでスタジアムに向かいます。

塩田千春 つながる私 @大阪中之島美術館

次は5階に上がりまして、大阪出身の現代美術家の塩田千春の展覧会。世界的には知られている人らしい。

現代美術には大して興味がない私ですが、メンバーシップ会員対象なので見ることにしました。

映像作品と挿絵以外は撮影可でした。入場前に既に作品があったりしますがあえてここでは割愛。

塩田千春 つながる私
塩田千春 つながる私
会場に入ったら目一杯に作品が。これってどうやって準備するんだろうか。本人はどこまで関与してるのかな。
塩田千春 巡る記憶
塩田千春 巡る記憶
作品名は作品リストからですけど、間違ってるかも知れません。

軽く動画も撮ってます。

木下佳通代の時はガラガラだったのですが、こっちは想像以上に客が多かったです。

現代美術って準備や保管が大変なのが多いんで展示する方も大変だなぁと思っちゃう方が先に来てしまいます。(追記:本人の指示で本人含め50人くらいで手作業で1から作り上げたんだそうな。いやぁ大変ね。)

まぁでもおもしろかったです。本人の製作歴を語ったインタビュー動画が30分ほどあるんですけどそれは全部見ましたんで合計1時間弱掛かりました。

TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション @大阪中之島美術館

電車賃ケチってと言うか、環状線一駅乗っても大して歩く距離が短くなるわけでもないのでグラングリーン大阪から徒歩で大阪中之島美術館に向かいました。18日の記事で書いた気になっているグラングリーン大阪の南にあるなにわ筋線関連の工事している場所を通って行きました。

車道は完全に通行止めですが、歩行者は高架下を通れるようになっていたので遠回りせずに済みました。

高架下は歩行者は通れます。
高架下は歩行者は通れます。
この高架下をまっすぐ行くと大阪中之島美術館と関電ビルの間に辿り着きますが、1ブロック分寄り道して出入橋のきんつば屋に寄りました。
出入橋 きんつば屋
出入橋 きんつば屋
ずっと気になっていたのですが初めて食います。きんつば1個を100円で買って食いつつ美術館に向かいました。ちなみに私の好きなタイプのきんつばでしたので大阪中之島美術館に来たついでにまた買うことになる可能性が高いかな。

ってことで美術館辺りにやってきました。関電ビルは万博仕様で最上部がペイントされています(青色がないなと思ってたらこれはまだ途中らしい)。

関電ビル
関電ビル
大阪市立科学館の工事のついでに大阪中之島美術館との間のデッキ橋の接続工事も完了して開通していました。
大阪中之島美術館と南側との連絡橋
大阪中之島美術館と南側との連絡橋
スロープは思ったより大がかり。
スロープ
スロープ
後ろに映ってるのが大阪市立科学館です。

ってことで本題。展覧会です。

大阪中之島美術館
大阪中之島美術館
フルタイトルは「開館3周年記念特別展 TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション」です。

東京国立近代美術館と大阪中之島美術館とパリ市立近代美術館(ポンピドゥー・センターとは違います)の所蔵品を集めた展覧会です。

オフィシャル情報によると「3館のコレクションから共通点のある作品でトリオ(3点1組)をつくり、構成するという、これまでにないユニークな展示により、コレクションの新たな魅力を浮かび上がらせます。思いがけない作品の組み合わせによる新鮮な化学反応をお楽しみいただき、お気に入りの作品を見つけていただければ幸いです。」だそうな。

美術館単独の展覧会を開くのはかなり難しくなってますのでこういう企画になっているんだと思います。

ほとんどの作品は撮影OKでした。ダメだったのは2点くらいかな。

平日でしたが思ったより客は多かったです。

TRIO展
TRIO展
国内の作品は有名なのだと見たことのあるのが多かったってこともあり見といてよかったと思うほどではありませんでしたが、まぁまぁ良かったです。

最後の部屋に映像作品がありまして一つ丸ごと見ちゃいましたが見なくてもよかったかな。滞在時間はトータルで70分ほどでした。

連続する共鳴 真鍋大度新作個展 @VS.

今日は展覧会のハシゴです。まずはうめきたの北地区に新しくできたVS. と言う安藤忠雄が設計監修した文化施設に行ってみました。基本的には展覧会とかに使える空間が4つあるだけなので、美術館じゃなくて文化施設ってことになっています。ま、国立新美術館とかも展示空間だけなんだけども。大きな展覧会の会場になることが多い東京都美術館もほんのちょっとしか所蔵品がありませんが、東京都自体はいろいろ持ってます。

うめきた公園の一部と言うことを意識して、地下に展示室があります。

VS.
VS.
天井高15mの大空間になってる展示室の建物は地上に出ていますが(写真左)、ツタで覆われることになるっぽくて既に結構ツタが伸びています。入口のガラス張りの建物の1階はカフェとなっていますが、1杯1万円超えのコーヒーを売ってたりします。

で、今回は開館記念展覧会で、「VS. OPENING EXHIBITION 連続する共鳴 真鍋大度新作個展」と言うタイトル。

連続する共鳴 真鍋大度新作個展
連続する共鳴 真鍋大度新作個展
無料ですけど時間予約制となっています。予約してなくても空いてればその場で予約すればOKって感じでした。

作品は4つの部屋ごとにありまして、鑑賞者の動きをキャプチャーして作品に反映させる作品になっていたりします。説明はこのリンク先見た方がわかりやすいかな。

一つ目の部屋はこんな感じ。私が映ってます。

連続する共鳴 真鍋大度新作個展
連続する共鳴 真鍋大度新作個展
二つ目はこの赤い縦線になってるのが私の位置を反映したもので、動くと追随します。
連続する共鳴 真鍋大度新作個展
連続する共鳴 真鍋大度新作個展
部屋の中央付近に立つと壁の位置より更に奥行きがあるように計算されて投影されています。天井を見るとどこが壁になっているのかがわかると思いますが、床の方を見るともっと奥に床があるように見えてると思います。

ということで、猛暑の平日ってことで客が少なかったですが、客が多い方が作品に反映されておもしろいかも知れません。

3つめは割愛しまして、最後の部屋は大空間を利用した映像となっています。どれくらいのパターンがあるのかがわかってませんが、ずっと見てると時間が経っちゃうので適当なところで切り上げて出ました。トータル30分くらいいたかな。ずっと居れると思いますけど、特に二つ目の部屋は大音量なのであまり長居しない方がいいかも。耳栓持ち歩いている私はずっと使ってました。

最近のテクノロジーの発展は凄いなと思うばかりですが(私はこういうのに使うプロジェクターを開発してたこともあるんで作ってた方の人なのですが、私の頃とは明るさの性能が全然違いますな)、こういう感じの芸術にめちゃめちゃ興味があるわけでもないので有料だったら見てないと思います。

とにかく無料なのでお奨めです。10月14日まで。もう1回くらい見に行こうかな。

デ・キリコ展 @神戸市立博物館

次は阪急で神戸に向かいまして、神戸市立博物館でのデ・キリコ展。

神戸市立博物館
神戸市立博物館
円安で大規模な展覧会を開きにくい今日この頃ですが、結構頑張って集めてきてます。画家の名前だけを冠した展覧会に恥じない内容となっております。

撮影可の作品がちょっこちょこあったので不可のが入らない写真を1枚。

デ・キリコ展
デ・キリコ展
平日で16時頃に入館したので(閉館は17時30分)超ガラガラでした。

金土は20時まで開いてるので特に金曜はチャンスだと思います。

デ・キリコは上の写真に描かれてるマヌカンのイメージが強かったですが、色々なのが見れて良かったです。

滞在時間は1時間弱でした。

虫展 @市立伊丹ミュージアム

今日は展覧会でお出かけです。まずは伊丹ミュージアムでの虫展。

私立伊丹ミュージアム
私立伊丹ミュージアム
展示してるのは伊丹市立美術館だった場所ですが、伊丹市立博物館の機能を取り込んで(1室だけ博物展示してるらしいが今回は入らず)2022年から名前が変わってます。

今回は虫展と言うことで、虫をテーマにした国内作品の展覧会です。昆虫だけじゃなくてムカデやクモや昔の人の想像の産物や虫は登場してないけどテーマが虫になっている作品とかも。

料金は1000円で最近では安め。マイナーな美術館で平日ってこともありガラガラでしたが、ちょっとは客いました。

こういうテーマ展でないと見れない作品が多く、なかなかおもしろかったです。写真の絵は450年ほど前の「針聞書」で、検索してみてください。
左は蟯虫(ぎょうちゅう)で、「庚申の夜に体より出て閻魔大王にその人の悪事を告げる虫」だそうな。

解説付きキャプションが多く、展示数も結構あったので100分くらい掛かりました。会期は29日までですのでそろそろ終わりです。

特別展 レスコヴィッチコレクションの摺物 後期展示 @大和文華館

今日は奈良へ。経費節減で展覧会とまとめて。

大和文華館のレスコヴィッチコレクションの摺物の後期展示を見てきました。丸ごと入れ替わるってことで。

書きたいことは前回書いたので詳細は割愛。

この写真だと全然人がいませんが、盆休み中なので前回よりは多かったです。

大和文華館
大和文華館
今日も集中力が無かったので1時間ほどで退散。17時閉館ですが、次の予定のなら燈花会と東大寺大仏殿夜間拝観が19時からなので閉館10分前くらいまで中のベンチで休憩してましたが。