ミュージアムカード&新教会

無事SIMも使えるようになったんで次はミュージアムカードの入手(こちらでまとめました)。10時過ぎてたので新教会に向かいました。教会と言っても今は教会としては使われておらず、イベントなどで使われているそうな。

新教会
新教会
ここでミュージアムカードが欲しいと言うとあっさり買えましたが、買うときに滞在はどのくらいかと聞かれ、1週間だというとテンポラリカードというのを渡されました(tijdelijkがtemporaryの意味)。1ヶ月(31日間)だけ有効で、オランダの住所を持てば1年間有効に変えられるとか何とか言ってた気がします。今回の目的には何ら支障ないのでそのまま購入。59.9ユーロでした。今回の両替レート(129円くらいでした)からすると7800円くらいですが、オランダの美術館はみんな高いし、有名所はほとんど対象なので余裕で元取れます。買わなきゃ損です(追記:この記事を書いた当時は回数無制限でしたので)。
Museum Kaart
Museum Kaart
買うときに「ここも見てく?」と聞かれたので同意すると、チケットとポストカードをくれました(追加料金は不要。0ユーロのレシートをくれるところが多い)。ミュージアムカードを持っていても入場券売り場で並んでお金の代わりにカードを提示するって美術館が多いですが、混んでる美術館だと入場のところでバーコードリーダを持ってる人がいてカードを見せてリーダーで読んでもらうるだけで入れる場合もそれなりにあります。

ここでやっていたのはシャガール関連の展示だったようですが、ビデオの上映をやっていたくらいでめぼしい展示は無し。ってことでさっくりと退散しました。

養源院

次は養源院。目の前の京博には数えきれんほど来ていますが、ここには来たことがなかったんで一度は見ておこうと言うことで。

京博の前にある三十三間堂の東側にあります。

養源院
養源院
ここは徳川家臣の多くが自害したまま放置されていた伏見城の床板を天井板に使った血天井で有名ですが、俵屋宗達の杉戸絵と襖絵があるのでも有名で、獅子の杉戸絵はこないだの琳派展でも展示されていました。

拝観料500円ですが、かなり丁寧に一つ一つ説明してくれます。当然ある程度まとまった人数相手になりますが。

ということで、更に東には長谷川等伯久蔵親子の国宝の襖絵で有名な智積院がありますが、どちらも見たことがない人は京博に来たらどっちも見ておきましょう。三十三間堂は当然行くとして。

京都国立博物館

次は京博に行きまして、常設展を見てきました。常設展と言ってもごっそり展示替えはされています。

京都国立博物館
京都国立博物館
奈良博のパスポートを持っているのでタダでしたんでざくっと一通り見てきました。作者とかは忘れたけど(賀茂行幸図屏風 塩川文麟筆?)、描かれている一全部がおもしろい表情をしている絵があってなかなか面白かったです。

ってことで次。

宝蔵寺 寺宝特別公開

今日は京都へ行って来ました。まずは宝蔵寺。2/5~8の4日間だけ寺宝公開されているので行ってきました。伊藤若冲の誕生日が旧暦の2月8日なのでそれに近い土日を挟む期間で公開しているようだ。

河原町通りの一本西の三条と四条の間と言う繁華街の中心地域にあります。近くの錦市場辺りで生まれ育った伊藤若冲ゆかりの寺として有名です。伊藤若冲の絵は2点所蔵していまして、伊藤若冲が家族のために建てたお墓とかがあったりします。

宝蔵寺
宝蔵寺
あまり人いないかなと思っていましたが結構盛況で、公開場所が狭いので整理券を渡されて本堂で10分ほど順番待ちをしました。

所蔵している伊藤若冲の絵の一つが髑髏図でこれがわりと有名。他には弟の絵や弟子の絵などが展示されていました。

ってことで次。

金銀の系譜 宗達・光琳・抱一をめぐる美の世界 @静嘉堂文庫美術館

次は世田谷にある静嘉堂文庫美術館へ。三菱財閥の岩﨑家所蔵品を展示する美術館です。国宝の曜変天目茶碗3つの内一つを持っているので有名。二子玉川から歩いて行きましたが、20分ほど掛かるのでバスで行く人が多いです。

リニューアルオープンと言うことと俵屋宗達の源氏物語関屋・澪標図屏風(国宝)と尾形光琳の住之江蒔絵硯箱(重文)の修復完了を記念した琳派の展覧会です。

静嘉堂文庫美術館
静嘉堂文庫美術館
展示室が小さいので30数点しか展示されていませんが、素晴らしい作品が多く見応えは十分。来て良かったです。

曜変天目茶碗も展示されていました。

23日までですが、行ける人は是非。

ってことで、二子玉川から羽田に行きましたが、東急を2回乗り換えて蒲田まで行き、蒲田からバスで羽田へ。不便ね。蒲田からのバスは30分以上掛かったし。でも目黒線とか初めて乗れたので良かったです。

で、今回も羽田で早めの便に変えてもらって17時半発の伊丹行きで帰阪。

特別展「始皇帝と大兵馬俑」@東京国立博物館

ってことで次は東博での兵馬俑展を見てきました。兵馬俑は1983年の大阪城博(この時が初来日だったはず)で見ていますので32年ぶりか。見たいって感じもありませんでしたが、奈良博のパスポートが使い切れるかどうか微妙な感じなのでとりあえず見てきました。

東京国立博物館
東京国立博物館
入場待ちはありませんでしたが大盛況。

展示の最後にはレプリカの記念撮影スポットが用意されていました。

兵馬俑(複製)
兵馬俑(複製)
ってことでいつものように総合展示(入れ替えしまくりの常設展)も見てきました。伊能忠敬の日本沿海輿地図が展示されていました。
日本沿海輿地図
日本沿海輿地図
柴田是真の屏風を見れたのが収穫。漆で絵を描くので有名な人ですが、こんな立派な屏風を残してたのね。
柴田是真 四季花鳥
柴田是真 四季花鳥
ってことで次。

プラド美術館展 @三菱一号館美術館

今回の遠征の最後は三菱一号館美術館のプラド美術館展。スペインのマドリードのプラド美術館からまとめて来日しています。

プラド美術館展
プラド美術館展
上の写真の右側の絵がヒエロニムス・ボスの絵で、ヒエロニムス・ボスの絵自体が来日することが今回が初だそうな。(追記 2016年にこの絵はボスの真筆では無いと判定されたらしい。ってことで初来日では無くなったってことか。プラドは真筆だと主張しているそうだけど。)

ってことで、さすがプラドという絵が多いです。ゴヤの絵がおもしろいのが多かったな。

関東に住んでいる人は是非行きましょう。

今回マイルでの東阪移動だったので、帰りは最終便を予約していましたが、見終わった後すぐに羽田に行き予約を変更してもらってサクッと帰阪。マイルだとこれができるので有効活用。

銀座「春画」展 @永井画廊

次は東銀座まで行きまして、永井画廊で開かれている銀座「春画」展を見てきました。

永井画廊
永井画廊
極小さいフロア3つ使っていましたが、3つめの最上階は物販がメインだったので実質2フロア。展示数はかなり少ないのでわざわざ見に来なくてもよかったかな。1000円は高いと思いましたですはい。でも1つめのフロアに展示されていた冊子になってる作品についてはiPadで全ページ見れるようになっていました。

2つめのフロアは複製品(画質を向上したリクリエイトと呼んでいる一連のあれ)でしたので撮影可でした。

ってことで次。

春画展 後期展示 @永青文庫

今日泊まりにしたのは美術展巡りです。

まずは春画展。京都でやるのわかってたんですが、最初に2回分買ってあったんで見ることに。オークションで捌けば良かったんでしょうがめんどくさくてほったらかしにしてたのよね。

10時半頃に着きまして、15分ほど並びました。待っている間係の人が永青文庫について説明してくれました。入口の毛筆の春画のもじは細川元総理が書いたものだそうな。

永青文庫
永青文庫
後期展示と言うことで前期とはがらっと変わっていましたが、前期の方がよかったかな。円山応挙も春画を描いてたのねぇ。図録買ったけどまだちゃんと見てなかった。

やはり大混雑で、照れ隠しか喋る人が普通の展覧会よりかなり多い感じでした。

近くに椿山荘があるのですが、敷地内の道の脇にも椿が植えられてます。で、椿って花がしおれる前にぼとっと落ちるって話は知っていましたが、歩いていると目の前でぼとっと落ちました。ああ、ほんまにこういう落ち方するんやと。

江戸川橋への帰り、鴨が道路にたたずんでいました。近くにカラスがいたので襲われてたのだろうか。

鴨
ってことで次。

国宝 一遍聖絵 @神奈川県立歴史博物館

次は馬車道駅まで行きまして、近くの神奈川県立歴史博物館へ。国宝の一遍聖絵が展示されている展覧会です。3箇所でやっていて3箇所回ると全巻見れたそうです。(このエントリが公開される頃には終わってます)

神奈川県立歴史博物館
神奈川県立歴史博物館
これはさっくり見ました。

ここは名前の通り歴史博物館なので常設展があります。で、宮川香山の作品も数点展示されています。そこだけ写真撮影不可でしたけど。

ってことで次。