ワシントンナショナルギャラリー展

次は京都市美術館へ。

この時期はワシントンナショナルギャラリー展とフェルメールからのラブレター展が同時開催になってまして、まとめて見れるこの時期狙って来てみました。

で、フェルメールの方が40分待ち。

フェルメールからのラブレター展での行列
フェルメールからのラブレター展での行列
ってことで、先にワシントンナショナルギャラリー展の方を見ることに。

ワシントンナショナルギャラリー展
ワシントンナショナルギャラリー展
ワシントンナショナルギャラリー所蔵の印象派前後の絵画を集めた展覧会です。ってことで有名画家の絵がたくさん。超有名な作品はないんですが、良い作品が多かったです。

帰ってきた江戸絵画 ニューオーリンズ ギッター・コレクション展

今日は美術展巡り。まずは京都文化博物館へ「帰ってきた江戸絵画 ニューオーリンズ ギッター・コレクション展」ってのを見に行ってきました。

ギッター・コレクション展
ギッター・コレクション展
ギッターさんと言う人のコレクション展です。ギッターさんはまだ健在の人で、50年くらい前から集め始めたらしいんですが、江戸期の有名処をきっちり集めていらっしゃいました。若冲とかが結構たくさん。

ってことで、次へ行きます。

ベルギー旅行5日目

今日で5日目です。最終日。

最終日にして初めてホテルの朝食いただきました。一般的な感じですが、パンだけでなくてチーズやハムもありました。8ユーロだったかな。まぁこんなもん。

Theater Hotelの朝食
Theater Hotelの朝食
ってことで、今日は3時過ぎのTGVでブリュッセルを出る予定なので時間はたっぷり。

しかし、5日目にしてかなりの大雨。キツいなあと思いつつまずはノートルダム・ド・ラ・シャペル教会へ。

ノートルダム・ド・ラ・シャペル教会
ノートルダム・ド・ラ・シャペル教会
ピーテル・ブリューゲル(父)が埋葬されてます。

で、日曜に見たんだけど、カメラ盗まれて写真のデータが無くなったので写真撮りに王立美術館へ。

ベルギー王立美術館内部
ベルギー王立美術館内部
上の階の展示スペースが広くていろいろ展示されてます。

今回の旅行で一番見たかったピーテル・ブリューゲル(父)の「反逆天使の墜落」。高解像度データを見たい人はググってちょうだいな。

反逆天使の墜落
反逆天使の墜落
いやぁ、すばらしい。ちなみに450年ほど前の絵です。

他にもいっぱい写真撮りましたが割愛。

ってことで土産を買いにグランプラス方面へ。

最後にワッフルまた食いました。

ワッフル
ワッフル
きっちり焼けてなくていまいちでした。

ってことで、土産も買い、すること無いので早めに駅に向かいました。

サクッとブリュッセル南駅まで行きました。着いたらまだ2時前。ってことでベンチで時間を潰すことに。暇なのでカブトムシ折ってました。今回のカブトムシ製作数4個。ゲントからの帰りの電車で1個折って通路の反対側に座ってた家族連れにあげたり、ホテルでチェックアウトの時にフロントのお兄さんにあげたりしました。どちらも喜んでくれました。

で、最後の1個を折っているときにベンチの隣に座った家族連れに注目され、声を掛けられました。アルゼンチンからの旅行客でした。定年間近のおじいさんて感じの人とずっと喋ることに。孫らしき子が宿題で鶴を折らないといけないので参考に1個折ってくれとと言うことで折ってあげました。羽ばたく鶴も折ってあげたら大ウケ。やたら喜んでいた。当然折っていたカブトムシもあげました。この人達は夏休みが35日間もあるそうで。やっぱ日本人働き過ぎだよね。

結局出発ギリギリの3時過ぎまでつたない英語で30分以上喋ってました。

ってことで、予定通り3時9分にブリュッセル南駅を出発。行きと違って途中フランスのリールで停まったので行きより30分以上余計に時間が掛かってますが、予定通りにCDG空港に到着。携帯のGPSソフトで見たら300km/hで走ってました。320km/hはどこで出してるんだろう。

アントワープ

で、次はアントワープへ。リールからアントワープはかなり近くて電車の本数もそれなりにありまして15分くらいで着いちゃいます。じゃぁアントワープ経由でリールに来たらタイムロス少なくて済んだなと思ったけど後の祭り。

アントワープではずっと歩きましてこんな感じで徘徊。(GPSの足跡です)

アントワープ中央駅
アントワープ中央駅
アントワープ中央駅はホームが3層になっていてめっちゃかっこいいです。2階、地下1,2階にホームがありまして、真ん中が吹き抜けになっています。
アントワープ中央駅内部
アントワープ中央駅内部
まずはルーベンスの家(Rubenshuis)へ。

その名の通りルーベンスが住んでいた家で、美術館になってます。チケット売り場が道を挟んで向かいにありまして、少し離れたマイヤー・ファン・デン・ベルグ美術館とのコンビチケットを購入。

ルーベンスの家
ルーベンスの家
工房を構えていたのででかい絵が多いのに多作のルーベンスですが、ここには自画像がありまして、かなり珍しいそうな。

で、次はマイヤー・ファン・デン・ベルグ美術館へ。ここにはピーテル・ブリューゲル(父)の「狂女フリート」という代表作の一つがあります。

マイヤー・ファン・デン・ベルグ美術館
マイヤー・ファン・デン・ベルグ美術館
写真撮影不可なのでwikipediaから。
狂女フリート
狂女フリート
この絵はとても見たかったので大満足です。

次はフランダースの犬の最終回で有名な聖母大聖堂へ。下の写真奥がそうで、手前の銅像はルーベンスです。

聖母大聖堂
聖母大聖堂
フランダースの犬でネロ少年がずっと見たがって最終回でようやく見れた二つのルーベンスの絵です。ネロとパトラッシュは絵を見てすぐこの大聖堂のなかで凍死してしまうわけですが。ガキの頃この最終回で愕然とした記憶があります。
キリスト昇架
キリスト昇架
キリスト降架
キリスト降架
ベルギーに来た目的がこの二つの絵とブリューゲルを見れるだけ見るだったので目的はほぼ達成したことになります。フランダースの犬が日本でアニメ化されて逆輸入でネロとパトラッシュの銅像が建てられたりしたそうですが、ちょっと遠いらしいので行ってません。

ってことでまだ時間あるので次行きます。

聖カロルス・ボロメウス教会。イエズス会の教会です。IHSと書かれた印でわかります。

聖カロルス・ボロメウス教会
聖カロルス・ボロメウス教会
実は、ここには来る予定がなかったんだけど、道間違えまして、北に歩く予定が東に歩いてました。市庁舎の辺りに戻り携帯の地図ソフトを起動してようやく方向間違ってることに気づきました。でも、地図ソフトが無かったらもっと気づくの遅れてたかも。

聖パウロ教会。ルーベンスなどの絵が中にびっしり飾られてました。

聖パウロ教会
聖パウロ教会
さらにMASと略されるMuseum aan de Stroomに向かいますが、歩いている途中に飾り窓地域を通過してしまいました(上の徘徊ルートの一番北のちょっと手前辺りのスヒッパース通り(Schippersstraat))。突然紛れ込んでしまったのでちょっとびっくり。お姉さん達めっちゃアピールしてました。
飾り窓
飾り窓
ちなみにブリュッセルの飾り窓地域はブリュッセル北駅近く(すぐ北の東側)にありまして、なんと線路沿いにあって電車から見えるという凄い状況でした。

ってことで、MASに辿り着きました。徘徊ルートの一番北の辺り。

MAS (Museum aan de Stroom)
MAS (Museum aan de Stroom)
ここはアントワープ王立美術館が工事中の間、一部の有名所蔵作品を1フロア使って展示しています。が、そう大きな規模ではありません。

で、ここは今年オープンしたばっかりで、いろいろ工夫して楽しませようという感じの博物館的な側面も強い美術館で、見れる所蔵庫(引き出しを自分で開けられる)等のフロアもあったりなかなか楽しかったです。日本の展示もありました。仏像や浮世絵や不気味な日本画(追記:九相図でした)などが展示されてました。あと何故か雛人形も。

実は閉館50分前くらいに着いたので、ほとんどの展示はざくっと見ただけでしたが。屋上が展望台になっていてとても見晴らしがよかったです。

新しいだけあって大人気で客はめっちゃ多かったです。平日とは思えないくらい。

ってことで最後に聖ヤコブ教会。最新の地球の歩き方の地図が間違って別の教会を示しているので気をつけましょう(最新刊では修正されました)。

聖ヤコブ教会
聖ヤコブ教会
ルーベンスが埋葬されてます。が、閉まる直前でほとんど滞在できませんでしたが。

ってことで、アントワープ観光終了です。ブリュッセルに戻ります。

リール(ベルギー)

今日はまずリールへ。フランスにも同名の町がありますが、スペルが違います。サッカー日本代表川島選手が所属しているチームのある場所です。

で、ブリュッセル中央駅で切符買うときにどこ行きに乗ればいいかを聞きまして、ホームへ。で、その1時間に1本しかない電車が来ない。結局運休で1時間待ちました。

で、30分ほどでリールです。

リール駅
リール駅
めっちゃ小さな街です。こんなところに1部リーグのサッカーチームがあるなんてって感じ。

リールの街
リールの街
この街に来た目的のStedelijk Museumへ。

Stedelijk Museum
Stedelijk Museum /Het museum Wuyts-Van Campen & Baron Caroly
ブリューゲルランドというタイトルのミニ特別展です。
Bruegel Land
Bruegel Land
アントワープの王立美術館が工事中なので、所蔵のピーテル・ブリューゲル(子)の絵をここに貸し出したミニ展覧会です。ピーテル・ブリューゲル(父)の絵はありませんでした。でもピーテル・ブリューゲル(父)が描いたので有名な絵の息子による模写があります。80以上のことわざを絵に表したものです。
ピーテル・ブリューゲル(子) ネーデルランドの諺
ピーテル・ブリューゲル(子) ネーデルランドの諺
本物はベルリンだそうです。

美術館の人がことわざの説明文を貸してくれましたが、英語でしたので全部は読めず。

ってことで、個人的には来なきゃよかったとは思いませんでしたが、ここは来るべしってほどではないですな。

市庁舎です。前の柵は発掘現場だそうです。象の化石が出たとか何とか。

リール市庁舎
リール市庁舎
有名な天文時計のジンメルの塔。
ジンメルの塔
ジンメルの塔
複雑な構造の内部を見学できたんですが、1時間遅れて着いたのもあったのでパスしました。

ってことで、サクッとリールの観光は終了。

ゲント美術館

次はゲント美術館(ヘント美術館 Museum voor Schone Kunsten Gent)。セントピータース駅からちょっと離れた公園の敷地内にあります(駅からだと徒歩15分くらい。公園までは駅から5分ほどですが、美術館は駅から一番遠い位置にあります)。中心街からトラムに乗り、一番近い停留所で降りましたがそれでもちょっと歩きました。ここに着くまで多少雨に降られました。

ゲント美術館
ゲント美術館
天気が悪かったからか来たのが遅めだったからか客はほとんどいませんでした。

見たかったヒエロニムス・ボス(ボッシュ)の絵。ボスの絵は2枚あります。どちらも友の会からの寄付だそうです。現存するボスの絵は非常に少ないので貴重。

こちらの方は本人作か疑問視されているそうな。

ヒエロニムス・ボス 十字架を担うキリスト
ヒエロニムス・ボス 十字架を担うキリスト
こっちは真作確定してるらしい。
ヒエロニムス・ボス 祈る聖ヒエロニムス
ヒエロニムス・ボス 祈る聖ヒエロニムス
この「お絵かきじょうず」も結構好きだったので見れて嬉しい。
ヤン・フランス・フェルハス「お絵かきじょうず」
ヤン・フランス・フェルハス「お絵かきじょうず」
児島虎次郎の絵もありました。

いい絵が多かったです。満足満足。

向かいに現代美術館がありましたが、閉館まで時間があまりなかったのと体力的に見る根性なかったのでパスしました。美術館からセントピータース駅までは徒歩で。

ってことで、ゲント観光終了。ブリュッセルに戻ります。

ゲント

次は電車でブリュッセル方向に戻りましてゲント(ヘント)の街へ。ブルージュとブリュッセルの間にあります。

ゲントセントピータース駅
ゲントセントピータース駅
この駅は街の中心部から多少離れてるのでトラム(路面電車)に乗ります。で、乗るのを間違えましてま反対に方向に乗ってしまい30分くらいロスりました。携帯のGPS地図で確認すればよかった。

ってことでトラムに乗り直しまして、中心部へ。

大きな教会

Sint-Niklaaskerk.
Sint-Niklaaskerk.
ゲントもこんな場所があります。
ゲント
ゲント
ってことで聖バーフ大聖堂に入ります。
聖バーフ大聖堂
聖バーフ大聖堂
ここはゲント祭壇画と呼ばれる有名なファン・エイクの絵がありまして、製作年代がはっきり判明している油絵としては最古のもの。説明はリンクのwikipediaでどうぞ。初期の油絵と言ってもとても技術が高度で凄い絵です。

入場料にオーディオガイドが含まれてまして、日本語のがちゃんとあります。かなり細かい説明が聞けるのですが、長くてちょっと疲れました。

ってことでトラムで駅方向へ戻ります。

ブルージュで美術鑑賞

で、ブルージュへ来た目的であるグルーニング美術館へ。

グルーニング美術館の入口
グルーニング美術館の入口
逆光だったので手で太陽隠してます。
グルーニング美術館
グルーニング美術館
ここにはヒエロニムス・ボスの最後の審判という絵が置いてあるはずなんだが展示されてなかった。これはかなりショック。これ見るためにブルージュに来たと言ってもいいくらいだったのに。ちなみに同じタイトルの絵がウィーンにもあるらしい。

ピーテル・ブリューゲル(父)の作品「洗礼者聖ヨハネの説教」の多分息子の模写 が一つあったんでよしとする。というか、ファンエイクとかメムリンクとか貴重な作品結構あります。

ピーテル・ブリューゲル(父)の絵もウィーンに多くあるのでいつかは行かねばなるまい。

次はグルーニング美術館のすぐそばのアーレンツハイスへ。フランク・ブランギンと言う画家の作品を集めた美術館です。

アーレンツハイス
アーレンツハイス
ベルギーに住んでいた日本人(名前失念)画家の作品も展示されてました。ブランギン自体馴染みが無かったので別料金だったら入ってなかったかな。

次は聖母教会へ。

聖母教会
聖母教会
イタリア以外では珍しいミケランジェロ作の聖母子像があります。
ミケランジェロ作の聖母子像
ミケランジェロ作の聖母子像
次はメムリンク美術館(Hospitaalmuseum)へ。
メムリンク美術館
メムリンク美術館
奥の方にメムリンクの作品がまとめてありますが、そんなに多くないです。この人もそんなに馴染みないんだけど有名なので見ておこうかと。

最後にベギン会修道院。世界遺産です。

ベギン会修道院
ベギン会修道院
日本語の説明チラシがありました。こういう小さいところにあるのは非常に珍しい。

ってことで、12時頃までブルージュにいまして、次へ向かいます。

市立博物館

美術館には3時間ちょっといましたが、それでもまだ1時過ぎなのでグランプラスへ向かいました。ギャルリー・サン・チュベール(アーケード街としては最古の部類)をぶらぶらしたりしながら。

以下、写真は全部翌日撮影のもの。

ギャルリー・サン・チュベール
ギャルリー・サン・チュベール
ってことでグランプラス着。世界遺産です。どこからどこまでが世界遺産なのかはよくわかりません。
グランプラス
グランプラス
で、グランプラスにあるブリュッセル市立博物館へ。
ブリュッセル市立博物館
ブリュッセル市立博物館
目の前にライブのステージが設営されていたので横から撮影。

地球の歩き方にはピーテル・ブリューゲル(父)の絵があると書いてあったんだけど、違ってました。息子の絵でした。ま、ええけどね。

小便小僧のコスチューム展示も見れましたです。日本のは鎧兜で、かさばるからか扱いがよさげになっていました。

グランプラスにはセルクラース像と言う撫でると幸せになるという像があります。どこをどう撫でると良いのかはよくわかりません。

セルクラース像
セルクラース像

ベルギー王立美術館+マグリット美術館

全ての美術館が月曜休みなので今日行っとかんとってことで王立美術館へやって来ました。場所はブリュッセル中央駅から徒歩圏です。

王立美術館正面
王立美術館正面
名称が各国語で書かれてます。
王立美術館
王立美術館
マグリット美術館が併設されてます。両方見る場合は13ユーロ。マグリット美術館に行くのも王立美術館が入口になっていてマグリット美術館だけ見るのは不可能っぽかった。ま、両方見たのでどうでもいんだけど。

ってことで、開館の10時を待ち入場。

マグリット美術館は最後に超有名な絵が置いてありました。

で、王立美術館ですが、すばらしい。ピーテル・ブリューゲル(父)の作品を見るのが今回の目的だったんで嬉しい。息子2人や孫の絵も良かったです。あとヒエロニムス・ボスの「聖アントニウスの誘惑」も見れて超嬉しい。レプリカで本物はリスボン国立美術館らしいけど。ルーブルのヒエロニムス・ボスの絵よりも圧倒的に奇っ怪ですばらしい。

写真撮りまくりましたが、デジカメ盗られて悲しいです(後述)。ま、反射とかでまともに撮れないし、単なる記録なのでどの作品があるのかは調べればわかることなのでまあいいんだけどね。ちなみにマグリット美術館は写真撮影不可でした。

ってことで大満足です。20世紀絵画のところが閉まっててちょろっとしか見れなかったのがちょっと残念。