特別展 生誕270年 長沢芦雪 後期展示 @大阪中之島美術館

次は10月に見た長沢芦雪展の後期展示です。数点以外丸ごと展示替えされるってことで見とくことにしました。メンバーシップ会員ですが、2回目は無料ではなく前売りや団体価格と一緒になります。

大阪中之島美術館
大阪中之島美術館
ちなみにチケットサイトのメンバーシップ会員の不具合は解消してました。

今回も1時間くらいで見終えました。

前期で書きたいことは書いたので以上。

テート美術館展 @大阪中之島美術館

今日は大阪中之島美術館へ展覧会をハシゴしてきました。まずはテート美術館展。フルタイトルは「テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ」です。

大阪中之島美術館
大阪中之島美術館
テート美術館という単独の美術館は存在しておりませんで、テート・モダンやテート・ブリテンなど複数の美術館の総称となっております。そう言えば、ロンドンに旅行したときにはテート・モダンには行ってるけどテート・ブリテンには行っとらんかった。まだあの頃は今ほど熱心じゃ無かったしなぁ。

タイトルにターナーの名前がありますが、大して多くはなく、「テート美術館のコレクションより「光」をテーマに作品を厳選し」ってことで古いのから現代作品までかなりバラエティに富んだ展示になってます。

古いのはほぼ撮影可で、新しい作品の半分くらいが撮影不可でした。平日でしたが個人的な予想より客多かったな。

テート美術館展 展示室
テート美術館展 展示室
この写真よりは多かったです。

有名作品はモネのポプラ並木くらいかな。

展示点数はめちゃめちゃ多くないし、情報量がめっちゃ多い絵も少ないので1時間弱で見終えました。

お奨めってほどではありませんが、個人的にはなかなかおもしろかったです。

特別展 宗達-物語の風景 源氏・伊勢・西行- @和泉市久保惣記念美術館

今日は和泉市久保惣記念美術館へ展覧会を見てきました。宗達の展覧会です。アサヒメイト会員だと200円引きで800円。

和泉市久保惣記念美術館
和泉市久保惣記念美術館
「伝」が付くものも多いですが、源氏物語図や伊勢物語など各地に分散されちゃったのをかき集めて展示しているので結構貴重だったりしますが、わりと地味なのでお奨めってほどではありません。

蔦の細道図屏風を久々に見れたのがちょっと嬉しかったな。

経費節減とウォーキングを兼ねて和泉中央駅から徒歩で往復したんですが(片道2kmちょっとあるはず)、本館の道路沿いはこんななのね。

和泉市久保惣記念美術館 の本館の道路側
和泉市久保惣記念美術館 の本館の道路側
バスに乗ってると本館スルーして新館の前で降りることになって、新館と本館って結構離れているので気づかない人が多いと思います。ちなみに上の落書きのような猫は歌川国芳の「荷宝蔵壁のむだ書」に描かれています。

行きはJRで三国ヶ丘まで行った方が安かったのでそっち経由で行きましたが、帰りは難波によっていつもの仙豆でいつものを食いましたが、奥さんが久々にいたので会話できて嬉しかったです。

スミソニアン国立アジア美術館の名宝 @建仁寺

次はぼちぼち歩いて建仁寺へ。『米国初の国立美術館100周年記念特別展「スミソニアン国立アジア美術館の名宝 ~高精細複製品による里帰り~」』ってのが3日まで行われているのでそろそろ行っとかにゃということで行ってきました。

建仁寺
建仁寺
スミソニアン国立アジア美術館ってのはワシントンDCのフリーア美術館とアーサー・M・サックラー・ギャラリーをまとめた呼び方で(地下で繋がってて一体運用されてます)、私は2週間ほど前の19日に現地に行っとるのですが、現地に行っても日本画の有名作品が常設展示されてるわけはないので見たい絵が展示されているとは限りませんというか、見れない可能性の方が高いです。ってことで、こっちの展覧会の方が有名な作品を色々見れたりします。フリーア美術館の所蔵品は門外不出なのでこっちで見れるのは当然レプリカなんですけど。つまり門外不出で借りられないからこういうレプリカを作る企画ができてます。

向こうで見れてこっちでも展示されてたのは尾形光琳の群鶴図屏風だけです。

尾形光琳 群鶴図屏風(レプリカ)
尾形光琳 群鶴図屏風(レプリカ)
一番有名なのは俵屋宗達の松島図屏風ですが、現地では見れなかったんでこっちでは展示されてたんでこれで我慢。
俵屋宗達 松島図屏風(レプリカ)
俵屋宗達 松島図屏風(レプリカ)
ってことで、レプリカだとは思えないクオリティーなのでこれで満足です。

ってことで次。

ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン @アーティゾン美術館

帰りも羽田行きにしたのは見たかった展覧会があったのも理由の一つです。往路は色々検討した結果ああなっちゃっただけですが。往路の行程は正解だったとは全く思ってないですけど。手荷物の追加料金が痛かった。ま、気づいて事前に払ったけど。

着陸が1時間ほど遅れるという想定外の事態になりましたが1時間くらいは展覧会を見る時間を確保できそうだったので行くことにしました。

モノレールで浜松町、JR浜松町駅でキャリーバッグをコインロッカーに入れて東京駅へ行き、そこから八重洲地下街を通り抜けてアーティゾン美術館へ。このルートは過去に経験あったのでスムーズに到着。

アーティゾン美術館
アーティゾン美術館
展覧会は山口晃の展覧会です。山口晃は結構好きで、巡回予定も無いので見ときたいなと。

タイトルが長いですが、端折りようが無かったのでそのままです。

着いたのが17時5分頃で、18時閉館なので50分ほどしか時間がありません。ラッキーにもほとんどが撮影可だったので漫画的なのが結構多かったのでそれは写真を後で見ればいいやってことにしてバシバシ写真に撮ってじっくり見たいのだけ見て展覧会は25分ほどで見てしまいました。じっくり見たかった作品はちゃんと見れてます。

展覧会の様子
展覧会の様子
これがわりと話題になってた作品。
さんさしおん
さんさしおん
ガラスに反射したのと重ね合わせると「さんさしおん」と読めるようになると。

モスキートルームという飛蚊症を意識した真っ白な部屋があったんだけど、私も飛蚊症が酷いんですが、改めて酷すぎるレベルで酷いのを確認してしまいました。

あと、雪舟の四季山水図が展示されたのがちょっと嬉しかったです。

アーティゾン美術館は広くて、下の階では別の展覧会やってて、さらに下の階ではコレクション展もやってるので、それらも一通り見たので見終えたのが閉館6分前くらいだったかな。

ってことでなんとか見れたのでとりあえず満足です。

サクッと羽田に戻りまして(キャリーバッグも忘れず)、JALの伊丹行きの最終139便に搭乗。伊丹からはバスで上本町、そこから徒歩で帰宅。着いたのが21時45分頃でした。ワシントンDCのホテルを出発してから46時間45分も掛かってしまったことになります。飛行機だけの移動距離は普通のアメリカ旅行と大して変わらんので途中の移動と待ち時間が長かっただけなんだけどね。

旅のトラブルとしては大きなものが全然無かったのは良かったです。メガネが壊れそうになったのが一番ヤバかったくらいかな。

心臓は全く問題なかったし、腰痛については体重が軽くなった分以前の欧米旅行の時よりは症状がそれなりに軽くなって辛さは以前ほどじゃなくなってます。これがありがたい。昔は夕方くらいになるとしゃがむのが辛いくらいになってたけどそこまでにはなりませんでした。

ってことで旅日記モードは終了ですが、NYパス、ニューヨークでのホテルからのバス移動、ホテルに着いて、GPSの軌跡のまとめとかはやろうかなと思ってますが、かなり面倒なのでほっとくかも。

ハーシュホーン博物館

単独の記事を書くのもナニなのでさらっと書いときますが、昨日寝落ちして、ふと目が覚めたら床にメガネが落ちていて、ツルがほぼ90度ひん曲がっていました。なんでこんなところでと思いつつ意を決してえいやっと元に戻したらなんとか折れずに戻りました。ちょうつがいの一部が折れちゃったけどとりあえず見てくれ的には元通りに。今のメガネはレンズのコートがだいぶ剥げててかなり酷い状態なんでそろそろ買い換えようかな思ってたんだけど、めっちゃ高いのでレンズだけ入れ替えようかなと思っていたんだけど、この状態じゃフレームも換えないとダメだな。

今日はまずハーシュホーン博物館に行くことにしました。

マラソン大会やってました。今日は土曜で休日ですな。

マラソン大会
マラソン大会
ってことで着。
ハーシュホーン博物館
ハーシュホーン博物館
博物館となっていますが、現代美術館です。

前にある彫刻庭園ですが杉本博司さん設計でリニューアル予定だそうで、その工事の準備段階のようでした。

スカルプチャーガーデン
スカルプチャーガーデン
草間彌生のカボチャも置かれてます。
草間彌生 - pumpkin
草間彌生 – pumpkin
建物はドーナツ状になっていて、展示も現代美術ばっかりなので興味ない人はスルーでOKだと思います。

私もさらっと一通り見ただけで30分ほどで退散。

ワシントン・ナショナル・ギャラリー東館

次に昨日全部見きれなかったワシントン・ナショナル・ギャラリー東館へ向かいます。

地下鉄の駅の入口ですが、日本じゃこういうのは見れないですな。

デュポンサークル駅
デュポンサークル駅
ワシントンDCは街中に普通にリスがいます。ホテルの前の木にもいたな。
リス
リス
ってことで東館にやってきました。15時45分頃。
ワシントン・ナショナル・ギャラリー東館
ワシントン・ナショナル・ギャラリー東館
写真で感じるよりかなり大きい建物です。あと1時間15分で全部見れるかなって感じですが、最悪明日来ればええかなと。

東館は近代美術館となっております。この建物、非常にわかりにくい構造になっている上に閉鎖している展示室があったりしたのでめっちゃ移動しにくかったです。ほんとに全部の展示室を見れてたのか確認するのがめんどくさかったな。

こういう企画展らしきものもやってます。

東館での企画展
東館での企画展
ピカソのこういうオークションに出ればめっちゃ高そうな有名作品とかも展示されています。
パブロ・ピカソ「サルタンバンクの家族」
パブロ・ピカソ「サルタンバンクの家族」
ここにもロスコルームがありまして、こっちの方が10枚以上あってしかもオークションだと高値が付きそうな古いものばかり。
ロスコだけの展示室
ロスコだけの展示室
ここはわざわざ撮影OKの掲示がありました。フィリップスコレクションを意識してるんでしょうかね。ちなみに美術館全体でそういう掲示を見たのはここだけでした。見逃してただけかもしれないけど。

屋上はこんな感じ。

東館屋上
東館屋上
ってことで、閉館ギリギリで一通り見れました。良かったです。

今日は朝の地下鉄往復の時とかにカブトムシを1個折ってたので帰り際に家族連れにあげました。喜んでましたけどすぐに立ち去ったので感想まで聞いたりはしてませんが。

フィリップスコレクション

次はフィリップスコレクションへぼちぼち歩いて行きました。14時頃到着。

フィリップスコレクション
フィリップスコレクション
ここは私設の美術館で有料です。20ドル。事前予約が必要ですが、ここに来る移動中に予約できたんだったかな。で、気づいたのですが、毎月第3木曜日は20時まで開いていて、17-20時の間は無料だと。がーん。昨日が第3木曜日やがな。時間とお金をちょっと損してしまったのでした。3000円はちょっと痛いですが、ここまで完璧に把握するのは難しいわな。

日本でもここの所蔵品の展覧会を行ったことがあるくらい有名画家の作品をいっぱいお持ちです。

ってことで入場。中は結構広くて大体こんな感じです。

フィリップスコレクション内部
フィリップスコレクション内部
こういう特別な内装の部屋もあります。
The Music Room
The Music Room
所蔵品の中で一番有名なのがこれっぽい。
ルノアール - 舟遊びの昼食
ルノアール – 舟遊びの昼食
ここにはロスコ・ルームってのがありまして、ロスコの絵だけを並べた部屋があります。日本にもDIC川村記念美術館にありますね。

この美術館、撮影は可なのですが、ロスコルームだけ不可でした。監視員のお姉さんに何でか聞いたら大きな理由はないけどそういう方針だとのこと。

有名画家の作品だらけなので好きな人にはお奨めです。めちゃめちゃ広いわけでもなかったので1時間ほど滞在してました。

レンウィック ギャラリー

13時頃に市内に戻れまして、まずはレンウィック ギャラリーへ。

レンウィック ギャラリー
レンウィック ギャラリー
現代美術の美術館です。ここも無料。

写真撮影推奨でどんどんSNSに上げてねとなっています。

写真撮影推奨
写真撮影推奨
中はこんな感じ。
レンウィック ギャラリー内部
レンウィック ギャラリー内部
現代美術なので常設されてる有名な名画とかはありませんので、見れなくても問題無いと思いますのでお奨めはしません。

大して広くないので30分もいませんでした。

ワシントン・ナショナル・ギャラリー

と言うことでワシントンDCに来た1番の目的のワシントン・ナショナル・ギャラリーにやってきました。

ワシントン・ナショナル・ギャラリー
ワシントン・ナショナル・ギャラリー
この写真は正面ではないですけど。

ここでも館内マップを使って見終わった部屋を塗りつぶしながら見ていきます。

先に書いときますが、13~16世紀のイタリア美術と16世紀のイタリア・フランス・スペイン美術のエリアが閉鎖してまして、一部が別の場所で展示されていました。丸ごとは無理なので見れない作品が結構あったと思いますがしゃあない。今は色々工事中らしいですが、他に閉まってたのは企画展用の部屋みたいでしたが、マップで部屋割りが描かれてないベタでグレーになっている部分は昔のマップでもグレーになっているので閉まってたのは上に書いたエリアだけかな。

ってことで、ダビンチのジネーヴラ・デ・ベンチの肖像は見れました。

レオナルド・ダ・ビンチ - ジネーヴラ・デ・ベンチの肖像
レオナルド・ダ・ビンチ – ジネーヴラ・デ・ベンチの肖像
下の2枚もPhoenixのAlpha ZuluのMVに出てきます。
ヘラルト・ファン・ホントホルスト - The Concert
ヘラルト・ファン・ホントホルスト – The Concert
Rembrandt Peale -  Rubens Peale with a Geranium
Rembrandt Peale – Rubens Peale with a Geranium
で、フェルメールですが、ワシントン・ナショナル・ギャラリーには4枚あるはずなんだけど、3枚しかなかった…
フェルメール 3枚
フェルメール 3枚
今年、アムステルダムで史上最大のフェルメール展が行われてたんですが、「赤い帽子の女」は展覧会が終わっても貸し出しが続いてたらしいのでまだ戻ってきてないか戻ってきたばっかりなのかのどっちかのようで。ま、これもしゃあないですな。どっちゃにしろフェルメールコンプリートは難しいし、コンプリートするつもりもなかったんだけど。ちなみにダビンチをコンプリートしようとするとサンクトペテルブルクに行かないといけないのでこれも難しいなぁ。いつかはエルミタージュ美術館に行ってみたいと思ってはいるんだけど。

気を取り直してどんどん見ていきます。

このフラゴナールの絵、小学生の頃から知ってた絵だと思うんだけど、何で知ってたのか思い出せん。

フラゴナール - 読書する娘
フラゴナール – 読書する娘
この日傘をさす女性がモネの中で一番好きです。と書きつつ小さい画像でアップしちゃったりして。
クロード・モネ -「散歩、日傘をさす女性」と「ヴェトゥイユの画家の庭」
クロード・モネ -「散歩、日傘をさす女性」と「ヴェトゥイユの画家の庭」
メトロポリタン美術館ほど混んでないのでゆっくり見れます。
ゴッホなどの展示室
ゴッホなどの展示室
右端の女性の絵もコローです。
マネやコローの展示室
マネやコローの展示室
ラファエロ・サンティの「アルバの聖母子」は見れました。
ラファエロ・サンティ -アルバの聖母子
ラファエロ・サンティ -アルバの聖母子
本館は見終えたので東館に行きます。地下の連絡通路の手前にしれっとダリの絵が。
サルバトール・ダリ - 最後の晩餐
サルバトール・ダリ – 最後の晩餐
東館でもちょっとは見たのですが、閉館時間切れとなりました。4時間以上いたんだけど。

無料なのでまた来ればいいってのがありがたいですな。ま、ワシントンDCでの観光は3日間しか予定してないので余裕があるわけではないんだけど。

では次。