⼤阪中之島美術館 開館記念 Hello! Super Collection 超コレクション展 ―99のものがたり―

今回はいつもより写真枚数多めのレポでお送りします。

今日は会社を休みまして一昨日2月2日に開館した大阪中之島美術館に行ってきました。開館初日だと混んでるだろうし、土日も混んでるだろうし、昨日は会社休めなかったので今日休ませてもらいました。コロナの新規感染者数連日最多更新でちょっとビビりつつ。でもここはずっと前から注目してたのでさすがに我慢できません。まぁ移動時間短いし、展覧会はリスク低い見方(同じ人とはできるだけ一緒にいないようなペースで)すればいいいだけなので。

肥後橋駅から向かいました。チケットは時間指定だったのですけど、やっぱり遅めの方が空いてるかなと言うことで、15時からにしました。16時からだと1時間しかないので絶対見きれないし。17時閉館はやっぱちょっと早すぎるなぁ。遅めに見に行った後に飯食ってってことがやりにくい。

1年ちょっと前にだいぶ出来てきてたのは見てますが、やっぱ黒い塊は存在感あるねぇ。

大阪市立科学館と国立国際美術館と大阪中之島美術館
大阪市立科学館と国立国際美術館と大阪中之島美術館
手前の骨組みだけのオブジェみたいなのが国立国際美術館ですが、これは地下だけの美術館です。

国立国際美術館の敷地からはデッキで繋がってるのですけど、国立国際美術館側の工事が済んでなさそうな雰囲気が漂ってたので下から行きました。ってことで着。

大阪中之島美術館
大阪中之島美術館
そのまま中に入らずぐるっと回ってまず北側のヤノベケンジの猫を見に行きました。
ヤノベケンジ SHIP'S CAT (Muse)
ヤノベケンジ SHIP’S CAT (Muse)
SHIP’S CATはシリーズものだそうで、あっちこっちにあるらしい。兵庫県立美術館の海側にもこの人のでかい作品がありますな。この写真の奥に見えるのがメインロビーのある2階になります。右の芝生の下が1階レベルで駐車場とかのスペース。

ってことで中に入りました。中にはショップが。ミュージアムショップは1階にできるとなってましたが、オフィシャルサイトを見るとこれが正式なのかな。

大阪中之島美術館 2階
大阪中之島美術館 2階
内装の色はグレー基調で暗めの感じですけど、高級感はありますな。昔、飛行機で美輪明宏と同乗したことがあって、関空に着いたときにたまたま同時に降機したのですけど、その時に美輪明宏が関空のターミナルビルを眺めてつぶやいた言葉がたまたま耳に入ったんだけど、「全部グレー。墓場みたい。こんなところにずっといると憂鬱になるわね。」だったのですが、今回ちょっとそれを思い出しちゃいました。が、私にはこのデザインに悪い印象はありません。いい感じ。レンゾ・ピアノ設計の関空も好きなんだけどなぁ。

チケットはスマホのチケットだったのでそのまま入場してエスカレータで4階へ上がりました。

エスカレータ
エスカレータ
4階には猫と同じヤノベケンジ作のジャイアント・トらやんが展示されてます。
ヤノベケンジ ジャイアント・トらやん
ヤノベケンジ ジャイアント・トらやん
2005年の作だそうですが寄贈されたとのことで、これを置くために建物の設計を変更したそうな。4階なので有料エリアです。実はこのジャイアント・トらやん、動いたり火を噴いたりするんだけど、この場所で見れたりするんだろうか。火を噴くのはちょっと無理かな。腹話術人形がモチーフだそうで。以下参考動画。

ってことで展覧会です。まぁ当然ですけど、わりと人が多い。

今回は所蔵品展なのでチケット料金は他から借りた作品が中心になる特別展より安いのですけど、コロナ禍で入場料も高騰中ですので以前の特別展並みの1500円。今回は全館使った展覧会なので展示数が400点ほどあります。

タイトルにある「99のものがたり」は展示されている作品のうち99作品にそれぞれ物語があるんですけど、展示されてる絵の横に物語まで掲示されてるのは99作品の内ちょっとしかなくてほとんどが番号だけなのですよね。で、その物語は特設サイトで全部公開されてる(オリジナルサイトは既に消えていてリンク先はWebアーカイブなので読めないデータもあるかも)ので予習してから行くのがお奨めです。物語と言ってもそんなに長文ではないです。フリーWiFiで現地で見ることもできるみたいだけど。

展示室内でも9点ほど撮影可の作品があります。佐伯祐三の郵便配達夫も撮影可で、こんな感じ。

展覧会の入場直後の部屋
展覧会の入場直後の部屋
これが会場の順路の最初の方でだいぶ混んでました。が、400点もあるのでだんだん疲れてくるからか、混んでたのは最初の方だけでどんどん空いてきます。

大阪市がモディリアーニの裸婦像を西武百貨店から19億3000万円で買ったと言うのが当時話題になりましたが、この裸婦像はかなり波瀾万丈の来歴があって、NHKで一つの番組として紹介されてました。ここにようやく居場所ができたと言うことになります。私は今まで見れてなかったのでようやく見れました。

ジャコメッティの「鼻」もずっと見たかったのでこれも見れて嬉しかったです。眺めてる間ずっと微妙に揺れてました。この二つは今なら超高額作品で取引される人たちなので買えるときに買っててよかった代表作になってしまいましたな。

ちなみにロスコの絵もありますが、これも今買うと50億以上はするんじゃないでしょうか。ロスコ知らない人は確実に数秒見て終わりって感じの絵なんですけど。ステラも古いのが今回のと別に1点あるようですが、どっちもめちゃ高いんじゃないか。

ってことで、疲れるので2時間以上掛からないペースで見ることにしてたのですが(2時間以上だと閉館になっちゃう)、1時間半くらいで見ちゃいました。まぁこんなもんですかね。展覧会自体はこういうコレクションでっせと言うのがわかる展示になってますが、その分かなり雑多感じになっちゃってるかな。椅子とか家具とかがわりといっぱい展示されてましたけど、みんな興味なさそうでした。椅子職人の息子としてもまぁしゃあないかって感じ。今後はここまで椅子ばっかり展示したりはしないでしょうが、これからの常設展はどういう感じになるんでしょうかね。

当初計画から規模縮小と言うことで、常設展示室が小さくなったって感じかなと想像してますが、モディリアーニとか有名作品はいつ来ても見れるようにしていただきたい。そうでないと遠方客が気楽に計画を立てれない。

この美術館が建設される最初の構想の発端となった佐伯祐三などがどっさり含まれたコレクションを寄贈されたときのように金持ちのコレクションの寄贈はこれからあるんだろうか。

ってことで鑑賞終了。

企画展示室の外のビデオを見るコーナーはこんな感じ。ここは展望ロビーとなってます。

展望ロビー
展望ロビー
物販スペースも展示室の外にあります。
仮設物販スペース
仮設物販スペース
5階を全部特別展に使うとすると1800㎡くらいあるそうですが(1700㎡という話がありますが、公開されてる情報から計算すると1825㎡になります)、これくらいあると大規模な展覧会には十分ですな。ちなみに東京の国立新美術館の特別展に使ってる展示室は2000㎡ですが、国立新美術館の方は物販スペースも込みですのでこっちと同程度と言うことになります。お隣の国立国際美術館での特別展がわりと集客力なさそうなのばっかりなのですが(一昨年のロンドンナショナルギャラリー展みたいなのは久々だったと思う)、ここででかい特別展をどんどん見れることを期待したい。京都や神戸は電車賃掛かるし。ちなみにコンペ時の提案書がこれですけど、結構変わってますな。展示室が提案時より狭くなってるかとちょっと思ったけどほとんど変わってなかった。

内部は吹き抜けが大きくて長いエスカレータが特徴的です。

美術館内部
美術館内部
この写真はチケット売り場の前から撮ってますが、2階はわりと空間が広いので内部で行列作れるキャパは結構ありそうだ。まぁ当分は混みそうな展覧会は時間予約制になるんだろうけど。
美術館内部
美術館内部
チケット売り場はこんな感じで、吹き抜けの中に浮いたような感じになってます。
エスカレータとチケット売り場
エスカレータとチケット売り場
2階の隅っこでは別の企画やってましたけど、ほとんど注目されてませんでした。ちょっと可哀想。資料ではそこもカフェとかになりそうな感じでしたけど。作品が流れてるモニタの前に椅子が1個だけ置かれてたのでちょっとだけ座りましたがすぐに退散しちゃいました。

ってことで、外に出ました。

国立国際美術館に繋がるデッキ
国立国際美術館に繋がるデッキ
国立国際美術館に繋がるデッキ
国立国際美術館に繋がるデッキ
国立国際美術館に繋がるデッキは案の定通れません。高さがちょっと違うので工事が必要ですが開館したのに国際美術館側が手つかず。

1階のレストランやショップは東側に向いてます。今のところ全て準備中。レストランとかは4月オープンです。ショップは美術館関連とは違ってインテリアの店が入るらしい。

ショップエリア
ショップエリア

関電ビルやダイビル本館から繋がるデッキの関電ビル側はダイビル本館が建て替えられた2013年から存在してまして、この写真で人が歩いてる辺りは暫定的に花壇みたいになってたのですけど、8年以上経ってようやく本来の状態で繋がりました。

関電ビルに繋がるデッキ
関電ビルに繋がるデッキ

昔の様子はストリートビューで見れまして、こんな感じ。

ズームするとデッキの上に草がいっぱい生えてるのがわかると思います。

最後に看板含めた全景。下から撮ってるので3階以上しか見えてませんけど。

大阪中之島美術館
大阪中之島美術館

最寄りの駅が京阪の渡辺橋駅ですけど、そこからやってくるとこの写真の左の階段を上がって入口に向かうことになるのでSHIP’S CATがお出迎えしてくれるわけですな。でも肥後橋使う人も多いと思うけど。

イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜 @あべのハルカス美術館

今日は昨日から始まった展覧会を見てきました。新型コロナ感染者数の連日記録更新中でちょっと悩みましたけど、様子見してるともっと酷くなるかもしれんので開催している間に行っとこうと。展覧会は感染リスク低いしね。

遅めの方が人少ないだろうってことで夕方4時頃に着いたんですけど、これは帰り際に撮った写真なので人がいませんが、着いた時点では数人が入場しようとしているところで、チケット売り場にも人が何人かいたので「これは中も人多いかも、ミスったかな。」と思いましたが、行列ができてたわけでもないので入りました。

あべのハルカス美術館
あべのハルカス美術館
ビビるほど混んではいませんでしたが、中もそれなりに客がいて最初の方は絵1枚に一人以上って感じで、印象派という言葉がタイトルにあると集客力ありますなぁって感じ。

ってことで展覧会の内容ですけど、イスラエル博物館所蔵の印象派前後の絵画が69点ほど展示されています。このうち6枚だけ写真撮影可でした。そのうちのモネの辺りはこんな感じ。

あべのハルカス美術館
あべのハルカス美術館
有名画家の作品ばかりですが、一番人気と言われているのが一番馴染みの無いレッサー・ユリィって人の絵です。
レッサー・ユリィ「夜のポツダム広場」
レッサー・ユリィ「夜のポツダム広場」
これが東京では一番人気だったそうで撮影可でした。レッサー・ユリィは私も全然知りませんでしたが、Wikipediaにも日本語のが無いくらいですし知ってる人は少ないんじゃないでしょうか。ドイツ印象派の人だそうです。

有名作品はありませんが、有名画家の作品ばかりですし、いい絵が多いです。ピサロやシスレーって私にとっては全く印象が残らない絵が多いのですけど、今回展示されてる絵はかなり好印象でした。

イスラエル博物館ってどんなとこなんだろうとストリートビューで見てみたら内部も見れまして、めちゃめちゃ広い。ほんとにオールジャンルの博物館って感じですね。

ストリートビューって移動したいところに思うように移動できなかったりして使いにくいところがあるので今回のが展示されてる場所がどこなのかなかなか見つけられなかったですが、なんとか見つけました。

この部屋にある絵の半分以上借りれてるんじゃないかな。かなり気前よく貸してくれていたんだと言うことがわかります。

ってことでこの手の展覧会としては多めの69点もあるし、わりとお奨めですけど、状況が状況なので慎重に判断してくださいまし。

展覧会とは関係ないですけど、この あべのniniの草間彌生「あべのから未来へ」、これも正式な作品と言っていいんだよね。

あべのnini
あべのnini

この日の夜はなんか凄く疲れてて、22時15分くらいに寝落ちしてしまい、体勢が変なので一旦目が覚めた日付が変わる前にベッドに潜り込んだんだけど、結局朝9時過ぎまで寝てたので11時間近く寝てました。こんなに寝たのは何年ぶりだ?

ART SHINSAIBASHI @心斎橋PARCO SPACE 14 他(2022年1月)

今日は心斎橋パルコでの現代アートの展示即売会を見てきました。御堂筋線に乗り換えずに難波から徒歩で向かいました。

御堂筋の道頓堀橋辺りから南側の歩道が広くなっていて非常に歩きやすくなっていました。まだ工事は完了してませんが。

道頓堀橋のちょっと南辺り
道頓堀橋のちょっと南辺り

ってことで現地着。

ART SHINSAIBASHI
ART SHINSAIBASHI
紹介サイトはかなり力が入ってます。会場が3箇所あって、メイン会場に行く前に大丸本館の方の関連会場の方を見ときました。そっちは撮影不可でした。本館8階のギャラリーの会場では100万円以上をクレカで支払ってる人がいました。

で、メイン会場のパルコ14階。こっちは撮影可。中はこんな感じ。無料だからか盛況。

ART SHINSAIBASHI
ART SHINSAIBASHI
バンクシー、ウォーホル、草間彌生、カウズ、などなど有名な人の作品が多かったです。ほとんどはシルクスクリーンとかの半量産品。でもバンクシーとかは300枚とか刷られてるのに1千万円以上の値段が付いてます。もう何が何だか。上の看板のバンクシーのFlying Copperは600枚刷られてますが、税別2000万円です。

この村上隆のドラえもんは1000枚刷られてる内の1枚で税別30万円です。

村上隆
村上隆
このバンクシーが税別2500万円でした。
Banksy "Jack & Jill"
Banksy “Jack & Jill”
バスキアなんかもあります。
バスキア
バスキア
セル画などアニメ・漫画関連のコーナーもあって、右下のトトロのセル画がなんと税別3000万円。
となりのトトロのセル画など
となりのトトロのセル画など
ってことで、これ欲しいってのがあれば買いたくなってしまったかも知れませんが、高いものの中にも安いものの中にも特にありませんでした。

阪急百貨店の展覧会の向かいで現代アートの作品の販売展示を見たことなどはありましたが、1千万円超え続出ってのは初めてなので新鮮でした。

帰りはユニクロやドラッグストアで買い物してから帰宅。ユニクロ使うの久々でしたが、商品に無線タグが付いているのでセルフレジに篭を載せるだけで一発で値段計算してくれたりしてめちゃ便利になってました。靴下1足にもタグ着けることになっても結局は人件費より低コストで維持できるってことなのね。

新型コロナの1日の感染者数が大阪では過去最多を記録してしまいましたが、心斎橋筋は賑やかでした。まぁ私もそこに行っとるわけですけど。マスクしていて、感染者とそれなりの時間一緒にいなければまぁ大丈夫と思っているので。

次の予定は月末からのハルカスでの展覧会ですけど、どうなってることやら。

御幸戎祭り 本戎 2022 御幸戎神社(御幸森天神宮)

今日も十日戎で近所の御幸森天神宮に寄ってきました。買い物の通り道なので実は年明けてからもこの前通ってるんだけど。

御幸森天神宮
御幸森天神宮
ここにはわりと大きめの戎神社があります。社殿の中でお神楽もやってくれます。
御幸戎神社
御幸戎神社

こっちが本殿。というか拝殿と言うべきか。

御幸森天神宮
御幸森天神宮

ここは生野コリアタウンの入口横にあるんだけど、コリアタウンは今日も人でごった返していましたが、こっちは大して人いませんでした。寄ろうと思わないのかね?

御幸森天神宮
御幸森天神宮

近くの彌栄(やえ)神社にもお参りしときました。狛犬がマスクしてます。

彌栄神社 拝殿
彌栄神社 拝殿
手水舎は使えませんで、お手製のアマビエがぶら下がってました。
手水舎
手水舎
彌栄神社は小さな神社としてはかなり珍しく本殿と拝殿がそれぞれ独立してます。
彌栄神社 本殿
彌栄神社 本殿

玉造戎神社(八阪神社)十日戎 宵戎 2022

今年も今宮戎に行くのは断念しまして、近所の八阪神社にある玉造戎にしときました。断念と言うよりかは今年も行く気になれんってことでなんすけど。

去年ここには本戎の日に来ましたが、ほぼ同じ時間帯ですけど去年よりは人が多かったです。

玉造戎神社
玉造戎神社
今年も甘酒飴いただきました。

去年も福飴買いましたが、ほっといたらくっついてしまって食べられなくなっちゃったので今年は買うのやめようかなと思ってたら、今年は七福神飴というのに変わっていて、数はだいぶ減りましたが、個別包装になっていたので買いました。七福神の金太郎飴です。

ちなみに明日の本戎は露店が出るそうです。

帰りに比売許曽神社にもお参りしときました。

比売許曽神社
比売許曽神社

みうらじゅん マイ遺品展 @アサヒビール大山崎山荘美術館

正月休みは昨日までですが、今日も有休もらっていたのでおでかけしました。今日なら空いてるかなと思ったのとまた感染増えてきたので様子見してると動きにくくなるなと言うことで。

場所は大山崎の天王山の登山道の途中にあるアサヒビール大山崎山荘美術館です。みうらじゅんの展覧会やってます。駅からはそんなに遠くないので徒歩でも大して問題ないですけど、それなりの登りがあるんで阪急&JRの駅からの無料送迎バスがあります(高齢者優先)。時刻表はこのページの一番下。私はちょうどバスがない時間帯に着いちゃったので歩いて登りました。

アサヒビール大山崎山荘美術館
アサヒビール大山崎山荘美術館
本館は文化財の洋館なのですが、館内で流れてるビデオでも本人が言ってましたが、展示と美術館との違和感はあまりなかったです。

休み明けの平日でしたが、わりと客いました。混雑と言うほどではありませんが。

本館内は撮影不可ですが、安藤忠雄設計の新館(の片方の山手館)は撮影可でした。

アサヒビール大山崎山荘美術館 山手館
アサヒビール大山崎山荘美術館 山手館
ツッコミ如来立像
ツッコミ如来立像
この飛び出し坊やはあっちこっちに置かれてました。右の羊は常設の美術品です。
飛び出し坊や
飛び出し坊や
小さい美術館ですが、3年前のみうらじゅんFESほどではありませんが展示量は大量なので1個1個真剣に見てると果てしなく時間が掛かりますが、私は1時間ほどで出ました。

帰りはぴったり送迎バスの時間だったのでありがたく乗せてもらいました。

ってことで、京都と大阪の境辺りまで来ましたが、他には寄らず帰宅。

で、帰宅後に1個大きなミスに気づきました。展示室7見とらんがな。そう言えば常設展示のモネの絵がある地中館に行ってない。モネの絵は見たことあるのでまあいいとして何が飾ってあったのか気になったのですが、facebookで見つけたのでそれで良かったということにしときます。どっちにしろ展示品数多いので忘れちゃうし。ツッコミ如来立像見るのは2度目ですが、見れなかったのもまた見れるかもしれんし。まぁ見れなくてもいいけど。

初詣 大念仏寺&杭全神社 2022

今日は墓参りに行きまして、その後はいつものように近所の大念仏寺と杭全神社にお参りしてきました。

まずは大念仏寺。平野のこの辺は空襲は免れているのでこの本堂は昭和初期のですけど、大阪府下最大の木造建造物です。

大念仏寺
大念仏寺
ここは毎年人少ないなぁって感じでしたけど、今年は例年よりちょっとは多かったです。コロナ前よりも。でも数人から十人とかそういう低レベルな話ですが。5月の「万部おねり」の時は露店が出てたりして当然人多いです。

ってことで次は杭全神社。入口の所から既にめっちゃ人多くて露店も多くが行列できてたりしてたので拝殿めっちゃ並んでるのかと思ったら全然並んでませんでした。

杭全神社 拝殿
杭全神社 拝殿
コロナ禍の去年から拝殿前に大きい賽銭入れが設置されて同時に参拝できる人数が増えたおかげですな。

拝殿だけお参りして帰る参拝客が多いですけど、本殿も全部お参りしておきました。春日大社とかがそうですけど、本殿は見ることすらできなくてお参りするための拝殿建てられてる場合が多いですけど、ここも昔はそういう感じだったのかな。

この第二本殿(写真奥)と第三本殿は室町時代の建物で大阪市ではここの大門の次に古い建物です。

杭全神社 第二本殿
杭全神社 第二本殿
ちなみに第一本殿は春日大社第三殿を移築してきたものなので、国宝の春日大社本殿より170年ほど古いことになります。こっちは重要文化財ですけど。ちなみにもっと前に移築されたのが円成寺にあって、そっちは国宝です。当時の春日大社は式年造替で20年ごとに建て替えられてたから20年ごとに資材が丸ごと余るのですな。
絵馬
絵馬
この絵馬の右は干支の寅ですけど左は熊で、杭全(くまた)神社のゆるキャラ「くまたん」だそうな。

去年もそうだったんだけど、たまに買ってる亀乃饅頭の福本商店(あと2年で創業400年らしい)が近くにあるんだけど、今日は開いてないので買いそびれました。元日と2日は開いてるんだけど。

初詣 宝山寺 2022

大晦日はガキの使いもやってないんで今回は久々に深夜の初詣に行こうかと思いまして、今回は行ったことのない生駒の宝山寺(寳山寺)に行くことにしました。

奈良にしたのは家から近鉄に乗るだけなので便利だというのもありますが、団体専用列車の「楽」が特別運行されるってことで乗っときたいなと言うのもありました。団体列車なので普段は乗れません。私は子供の頃に「あおぞら号」には乗ったことあります。

ってことで年が変わる直前に家を出て「楽」を待ちましたが、直前の電車がガラガラだったんだけど、「楽」は鉄オタで満席。深夜なのにご苦労さんなこってすな。私は積み残されなくて良かったです。実は難波駅や奈良駅で整理券配られたりして大量の積み残しが出ててえらいことになっていたらしい。

近鉄の団体専用列車の「楽」
近鉄の団体専用列車の「楽」
私は生駒で降りまして、改札出たら誰もいない。家を出る前に軽く検索してたんだけど、ケーブルカーが動いてるかどうか確認できなかったのと、人の気配が全然なかったので歩いて行くことにしました。結局出た改札が最適な改札じゃなかったから誰もいなかっただけで、ケーブルカーは動いてたんで無駄に山登りしたことになりましたが。途中まで全然人と遭遇しなかったので開門してるのかちょっと心配になったりして心細かったです。さすがに大丈夫だろうと思いつつ登りましたが。

ほぼ最短距離で行ける参道があって、途中からは歩行者用になってました。傾斜がキツいから階段が多いので車が通れないってだけですけど。両側はずっと民家なので山道ではありません。途中、こんな感じのところがあったりして面白かったです。

民家の前のでかい石灯籠
民家の前のでかい石灯籠
途中雪降ってきたけど心臓がいかれている私は無理はできないのでゆっくり登りまして、30分ほどで到着。ゆっくりだったので途中休憩したくなるほど疲れたりはしませんでした。着いたのが1時頃だったのでまだ行列ができていました。
宝山寺鳥居
宝山寺鳥居
元々はこの鳥居が鳥居前駅辺りにあったそうです。

ってことでお参り。入山者数の制限してたのでそれなりに待たされて鳥居の所から20分近く掛かりました。

宝山寺 本堂と拝殿
宝山寺 本堂と拝殿
右が本堂で、左が拝殿です。宝山寺は生駒の聖天さんと言われてますが、聖天さんは歓喜天のことですけど、本堂の本尊は不動明王です。左の拝殿が歓喜天にお参りするためのもの。歓喜天は仏教の天部なので神道っぽい扱いをしない場合が多いですけど、ここは神道っぽい扱いになっていて、鳥居があったり拝殿が檜皮葺きだったりしています。神仏習合の時代は明快に区別はしてなかったと言うことがよくわかりますな。

歓喜天はインドのガネーシャが起源なので基本的には象の頭をしていまして、歓喜天像になると2体が抱き合っているタイプの像が多かったりしているからか単なる秘仏じゃなく一切開帳されない絶対秘仏になっているお寺が多く、ここも例外ではありませんので見れません。今日は本堂の不動明王はなんとか拝めました。

宝山寺は歴史は350年ほどでめちゃめちゃ古くはないですけど、大阪商人の信仰を集めていたとかで伽藍はかなり大きいです。ってことで多宝塔の所まで登りました。多宝塔には愛染明王が奉られています。正面から撮ろうとするとこれ以上収まりません。スマホの超広角で撮れば良かったんだけど。

宝山寺 多宝塔
宝山寺 多宝塔
多宝塔の所からの景色はこんな感じ。左にあるのが本堂です。
宝山寺多宝塔からの景色
宝山寺多宝塔からの景色
ここからもそうですけど、帰りの下りとかからも奈良の夜景が綺麗ですが、昼間の景色もいい感じなんだろうな。

境内は広いので石仏とかはあっちこっちにありまして、こんな可愛い不動明王もありました。

不動明王
不動明王
ってことで、帰りはケーブルカー動いてるかなと確認したらなんと10分間隔で通常ダイヤの昼間が40分間隔なので4倍も多い。
近鉄生駒ケーブル「ブル」
近鉄生駒ケーブル「ブル」
コロナじゃなければ動いてるのかどうか悩まなかったのにと思うけど、金かからなかったし途中の参道の様子もあまり見たことない感じだったしまぁ良かったかな。

帰りはどこにも寄らずさっくり帰りました。

名画の殿堂 藤田美術館展 ―傳三郎のまなざし― @奈良国立博物館

今日の最後は奈良博。鹿は冬になると食い物が減るので鹿せんべいを買う人に集まりやすいのでそういう状況に馴れてなくて鹿のあしらい方に困ってる人が多かったです。

奈良国立博物館の看板
奈良国立博物館の看板
藤田美術館は来年4月に新築オープンですが、休館中の2年半前にもここで大きな展覧会やってますけど、この展覧会は今年急遽実施することが決まったそうな。なので、2年半前とはだいぶ違った内容になってます。所蔵品の絵画の調査で色々新発見とかがあったそうで、そういうのが初公開されていたりします。

展示室は東新館は使われてなくて西新館だけですけど、キャプションも多いのでわりと時間掛かりました。藤田美術館は新築になっても展示室は今回の展覧会ほど大きくは無いだろうってことでたぶんこれだけまとめて見る機会は今後ほとんど無いでしょうからお奨めです。

ニコニコ動画のニコ美のタイムシフト見てから行くと楽しめるかも。3時間超えで長いけど。

建て替え前の藤田美術館は古い蔵が展示室だったんで春と秋だけの季節開館でしたが、上のニコ動の中の話では年末年始とかを除いて無休だそうな。

帰りは近鉄奈良駅の売店でみむろ(最中)を買いました。あんこ好きとしてかなり好きなお菓子ですのでつい買っちゃいます。10個入りですが、1週間ほど日持ちするのでぼちぼち食うことにします。(追記:乾燥してる部屋に置いとくと、簡単に水分飛んじゃうので早めに食べるのがお奨め。食べきるのが賞味期限ギリギリになりそうだったら密封できる容器にでも入れときましょう。)

薬師寺 国宝 東塔 初層特別開扉

次は薬師寺へ。国宝の東塔の修復が完了して初層が特別公開されています。中には入れませんが。コロナ禍で来年1月16日まで延長されてまして、期間が長いと逆に見逃しちゃいがちですが、コメントのおかげで思い出せました。

保存のために水煙が取り替えられたので、建設当初からの水煙が公開されています。撮影可。

東塔の水煙
東塔の水煙
水煙の根元にある薬師寺創建のいきさつが書かれた檫管(さつかん)
檫管
檫管
同じ建物内で「平成の寶玉展」というのも行われています。散華の形の奉納絵画展です。かなり多く展示されていますが、千住博と絹谷幸二しかわかりませんでした。

修理が完了した東塔。

薬師寺東塔
薬師寺東塔
解体修理で発見された当時の色彩が残っていた部分(格子に隠れていたので劣化が抑えられていた)から復元した箇所が1箇所あるんだけど、正面からでは見えませんで右の端っこギリギリから眺められます。奥の方なので見れたとしてもよく見えないし、テレビでやったりしてるのでそれ見てれば良いだけですけど。

ってことで、体力的に心配だったので玄奘三蔵院伽藍はとりあえずパスして奈良博へ。