第73回 正倉院展 @奈良国立博物館

ってことで、正倉院展。日曜の遅めだと空いてるかなと思って17時からのを予約したんだけど、結局期間中全部売り切れだったのでいつ行っても大して変わらんかったというか、最後の時間にしたら多少空いてたくらいだったんでしょうな。17時きっかりに行っても行列長いだろうと15分ほど経った頃に着いたんだけどまだだいぶ並んでたので本館の方見とこうかなと思ったら200円掛かるとのことで、今年見てるしまあええかってことで断念して正倉院展だけ見ることにして並びました。

奈良国立博物館
奈良国立博物館
結局15分くらいで入れたかな。しんどいと思うほどは待ちませんでした。

今年の目玉は螺鈿紫檀阮咸(らでんしたんのげんかん)。バンジョーみたいな4弦の楽器です。正倉院展には2008年から14年連続で見に来ていますので見たことがあるってのもちょこちょこ増えてきましたが、まだまだ初見のばっかりです。ちなみに奈良博に公開されてるpdfの出陳リストだと前回いつ展示されたかが載ってるので便利です。やっぱり20年くらいは連続で見に来ないとダメっぽい。漆金薄絵盤も目玉に近い展示物で28年ぶりの展示なのですけど、同じ名前のほぼ同じようなのが2013年に目玉展示されてます。2013年に展示された方が汚れが少なくてきれいだった気がします。

今年の文書は「下痢が治らないのでしばらく休むかも知れないけど怒らないでね」的な内容のとか、光明皇后直筆の杜家立成(中国の文例集の写本)に飲みに誘う文章があったりして面白かったです。

五月一日経と呼ばれるお経があるのですが、昨日書かれたようなきれいな字で「天平十二年五月一日記」と書いてあるのを見て凄い不思議な気分になりました。書かれたのは1281年も前なんだけども。

ってことで、今週健康診断もあるしってことで、食いもん買ったら食っちゃいそうなので何も買わず帰宅。

興福寺国宝特別公開2021 五重塔初層特別開扉

今日は奈良に行ってきました。正倉院展を見に。まずは五重塔の初層が特別公開中の興福寺へ。

興福寺 五重塔
興福寺 五重塔
初層公開は5年ぶりくらいですかね。私は11年前の公開の時以来です。久々なので見とこうかなと。

アサヒメイトで100円引きでした。拝観券が自動券売機で売られてましたけど、この特別公開のためだけに導入したわけではないでしょうから簡単にカスタマイズ可能なんだろうね。アサヒメイト用の選択肢もありました。

五重塔は来年から大規模改修に入るそうで。改修は120年ぶりとのことで、廃仏毀釈から立ち直った直後の改修以来と言うことですね。修理は10年ほど掛かるとのことで初層公開も当然今後10年はないことになります。

全然関係ない話ですが、毎年年賀状には観光地で自撮りした写真を使ってまして、自撮りと言ってもスマホじゃなくてデジカメのセルフタイマーで全身写してるんですけど、年内は年賀状に使えそうな場所あまりないかもってことでとりあえずここで撮っておいたんだけど、写した写真見て改めて「やっぱ痩せたな。」と思ったのでした。通ってるカイロプラクティックのお姉さんには「全然違う。人相まで違う。」と言われたりしてたんですが。

Miyamoto Kohji 秋のセミアコースティックライブ 2021 DAY2 @紫明会館

今日は京都でライブ参戦です。宮本浩次のライブです。毎度書きますがエレカシの人ではありません。去年のこの人のライブを渋谷で見た翌日に私は入院しましたのでライブ参戦自体それ以来。この人のライブ自体はそれ以降も関西でも何度か企画されてましたがコロナのおかげで全部中止でようやく開催となりました。昨日もやってましたけど、私は不参加。

ライブが15時開場だったんでその前にどっかに寄ろうかなと思ったりしましたけどライブだけにしました。

この写真は帰りに撮ったものですけど、紫明会館は登録文化財ですけど、修復工事中でした。

紫明会館
紫明会館
今回は真ん中くらいの整理番号だったのでまた端っこで見てました。相変わらずほぼ女性客ばっかりでした。

座席は密を避けるために間隔が空けられ、座席数は60くらいだったかな。それでも売り切れてなかったようですけど、ほぼ満席。昨日は売り切れてたようです。

紫明会館内部
紫明会館内部
今日は珍しくサポートのギターの馬場一嘉さんが参加されての二人構成で、エレキとかも使われていたのでセミアコースティックライブとなっていました。馬場さんはバンド構成でのライブにはいつも参加されていますが、この二人構成ってのは初めてらしい。

ってことで15時会場15時半開演予定でどっちもほぼ予定通りで2分押しくらいで始まって本編2時間、アンコール2曲で合計2時間10分くらいでたっぷりやってくれました。

換気のために窓開けてましたが、北側は学校で南側は広い道路ですけど、東側とかはそんなに離れてないんだけど文句言われたりしないのだろうかちょっと心配になっちゃいました。

下のフロアでは前衛的な生け花の展示を無料でやってましたんでちょっとだけ覗いてからどこにも寄らずサクッと帰宅。12月3日に大阪でもライブあるんだけど、平日なのでパスの予定。

京大-同志社戦 2021 @エキスポフラッシュフィールド

今日は有観客での開催となったのでアメフトを見に行ってきました。エキスポフラッシュフィールドです。

この日は2試合ありましたが、密を避けるためか入れ替え制となっていました。私は2試合連続で見ないので問題なし。協会にとっては収入面でも有利だしね。

15時キックオフ予定で14時半頃に着いたんだけど、入場しておらず、電子チケットのシステムトラブルかなと思ったらその通りで、結局電子チケットの画面を見せるだけと言う情けない状態で入場。

行列の比較的後ろの方で入場しましたが、わりと良い席で見れました。ちなみに今日は東京在住のいつもの後輩と観戦。

エキスポフラッシュフィールド
エキスポフラッシュフィールド

試合の方は10-13で逆転負け。2度目の入れ替え戦決定。1試合増えたので経験できる試合増えて良かったかも知れない。

このチームスタッフ、学習能力無いんじゃないかとずっと思ってます。何でこういう試合になっちゃうのかがたぶん理解できてない。

どっちにしろこれだけ部員が減っちゃったら優勝なんて夢のまた夢なのでもうどうでもいいかな。

いつものように行きはJR茨木駅からバスで帰りは徒歩で千里丘という行程でしたが、千里丘駅のミスドで後輩としばらくだべってから帰宅。

聖徳太子 日出づる処の天子 @大阪市立美術館

今日も展覧会を見てきました。行こうかどうか迷ってましたが、見とくことにしました。四天王寺の所蔵品を中心とした聖徳太子がテーマの展覧会です。

大阪市立美術館
大阪市立美術館
遅めがいいなと思いつつ結構展示数が多いとのことだったので15時過ぎに着きましたが、思った以上に人がいましたが、密と言うほどではなかったです。17時閉館なのもうちょっと遅くならんかね。

展示室は1階だけで展覧会やるときのエリアの3/4ほどに加えて2階の半分が特別展に使われていて、私がここで見た特別展としては最大の面積を使ってました。

ってことで、展示数は多いし、ほとんどの展示品にキャプションが付いているし、細かく描かれている聖徳太子絵伝とかも色んな寺のが展示されてるし、かなりのボリュームでした。山岸凉子の日出処の天子の原画なんかも展示されてます。じっくり見てると2時間じゃ全然足りないと思います。展示数はもうちょっと絞ってもよかったのではと思うくらい。こういうことを感じる展覧会は少ないですので見応えありました。

仏像も多く展示されてるので仏像マニアなら見といた方が良いでしょうな。

帰りは新世界とそのちょっと南辺りぶらついてから日本橋まで歩いて買い物して帰りましたが、インバウンドが盛り上がる前の日常って感じで「コロナって何?」って状態になってました。多くの店はゴールド認証もらってるんだけど、「こんな程度の対策でゴールドもらえるんだ」と言うような店ばっかりでしかも客密集。ワクチンの効果がどこまであるのかわからないけど、こんなんじゃまた感染者増えるんだろうなぁ。

第3回「なにわの企業が集めた絵画の物語」展 @大阪府立江之子島文化芸術創造センター

今日は展覧会に行ってきました。阿波座駅近くにある大阪府立江之子島文化芸術創造センターです。企業が所蔵する美術品を集めた展覧会です。2回目ですな。

大阪府立江之子島文化芸術創造センター
大阪府立江之子島文化芸術創造センター
こういう地味な展覧会だと誰もいないかなと思いましたが結構いました。でも密とは無縁でしたけど。

佐伯祐三の90年ぶりに公開された作品などが展示されていますが、有名画家の作品はそんなに多くないです。500円ですが、図録的なパンフがもらえます。撮影は全面的に可能。

ということで、こういう機会でもないと見れな作品ばっかりで全部初見だと思うのでなかなか良かったです。

佐藤健寿 写真展「世界 MICROCOSM」@ライカギャラリー京都

次は花見小路にあるライカ京都店の2階にあるライカギャラリー京都へ。

ライカ京都店
ライカ京都店
ここでは「奇界遺産」やクレイジージャーニーで有名な佐藤健寿さんの写真展が開かれてます。点数少ないので無料。
ライカギャラリー京都
ライカギャラリー京都
「サブタイトルは『#people』。世界各地で生きる人々を捉えた15作品が一堂に会します。」だそうです。

上の写真でもわかると思いますが、外見はライカの店だと気づかない人も多いくらいで、外からだと展覧会をやってるって情報は一切ないのでギャラリーには誰も居ませんでした。と言うことで空いているのでお近くに寄ったら入ってみるのはどうでしょう。11月3日までです。ちなみに東京の2箇所でも別テーマの展示やってます。

展覧会以外にも金使っとこうかなと思ったので、帰りに南座にある和菓子屋(祇園饅頭だっけ?)で栗大福と六方焼き買って家で食いました。帰りは京阪で帰りましたが、祇園四条から乗ったので混んでたら嫌だなぁと思いましたが余裕で座れました。花見小路も人少なかったし、みんな様子見だったんですかね。私は密避けられて嬉しかったですが。

これでこの秋に京都で行っときたかったところは見終えてしまいました。

山口 晃 -ちこちこ小間ごと- @ZENBI-鍵善良房-KAGIZEN ART MUSEUM

しばらく京都で大きな展覧会を見る予定はありませんが、見ときたい展覧会が二つほどあったので西京極まで来たついでに祇園まで行ってきました。

まずは山口晃の展覧会。鍵善良房と言う和菓子屋が祇園に作った小さな美術館での開館記念展です。今年1月オープンなのでこけら落としの展覧会ではありませんが。

場所ですが、祇園の南座の裏の道からさらにちょっと入ったところにあるのでスマホとかがないとたどり着けないかも。花見小路からはまっすぐ行けますが。大して情報流れてないので客なんていないかなと思ったらわりと居ました。私以外に2~3組とかですけど。

ZENBI−鍵善良房− KAGIZEN ART MUSEUM
ZENBI−鍵善良房− KAGIZEN ART MUSEUM
料金は1000円で小さな展示室が3つしかないのに高いと言われてますが、展覧会自体がわりと良かったのでそんなに文句はないかな。受付で料金払ったときに干菓子もくれます。これがシュワッと溶けて上品な甘さでとてもおいしかったです。手土産によさそう。

と言うことで、作品は全て撮影可でした。中はこんな感じ。

ZENBI展示室
ZENBI展示室
向かいにはショップもあったりカフェもあったりするのでいいところですな。

展覧会ですけど、山口晃の有名なスタイルのも展示されてますが、五木寛之の小説の挿絵の原画が大量に展示されてまして、これが色んなスタイルで描かれててて面白かったです。全然知らなかったけど画力はめっちゃ高いですね。と言うことで、わりと好きだった人ですが、更に好きになりました。

京大vs関大戦 2021 @たけびしスタジアム京都

今日は久々に京都へ。アメフトの試合を見にまずは西京極へ。1年10ヶ月ぶりの生観戦です。今年も開幕が遅れたためイレギュラーなシーズンとなっておりまして、8チームのリーグ戦ではなく4チームずつの2つのリーグに分かれて3試合のリーグ戦となってしまいました。で、2つのリーグ戦の同順位同士が試合をして全体の順位を決定。なので、想定される最低の試合数が去年より1試合多い4試合となりました。

で、京大は関大、関学、同志社の順で試合することとなり、次の関京戦は王子スタジアムで狭いからか無観客試合決定。最終戦もエキスポフラッシュフィールドなので、今年生で見れるのは今日だけの可能性が高いので見に行くことにしました。ワクチン2回目打って2週間ほどだしね。

通常なら観光シーズン突入だし、緊急事態宣言も解除されたので電車混んでると嫌だなぁと思いつつ淡路から特急に乗りましたが座れました。まぁ埋まってたけど。想像してたよりは少なかった。

ということで、現地着。過去のここでの試合と比較して結構客多かった方かなと思いましたが、座る間隔を空けろとしつこくアナウンスされてたのでそんなこともなかったかな。

快晴で日差しがきつかったので日陰が良かったんだけど無理で、時間が経ったら日陰になりそうな所を選んだんだけど失敗でした。帽子かぶってたんで大丈夫だったけど。

と言うことで試合です。

たけびしスタジアム京都
たけびしスタジアム京都
結果は35対14で完敗。スタッツ見たら勝ってても全然おかしくなかったですが、ゴール前まで行った先制のチャンス無駄にしたのとリターンTDされた致命的な2つのミスが痛すぎた。それと、ラインの能力差はめちゃめちゃ感じてしまいました。

2年生QBの泉君は高校時代から活躍してたので期待されてまして、今日は春までの印象よりもっと凄い活躍でしたけど、ミスが痛かったね。なんと言っても選手の数がどんどん少なくなってきていて、今日なんて体重80kgのDLがスタメンでいるくらいで、ラインの選手層の薄さがちょっと厳しすぎるなぁ。と言うことでパスプロは全然保たなかったけど、泉君の個人の能力でカバーできてた感じ。

WRの橋本君が復帰してたのが嬉しい。でももう4年生なんだよね。シルツ君は去年から全く見てないけど、イヤーブックには載ってるんだけど、どうしたんだろう。

千葉市美術館所蔵 新版画ー進化系UKIYO-Eの美 @大阪髙島屋グランドホール

今日はワクチン2回目打ってきたのですが、打った直後なら体調も大丈夫だろうってことで寄り道して展覧会を見てきました。

今回もインテックスだったので天王寺公園からバスに乗ろうとしたのですけど、雨のせいか(雨だと渋滞が増える)バスが全然来なくて18分ほど遅れて出発。展覧会が高島屋なので復路は難波行きにしようと思ってたのですが、今回は15分待機で済んだのですけど終わって外にでたら目の前をバスが出て行ってしまってたので30分待つのは嫌だなと言うことで5分後の天王寺行きに乗って一旦天王寺から地下鉄で難波へ。

大阪髙島屋グランドホール
大阪髙島屋グランドホール
現地に着いたらこんな感じだったので客誰もいないのかと思ったらさすがにそこまでではなくてちょっとはいましたが、トータル10人いたかどうかって感じでした。

この展覧会、15(水)からやってるんですけど、開催予告されててチケットも販売されてたのですけど、大阪高島屋のグランドホールの予定表には月曜まで載ってなかったんで私も前売りを買ったのが前売り販売最終日の火曜。ってことでそのせいもあって余計に客少なかったのかも。まだ緊急事態宣言中だしね。ちなみにアサヒメイトで無料ではありませんでした。高島屋の展覧会だと毎回アサヒメイトで無料だったのに。このご時世わざわざ無料客増やしたくはないんでしょうな。ああ、でも作品リスト見てみたら主催が日経になってた。そのせいかな。、しかし、ここがこれからも有料だとアサヒメイト維持する意味がないなぁ。

展覧会の内容ですけど、大正時代を中心とした新版画の展覧会です。川瀬巴水や吉田博が有名ですけど、それ以外も多く展示されています。これがなかなか素晴らしかったです。上に挙げた2人の作品は見たことあるのが多かったですけど、名前すら知らなかった絵師の作品にも素晴らしいのが多く、当然見たことないのばっかりでとても良かったです。置く場所無いのに図録買っちゃいました。

良い作品が多く、展示数も118点あって見応え十分なのでお奨めですが、緊急事態宣言中なので感染リスクは十分考慮してください。