真如堂 金戒光明寺

泉屋博古館は永観堂と金戒光明寺の中間辺りにあるので、ついでに紅葉を見て帰ることにしました。

まずは金戒光明寺の北に隣接している真如堂へ。

虹を見たのは何年ぶりだろう。

虹
去年来たのは25日だったのですが、去年はピークをだいぶ過ぎていましたが今年は去年よりはちゃんと紅葉していました。

真如堂
真如堂
真如堂
真如堂
次は金戒光明寺に向かいます。紅葉の名所というわけではありませんが。

金戒光明寺の塔頭の栄摂院(えいしょういん)は真っ赤な紅葉が綺麗でした。この時期だけ開けてくれているそうな。

栄摂院
栄摂院
金戒光明寺には何度か来ていますが、五劫思惟阿弥陀如来像を拝むのは初めてです。真横通過したことあるんだけど…
五劫思惟阿弥陀如来像
五劫思惟阿弥陀如来像
五劫思惟阿弥陀如来像は東大寺の秘仏が有名ですが、毎年10月5日の転害会の日だけ開帳されるだけなのでなかなか見れません。こっちはいつでも見れます。

モミジは多くありませんが、いい感じで撮れるアングルは見つかります。

金戒光明寺 山門
金戒光明寺 山門
ってことで次。

日吉大社

次はケーブルカーの乗り場に近い日吉大社へ。ここに来るのも初めてです。ここは神社としては珍しく、境内に入るのにお金が必要です。入るのにお金がいる神社は他には談山神社とか日光東照宮とかもそうですね。

紅葉は結構いい感じ。

日吉大社境内
日吉大社境内
国宝の西本宮。
日吉大社西本宮
日吉大社西本宮
ここはさらっと見て京都に戻ります。

比叡山延暦寺 釈迦堂秘仏本尊特別ご開帳

今週も金曜に休みをもらいまして、おでかけです。

まずは比叡山へ。JRの比叡山坂本駅から徒歩でケーブル坂本駅に行き、ケーブルで延暦寺へ。比叡山に来るのは初めてです。

国宝の根本中堂は工事中ですが、拝観は可能です。

延暦寺 根本中堂
延暦寺 根本中堂
国宝殿にも入りました。比叡山には国宝の仏像はありませんが、重要文化財はどっさり展示。今日は国宝は1つも展示されてませんでしたが、今やってる国宝展に国宝が2点ほど展示されてたので普段はこっちで見れるんだろうか。

で、歩いて西塔の釈迦堂にやって参りました。20分ほどですが結構キツい。

釈迦堂
釈迦堂
西塔地域の本堂の釈迦堂では秘仏本尊の釈迦如来像が特別開帳されています。本尊自体は33年ぶりの開帳ですが、今回内陣に入ることができまして、釈迦堂創建以来初なんだそうです。と言うことで中の仏像をちゃんと拝めるのが初めてのことになります。

内陣に入るのは500円必要ですが、本尊については中に入っても近くで見れるわけではありませんので本尊だけが見たいという人は500円を払う必要はありませんが、内陣のお社に奉られている八所明神などは内陣に入らないと見れません。

今日はいろいろ予定を詰め込んでいたので西塔と東塔(とうどう)の移動がかなりキツかったこともあり横川地区や山頂には行きませんで、さっさと東塔に戻りました。

紅葉が綺麗な場所はあまりなくていい感じに撮れた写真はこれくらいかな。

大講堂
大講堂
東塔の土産もん売り場で走井餅を買ってケーブルカー乗り場で並んでいる間に完食。

琵琶湖を望む景色はケーブルカーの駅舎からが一番いいです。駅舎の2階に上がれます。

比叡山からの琵琶湖
比叡山からの琵琶湖
ってことで、11時30分発のケーブルカーで上に上り、14時30分発のケーブルカーで降りてきました。

『大阪の歴史再発見』非公開文化財「金臺寺(こんたいじ)仏像群」の特別公開

今日は今年良く行われている大阪市のお寺の特別公開に行ってきました。金臺寺(金台寺)と言うお寺で、下寺町にあります。ということで、地下鉄のマイスタイル圏内なので交通費は0。

この本堂、寺の本堂としては大阪市で一番古いそうな。大阪の陣のすぐ後くらいに作られたそうです。

金臺寺本堂
金臺寺本堂
2時半頃に着いたのですが、この写真の靴の数を見るとわかりますが、大盛況。

本尊は寺の歴史よりも古い室町期の物だそうです。めちゃめちゃ珍しい仏像はありませんが、大阪市ではかなり古い平安期の仏像なども展示されててなかなか良かったです。明治の改修時に造られた本堂の天井の龍の彫刻が素晴らしかったです。こっちを見れた方が嬉しかったりして。

行った時間帯には既に始まっていた御堂筋でのイベントをちょっと見たかったのですが(ダウンタウンが出るというので)、いつもの学芸員の人の話がいつにも増して長かったのでちょっと焦りましたがダウンタウンはかなり遅い出番だったので特に問題はありませんでした。

播州清水寺 秘仏本尊十一面観音像 30年に1度の御開帳

今日は会社をお休みしましておでかけです。播州清水寺に行ってきました。秘仏本尊の十一面観音像が30年に1度の御開帳と言うことで。花山法皇没後1000年記念で2008年から2009年にかけても公開されてたので30年ぶりというわけではありませんが。

正式には御嶽山 清水寺ですが、京都の清水寺と区別するために播州清水寺と呼ばれています。

清水寺へはバスが1日に2本しか無いので(相野駅10:20と12:50)、リスクを考えて10:20発のに間に合うように行きました。JRが3分ほど遅れてちょっとビビりましたが、問題なくバスに乗れました。

紅葉がいい感じのところもありましたが、モミジはそんなにありません。

播州清水寺
播州清水寺
写真中央の柱は上の方をよく見るとわかりますが、ご開帳された本尊と紐で繋がっています。
播州清水寺 根本中堂
播州清水寺 根本中堂
開帳された本尊は平安時代末期の物らしいですが、かなり素朴な感じです。私がお参りしてたときにちょうど住職らしき方がお客さん的な方々を案内されてまして、片手がなくて頭の十一面もなかったんで30年前の開帳時に作ってもらったって話をされていました。

帰りのバスも当然1日に2本しかありませんで、滞在可能時間が1時間ほどしなかったんでちょっとバタバタしましたが、公開の重文の刀なども見れました。食事とかができる時間は全く無し。後のバスに乗るんだったら時間はあったんだけど、2時間40分後じゃ時間余りすぎなので。刀は入場料500円で2本の刀だけ見るだけなので興味ない人は行かなくてよいと思います。この特別拝観自体も秘仏を拝んどかないと気が済まない人だけどうぞって感じ。

行きのバスに乗ってた人は1時間で帰る人は少なかったようで、楽に座って帰れました。後の方のバスは混んでただろうなぁ。

ってことで、サクッと帰宅。

関係ないですが、晩飯は家からチャリで布施に行きまして、回転寿司発祥の地、元禄寿司本店で食いました。一度は行っておかないとねってことで。インドマグロのトロがめっちゃおいしかったです。一皿1貫ですけど全然安いわ。

第53回 京都非公開文化財特別公開 南山城の寺巡り

今日は京都へ。と言っても南山城なのでほぼ奈良です。

常念寺(精華町)、大智寺、西念寺、常念寺(木津川市)、現光寺の全て初公開の5つのお寺を巡ってきました。普段は檀家の人も見れないという秘仏が結構あって見に来て良かったです。予定通り時間までに全部回れました。

京都非公開文化財特別公開は拝観料800円ですが、アサヒメイトだと100円引き。何カ所も回ると結構大きい。もらえる拝観券が汎用のになっちゃうのでコレクション向けではありませんが。

西念寺は不便な場所にあるので最初は行くのやめようかなと思っていましたが、歩いて行きました。ここも行ってよかったです。

ってことで写真とちょっとコメントを。

常念寺
常念寺
菩薩形像がユニークでした。と言っても外見はそんなに個性的ではありませんが。江戸時代には左手が差し替えられて薬師如来として奉られていたそうな。

大智寺
大智寺
重文の文殊菩薩像が素晴らしかったです。いかにも快慶風。

西念寺
西念寺
平安期の薬師如来や今回のポスターになった十一面観音像など、檀家すら見れない秘仏が展示されています。十二神将がユニークでとても良かったです。頭の上の十二支をもっとよく見てみたかったな。

常念寺
常念寺
大きなお寺で、本尊の背後をレリーフ状の立体曼荼羅にしたのが完成したばっかりだそうで、住職らしき人が自慢げに話されていました。秘仏の十一面観音は室町時代の作だそうですが、修復で金ぴかになっていました。これは全然ありかなと。

現光寺
現光寺
檀家のいないお寺で、本堂はかなり状態が悪く使えない状態だそうですが、重文の十一面観音坐像(坐像は日本に7体ほどしかなくかなり珍しいそうな)は新しい近代的な小さいお堂(というか、収蔵室みたい感じ)のところに奉られています。鎌倉時代作だそうですが、放置されててロウソクの煤とかで汚れたりしてないので金箔がほとんど残っていてかなり綺麗です。

この特別公開では龍谷大の学生さんとかが解説してくれることが多いのですが、地元のボランティアみたいな人が解説してくれることが多かったです。学生さんもいましたけど。この特別公開とは別の特別公開として木津川市でまとめられてるようなのでそっちの関係かも。

西念寺が11日までですが(その後11/16~19も公開)、他は12日まで拝観できます。

ということで、帰りは電車賃がだいぶ違うのでJRだけで帰宅せずにJR奈良駅から近鉄奈良まで歩きました。

三十三間堂

次は京博での国宝展を見に15時頃に着いたのですが、行列ができていたので今日は20時まで開館ということもあり、久々にお向かいの三十三間堂に寄ることにしました。

三十三間堂
三十三間堂
中は大盛況。

じっくり参拝できました。1時間くらいだけど。

昔見にきた時は二十八武衆が後ろの通路に置かれてたんだけど、今の形になったのは平成4年からだそうな。

『大阪の歴史再発見』非公開文化財「地蔵寺仏像群」の特別公開

先週に引き続き今週もお寺の特別公開です。地蔵寺と言うお寺です。先週の西之坊の近所。

近所なんだからまとめてやっちゃえばという風に思われるかも知れませんが、担当者(受付のお姉さんと説明してくれる教育委員会の人)がいつも同じ人なので同時に公開は不可能ですね。

公開は1時からなんですが、1時半頃に着いたらいっぱいでした。

地蔵寺
地蔵寺
平安期作の地蔵菩薩と五大力菩薩がメイン。地蔵菩薩の方は大阪市の仏像としてはとても古いものですが、外見は特に珍しくはありませんが、作られた由来(伝説レベルですが)が神功皇后が作らせたとされててこういう神社に奉られるような人が作らせたという話はとても珍しく余り例がないとのこと。これも神仏習合の地の住吉らしいと。

他に、近所の二箇所の地蔵尊が紹介されてて、1箇所は今回に合わせて仏画などを見えやすくしてくれてました。

ってことで、他にはどこにも寄らず帰還。

『大阪の歴史再発見』非公開文化財「西之坊仏像群」の特別公開

今日は最近ちょこちょこ行われている大阪市主催の寺の特別公開に行ってきました。

住吉大社近くの西之坊と言うお寺です。住吉東駅から徒歩ですぐ。

西之坊
西之坊
14時半頃に着いたんですが、ちょうど解説の時間帯で、大盛況でした。本堂は人でびっしり。

本尊は地蔵菩薩ですが、神仏習合の珍しい仏像が公開されてて、菩薩形と呼んでいますが三宝荒神の一種と考えられるそうで他に作例が全く無いそうです。他にもほとんど作例のない金神(こんじん)像などおもしろい仏像が多かったです。見に来れて良かったな。