今日はいつか行こうとずっと思っていた熊野三山巡りをしてきました。今回も別々のエントリにするのは面倒なのでまとめて。長いし写真も多いです。
熊野三山は熊野速玉大社以外の2箇所は移動が面倒な場所にあるのでバスの時刻表とにらめっこするより楽なツアーを考えていました。路線バス使って全部自力で行っても安くないしね。
最初は青春18切符を使って初日にアドベンチャーワールドに行って1泊で次の日に現地ツアーで廻ろうと考えてたんだけど、大阪から日帰りのツアーが現地ツアーと比べても大して高くない(昼飯付きで10300円でした)ことがわかったのでそれならアドベンチャーワールドは別に考えることにしてツアーを申し込みました。ラド観光のツアーです。
ってことで新大阪駅7時20分集合でしたので早起きしました。大阪駅だともっと楽なんだけどコスト掛かるんでしょうかね。今回のツアー参加者33名。外人女性も混じってましたがガイドさんは気にせず日本語だけ喋ってました。
働き方改革でバス移動は2時間毎に休憩が入ってました。
予定より10分ほど遅れた11時20分頃に熊野本宮大社着。
熊野本宮大社 神門
この神門から先は撮影は可だけどSNSなどにはアップせんといてねってなっていました。
今回は熊野古道ツアーではなかったので熊野古道を歩く機会はほとんど無かったのですが、熊野本宮大社の境内に向かう階段の横に狭い階段があって、これも熊野古道ということで下りはこっち使いました。雨降った後だったので石が濡れてて滑りやすかったですが。
熊野本宮大社の熊野古道の階段
↑この地図リンクの場所はわりと正確です。
明治22年に熊野本宮大社が洪水で流されるまで本殿があった大斎原にも行く時間はありました。結構忙しかったですが。
大斎原の鳥居
巨大な鳥居なので有名ですな。
本殿があった場所には明治の水害で移転できなかった神様を奉ったお社があります。
大斎原
ここにはお参りに来れないかもと思ってたのでよかったです。ここから熊野川の河原までいけましたが、時間がなくて行けませんでした。時間の調整が難しいですな。
このツアー、予定より遅れてても観光場所での滞在時間を短くして遅れを挽回しようということはしませんで、滞在時間は予定の分をきっちり確保してくれる代わりにちょっとずつ遅れていきます。
ってことでバスでランチをいただくドライブイン、「瀞峡めぐりの里 熊野川」に移動。15分遅れの12時30分くらい。
瀞峡めぐりの里 熊野川
この写真の左端にモニュメントが映ってます。ほぼ見切れちゃってますが。2011年の洪水の時にはこの一番上のカーブ状の所まで氾濫したんだそうな。なのでこのドライブインは水害後の再建なんだそうで。
ランチ。
ツアーのすき焼きランチ
すき焼きは熊野牛だそうな。思ったよりちゃんとしたランチで、十分満足できました。
このドライブインから河原に降りれたので降りてみました。
熊野川
写真の右上に見えるのがドライブインですが、大水害の時はこの屋根の所まで氾濫したってんだから凄すぎて想像することも難しいですな。
川の水量が多かったので河原の大半はコンクリートでしたけど、とりあえず熊野川の水の冷たさは実感できました。
ってことで熊野川沿いをバスが走りますが、こういう崖が突如現れたり景色見てるだけでも楽しいです。
熊野川沿いの景色
バスが左の窓側だったので色々楽しめました。往路の移動中は眩しかったけど。右側でも途中の滝とかが見やすいのでわりと楽しめるかと。
ってことで次は熊野速玉大社。新宮の街中にあります。
熊野速玉大社
こっちは特に注意事項が見当たらなかったので載せちゃいます。
神宝館にも入っときました。
熊野神宝館
熊野速玉大社の宝物は1000点以上がどっさりまとめて国宝に指定されていまして、そのうちのいくつかが展示されています。入館料500円。滞在時間が長くないのでささっと見ただけですけど。
熊野速玉大社の近くには速玉大社の摂社の神倉神社があります。熊野の神様が最初に降りたったとされる巨岩がご神体と言う有名な神社ですが、寄ってる時間がないのでバスから眺めるだけです。
バスの中から撮った神倉神社
もっと早く出発して神倉神社にも行けるツアーがあるようですが、今はやってないっぽい。
次は那智の滝。若い頃に初日の出を潮岬まで見に行ったことがあって、その帰りに寄った記憶がありますが、熊野那智大社に寄った記憶がありません。
滝自体が飛瀧神社のご神体です。飛瀧神社は熊野那智大社の摂社となっています。
那智の滝
普段は水量が少なくてがっかりされがちだそうですが、今日は水量が多くて迫力がありました。
この写真は上の写真を撮った場所から振り返った状態。滝へは道から下りますので帰りが上りになります。
那智の滝の階段
そんなにサイズが大きくないので動画も貼っときます。
300円払うともうちょっと近くまで寄れますので払っときました。
いったんバスに戻って別の駐車場に移動し、そこから改めて熊野那智大社&青岸渡寺へ。1箇所拠点でもいいんちゃうんと思いましたが、過去にトラブルでもあって今の形になったのかな。
この階段からスタートです。階段の段数が多くて時間が掛かる人を想定してたからかここの滞在時間が結構長かったです。
熊野那智大社への階段
鹿がいました。
鹿熊野那智大社です。これは拝殿でこの裏に本殿が並んでますが、本殿は青岸渡寺の手前で塀の隙間から覗けます。
熊野那智大社青岸渡寺はこの真裏と言うか斜め横というかに隣接しています。明治の廃仏毀釈以前は一体だったのですな。
こっちの宝物殿にも入っときました。
熊野那智大社宝物殿
こっちは重文クラスはありますが国宝はないです。
眺めは素晴らしい。
熊野那智大社からの眺め
ってことで青岸渡寺。西国三十三所の一番札所です。明治の廃仏毀釈では神仏分離令で寺か神社かどっちかにしろと迫られて片方はお取り潰しになったところが多かったわけですが、ここは一番札所という重要な場所だったので寺も潰されずに残れたそうな。
青岸渡寺元々一つだったとは言え建物自体は熊野那智大社とちょっとは離れてるのかなと思ってたんだけど、くっついてると言っていいレベルで隣接しています。
ってことで、三重塔に向かいましたが、16時ギリギリで入れず。近代の建物なので上まで上がれて那智の滝の滝壺が見えるそうですが。
青岸渡寺 三重塔
そう言えば若い頃ここには来たような気がする。でも熊野那智大社とかにはお参りしてない気がする。あの時は初日の出が目的だったので帰りについでに寄っただけだったからなぁ。
で、することもなくなったので駐車場に戻ったのですが、下っていく途中にこういう中華風のお寺がありました。
那智山瀧見寺
調べてみると初期仮面ライダーのロケ地で使われたらしい。
那智山瀧見寺の門ちなみに道路からだとこの本体は見えませんで、この門が見えるだけで後ろのコンクリートの建造物の上に本体があります。
で、集合時間を30分間違っていて30分早く戻ってきちゃいまして、那智の滝に戻ってちょっと滝を眺めてからバスに戻りまして本日の予定終了。16時で三重塔が閉まっちゃうのは教えといてほしかったな。先に行ってれば間に合ってたのに。ま、大した不満ではないけど。
遅れてたので30分遅れの16時45分集合だったのですが、16時過ぎるとできることがかなりなくなっちゃうのでもうちょっと考える必要がありますな。那智の滝の前に那智大社の方がいいのではないかと思いました。
ってことで4時間掛けて大阪に戻ります。
帰りは有料道路に入るまでは海沿いを走るのですが、バスの席が左の窓側だったこともあり橋杭岩も綺麗に写真に収められました。
橋杭岩
ってことで、途中多少渋滞があったり2回休憩したりしたので大阪駅に着いたのが21時10分頃。35分遅れでの終了でした。
バス移動はちょっとお尻が痛かったりしましたがなんとか大丈夫でした。ちなみに隣には私と年が近そうな西国三十三所の巡礼2週目というおっちゃんが座ってましたが、わりと仲良くなりました。ま、名前とかも聞いてないので二度と会うこともないんでしょうけど。
以上、だいぶ前から行きたいと思ってたところに日帰りでまとめて廻れたのでかなり満足です。