鶴林寺

今日は新たに青春18切符を買いまして、加古川から姫路へ。まずは加古川の鶴林寺(かくりんじ)。本堂が国宝だったりするので一度は来とこうかなと。

山陽電鉄の駅からの方がだいぶ近いですが、青春18切符を使うので加古川駅から歩きました。

鶴林寺 仁王門
鶴林寺 仁王門
入口も南端の仁王門からになるので北にある加古川駅からだとだいぶしんどいですがまぁしゃあない。

国宝の本堂。

鶴林寺 本堂
鶴林寺 本堂
国宝の太子堂。これが兵庫県最古の建造物だそうな。
鶴林寺 太子堂
鶴林寺 太子堂
宝物館がありまして、「あいたた観音」と言われる白鳳期の金銅仏があります。白鳳期の金銅仏としてはかなり大きいので貴重ですな。

で、結構見どころが多くてなんやらかんやらで1時間近く滞在してたんですが、さて加古川駅に戻ろうと寺を出てしばらく歩いてたら帽子がないことに気づき、寺に戻りました。わりとすぐに見つかってトータル10分くらいのロスで済んだけど、クソ暑いのに無駄な体力使ってしまいました。

ちなみに最初に来たときは参拝客は私しかいませんでしたが、その後は私みたいな参拝客が一人と、後は地元の人みたいなのがチョロチョロっと来てました。

ってことで次に行きます。

小布施

長野での2日目は小布施です。今日の分は面倒なのでまとめて。

小布施へは長野電鉄で。9時に最初の目的地の岩松院に着きたかったので、暑い中小布施駅から歩きました。隣の都住駅からの方がだいぶ近かったようだけどまあしゃあない。

ってことで岩松院(がんしょういん)。

岩松院
岩松院
屋根が工事中です。

昨日の写真の左側のでかい鳳凰の天井画の本物がここにあります。

北斎好きなら一度は来ないといけません。

9時ちょっと過ぎに着いたので9時からの説明があったのかはわかってませんが、9時20分から説明を聞けたんだけど、天井画見ただけで満足だったのでとりあえずパスしました。

福島正則の霊廟も見ときました。

福島正則 霊廟
福島正則 霊廟

ってことで歩いて小布施駅近くの北斎館に戻ります。

北斎館にやってきました。

北斎館
北斎館
ここは全面的に撮影可でした。

映像の部屋や企画展示室などもあり、肉筆画なども展示されていて結構ちゃんとしてます。

北斎館展示室
北斎館展示室
祭屋台の展示室
祭屋台の展示室
天井画が北斎作の祭屋台は2台あり普段はここに2台とも展示されていますが、現在1台は展覧会に展示中。天井画の本物は見やすいように下に置かれていて祭屋台の方にはレプリカがはめ込まれています。

企画展示は北斎水族館と題して北斎漫画などから魚介類の作品を選んで展示してます。

ってことで祭屋台以外もなかなか見応えあって良かったです。ここの祭屋台と岩松院の天井画は北斎好きなら必見だと思うのでわざわざ来る価値はあると思います。

次は北斎館近くの高井鴻山記念館。これは正門ですが、裏の東門から入場。

高井鴻山記念館
高井鴻山記念館
高井鴻山は北斎を小布施に呼び寄せた豪商ですが、本人も絵を描く人で、妖怪画が多く展示されてましてなかなかおもしろかったですがささっと見て退出。

このまま長野電鉄の特急(小布施からだと特急分は100円)で長野に戻りました。12時前には長野駅に戻っていたのですが、結局検索しても大阪に戻るには13時10発のになっちゃうので長野駅で1時間以上待つことになってしまいました。ま、小布施駅で1本遅らせることは可能でしたが、長野駅で1時間くらいは待たんといかんかったんだけどね。

昼飯で立ち食い蕎麦屋でキノコそばを食い、出発までカフェでコーヒー飲んで過ごしまして、JRの普通を乗り継いで大阪へ。

単線でスレ違い待ちとか、特急に追い越されるのを待ったりとかで地道に遅れたりしましたが、なんとか予定通り大阪に戻れました。最初の新幹線の京都まで以外は全部座れたし(京都~名古屋はなんとか座れました)。最終で帰る予定にしてるとリスク大きいので最終より1つ前で帰るつもりにしてましたので家に着いたのは22時半頃でした。

炎天下での移動などもしましたけど、体調は今回も問題なかったです。

長野辺りの車窓はなかなか楽しめまして写真もちょこちょこ撮りましたが、気が向いたら載せるかも。

あ、そうそう南木曽駅で特急待ちをしている白人観光客が15人以上いたのを見かけたんだけど、欧米人のバカンス期間中で長期に休んでるんだろうから今の時期だけの光景かもしれんけど、どこに滞在してたんだろうかと気になりました。

善光寺

今日明日と泊まりで長野旅行です。青春18使うと初日は何もできないのと、青春18のために3日掛けるのは嫌なので初日は惜しげもなく特急を利用しました。

で、当初は8時半頃に家を出て9時6分の新幹線に乗って10時発の特急しなのに乗り、12時59分に長野駅に着くという計画だったんだけど、名古屋での乗り換えが5分なので新幹線が遅れるリスクもちょっと考えて新幹線を1本早めようとちょっとだけ早めに家を出たんだけど、ちょっと早めに出た程度では挽回できない問題発生。新大阪に着いて新幹線乗り換え口に行ったら人で埋まってました。

元々自由席で行くつもりだったのと、新幹線自体は運行開始しているとのことだったんで乗り換え口に溜まってる人の様子は気にせず、ささっと改札機を通り、すぐに出るのぞみのホームに向かったら指定席の車両には潜り込めまして、のぞみはすぐに出発しました。

この時点ではまだ9時になってなかったので良かったと思ったのもつかの間、京都駅手前で前が詰まってるということで何度も停止し、京都駅に着くのに30分以上掛かってしまいました。この時点で名古屋10時は断念。結局10時10分過ぎに名古屋着。特急しなのは1時間に1本なので11時発のに乗ることになり1時間遅れとなってしまいました。行きたい美術館は17時までなので余裕はないけどまぁ大丈夫とは思って長野へ。

長野駅でバスに乗り善光寺大門バス停から歩いて善光寺へ。ちなみに前回の失業中に来ているので2回目。

資料館に試作の小さい仏像があったので気づいたんやけど(看板の説明読んでりゃわかったんだけど読む根性がなかった)、仁王門の4体の仏像は高村光雲作(米原雲海との合作)なのね。

善光寺仁王門
善光寺仁王門
これも見れて良かったです。

わりと賑やかです。

善光寺山門
善光寺山門
これは山門ですが、登れる共通チケットを買いまして、登りました。山門というと上には釈迦如来像に十六羅漢像が並んでるイメージですが、ここは違ってて文殊菩薩でした。

ってことで美術館での時間に余裕が欲しかったのでささっと次行きます。

次は経蔵。

善光寺経蔵
善光寺経蔵
中に輪蔵があって、一周回すと中の一切経を全部読んだことになると言うことで1周回しました。前で回してる人が靴がつるつるみたいで滑りまくっていたので途中から私が参加。前の人が離脱した後は私一人で回しましたけど、一人じゃかなり重いね。女性一人で回すのはしんどいかも。

次は日本忠霊殿。資料館が併設されています。

日本忠霊殿
日本忠霊殿
ちなみにここの本尊は善光寺式阿弥陀三尊なのでお前立ちが開帳されてない今の時期でも善光寺本尊がどういうスタイルなのかが確認できます。

併設されてる資料館はそんなに広くもなかったし、エアコンがなくて暑かったりしたのでささっと離脱。平安期の仏像などもありましたし、他ではあまり見たことない大きい懸仏が印象的でしたので来た甲斐はありました。

で、最後に本堂。

善光寺本堂
善光寺本堂
戒壇巡りは時間掛かりそうだったのでしませんでした。前回はやってるんでまあええかと。

ちなみに本堂は、幅より奥行きの方が長いです。これは長野県立美術館から撮った写真ですけど。

善光寺本堂
善光寺本堂
これで善光寺滞在終了。長野県立美術館に向かいます。

なら燈花会&東大寺大仏殿夜間参拝

今日は奈良へ「なら燈花会」と東大寺大仏殿夜間参拝に行ってきました。なら燈花会は8/5~14で、大仏殿の夜間参拝は今日明日なので両方とも明日もやってるので元々は平日の明日にしようと思ってたんだけど、明日は雨になりそうだったので今日行くことにしました(結果オーライで燈花会は14日は中止だったそうな)。

ってことで、19時前に現地着。興福寺五重塔は改修工事がついに着手で近寄れなくなりました。以前の状態に戻るのは7年半後くらいです。

興福寺五重塔
興福寺五重塔
ってことで、なら燈花会の会場を巡ります。

見栄えの良い写真はインスタに貼りましたのでそっち見てください。

他に1枚だけ貼っときます。

浅茅ヶ原園地
浅茅ヶ原園地

春日大社の参道は露店がずらっと並んでいて凄い人出。

春日大社参道
春日大社参道
東大寺大仏殿の夜間参拝は13,14日は無料拝観なので普段は通れない中門から入れます。
東大寺中門
東大寺中門
並んでましたがそんなに待たなかったです。並んでるときが20時頃だったのですが、毎日20時に鳴らされる鐘の音が聞こえてました。東大寺の鐘は除夜の鐘で間近で聞いたことありますが、こういう感じで聞いたのは初めてかもしれない。

インスタにも貼りましたけど、大仏さんの顔がちゃんとわかる写真を貼っときます。

東大寺大仏殿
東大寺大仏殿

大仏殿夜間拝観は何度か来てますが、私は5年ぶりでした。もうそんなに経つのかって感じ。心筋梗塞に気づいてなかった頃の2020年2月には観相窓が開いている状態の大仏殿は中門の外から眺められたんだけどその時からももう3年半経ってるんだなぁ。

これ書いてるのは14日夜ですが、毎年8月15日は万灯供養会で有料ですが夜間拝観があるんですけど、今年は台風の影響で一般拝観は中止だそうな。

熊野三山巡り

今日はいつか行こうとずっと思っていた熊野三山巡りをしてきました。今回も別々のエントリにするのは面倒なのでまとめて。長いし写真も多いです。

熊野三山は熊野速玉大社以外の2箇所は移動が面倒な場所にあるのでバスの時刻表とにらめっこするより楽なツアーを考えていました。路線バス使って全部自力で行っても安くないしね。

最初は青春18切符を使って初日にアドベンチャーワールドに行って1泊で次の日に現地ツアーで廻ろうと考えてたんだけど、大阪から日帰りのツアーが現地ツアーと比べても大して高くない(昼飯付きで10300円でした)ことがわかったのでそれならアドベンチャーワールドは別に考えることにしてツアーを申し込みました。ラド観光のツアーです。

ってことで新大阪駅7時20分集合でしたので早起きしました。大阪駅だともっと楽なんだけどコスト掛かるんでしょうかね。今回のツアー参加者33名。外人女性も混じってましたがガイドさんは気にせず日本語だけ喋ってました。

働き方改革でバス移動は2時間毎に休憩が入ってました。

予定より10分ほど遅れた11時20分頃に熊野本宮大社着。

熊野本宮大社 神門
熊野本宮大社 神門
この神門から先は撮影は可だけどSNSなどにはアップせんといてねってなっていました。

今回は熊野古道ツアーではなかったので熊野古道を歩く機会はほとんど無かったのですが、熊野本宮大社の境内に向かう階段の横に狭い階段があって、これも熊野古道ということで下りはこっち使いました。雨降った後だったので石が濡れてて滑りやすかったですが。

熊野本宮大社の熊野古道の階段
熊野本宮大社の熊野古道の階段
↑この地図リンクの場所はわりと正確です。

明治22年に熊野本宮大社が洪水で流されるまで本殿があった大斎原にも行く時間はありました。結構忙しかったですが。

大斎原の鳥居
大斎原の鳥居
巨大な鳥居なので有名ですな。

本殿があった場所には明治の水害で移転できなかった神様を奉ったお社があります。

大斎原
大斎原
ここにはお参りに来れないかもと思ってたのでよかったです。ここから熊野川の河原までいけましたが、時間がなくて行けませんでした。時間の調整が難しいですな。

このツアー、予定より遅れてても観光場所での滞在時間を短くして遅れを挽回しようということはしませんで、滞在時間は予定の分をきっちり確保してくれる代わりにちょっとずつ遅れていきます。

ってことでバスでランチをいただくドライブイン、「瀞峡めぐりの里 熊野川」に移動。15分遅れの12時30分くらい。

瀞峡めぐりの里 熊野川
瀞峡めぐりの里 熊野川
この写真の左端にモニュメントが映ってます。ほぼ見切れちゃってますが。2011年の洪水の時にはこの一番上のカーブ状の所まで氾濫したんだそうな。なのでこのドライブインは水害後の再建なんだそうで。

ランチ。

ツアーのすき焼きランチ
ツアーのすき焼きランチ
すき焼きは熊野牛だそうな。思ったよりちゃんとしたランチで、十分満足できました。

このドライブインから河原に降りれたので降りてみました。

熊野川
熊野川
写真の右上に見えるのがドライブインですが、大水害の時はこの屋根の所まで氾濫したってんだから凄すぎて想像することも難しいですな。

川の水量が多かったので河原の大半はコンクリートでしたけど、とりあえず熊野川の水の冷たさは実感できました。

ってことで熊野川沿いをバスが走りますが、こういう崖が突如現れたり景色見てるだけでも楽しいです。

熊野川沿いの景色
熊野川沿いの景色
バスが左の窓側だったので色々楽しめました。往路の移動中は眩しかったけど。右側でも途中の滝とかが見やすいのでわりと楽しめるかと。

ってことで次は熊野速玉大社。新宮の街中にあります。

熊野速玉大社
熊野速玉大社
こっちは特に注意事項が見当たらなかったので載せちゃいます。

神宝館にも入っときました。

熊野神宝館
熊野神宝館
熊野速玉大社の宝物は1000点以上がどっさりまとめて国宝に指定されていまして、そのうちのいくつかが展示されています。入館料500円。滞在時間が長くないのでささっと見ただけですけど。

熊野速玉大社の近くには速玉大社の摂社の神倉神社があります。熊野の神様が最初に降りたったとされる巨岩がご神体と言う有名な神社ですが、寄ってる時間がないのでバスから眺めるだけです。

バスの中から撮った神倉神社
バスの中から撮った神倉神社
もっと早く出発して神倉神社にも行けるツアーがあるようですが、今はやってないっぽい。

次は那智の滝。若い頃に初日の出を潮岬まで見に行ったことがあって、その帰りに寄った記憶がありますが、熊野那智大社に寄った記憶がありません。

滝自体が飛瀧神社のご神体です。飛瀧神社は熊野那智大社の摂社となっています。

那智の滝
那智の滝
普段は水量が少なくてがっかりされがちだそうですが、今日は水量が多くて迫力がありました。

この写真は上の写真を撮った場所から振り返った状態。滝へは道から下りますので帰りが上りになります。

那智の滝の階段
那智の滝の階段

そんなにサイズが大きくないので動画も貼っときます。

300円払うともうちょっと近くまで寄れますので払っときました。

いったんバスに戻って別の駐車場に移動し、そこから改めて熊野那智大社&青岸渡寺へ。1箇所拠点でもいいんちゃうんと思いましたが、過去にトラブルでもあって今の形になったのかな。

この階段からスタートです。階段の段数が多くて時間が掛かる人を想定してたからかここの滞在時間が結構長かったです。

熊野那智大社への階段
熊野那智大社への階段
鹿がいました。
鹿
鹿
熊野那智大社です。これは拝殿でこの裏に本殿が並んでますが、本殿は青岸渡寺の手前で塀の隙間から覗けます。
熊野那智大社
熊野那智大社
青岸渡寺はこの真裏と言うか斜め横というかに隣接しています。明治の廃仏毀釈以前は一体だったのですな。

こっちの宝物殿にも入っときました。

熊野那智大社宝物殿
熊野那智大社宝物殿
こっちは重文クラスはありますが国宝はないです。

眺めは素晴らしい。

熊野那智大社からの眺め
熊野那智大社からの眺め
ってことで青岸渡寺。西国三十三所の一番札所です。明治の廃仏毀釈では神仏分離令で寺か神社かどっちかにしろと迫られて片方はお取り潰しになったところが多かったわけですが、ここは一番札所という重要な場所だったので寺も潰されずに残れたそうな。
青岸渡寺
青岸渡寺
元々一つだったとは言え建物自体は熊野那智大社とちょっとは離れてるのかなと思ってたんだけど、くっついてると言っていいレベルで隣接しています。

ってことで、三重塔に向かいましたが、16時ギリギリで入れず。近代の建物なので上まで上がれて那智の滝の滝壺が見えるそうですが。

青岸渡寺 三重塔
青岸渡寺 三重塔
そう言えば若い頃ここには来たような気がする。でも熊野那智大社とかにはお参りしてない気がする。あの時は初日の出が目的だったので帰りについでに寄っただけだったからなぁ。

で、することもなくなったので駐車場に戻ったのですが、下っていく途中にこういう中華風のお寺がありました。

那智山瀧見寺
那智山瀧見寺
調べてみると初期仮面ライダーのロケ地で使われたらしい。
那智山瀧見寺の門
那智山瀧見寺の門
ちなみに道路からだとこの本体は見えませんで、この門が見えるだけで後ろのコンクリートの建造物の上に本体があります。

で、集合時間を30分間違っていて30分早く戻ってきちゃいまして、那智の滝に戻ってちょっと滝を眺めてからバスに戻りまして本日の予定終了。16時で三重塔が閉まっちゃうのは教えといてほしかったな。先に行ってれば間に合ってたのに。ま、大した不満ではないけど。

遅れてたので30分遅れの16時45分集合だったのですが、16時過ぎるとできることがかなりなくなっちゃうのでもうちょっと考える必要がありますな。那智の滝の前に那智大社の方がいいのではないかと思いました。

ってことで4時間掛けて大阪に戻ります。

帰りは有料道路に入るまでは海沿いを走るのですが、バスの席が左の窓側だったこともあり橋杭岩も綺麗に写真に収められました。

橋杭岩
橋杭岩
ってことで、途中多少渋滞があったり2回休憩したりしたので大阪駅に着いたのが21時10分頃。35分遅れでの終了でした。

バス移動はちょっとお尻が痛かったりしましたがなんとか大丈夫でした。ちなみに隣には私と年が近そうな西国三十三所の巡礼2週目というおっちゃんが座ってましたが、わりと仲良くなりました。ま、名前とかも聞いてないので二度と会うこともないんでしょうけど。

以上、だいぶ前から行きたいと思ってたところに日帰りでまとめて廻れたのでかなり満足です。

四天王寺 万灯供養 2023

(最新の万灯供養のエントリはこちらから)

今年も四天王寺の万灯供養に行ってきました。京都から家には帰らず京阪で天満橋経由の谷町線で。

本来なら9日10日は千日詣りなのですが、今年春から3年間の予定で六時堂が工事になっているそうで千日詣りが聖霊院で行われていて(これは去年もそうだったようです)、私が行った19時頃には聖霊院には入れなくなっていたので私個人としては千日詣りできず。昼間に来るとなると万灯供養とで2度来ないといけない。面倒だなぁってことで、六時堂に戻ってくるまでは万灯供養だけにしときます。過去の千日詣りは毎年行ってたので日数のストックはまだ切れてないかもしれんしw まぁ信心深いわけでもないんでそこまでこだわっているわけでもなかったりするので計算する気もないけど。

19時前に着いたのでまだちょっと明るいです。

四天王寺石鳥居
四天王寺石鳥居
この石鳥居は900年以上前のもので重要文化財。柱だけ石造りです。寺に鳥居があるのは明治の廃仏毀釈以前の神仏集合の名残ですが、珍しいと言うほどではないです。

ってことで万灯供養。今年もコロナ禍以前には戻りませんが、去年よりは動けるようになってます。(お知らせの画像データへのリンク)

とりあえず文字部分の要点だけ抜き出し。

①万灯ローソクへの霊名のご記入は、ご自身でお書きいただきます。
②万灯ローソクの点灯場所について「指定するエリア」と「指定しないエリア」で別れます。※個別での指定はできません
(以下略)
③万灯供養法要にて行進(練り歩き)をいたします。

③はようやく復活です。なので伽藍の中は歩けるようになったので写真も撮りやすくなりました。金堂、講堂、五重塔にはまだ入れません。

ちなみに15日だけ21時までで、それ以外は20時までで終了ですのでこれも完全には戻ってません。

ってことで写真を3枚ほど。インスタだと複数枚投稿すると全部正方形になっちゃうのでこっちに。

四天王寺金堂と五重塔とハルカス
四天王寺金堂と五重塔とハルカス
四天王寺金堂と五重塔
四天王寺金堂と五重塔
四天王寺金堂と五重塔
四天王寺金堂と五重塔
私が行ったときはいつものハルカスバックのアングルはロウソクがあまり並んでなかったのでちょっと残念でした。来年くらい元に戻ってほしいと思ってるので去年みたいなきれいにロウソクが並んでる写真を撮れるのはもう無いかも知れないけど、でもそれの方がいいよね。

帰りは久々に夕食が外食。上六のサイゼリアだけど。店員が足りないからか席が空いてるのにちょっと待たされました。店員少ない分効率良い作業をしようと心がけてる感じがしましたが、その弊害で客を余計に待たせてる感じになってたので気をつけてほしいと思いましたが我慢できないほど待たされたわけでもないので黙ってました。

京都へ

今日は京都へ行ってきました。京博で病草紙が2点展示されているのを知ってしまったので。

昼からぼちぼち出かけました。雨降ったりしたので酷暑ではなかったです。湿度は高くて暑かったのは暑かったけど。

京都国立博物館
京都国立博物館
今日展示されてた病草紙は「痔瘻の男」と「小舌の男」で、小舌の男を見れたのでこれで国宝9点コンプリートできました。京博所蔵の以外のが12点あって見れてないのがまだ5点ほどあったと記憶してますが、見れるチャンスはあるのだろうか。ちなみにその5点の内2点は所蔵先不明だそうな。とにかく国宝9点コンプリートできたのは嬉しい。満足です。

京博の平成知新館は広いので特別展が行われてない今のような時期は丸ごと常設展示になるので色々見どころがあります。報恩寺の厨子入木造千躰地蔵菩薩像とか。11年前に見て以来だと思ってたんだけど、報恩寺には同様のが3つあるそうなので同じかどうかはわかりません。とにかく来といて良かったです。本館の工事が完了したら平成知新館はずっと常設展示になると思うんだけどいつになることやら。

ってことでぼちぼち歩いて久々に六波羅蜜寺へ。

六波羅蜜寺
六波羅蜜寺
ここも西国三十三ヵ所の札所ですが、やはり本尊は秘仏ですけど、この写真の黒い観音さんがレプリカです。本物の国宝本尊は金箔が残ってるのでこんなに真っ黒ではないですけど。

最近新築された令和館。

令和館
令和館
有名な空也上人像があります。久々に拝めました。

ってことで次に近くの六道珍皇寺へ。

六道珍皇寺
六道珍皇寺
7日から10日まで六道まいりってのをやっていてニュースになるくらい有名な行事なのですが、お金がちょっと掛かるのと、鐘を突くのに行列ができてたりしてたのでお参りは遠慮しときました。

次は清水三年坂美術館へ。

清水三年坂美術館
清水三年坂美術館
「超細密工芸」と言うタイトルの展覧会をやってます。

その名の通り超細密なものばかりでルーペが設置されている作品もいくつかありますが、単眼鏡がないと凄さはわかりにくいと思います。ここは単眼鏡の貸し出しとかやってたと思いますが、この展覧会でも特定の日だけ貸し出したりしていたようですけど、コロナ禍以降単眼鏡は常時は借りれないようです。

ってことでパピリオは大活躍しました。おばさん二人連れに貸してあげたりしましてめっちゃ感謝されました。

帰りはぼちぼち歩きました。とりあえず八阪神社にお参り。

八阪神社
八阪神社
そのまま祇園から三条京阪まで歩いて三条から京阪で大阪へ。

天橋立

この夏休み期間(私は2月の中旬からずっと休んでるけど)は青春18切符でちょろちょろ廻ろうかと思っていまして、まずは行ったことのない天橋立に行くことにしました。色々巡りましたが、個別のエントリにするのも面倒なのでまとめて書くことにします。

青春18切符が使えるのは福知山駅まででそこから先は京都丹後鉄道なので、福知山からはケチらず特急使いました。後発の普通だと待ち時間が長いのもあって時間のロスが大きかったので。特急はJR京都駅から出ていてJRの運行なのですが、福知山駅で京丹後鉄道の窓口で切符を買うときは係員が指定席をわざわざJRに電話で確認してました。指定券の席番号とかは手書きでした。それと乗車券は硬券なのね。硬券なんて何年ぶりだろう。

京都丹後鉄道の乗車券と特急券
京都丹後鉄道の乗車券と特急券
ってことで順調に天橋立駅に着きまして、まずは天橋立を南側から見下ろせる飛龍観がある天橋立ビューランドへ。駅から徒歩5分ほどの所にリフト乗り場があるのでわりとすぐにたどり着けます。

反対側の笠松公園のリフトも乗るつもりだったので共通券を買いました。これだと支払いは現金のみでした。

天橋立ビューランド
天橋立ビューランド
天橋立ビューランドは小規模な遊園地になってます。乗り場からはリフトかモノレールに乗るのですが、リフトだと待たなくて乗れるのでささっとリフトに乗りました。徒歩ではたどり着けないのでリフト券が入場料代わり。

飛龍観からの長め。

天橋立
天橋立
飛龍観回廊っていう展望施設があるのですが、ただ歩くだけなんだけど、高所恐怖症の私にはかなりスリリングでちょっと怖かったです。

帰りのリフトはこんな感じで降りられます。

天橋立ビューランドの下りのリフトからの長め
天橋立ビューランドの下りのリフトからの長め
ってことで天橋立に向かいます。

まずは南側の根元にある智恩寺へ。

智恩寺
智恩寺
本尊が文殊菩薩なので文殊さんと呼ばれているそうな。日本三文殊の一つだそうですが、秘仏で開帳日が限られてるので今日は見れませんでした。

本堂には算額が掛けられてました。初めて見た気がする。

算額
算額
数学の簡単には解けない問題を書いてたり解法まで書かれてたりしますが、これは解法まで書かれてるパターンかな。

ってことで天橋立本体へ。普通に海水浴ができます。

天橋立の海水浴場
天橋立の海水浴場
駅にも近いし、自由に使えるシャワーもあるし、景色もいいんで便利でいいとこですな。

ってことで、天橋立を端っこまでぼちぼち歩くことにしました。

天橋立
天橋立
この写真だとあまり幅広く見えませんが、結構幅広いです。途中には真水が出る井戸があったりします。

本体だけで2.6kmあるのでちょっとしんどかったです。台風のせいか酷暑ではなかったの暑さは大丈夫でしたけど。まぁ端っこまで歩く意義はあまり無いですな。

ってことで北の端の先にある元伊勢 籠(この)神社へ。この写真から先は撮影禁止。

元伊勢籠神社
元伊勢籠神社
元伊勢というくらいなので伊勢神宮と同じ形の鳥居が立ってます。と言いつつ写真には写ってないけど。

次はリフトに乗って傘松公園へ。リフトとケーブルカーが併設されていますが、待たずに乗れるリフトに乗りましたが、終点辺りは地面との距離がかなりあってスリリング。

ここからバスに乗って成相寺へ。西国三十三ヵ所の札所なので当然参拝。バスを降りて参拝の前に弁天山展望台へ。

弁天山展望台からの天橋立
弁天山展望台からの天橋立
ここまで来る客はかなり少ないのと、同じバスに乗った他の客との行動パターンがちょっと違ったのでしばらくの間この景色を独占できました。

ってことで成相寺。

成相寺本堂
成相寺本堂
西国三十三ヵ所は観音さん巡礼なのですが、秘仏が多いのでここも秘仏です。

で、帰りのバスの時間をちょっとミスって20分ほどベンチで待つことになってしまいました。最終バスでした。

バスで傘松公園に戻りまして、天橋立を眺めました。ここが股のぞき発祥の地なんだそうで。でも成相寺のパンフでは弁天山展望台からのまた覗きが本来のものだと書かれていますがどっちやねんと。

傘松公園からの天橋立
傘松公園からの天橋立
リフト駅からちょっとだけ登る必要がありますが、駅にも展望台があるのでそっちだけで過ごす客が多いからかあまり人がいません。まぁ暑いしね。

下りはリフトの営業が終わってたのでケーブルカーで降りました。で、そこからの帰りは船にでも乗ろうかどうしようかと思ってたんだけど、バスの時間がちょうどだったのでバスに乗りました。混んでました。

このバス、天橋立駅までで400円なのですが、宮津駅から伊根までも400円なのね。でも宮津から伊根までは1時間くらい掛かるのでもっと早起きせんといかんですな。

で、宮津駅まで行った方が電車賃100円分安上がりだったんだけど、廻旋橋を確認できてなかったので天橋立駅でバスを降りました。

廻旋橋
廻旋橋
行きにも通ってるので継ぎ目を確認しただけなんだけどまあよし。あ、繋がってないから継ぎ目とは言わないか。

成相寺から時間の使い方がイマイチになってしまいまして、電車の出発まで待つことに。待ってる間に土産物屋で黒豆の甘納豆を買いました。これが当たりでうまかったです。

帰りは普通の京都丹後鉄道の列車は特急ではなく普通に乗りました。宮津までの一駅だけですけど特別仕様の列車でした。

丹後あおまつ号
丹後あおまつ号
晩飯は福知山駅で駅弁でも買おうかと思ったんだけど売ってなくてコンビニでカレー買って食いました。

ってことで、22時半頃帰宅。成相寺で帰りの時間ミスらなければもうちょっと早く帰れたんだけど、ちゃんと家までたどり着けたので問題なしです。

心臓がいかれてる私ですが、水分補給をちゃんと心がけてたので(帰りまでにお茶を2リットル以上飲んだ)この暑さだったり展望台とか上りも多かったですが心臓的にも体力的にも問題なかったです。弁天山展望台とかはかなり休み休みに登ったけど。とにかくちょっと自信が付きました。

インバウンド客かなり戻ってきてますが、ここは京都市街みたいに外人の方が圧倒的に多いって感じではなかったけどそれでも普通に外国人だらけでした。

天神祭 本宮 2023

今日は4年ぶりに本格的に行事が行われることになった天神祭に行ってきました。

4年前に源八橋が通行規制で渡れなかったので今回は桜ノ宮駅で降りるのは避けまして天満駅からOAPの方に向かいました。帝国ホテル辺りで大川方向に出ようとしたら手前でこれまた通行止めにされちゃってたのにちょっとビビりましたがなんとか花火開始の19時半の直前にOAP経由で大川沿いまでたどり着けまして、ギリギリに着いたわりにはわりと良い場所で見れました。

天神祭の花火は桜之宮野球場と造幣局の2箇所から打ち上がりますが、私が見たのはメインの桜之宮野球場の方です。

造幣局側は打ち上げ場所の問題で大きい花火は揚がらなくて企業の宣伝がメインです。造幣局の壁でレーザーで広告が照射されてたりしてたはずですが見れてません。

桜宮橋からだと両方見れますが、メインの方が良く見れるOAPで見るのがお奨めです。が、複数で行く場合は早めに場所取らないと厳しいですな。昨日と違ってインバウンド客はいっぱいでしたが、よくこんな良い場所にたどり着けたなって感じ。

ってことで写真を2枚ほど。動画でも撮りましたが載せるかどうかは検討中。

天神祭の花火と玉神輿
天神祭の花火と玉神輿
天神祭の花火
天神祭の花火
花火は2箇所から打ち上がりますが、造幣局側は打ち上げ場所の問題で大きい花火は揚がらなくて企業の宣伝がメインで造幣局の壁でレーザーで広告が照射されてたりしてたはずですが見れてません。

今年は3000発以上ってことでしたが、最後の迫力はなかなか凄かったです。ずんずん体に響きました。これは近くで見てないと感じれないですな。

そう言えば、仕掛け花火を期待してたんだけど、見れなかったです。今年は無かったよね?4年前や5年前は見れたんだけど。

ってことで今年は久々なので最後まで見届けようと思いまして大阪天満宮へ。やっぱり宮入まで見ないとね。正面の門は宮入の行列のため入れませんが、裏から入れます。

この写真は御鳳輦(ごほうれん)に神様が運ばれてきて本殿に戻っていく場面です。

御鳳輦
御鳳輦
最後に鳳神輿と玉神輿が境内に入ってきてフィナーレ。
玉神輿(手前)と鳳神輿(奥)
玉神輿(手前)と鳳神輿(奥)
23時25分頃に全て行事は終了したので、本殿にお参りできました。

帰りに神輿の担ぎ手の子たちが話ながら私を追い越していったのですが、想像以上に重かったと言ってました。確かに玉神輿の方は何度か持ち上げられなくなってやり直してました。玉神輿の方が重いのか単に力が無い担ぎ手が多かったのかわかりませんが、全員で頑張らないと持ち上がらんほどめちゃめちゃ重いのは確かなんでしょうな。

ってことで、今年は露店の状況は全く確認できませんでしたが、久々の天神祭、良かったです。

法隆寺 東院地蔵会

今日は久々に法隆寺に行ってきました。毎年7月24日に東院伽藍内の伝法堂で東院地蔵会ってのが閉門後に行われていて、この時だけ伝法堂が開帳されるのです。実は伝法堂に入るのは初めてではなく平城遷都1300年祭の時の特別開帳の時に見に来てたりするのですけど、久々なので拝んでおきたいなと。

閉門後の法要なので遅めに出発。雨傘を日傘代わりにして法隆寺駅から徒歩で向かいます。途中、法隆寺iセンターという所に寄りまして、2階にある宮大工棟梁「西岡常一の世界」の展示を軽く見学。

法隆寺iセンター
法隆寺iセンター
西岡棟梁が使っていた大工道具などが展示されています。昔に西岡棟梁が語り下ろした本「木に学べ」を持ってますがおもしろいです。

ってことで法隆寺へ。酷暑だからか参拝客めっちゃ少なかったです。インバウンド客もちらほらって感じ。

法隆寺 金堂と五重塔
法隆寺 金堂と五重塔
この写真だとベビーカーが映ってるので人の気配は感じますが人は全く映ってません。

とりあえず一通り見終えてから休憩所で過ごしたりしていたのですが、地蔵会の法要が18時からというのは情報を見つけてたのですけど、伝法堂にいつ入れるのかってのが事前には把握できなかったのでとりあえず西院伽藍のベンチで閉門の17時過ぎまではだらだらと過ごしました。

17時10分頃に閉門しまっせというアナウンスが聞こえたので門から外には出ないとってことで東大門を出て東院伽藍に向かったら既に伝法堂に入れるようになっていました。提灯が並んでますが、今日だけだと思われます。

法隆寺東院四脚門
法隆寺東院四脚門
法隆寺 伝法堂
法隆寺 伝法堂
この写真は一通り見て回ったときに撮った伝法堂の裏側ですが。これも国宝です。

伝法堂には夢殿のある東院伽藍の中に入ってこの写真ではおじさんが座ってる絵殿と舎利殿の間から入ります。

法隆寺 絵殿と舎利殿
法隆寺 絵殿と舎利殿
絵伝と舎利殿で一つの建物ですが、左が絵殿で右が舎利殿です。

伝法堂内の仏像は全て重文で、中央には地蔵菩薩が安置されていまして、奈良時代の阿弥陀三尊が3組も並んでいたりして壮観です。この内2組は脱活乾漆で残りの1組も木心乾漆で国宝でもおかしくないくらいだったりします。

伝法堂の開帳目当ての仏像マニアと思われる参拝客はちょろちょろといましたが、ゆったりと拝めました。法要も見学させてもらえたのかはわかってませんが、体力の問題もあるので拝んだ後は法要を待たずに帰途につきました。

ってことで、法要を待つのも覚悟してたんだけど、予想より早めに拝めて良かったです。

法隆寺駅近くまで戻ってくると、ツバメが飛んでたのですが、巣がいっぱいあるのね。

ツバメの巣
ツバメの巣
雛のいる巣はあまりなくてほとんどが空き巣状態でしたけど。

帰りは木が線路に倒れかかりそうになってたのを除去するとかで大和路線が遅れたりして時間掛かっちゃいましたが、いつも月曜に買ってる弁当はいつもの時間に買えました。