超絶技巧、未来へ! 明治工芸とそのDNA @あべのハルカス美術館

今日はハルカス美術館へ展覧会を見てきました。超絶技巧と言われる工芸品の展覧会です。

あべのハルカス美術館
あべのハルカス美術館
今回は明治工芸の作品が中心ではなく、現代作家の作品の方がちょっと多く、展示数のうち55%位を占めています。しかも今年完成の最新作やそれに近い最近の作品が多い。上の写真のスルメも現代の作品です。

現代作家の作品は10点ほどが撮影可になっており、SNSで宣伝してねと煽っていました。とりあえず1枚だけ載せときます。

福田亨 - 吸水
福田亨 – 吸水
これは全てが着色していない木材でできていて、蝶の羽の色違いの部分ははめ込んで作られています。下の板も水の部分はレリーフ状に掘り出されていて1枚の板から作られてるそうな。

点数はかなり多くて全部で120点以上あったと思います。なので明治工芸も55点以上はあったと思うのでそれだけ目当てでもわりとい感じ。並河靖之の作品も見た記憶がないのがあったりしてかなり良かったです。

現代作家の作品の感想ですが、根気と集中力って感じ。効率悪すぎる仕事をしてる人たちですが、どうやって食っていってるんだろうか。

細かい仕事の作品が多いのでパピリオでじっくり眺めたりキャプションがある作品も多いので読んでたりしてたのでここでの滞在時間としては最長に近い90分くらいいました。ほんとに最長かは把握できてないけど。

FROM OSAKA ~百貨店美術部モノガタリ~ 第2部 @高島屋史料館

今日は難波に行きたい用事がちょっとあったのでついでに高島屋史料館へ。

今回は第2部(前後期の後期)で、前回見た展覧会の展示替えです。

高島屋史料館
高島屋史料館
第2部は上の写真の女性の絵が2つとも展示されています。左が北野恒富で右が森村泰昌。

前回も思いましたが、今年大阪中之島美術館でやっていた大阪の日本画展に展示すれば良かったのにと思う絵がいくつかありました。

展示数は少ないのでサクッと見終えました。

今日は不要品のリチウムバッテリーをエディオンで引き取ってもらもらったりいくつかやりたいことがあったんだけど、帰る途中に1個買い物を忘れたのに気づく。すぐに必要なものではなかったんでまた行けばええんやけど。

四代 田辺竹雲斎 展 守破離 @大阪高島屋ギャラリーNEXT

今日は難波へ。経費節減とウォーキングを兼ねて往復徒歩で。高島屋で四代 田辺竹雲斎の展覧会を見てきました。竹を使った工芸やインスタレーション作品で有名な人です。

1階入口にも作品が飾られてますが写真は割愛。

会場はいつもの7階のグランドホールではなく、作品の展示販売を兼ねてるので6階のギャラリーで行われてます。ギャラリーなので入場無料。

四代 田辺竹雲斎 展
四代 田辺竹雲斎 展
写真の中央のは今回のために制作されたインスタレーション作品で、展覧会が終わったら解体されるんだと思います。触ってもよくて触らせてもらいましたが思ったよりしっかりしてました。

インスタレーション作品の方が有名なので工芸作品の方は全然知らなかったのですけど、かなりいろんなのがあっておもしろかったです。

この写真のは建築家の人が数学的にデザインしたコラボ作品で、設計図通りに作るってかなり難しいと思うんだけど、竹工芸とは思えない精緻さ。

花無心IV
花無心IV
写真じゃちょっとわかりにくいですけど右下に作品名のラベルがありますが、値段も書かれてまして税別340万! 赤い丸のシールが貼られていますが、売約済みの印です。かなりたくさん売約済になってました。

かなり大きい作品で値段が書かれてないのが数点あるんですけど、それも売れてましたがいくらだったのだろうか。

スタッフの人たちがわりと気軽に声を掛けてきてくれて説明してくれました。竹雲斎さん本人もいらっしゃって他の客に説明してはりました。

ってことで、思ったより良くて結構長居してしまいました。と言っても大きな会場じゃないので40分もいなかったですけど。

ちなみに会期は今週日曜28日までです。

帰りは難波をぶらつきました。中国との航空便の本数が回復し切れてないからか中国人の姿はまだまだ少ない感じですけど、もうコロナ前と大差ない感じ。コロナ禍の傷跡は所々に残ってますけどね。

会社帰りに晩飯を食っていた店のトップ5のうち4軒はコロナ禍で潰れちゃって悲しい限りですけど、残りの1軒の「仙豆」でいつものを食ったのですけど、先客にYouTuberがいて撮影してました。まだ公開されてないようですけど、これで店の人気が出ると良いですな。

デザインに恋したアート♡アートに嫉妬したデザイン @大阪中之島美術館

今日は梅田に行く用事があったので用事が済んだ後、雨の中ぼちぼち歩いて大阪中之島美術館へ。

前回見れなかった展覧会見てきました。メンバーシップ会員でなかったら見に来なかったと思うけど。

大阪中之島美術館
大阪中之島美術館
デザインとアートの境界線というか重なりとかを意識した展覧会です。
展覧会の様子
展覧会の様子
撮影可の作品がかなり多いのですけど、こういう引いた絵で写真を撮ろうとすると撮影不可の作品が入っちゃうことがほとんどで撮らせてもらえず、なんとか撮れたのがこれくらい。

上の写真の中央奥に投票機が見えますが、作品ごとにこれはデザインなのかアートなのかを投票できるようになっており、結構金かかってます。1作品ごとにスマホかタブレット1個使われてる。

平日だし、雨だしってことで客は少なかったですけど、インバウンド客が結構見に来てたりしてました。

まぁまぁおもしろかったですけど、こういうのをやるなら4階は常設展示室なんだからいつでも見れる名品たちを置いて欲しいと思います。

佐伯祐三 ー 自画像としての風景 @大阪中之島美術館

今日は中身不明大阪中之島美術館へ佐伯祐三展を見に出かけました。

大阪中之島美術館の5階に来るのが去年の11月以来なのですが、その時のトイレがどうなってるのか確認したところすっかり元通りになっていました。便器とか鏡とかはともかく内装はそのままでも良かったのに。

ってことで展覧会。

大阪中之島美術館
大阪中之島美術館
ここ大阪中之島美術館の佐伯祐三コレクションが最大ですが、国内の多くの作品が集められています。有名な郵便配達夫は何度も見てますが、これだけまとめて見るのは初めてです。

大半が撮影可でしたが、面倒なので載せません。

展示室内部
展示室内部
こんな感じで平日でしたがわりと客はいましたけど、大して多くなくて見やすかったです。

若くして亡くなってしまった人ですが、長生きしてたらどういう変わり方したのかなとちょっと思いました。

ってことで気になる人は見ときましょう。

情報量が凄く多い作品は無いので大して時間掛からないかなと思っていたのですが、大半が撮影可だったのと作品数が140点くらいあったので75分ほど掛かりました。

15時10分頃に着いたのですけど、メンバーシップ会員なので4階でやってる展覧会も見ようかと思ってたんですが全く時間が余りませんでした。また来ます。

FROM OSAKA ~百貨店美術部モノガタリ~ @高島屋史料館

今日はミナミをうろついてきました。

まずは日本橋の高島屋東別館へ。シタディーンなんば大阪として使われていますが、高島屋資料館は健在です。

高島屋史料館
高島屋史料館
内容は大阪をテーマにした展覧会ですが、詳細はこのチラシで

島成園の絵が展示されていて、これの展示が8日月曜までだったのでタダだし見ておかないとって感じで見てきました(なのでこのエントリが公開されR頃には終わってます)。この絵も素晴らしいのでこないだの展覧会(今は東京で開催中)で展示すればよかったのにと思いました。

高島屋東別館ですが、1階のフードホールに人がわりと多かったのを初めて見ました。シタディーンなんば大阪の開業が2020年1月なんですけど、フードホールの開業がさらにその後で、その頃すでにコロナ禍だったので。

帰りはミナミをぶらついたのですけど、こどもの日だというのをすっかり忘れてました。祭レベルで人出が多かったです。

幕末土佐の天才絵師 絵金 @あべのハルカス美術館

今日はハローワークに行ったり区役所に行ったりしたので、区役所からそのまま歩いてあべの橋へ。ウォーキングを兼ねるのと、交通費の節約できるしね。最近は歩くことが増えましたが、今まで歩いたことないような道を選んでたりします。なかなか新鮮。

ってことでハルカス美術館へ。絵金の展覧会です。

あべのハルカス美術館
あべのハルカス美術館
絵金は「絵師の金蔵」を略した通称で、本人は名乗っていなかったそうな。

絵金の作品は高知に行かないと見れないと言っていい状況なのであまり馴染みがないと思いますが、私は存在を知ってから一度は見てみたいと思っていたので待望の展覧会です。

芝居を題材にした切腹場面など激し目の情景を屏風絵にした作品が多く、高知では夏祭りの時に軒先に並べたりしているそうです。

会場内の第2章だけ撮影可でした。

展覧会会場内
展覧会会場内
平日の夕方でしたが、大体想像通りの客の入りでした。

情報量の多い絵が多い上にほぼ全作品にキャプションがあるので結構時間が掛かりまして、滞在時間は90分近かったです。

ってことで、高知にも行ってねと言うアピールもされてましたがなかなか行けないと思うのでなかなかお奨めです。

前期後期で結構作品が入れ替わりますが、今日のこれだけで満腹感があったので図録の購入も含め我慢することにします。

帰りにはまた阿倍野交差点の様子を見に行きましたが、変化無し。銀行跡地には何故かミニ花壇ができてましたが。

京都 細見美術館の名品 @大阪高島屋グランドホール

うっすら気づいている人がいるかも知れませんが、3月末で退職することになりまして、4月からは無職です。この体でこの歳でこの先どうするねんって感じもしますが、なんばスカイオ建設の進捗記事で開業まで続けられないかもって書いてたことからもわかるようにもう何年も前から覚悟はしてたので動揺はありません。しばらくは熟考の日々になるかなという感じですが、だらだらしてるだけにもなりそう。前回の無職時は1年仕事しなかったんだけど(無職期間は11ヶ月)、さすがにそこまで何もしないってことはないと思うけど。

既に仕事はしとりませんので平日であろうが自由に動けまして、今日は難波で展覧会を見に行くついでに業務で使ってたノートPCなどを返しに会社に寄りまして(これがたぶん最後の出社)、その後高島屋へ。7階のグランドホールで細見美術館所蔵品の展覧会やってます。

大阪高島屋グランドホール
大阪高島屋グランドホール
ちなみにこのグランドホールはなんばスカイオの建物部分を使っていますが、スカイオ側からは行けません。

この展覧会は京都にある細見美術館の所蔵品展ですが、細見美術館はかなり狭いのとこういう感じの所蔵品展もあまりやらないので現地に行くよりは全貌を把握しやすい感じの展覧会となっています。

展示点数は90点ちょっとですが、複数の絵が貼ってある屏風なども1点と数えられてるので実質的な点数はかなり多くてボリュームあります。と言っても1時間ほどで退散しましたが、ここでの滞在時間としてはやっぱり長い方だったと思います。

所蔵品から満遍無くって感じになっているのですが、若冲の鼠婚礼図や神坂雪佳の金魚玉図など有名作品も展示されているのでわりとお奨めです。

夕方に行きましたが、ガラガラでした。時間がたつと混んでくると思います。

今日から始まったのですが(今日はギャラリートークもやってましたが私は夕方に行きたかったのでパス)、百貨店の展覧会なので期間は短く4月10日までです。コロナ前は百貨店自体が20時閉店でしたが今は19時までなので注意しましょう。

展覧会の後はちょっと買い物をしてからよく晩飯を食っていた店で食事しました。晩飯での利用頻度トップ5のうち4軒がコロナで閉店してしまっていて最後の1軒です。店主とは顔なじみなのでとりあえず滅多に来れなくなると告げましたが、よく考えたらハローワークが難波なのでまだしばらくは行くことになるかも。

あ、そうそう、個別に報告するほどでもないのでここに書きますが、なんば駅前の広場化工事の状況も眺めてきました。

歩道にあった植え込みも取り払われていました。タクシーの待機場所の植え込みは実証実験の時に既に撤去されていましたが。あと、西側の高い木は残ってますがこの周りも含め、舗装などは取り払われて土がむき出しの状態です。バス停が並んでるところは通行止めにはしてないので舗装はそのままみたいですけど。

アルベルト・ジャコメッティ 展覧会 @エスパス ルイ・ヴィトン大阪

次は心斎橋のルイ・ヴィトン メゾン大阪御堂筋へ。

ルイ・ヴィトン メゾン大阪御堂筋
ルイ・ヴィトン メゾン大阪御堂筋
ルイ・ヴィトンの旗艦店ですが、この5階にエスパス ルイ・ヴィトン大阪と言うアートスペースがありまして、今はジャコメッティの展覧会をやっています。点数は7点だけなので無料。

5階に上がるには正面からではなく建物横のエレベータを使いますので店に入るのにできている行列には並ぶ必要はありません。

ルイ・ヴィトン メゾン大阪御堂筋のエレベータ入口
ルイ・ヴィトン メゾン大阪御堂筋のエレベータ入口
オフィシャルサイトを見ると混んでるときのために予約しといた方がいい感じです。今回は平日だったので予約無しで行きましたが客少なかったので問題なく入れました。帰るまでに数組はいたのでそれなりに知られている様子。

ここも撮影可で、中はわりと広くてこんな感じです。

エスパス ルイ・ヴィトン大阪
エスパス ルイ・ヴィトン大阪
展示されてる7点全部写ってます。右奥のはかなりでかくて高さ277cmもあります。

展示されているのはパリにあるルイ・ヴィトンが持っている美術館(フォンダシオン・ルイヴィトン)の所蔵品です。この美術館も一度は行ってみたい。

展示数は7点だけなのでささっと見終えちゃうのですが、この写真の背中側でビデオが上映されていましてこれが50分ほどあります。ジャコメッティの死去直後に公開されたものでジャコメッティ本人が出てましてかなりおもしろかったので最後まで見てしまいました。これ見れただけでも大満足です。

ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展 @国立国際美術館 

今日は展覧会を見てきました。

パスポートを受け取って、京阪中之島線を使ってみたかったので天満橋まで歩いてから渡辺橋駅で降りて国立国際美術館へ。

国立国際美術館
国立国際美術館
ベルリンにあるベルクグリューン美術館の所蔵展です。美術館は改装工事で休館中なので主要作品がどっさり来日していますが、美術館の成り立ちが個人コレクションなのでかなり偏っていまして、ピカソ、クレー、マティスが多いです。なのでこういうタイトルになっています。

で、かなり珍しく今回は大半が撮影可でした(数枚不可)。過去の他の展覧会ではピカソだけダメって感じのこともあったのでピカソも撮影OKってのはちょっと意外。

平日ですが思ったより客がいた感じ。混んでたってほどではないですが。

国立国際美術館 
国立国際美術館 
撮影可なので今後混んでくると快適に見れない可能性が高いので空いてる時を狙いましょう。

個人的にはクレーを大量に見れたのがよかったです。タイトルにあるようにピカソが一番多いのでピカソ好きにもお奨め。改装中の展覧会なので初来日も多いし。