佐伯祐三 ー 自画像としての風景 @大阪中之島美術館

今日は中身不明大阪中之島美術館へ佐伯祐三展を見に出かけました。

大阪中之島美術館の5階に来るのが去年の11月以来なのですが、その時のトイレがどうなってるのか確認したところすっかり元通りになっていました。便器とか鏡とかはともかく内装はそのままでも良かったのに。

ってことで展覧会。

大阪中之島美術館
大阪中之島美術館
ここ大阪中之島美術館の佐伯祐三コレクションが最大ですが、国内の多くの作品が集められています。有名な郵便配達夫は何度も見てますが、これだけまとめて見るのは初めてです。

大半が撮影可でしたが、面倒なので載せません。

展示室内部
展示室内部
こんな感じで平日でしたがわりと客はいましたけど、大して多くなくて見やすかったです。

若くして亡くなってしまった人ですが、長生きしてたらどういう変わり方したのかなとちょっと思いました。

ってことで気になる人は見ときましょう。

情報量が凄く多い作品は無いので大して時間掛からないかなと思っていたのですが、大半が撮影可だったのと作品数が140点くらいあったので75分ほど掛かりました。

15時10分頃に着いたのですけど、メンバーシップ会員なので4階でやってる展覧会も見ようかと思ってたんですが全く時間が余りませんでした。また来ます。

FROM OSAKA ~百貨店美術部モノガタリ~ @高島屋史料館

今日はミナミをうろついてきました。

まずは日本橋の高島屋東別館へ。シタディーンなんば大阪として使われていますが、高島屋資料館は健在です。

高島屋史料館
高島屋史料館
内容は大阪をテーマにした展覧会ですが、詳細はこのチラシで

島成園の絵が展示されていて、これの展示が8日月曜までだったのでタダだし見ておかないとって感じで見てきました(なのでこのエントリが公開されR頃には終わってます)。この絵も素晴らしいのでこないだの展覧会(今は東京で開催中)で展示すればよかったのにと思いました。

高島屋東別館ですが、1階のフードホールに人がわりと多かったのを初めて見ました。シタディーンなんば大阪の開業が2020年1月なんですけど、フードホールの開業がさらにその後で、その頃すでにコロナ禍だったので。

帰りはミナミをぶらついたのですけど、こどもの日だというのをすっかり忘れてました。祭レベルで人出が多かったです。

幕末土佐の天才絵師 絵金 @あべのハルカス美術館

今日はハローワークに行ったり区役所に行ったりしたので、区役所からそのまま歩いてあべの橋へ。ウォーキングを兼ねるのと、交通費の節約できるしね。最近は歩くことが増えましたが、今まで歩いたことないような道を選んでたりします。なかなか新鮮。

ってことでハルカス美術館へ。絵金の展覧会です。

あべのハルカス美術館
あべのハルカス美術館
絵金は「絵師の金蔵」を略した通称で、本人は名乗っていなかったそうな。

絵金の作品は高知に行かないと見れないと言っていい状況なのであまり馴染みがないと思いますが、私は存在を知ってから一度は見てみたいと思っていたので待望の展覧会です。

芝居を題材にした切腹場面など激し目の情景を屏風絵にした作品が多く、高知では夏祭りの時に軒先に並べたりしているそうです。

会場内の第2章だけ撮影可でした。

展覧会会場内
展覧会会場内
平日の夕方でしたが、大体想像通りの客の入りでした。

情報量の多い絵が多い上にほぼ全作品にキャプションがあるので結構時間が掛かりまして、滞在時間は90分近かったです。

ってことで、高知にも行ってねと言うアピールもされてましたがなかなか行けないと思うのでなかなかお奨めです。

前期後期で結構作品が入れ替わりますが、今日のこれだけで満腹感があったので図録の購入も含め我慢することにします。

帰りにはまた阿倍野交差点の様子を見に行きましたが、変化無し。銀行跡地には何故かミニ花壇ができてましたが。

京都 細見美術館の名品 @大阪高島屋グランドホール

うっすら気づいている人がいるかも知れませんが、3月末で退職することになりまして、4月からは無職です。この体でこの歳でこの先どうするねんって感じもしますが、なんばスカイオ建設の進捗記事で開業まで続けられないかもって書いてたことからもわかるようにもう何年も前から覚悟はしてたので動揺はありません。しばらくは熟考の日々になるかなという感じですが、だらだらしてるだけにもなりそう。前回の無職時は1年仕事しなかったんだけど(無職期間は11ヶ月)、さすがにそこまで何もしないってことはないと思うけど。

既に仕事はしとりませんので平日であろうが自由に動けまして、今日は難波で展覧会を見に行くついでに業務で使ってたノートPCなどを返しに会社に寄りまして(これがたぶん最後の出社)、その後高島屋へ。7階のグランドホールで細見美術館所蔵品の展覧会やってます。

大阪高島屋グランドホール
大阪高島屋グランドホール
ちなみにこのグランドホールはなんばスカイオの建物部分を使っていますが、スカイオ側からは行けません。

この展覧会は京都にある細見美術館の所蔵品展ですが、細見美術館はかなり狭いのとこういう感じの所蔵品展もあまりやらないので現地に行くよりは全貌を把握しやすい感じの展覧会となっています。

展示点数は90点ちょっとですが、複数の絵が貼ってある屏風なども1点と数えられてるので実質的な点数はかなり多くてボリュームあります。と言っても1時間ほどで退散しましたが、ここでの滞在時間としてはやっぱり長い方だったと思います。

所蔵品から満遍無くって感じになっているのですが、若冲の鼠婚礼図や神坂雪佳の金魚玉図など有名作品も展示されているのでわりとお奨めです。

夕方に行きましたが、ガラガラでした。時間がたつと混んでくると思います。

今日から始まったのですが(今日はギャラリートークもやってましたが私は夕方に行きたかったのでパス)、百貨店の展覧会なので期間は短く4月10日までです。コロナ前は百貨店自体が20時閉店でしたが今は19時までなので注意しましょう。

展覧会の後はちょっと買い物をしてからよく晩飯を食っていた店で食事しました。晩飯での利用頻度トップ5のうち4軒がコロナで閉店してしまっていて最後の1軒です。店主とは顔なじみなのでとりあえず滅多に来れなくなると告げましたが、よく考えたらハローワークが難波なのでまだしばらくは行くことになるかも。

あ、そうそう、個別に報告するほどでもないのでここに書きますが、なんば駅前の広場化工事の状況も眺めてきました。

歩道にあった植え込みも取り払われていました。タクシーの待機場所の植え込みは実証実験の時に既に撤去されていましたが。あと、西側の高い木は残ってますがこの周りも含め、舗装などは取り払われて土がむき出しの状態です。バス停が並んでるところは通行止めにはしてないので舗装はそのままみたいですけど。

アルベルト・ジャコメッティ 展覧会 @エスパス ルイ・ヴィトン大阪

次は心斎橋のルイ・ヴィトン メゾン大阪御堂筋へ。

ルイ・ヴィトン メゾン大阪御堂筋
ルイ・ヴィトン メゾン大阪御堂筋
ルイ・ヴィトンの旗艦店ですが、この5階にエスパス ルイ・ヴィトン大阪と言うアートスペースがありまして、今はジャコメッティの展覧会をやっています。点数は7点だけなので無料。

5階に上がるには正面からではなく建物横のエレベータを使いますので店に入るのにできている行列には並ぶ必要はありません。

ルイ・ヴィトン メゾン大阪御堂筋のエレベータ入口
ルイ・ヴィトン メゾン大阪御堂筋のエレベータ入口
オフィシャルサイトを見ると混んでるときのために予約しといた方がいい感じです。今回は平日だったので予約無しで行きましたが客少なかったので問題なく入れました。帰るまでに数組はいたのでそれなりに知られている様子。

ここも撮影可で、中はわりと広くてこんな感じです。

エスパス ルイ・ヴィトン大阪
エスパス ルイ・ヴィトン大阪
展示されてる7点全部写ってます。右奥のはかなりでかくて高さ277cmもあります。

展示されているのはパリにあるルイ・ヴィトンが持っている美術館(フォンダシオン・ルイヴィトン)の所蔵品です。この美術館も一度は行ってみたい。

展示数は7点だけなのでささっと見終えちゃうのですが、この写真の背中側でビデオが上映されていましてこれが50分ほどあります。ジャコメッティの死去直後に公開されたものでジャコメッティ本人が出てましてかなりおもしろかったので最後まで見てしまいました。これ見れただけでも大満足です。

ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展 @国立国際美術館 

今日は展覧会を見てきました。

パスポートを受け取って、京阪中之島線を使ってみたかったので天満橋まで歩いてから渡辺橋駅で降りて国立国際美術館へ。

国立国際美術館
国立国際美術館
ベルリンにあるベルクグリューン美術館の所蔵展です。美術館は改装工事で休館中なので主要作品がどっさり来日していますが、美術館の成り立ちが個人コレクションなのでかなり偏っていまして、ピカソ、クレー、マティスが多いです。なのでこういうタイトルになっています。

で、かなり珍しく今回は大半が撮影可でした(数枚不可)。過去の他の展覧会ではピカソだけダメって感じのこともあったのでピカソも撮影OKってのはちょっと意外。

平日ですが思ったより客がいた感じ。混んでたってほどではないですが。

国立国際美術館 
国立国際美術館 
撮影可なので今後混んでくると快適に見れない可能性が高いので空いてる時を狙いましょう。

個人的にはクレーを大量に見れたのがよかったです。タイトルにあるようにピカソが一番多いのでピカソ好きにもお奨め。改装中の展覧会なので初来日も多いし。

渡仏から110年 藤田嗣治展 @山王美術館

次は今日のメインの目的の山王美術館へ。藤田嗣治展です。

山王美術館
山王美術館
山王美術館所蔵の藤田嗣治54点全部展示。初期から晩年まで色々展示されててとても良いです。藤田好きなら必見でしょう。ここの所蔵品は貸し出さないため他では見れないですし。

ここの展示室は3~5階ですが、藤田嗣治展は3階と4階だけで5階では棟方志功の青天抄板画柵シリーズが展示されています。青天抄板画柵シリーズ以外にも肉筆の寒山拾得の屏風絵も展示されててこれがなかなか良かったです。

ルオー展 @ギャルリーためなが大阪

今日は展覧会を見てきました。まずはホテルニューオータニ大阪のロビー内にあるギャルリーためなが大阪へ。

ギャルリーためなが大阪
ギャルリーためなが大阪
ルオー展をやってます。ルオーばかり30点ほど展示されていますが、画廊なので無料。

ささっと見ちゃいましたが、ルオーはごってり厚塗りのイメージですが、わりと色んなバリエーションがあってかなりよかったです。イメージと全く違うってのはないですけど。12日までやってます。

大阪の日本画 @大阪中之島美術館

今日は大阪中之島美術館で展覧会を見てきました。

11月からメンバーシップ会員なのですが、今日は開館1周年記念事業の一環で17時からメンバーシップ会員限定の鑑賞会(単にメンバーだけ見れる時間ってこと)ってのをやってたので今日見に来ることにしました。今日中であれば通常時間から見に来ても可と言うことでしたが、ちょっと出遅れた上に環状線が止まったりして結局17時から見ることになってしまいましたが特に問題無し。

大阪の近代日本画の展覧会です。このテーマの大規模展覧会としては史上初だそうな。

展示の最後の方に数枚撮影可の作品がありました。

左:島成園「祭りのよそおい」 /右:高橋成薇「秋立つ」
左:島成園「祭りのよそおい」 /右:高橋成薇「秋立つ」
この島成園の絵は去年の開館記念展の時にも展示されてましたが名画ですな。二つとも女性画家の作品ですが、近代の大阪では女性画家が多く活躍していたらしい。

展示点数も結構多いし、キャプションのある作品も多いので70分ほど掛かりました。

個人的にはかなり気に入ったので久々に図録買いました。今回展示替えで後期はどっさり入れ替わるのですが、図録で我慢しようかなと思ってましたが見に行ってしまいそう。前売りと同じ値段では見れるんだけどね。

レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 @東京都美術館

今日は大阪に帰る前に展覧会を見てきました。エゴン・シーレ展です。

私は現地でキャンバス地の作品はほとんど見れてるんだけど、ウィーンに行ったのはもう10年近く前だし、この展覧会は巡回しないんで見ることにしました。現地は写真撮影可なのですが、撮ったのを見返すと下の写真の自画像は当時見れてない。ってことで見れてよかったです。

始まったばかりですが、人気あるようで混んでました。

東京都美術館
東京都美術館
レオポルド美術館はエゴン・シーレの世界最大のコレクションで有名です。

エゴン・シーレはスペイン風邪で28歳で亡くなっているので作品はそう多く残っているわけではないので最大と言っても大量にあるわけではありませんし、レオポルド美術館は工事で休館しているわけではないようなのですが、それにしてはかなり主力のコレクションを貸してくれています。しかもエゴン・シーレ以外にもかなりどっさり貸してくれていてレオポルド美術館展的な感じもあります。トータルで120点ほどあるのでかなり充実しています。クリムトも結構来てるし。

ちなみに風景画の展示エリアだけ撮影可でした。

ってことでかなりお奨めです。