没後80年記念 竹内栖鳳 @山種美術館

今日はライブで東京遠征です。明日日帰りでよかったんだけど、展覧会をいくつか見たかったんで前日入り。

今日はちょっと遅めの12時30分伊丹発のJALで羽田へ。

まずは恵比寿からちょっと離れた場所にある山種美術館へ。ほんとは明日行こうと思ってたんだけど、明日最終日だし、他にも回ることになるつもりだったので今日にしました。

山種美術館とは関係ないみたいだけど、すぐそばにダビデ像なんてあるのね。

ダビデ像
ダビデ像
本物は白い大理石ですが、これは何なんだろう。

ってことで到着。ちなみに展示室は地下です。

山種美術館
山種美術館
会期が明日で終わりなのでかなり混んでいました。

唯一撮影可能だったのが有名なこれ。

竹内栖鳳 班猫
竹内栖鳳 班猫
初公開の作品もあったりして、ここには今まで来たことなかったので来れてよかったです。

ってことで次。

特別展 木島櫻谷 ― 山水夢中― @泉屋博古館

泉屋博古館では木島櫻谷の展覧会をやってるので見ることにしました。

泉屋博古館
泉屋博古館
絶対見たかったわけではないですけど、アサヒメイトだと200円引きの800円で見れます。

写生帳を大量に残しているので多く展示されていて、なかなかいい感じでした。

ここは展示室がめちゃ狭いので、3期に分かれてまして、有名な「寒月」は既に期間終了してました。ここのメインは中国の青銅器コレクションで、そっちの展示室は立派です。

ってことで次。

南陽院本堂「木島櫻谷 山水障壁画」特別公開

今日は有休もらって京都へ。京都での紅葉狩りは4年ぶりなのでとりあえず見とこうかなと。

まずは南禅寺塔頭の南陽院で新発見とされる木島櫻谷(桜谷 このしまおうこく)の障壁画の公開を見てきました。地下鉄蹴上駅から南禅寺に向かうときは「ねじりまんぽ(レンガをねじった感じで積み上げたトンネル)」を通って行きますが、その途中にあるのでわかりやすいです。

南陽院
南陽院
障壁画は撮影不可ですが、庭の撮影は可能。
南陽院庭園
南陽院庭園
手入れが行き届いて綺麗です。

障壁画は全50面もありますが、凄く控えめな表現なのでインパクトはありませんのでこれは見といてよかったと言うほどではなかったです。障壁画の他にも木島櫻谷作の掛け軸2点が飾られてました。あと、この衝立も木島櫻谷の作品でこれだけ撮影可でした。

双鹿図
双鹿図
ガラスに外光が映り込んで見にくいですけど。

ってことで次。

ロートレックとミュシャ パリ時代の10年 @大阪中之島美術館

引き続き4階の方の展示室での展覧会です。

大阪中之島美術館4階展示室
大阪中之島美術館4階展示室
天保山にあった(建物は現存)サントリーミュージアムをサントリーが手放したのですけど、その時にポスターコレクションが大阪市に寄贈され現在は大阪中之島美術館の所蔵となっていますのでそのコレクションからの展覧会となっております。外部からも借りてきてますが。

日本には世界的にも有数のミュシャのコレクションが3つほどあるのでミュシャの展覧会は毎年日本のどこかでやってる状態ですが、サントリーのポスターコレクションからの展覧会は最近は記憶にないのでそれなりに貴重かも知れません。

今回はOGATAコレクションや堺市の土井コレクションからも借りてきますが。ロートレックは三菱一号館美術館からも借りてきてます。

ミュシャ単独の展覧会でもないのでそんなに混んでないかと思ってたんですけど想像よりは混んでました。ロートレックよりミュシャが見たいんだろうなぁ。ほんま人気あるなぁ。

展覧会の様子
展覧会の様子
音声ガイドはスマホとイヤホンがあれば無料で聴けます。WiFiはOsaka Free WiFiが飛んでます。これも家に帰ると聴けなくなる対策済みでした。

ってことで、ロートレックはまぁまぁ好きだし、ミュシャの作品も見たことないの結構あったのでまぁまぁよかったです。ミュシャ直筆のは土井コレクションのが数枚ありました。

帰りに心斎橋に寄りました。四ツ橋駅からアメ村経由で行ったんだけど、もう普通に人だらけですな。御堂筋の歩道を淀屋橋まで広げたくなるのもわかります。個人的には道頓堀のはり重の前の地下鉄の階段のところだけ広がってれば後はどうでもいいかって思ってたんだけど、心斎橋の歩道も人だらけでかなり歩きにくい状態でした。

で、心斎橋に寄ったのはエスパス ルイ・ヴィトン大阪でジャコメッティの展覧会(と言っても展示されるのは8点だけ)をやってるってことで行ったんだけど、店の人に聞いたら延期でいつやるかも未定になってしまっているとのことでした。Webで教えてくれればいいのに。ジャコメッティの作品は海外から来る予定だだったようなので揃わなかったのだろうか。

ってことで他には寄らず帰宅。

すべて未知の世界へ ー GUTAI 分化と統合 @大阪中之島美術館

今日は大阪中之島美術館での展覧会を見てきました。

大阪中之島美術館
大阪中之島美術館
大阪中之島美術館ですが、今回からメンバーシップ会員で見ることにしました。現時点では4階の常設展示室も企画展を特別展とは別料金で開催しているので年会費が6000円なのであっさり元取れそうなので。

将来的に4階は常設展として特別展のついでに無料で見れるってようになるんだろうか。外国人旅行者は常設で展示されてるいつ来ても見れる名品を見たくて来るもんなんだけどね。

ってことで、まずは具体(具体美術協会)の展覧会です。多くが自前の所蔵品で、国内の所蔵品が大半です。なので撮影可の作品が多かったです。上の写真の屋上のアドバルーンは今回の展覧会の企画で過去の具体の活動の再現だそうな(20日まで)。

大阪中之島美術館5階特別展示室
大阪中之島美術館5階特別展示室
5階のトイレもこんな感じになってました。
向井修二 記号化されたトイレ
向井修二 記号化されたトイレ
鏡や便器などはペイントではなくテープになってるのがわかると思いますが、展覧会が終わったらテープの部分は剥がされると思うけど、他の部分はどうするんだろうか。

具体は1954年から1972年までの活動期間だったので展示されている作品もその期間中の作品ですが、この展覧会のために具体に参加してた人が新たに作ったり再現したものとかも展示されてます。

展示室中の作品も1枚だけ載せときます。具体の主催者の吉原治良の作品。

吉原治良 無題
吉原治良 無題
これも作品です。
元永定正 作品(水)
元永定正 作品(水)
現代美術はめちゃめちゃ興味がある方ではないのでメンバーシップ会員になってなかったら見に来なかったと思いますが、なかなかおもしろかったです。

でかい作品が多いからかお隣の国立国際美術館との共同開催となっておりますが、国立国際美術館の方は今のところ見に行く予定は無し。

ってことで次。

アンディ・ウォーホル・キョウト @京都市京セラ美術館 東山キューブ

お出かけの最後は京都市京セラ美術館東山キューブのアンディ・ウォーホル展。この展覧会、土日祝日はチケット代が高くなるので平日指定の前売りを買っていました。今日来たメインの目的はここ。9月から2月まで約5ヶ月間の開催期間があるので早めに来なくてもいいかって思ってたので今日にしました。始まってから2ヶ月近く経ってるのでもうあまり混んでないことも期待して。

撮影はスマホのみ使用可で全面的に可能。動画は撮影は不可。ちなみに音声ガイドはQRコードで音声ガイドサイトに飛ぶことができて無料。なのでイヤホン持っていきましょう。無料WiFiも飛んでるのでパケットは消費しなくて済みます。ま、そのかわり作品の解説というよりかはコーナーの解説って感じで11件しか無いですが。乃木坂46の齋藤飛鳥が喋ってます。ちなみに音声ガイドのサイトは日々変更されるようで、自宅に帰った頃にはもう見れません。工夫しとりますな。

ってことで中に入ります。

アンディ・ウォーホル・キョウト
アンディ・ウォーホル・キョウト
期待してたよりは客は多かったですけど、わりと楽に見れました。

撮影可だったので撮りまくりましたが、中の様子だけちょっと載せときます。この辺りがわりとお馴染みの作品が並んでる辺り。

アンディ・ウォーホル・キョウト会場
アンディ・ウォーホル・キョウト会場
ここが最後の展示エリア
アンディ・ウォーホル・キョウト会場
アンディ・ウォーホル・キョウト会場
映像作品も多くて全部見てるとしゃれならんほど時間が掛かります。上の写真にも写ってますが、見上げる形になってたり椅子がなかったりしてじっくり見てもらうような展示にはなってないのがほとんどなのでちょっと眺めるだけのが多いかな。エンパイヤステートビルを延々と撮っただけってのもあるし。亡くなる直前のファッションショーにマイルス・デイビスとかと一緒に出てた映像とかきっちり見たけど。

ってことで日本初公開の作品も多く、個人的にはかなりよかったです。

文化の日に100均で物色していて見つけられなかったグッズが三条駅に隣接しているビルの100均(地下にあって駅直結なのでほぼ駅ナカ)で見つけたのでラッキーでした。何カ所か巡って探そうと思ってたので。

ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡 @京都国立近代美術館

次は京都に行きまして、まずは京都国立近代美術館で開催中のルートヴィヒ美術館展。

京都国立近代美術館
京都国立近代美術館
20世紀以降の美術品を展示しています。ピカソからウォーホルなどのポップアート、21世紀以降の現代美術まで。

能書きはオフィシャルサイトでも見ていただくとして、ピカソの作品をどっさり持っている美術館だそうですが、そんなにたくさんは展示されていません。展示内容も展示品リストでも見ていただければと。

唯一撮影可だったのがこれ。

カーチャ・ノヴィツコヴァ作 近似(ハシビロコウ)
カーチャ・ノヴィツコヴァ作 近似(ハシビロコウ)
撮影可なのってSNSで宣伝してもらいたいから一部だけ撮らせるってのが多いんだけど、これSNSに載せて宣伝になるんだろうか。

キャプションがある作品も大して多くなく、情報量の多い作品もそんなに無いので展示数が多かった割りには1時間掛かりませんでした。個人的にはなかなか良かったです。

では次。

御堂筋ランウェイ&リキテンシュタイン&オリックスの優勝パレード

今日は御堂筋ランウェイと言う御堂筋の本町から心斎橋の間を会場にしたイベントの日で、ダウンタウン登場ってことで山王美術館から長堀鶴見緑地線で心斎橋に向かいました。

ダウンタウン登場が15時20分頃で心斎橋にはその直前に着いたんだけど、4年前と比べてもっと人が増えておりというか4年前の時点で既に似たような状況だったのを忘れてて、御堂筋の会場エリアに入れる道路は完全にバリケードで守られてて会場エリアには近づけず。どっかに入れる場所はないかと西側から一周してしまいました。途中、ダウンタウンや今田耕司の声だけはちょっと聞こえましたが結局ダウンタウンは見れず。

で、会場エリアに行くのは諦めてダイソーで物色したりしてたんだけど、このブログに書いた程度では大した影響ないので書いときますが、一周する最後の方で御堂筋に行けそうな道があったんで入ってみるとほんとにたどり着けたので、様子だけは確認して御堂筋ランウェイのイベント自体は終わりかけだったので一旦撤退。

さらにセリアで物色したりしてから四ツ橋のリキテンシュタインの作品見てきました。

ロイ・リキテンシュタイン OSAKA VICKI
ロイ・リキテンシュタイン OSAKA VICKI
説明はインスタの方にちょっと書きましたが、丁寧に書くとめんどくさいんでGoogleMapの口コミを見てくれればよろしいかと。

この時点で16時半頃で、オリックスの優勝パレードが17時頃からってことでせっかくなので見届けることにしました。

結局御堂筋へ入る規制がずっと続いているようで、せっかく来たのに見れそうにない人だらけ。御堂筋ランウェイはともかく、パレードにはエリアが短すぎだったんでしょうな。

性格上、パレードのためだけに来たのに御堂筋に入れずうろうろしているオリックスのユニに身を包んだ家族連れとかを見かけてしまうと我慢できませんで、御堂筋に入れる唯一の道を声を掛けて教えてあげたりしました。かなりの人数を救ってあげたかと。全員救うのは無理なので単なる自己満足だけど。路地自体が狭い路地なのと、御堂筋から出て行くのはどの道からでも出て行けたので自然と一方通行になってたと思うし、御堂筋に出るところで詰まる感じはギリギリなかったので危険な状態にはなりにくかったと思いますが、今後は対策されるかも。

ってことでパレードを見届けました。

オリックスの優勝パレード
オリックスの優勝パレード
インスタに書きましたけど、バファローズと言う名前のチームでは初の日本一です。日生球場の近くに住んでいながら日生球場に行ったのは1回、京セラドームで試合を見たこともない私ですが、感慨深かったです。

途中の買い物では収穫がなかったので帰りは谷九で降りて物色したんだけどやっぱりダメでした。

最初の山王美術館へも電車賃が多少安い大阪城公園駅から行ったりしてたこともあり、結局この日は11km近く歩いてました。

山王美術館 ベストコレクション展

今日は昼からお出かけです。まずは9月2日に新築移転オープンした山王美術館へ。

山王美術館は以前はマルイト難波ビルの中のホテルモントレ グラスミア大阪のフロント階にありましたが、大阪ビジネスパーク内の京橋近くのホテルモントレ ラ・スール大阪の敷地内に美術館単独の建物が新設されて移転してきました。元々は低層の施設だったのを壊してホテルの別館として増設する予定で建設のお知らせまで掲示されてたのですが、着工のタイミングでコロナ禍になり、規模も大きくなかったこともあり、今更この規模の増築をしてもって感じになったようで丸ごと美術館に変更となりました。

で、9月の開館すぐに行っても混んでそうなのでしばらく待ってました。最初の展覧会の会期は1月30日まであるし。14時頃に着きました。

山王美術館
山王美術館
山王美術館
山王美術館
ガラガラかなとちょっと思ったりしましたが、フロアごとに数人はいました。十分見やすかったです。

展覧会は所蔵品から有名作家を満遍なくって感じで展示。この美術館は所蔵品を貸さない&他から借りない方針なので、展示している作品はここで見るしかありません。

展示室は3,4,5階の3フロアで、全て同じ長方形の展示室です。壁4面のうち3面は絵画展示用の壁で、残り1面の一部に陶芸や彫刻を展示するためのケースが埋め込まれています。これも3フロア同じ。

難波にあった頃よりは2倍にはなってるかなって感じですが、めちゃめちゃ大きくはありません。でも今回も1階のロビーフロアに展示している作品も含め絵画だけで80点ほどは展示できていますので、よそから借りてくる展覧会をするような美術館ではないので相応かなって感じ。

展示品はここでしか見れないものばかりなのでわりとお奨めですが、個人的には来年3月からの藤田嗣治展は見ときたい。40点ほどあるそうな。

1階にはグッズコーナー兼用の休憩所があって、コーヒーや紅茶がタダでいただけます。紅茶はティーバッグでコーヒーはマシンなので大したもんじゃないですけどちょっと嬉しいですな。ま、入場料は以前より上がってるけど。

オルタナティブ・ロマン @天王寺公園周辺複数箇所による現代美術展

 今日は天王寺公園周辺で行われている現代アートの美術展を巡ってきました。無料だったので。

5箇所の内1箇所は2日だけの公開なので既に済んでいて、ハルカスの会場はカフェに入らないといけないのでパスしたので3箇所見てきました。期間が12~23日なのでこのエントリが公開される頃には既に終了してます。

参加アーチストは兼子裕代、笹原晃平、松田壯統、Yukawa-Nakayasu、葭村太一です。

まずはメイン会場の阪口楼

阪口楼
阪口楼
ここは料亭でしたが、コロナ禍で閉業(休業?)して現在は貸しスペースとして使われてます。どういう所か気になってたので来れてよかったです。

アーチスト5人の内の葭村太一以外の作品が展示されていました。

撮影し放題でしたが、どれ載せるか悩んじゃうのでここへの掲載はパス。部屋に飾るような作品じゃないものも結構あるんですけど、そう言う作品作ってる人ってどうやって飯食ってるんだろうか。

客はほとんどいなかったですけど、中でトークショーが行われてて数人が参加されてましたが、途中からだったので遠慮しました。

次は天王寺公園内なのでついでに茶臼山に登ってきました。一度来たと思いますが、めちゃめちゃ久々だな。調べたら15年ぶりか。

茶臼山山頂
茶臼山山頂

河底池
河底池
茶臼山横の河底池は奈良時代に大和川(大和川の下流だった今の平野川)の流れを変えようとして失敗した名残だと言われています。谷町筋は河底池近くで一旦下ってまた上ってますが、それもその名残です。大和川の流れを変える工事は江戸時代に成功し、堺と大阪市域が分離されてしまうことになり堺の繁栄が終了するきっかけになります。この記事がおもしろいです。

ってことで次は旧住友家茶臼山本邸土蔵。

旧住友家茶臼山本邸土蔵
旧住友家茶臼山本邸土蔵
大阪市立美術館などは住友家の敷地だったので、ここはその名残で残っています。ここも中に入れたのが嬉しかった。ま、土蔵なので何もないんですけど。斜面上に建ってる3階建てですが、中に入れたのは2階だけです。

葭村太一の「十一ノ首ト東ノ朝日ヲ見ニ行ク」という動画作品が上映されてました。今回の展覧会は「上町台地をめぐる」なので、この作品も上町台地を歩いてます。下寺町のお寺から歩いて難波宮の基壇まで行ってる様子だったので馴染みある場所が多いので最後まで見ました。

最後は旧黒田藩蔵屋敷長屋門。

旧黒田藩蔵屋敷長屋門
旧黒田藩蔵屋敷長屋門
この写真の左側で展示されています。ここは大阪市立美術館に行くのによく通るのですが、当然中を見たことはありませんでしたので見れてよかったです。

中はこんな感じ。

旧黒田藩蔵屋敷長屋門の内部
旧黒田藩蔵屋敷長屋門の内部
ってことで、展示されてた作品達にはあまりピンと来ない私ですけど、見に来といてよかったです。

天王寺公園には産直市場よってってと言う店があってなかなかいい店なのでよく寄ります。和歌山のグリーンソフトってのもここで買えるので良く買います。ミカンとか水茄子とかも買って、グリーンソフトを食いながら帰路につきました。