メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年 @大阪市立美術館

今日は今日から始まったメトロポリタン美術館展を見に大阪市立美術館へ。今日明日と関西文化の日の無料公開集中日でしたけど行きたいところが無かったのでパス。事前チェックが遅かったので行きたいところの無料日が既に終わってたりしたので今年はどこにも行けず。

大阪市立美術館
大阪市立美術館
ここも時間指定制の事前予約チケットがメイン(当日券あり)なので、最終枠の15時30分からのを買ってありまして、ちょうど15時半頃に着いたら行列もできてなかったので様子を見ずに中に入りました。

中が混んでるのが嫌なので先に常設展の方を見とこうかなと思ったら常設展なし。混みそうなので常設展で中に滞在する人を人増やしたくなかったのだろうか。

仕方ないので早速会場に入りまして、関西では初日って結構空いてることが多いので期待してましたがそんなこともなくわりと混んでました。人が二重になるようなほどではありませんが。

展示内容ですけど、ヨーロッパの絵画だけを集めています。中で見れるビデオでメトロポリタン美術館の館長さんが話してましたが、メトロポリタン美術館は西洋絵画の展示室が現在工事中だそうで、そのためにいい絵ばかりまとめて貸し出せたんでこういう機会は当分ないので貴重ですよとのこと。でもこれをきっかけにメトロポリタン美術館にも来てねと言ってましたが。

私は2年前に訪れる予定でしたが体調ボロボロ(心筋梗塞に気づかないままの頃)だったので旅行キャンセルしちゃったのですけど、この頃だったらまだ工事始まってなかったんだろうか(後で調べたら2018年から工事してるらしい)。メトロポリタン美術館には昔に1回行ったことあるのですけど、知識が全然なかった頃だったので全然憶えとりませんのでリベンジ果たしたい。同じ時にMoMAにも行っててそっちはダリとかルソーとかわりと思い出せるんだけど。2023年には工事終わって再開するそうですが、アメリカのコロナの状況が酷いけどさすがにこの頃にはまともになってるかな。

展示されているのは超有名画家の作品が大半で、ほとんど一人につき1点だけで2点展示している人のが何人かって感じでした。

上の写真にもあるように広告とかに使われてるのはカラバッジオの作品ですが、フェルメールも1枚来ています。フェルメールが1枚でも来るときはそれがポスターになることが多いですけど、カラバッジオの方がインパクトありそうだからかな。ちなみにジョルジュ・ド・ラトゥールの女占い師の方がフェルメールより格上の扱いって感じで展示されてました。

超有名な作品はあまりありませんが(ラトゥールのは代表作ですかね)、画家自体は超有名な人のばっかりだし、日本じゃなかなか見れない画家の作品も結構あるし、いい絵ばっかりだし、メトロポリタン美術館に行く予定が当分ないなら超お奨めって感じですかね。

展示点数は65点で、これくらいならいつもの私なら1時間なんて掛からずに見ちゃいますが70分ほど掛かりました。

一通り見終わった時点で閉館20分前くらいだったので最初の方に戻ってみたらガラガラだったので、おさらいでいくつかをじっくり堪能できました。フェルメールを見てたら大阪市立美術館の館長さんがお客さんを案内しながらやってきて解説してはりました。私とはちょっと離れてたので聞き取りにくかったですけど館長さんの解説を聞きながら鑑賞できたのでした。多少辛口な内容でしたけど。

物販が大盛況で密状態でした。閉館15分前には物販終了がこの美術館の通常規定ですが、長い行列ができてたので閉館時間でも処理しきれなかったんだろうな。私は何も買わず。

時間予約制なので休日に行ってもびっくりするほど混むようなことはないと思うので都合のいい時間に予約しちゃえばいいんじゃないですかね。

ゴッホ展 響きあう魂 ヘレーネとフィンセント @東京都美術館

今日は有休もらいまして久々に東京へ。入院の前日以来です。あの日は心筋梗塞に気づかないままで体調悪いけどまぁなんとかって感じで出かけたのですけども。

今回もJALで行ったんだけど、マイルの期限切れ回避でeJALポイントにしてたりコロナ対応とかで勝手にマイルがeJALポイント化されたりして結構貯まってたので往路はeJALポイント消費で、復路はマイル消費で。今回金使ってないのでJALにとっては全くおいしくない客。まぁガラガラなときに乗ってくれた方が先のこと考えたらましかってレベルですかね。eJALポイント消費で乗ると初回搭乗マイルがもらえるので今年のマイル付加対象の搭乗はこれ1回限りなので結構戻ってくることになります。

で、機材気にせずスケジュール優先で予約したのですけど、搭乗橋歩いているときに主翼の先確認したら「あれ?787ってあんなだっけ?」と思ったらA350でした。初めてだわ。2年前に心筋梗塞発症してなかったらアメリカに行ってたのでその時乗れてたはずなんだけど。

通路が狭いね。全席モニタ付きでしたが、オーディオがジェットストリームしか選べなかった。1年8ヶ月ぶりでしたがスカイタイムが桃&ブドウに変わってた。桃の味がもっと強かったら良かったんだけど、これならキウイのままが良かったな。

富士山がきれいでした。インスタの方にも貼ってます。

駿河湾上空
駿河湾上空
ってことで、ゴッホ展。
東京都美術館
東京都美術館
クレラー・ミュラー美術館所属作品が大半の展覧会です。少しだけゴッホ美術館のもありますが。

私はクレラー・ミュラー美術館には行ったことあるのですが、所蔵のゴッホ作品は大量にあるので当然現地でも全部展示されているわけはないし、素描なんかは全く展示されてないので展覧会も見る価値あります。で、関西には巡回されないので東京で見ることにしました。名古屋でもよかったんだけどね。

ってことで、羽田から着いた時点で入場時刻を10分ちょっと過ぎてたので行列は全くできてませんでしたが、中は混んでました。でも東京の展覧会だと人が二重三重当たり前だったのでそれに比べると全然空いている方か。

クレラー・ミュラー美術館所蔵のゴッホ作品ではアルルの跳ね橋が超有名ですが、来てません。でも何故かルドンの代表作のキュクロープスが来ています。これは旅行時に私が撮った写真。

オディロン・ルドン,『キュクロープス』
オディロン・ルドン,『キュクロープス』
ルドンの大規模展の時まで取っといたらよかったのにと思うくらい。

ってことで、毎度のことで丁寧に見てない私ですが、1時間ほどは掛かりました。いい絵も多いですし、ゴッホの素描をこれだけ見る機会もかなり貴重だと思うのでお奨めです。

あ、そうそう、ずっと思ってるんだけど、クレラー・ミュラー美術館のゴッホってみんなシンプルな同じデザインの額なんだよね。額見ただけでクレラー・ミュラー美術館のゴッホだとわかるくらい。上のルドンの写真見たらわかるけど、ゴッホ以外はこんなんじゃないのよ。

第3回「なにわの企業が集めた絵画の物語」展 @大阪府立江之子島文化芸術創造センター

今日は展覧会に行ってきました。阿波座駅近くにある大阪府立江之子島文化芸術創造センターです。企業が所蔵する美術品を集めた展覧会です。2回目ですな。

大阪府立江之子島文化芸術創造センター
大阪府立江之子島文化芸術創造センター
こういう地味な展覧会だと誰もいないかなと思いましたが結構いました。でも密とは無縁でしたけど。

佐伯祐三の90年ぶりに公開された作品などが展示されていますが、有名画家の作品はそんなに多くないです。500円ですが、図録的なパンフがもらえます。撮影は全面的に可能。

ということで、こういう機会でもないと見れな作品ばっかりで全部初見だと思うのでなかなか良かったです。

山口 晃 -ちこちこ小間ごと- @ZENBI-鍵善良房-KAGIZEN ART MUSEUM

しばらく京都で大きな展覧会を見る予定はありませんが、見ときたい展覧会が二つほどあったので西京極まで来たついでに祇園まで行ってきました。

まずは山口晃の展覧会。鍵善良房と言う和菓子屋が祇園に作った小さな美術館での開館記念展です。今年1月オープンなのでこけら落としの展覧会ではありませんが。

場所ですが、祇園の南座の裏の道からさらにちょっと入ったところにあるのでスマホとかがないとたどり着けないかも。花見小路からはまっすぐ行けますが。大して情報流れてないので客なんていないかなと思ったらわりと居ました。私以外に2~3組とかですけど。

ZENBI−鍵善良房− KAGIZEN ART MUSEUM
ZENBI−鍵善良房− KAGIZEN ART MUSEUM
料金は1000円で小さな展示室が3つしかないのに高いと言われてますが、展覧会自体がわりと良かったのでそんなに文句はないかな。受付で料金払ったときに干菓子もくれます。これがシュワッと溶けて上品な甘さでとてもおいしかったです。手土産によさそう。

と言うことで、作品は全て撮影可でした。中はこんな感じ。

ZENBI展示室
ZENBI展示室
向かいにはショップもあったりカフェもあったりするのでいいところですな。

展覧会ですけど、山口晃の有名なスタイルのも展示されてますが、五木寛之の小説の挿絵の原画が大量に展示されてまして、これが色んなスタイルで描かれててて面白かったです。全然知らなかったけど画力はめっちゃ高いですね。と言うことで、わりと好きだった人ですが、更に好きになりました。

千葉市美術館所蔵 新版画ー進化系UKIYO-Eの美 @大阪髙島屋グランドホール

今日はワクチン2回目打ってきたのですが、打った直後なら体調も大丈夫だろうってことで寄り道して展覧会を見てきました。

今回もインテックスだったので天王寺公園からバスに乗ろうとしたのですけど、雨のせいか(雨だと渋滞が増える)バスが全然来なくて18分ほど遅れて出発。展覧会が高島屋なので復路は難波行きにしようと思ってたのですが、今回は15分待機で済んだのですけど終わって外にでたら目の前をバスが出て行ってしまってたので30分待つのは嫌だなと言うことで5分後の天王寺行きに乗って一旦天王寺から地下鉄で難波へ。

大阪髙島屋グランドホール
大阪髙島屋グランドホール
現地に着いたらこんな感じだったので客誰もいないのかと思ったらさすがにそこまでではなくてちょっとはいましたが、トータル10人いたかどうかって感じでした。

この展覧会、15(水)からやってるんですけど、開催予告されててチケットも販売されてたのですけど、大阪高島屋のグランドホールの予定表には月曜まで載ってなかったんで私も前売りを買ったのが前売り販売最終日の火曜。ってことでそのせいもあって余計に客少なかったのかも。まだ緊急事態宣言中だしね。ちなみにアサヒメイトで無料ではありませんでした。高島屋の展覧会だと毎回アサヒメイトで無料だったのに。このご時世わざわざ無料客増やしたくはないんでしょうな。ああ、でも作品リスト見てみたら主催が日経になってた。そのせいかな。、しかし、ここがこれからも有料だとアサヒメイト維持する意味がないなぁ。

展覧会の内容ですけど、大正時代を中心とした新版画の展覧会です。川瀬巴水や吉田博が有名ですけど、それ以外も多く展示されています。これがなかなか素晴らしかったです。上に挙げた2人の作品は見たことあるのが多かったですけど、名前すら知らなかった絵師の作品にも素晴らしいのが多く、当然見たことないのばっかりでとても良かったです。置く場所無いのに図録買っちゃいました。

良い作品が多く、展示数も118点あって見応え十分なのでお奨めですが、緊急事態宣言中なので感染リスクは十分考慮してください。

刺繍絵画 ≪獅子図≫ 特別展示 @髙島屋大阪店

今日はちょっと出社したので帰りに高島屋の特別展示を見てきました。2点だけが1階正面入口の所に飾られてるだけなので一瞬寄っただけですけど。

100年ほど前に作られた刺繍の絵画です。右側がそれで、左側が下絵。

刺繍絵画 獅子図
刺繍絵画 獅子図
作るのに1年とか掛かるんだとか。執念ですな。

14日までなのでもう終わっちゃいますが、10月20日から11月2日まで京都店で展示されます。また、この作品も含めたちゃんとした展覧会を来年秋に開催予定だとか。

Hiroshi Nagai “Little” Exhibition FABULOUS @chignitta space

次は京町堀(靱公園の北側)にあるチグニッタスペースと言うところに行きまして、永井博のミニ個展を見てきました。ここも無料。永井博は大滝詠一のA Long Vacationのジャケット絵で有名な人です。

chignitta space
chignitta space
この写真の奥が会場です。超小さいギャラリーが併設されているカフェって感じの場所。

個展なので、原画が展示されてます。

永井博のミニ個展
永井博のミニ個展

永井博のミニ個展
永井博のミニ個展
展示数は12点でこの写真で全部です。撮影可でした。しかも売ってました。安いのだと十数万円で高いのだと200万円以上してたかと。

ってことで、一瞬で鑑賞終了。さっさと帰宅しました。今日行った2会場とも駅からすぐって場所にはなかったのでちょっと歩きましたけど、汗だくにはなりませんでした。

あ、ちなみに8/9までですのでもう終わっちゃいます。

アートのチカラ2021 @高島屋史料館

今日は無料の展覧会を2箇所巡ってきました。どうせ空いてるだろうって感じのところを。猛暑で外出するのにちょっと躊躇しましたが出かけました。

新型コロナのデルタ株はさらに感染力が強くなっていると言うことで、今までなら大丈夫だった行動でもデルタ株だと感染してしまうかも知れませんが、確率的な問題なので何とも言えないところがありますな。

個人的にはマスクをしてても同じ他人と長時間近くに居つづけるのはリスク高いと思ってます。なので映画館とかは当面行く気になれません。外食は常連になってるまぐろ食堂にだけ今でも通ってますが、あそこは物理的に密室にできない構造なので換気抜群だし私は超早食いなので座ってる時間も短いし。あ、あと、やよい軒にはたまに行ってるかな。あそこも空いてるときにしか行きません。

ってことで、まずは日本橋の高島屋史料館へ。

高島屋史料館
高島屋史料館
案の定人はほとんどいませんで、私が来た時点で二人ほど帰られて私が居る間は無人。帰り間際に一人入ってこられたって感じで密とは完全に無縁でした。

アートのチカラ2と言うことで、横山大観や川端龍子の大作が展示されてます。高島屋は昔から展覧会がよく開かれているので、近代の有名画家との縁も深くて色々所蔵されています。

上の写真は大観のですが、実物はめちゃでかいです。これは見にきといて良かったって感じ。展示数はめちゃ少ないのであっさり鑑賞終了。

常設展示の方は昨年も見たのであまりじっくりは見ませんでした。昨年見た玉虫厨子のレプリカや平櫛田中の作品も見れます。

前回と一緒で、ここは無料なので近くに寄ったら見に来たらどうでしょうって感じ。この企画展は8/16までです。

生誕180年 ルノワール展 @山王美術館

今日も近場で展覧会を見てきました。地下鉄/近鉄/阪神/JRなんば駅直結のマルイト難波ビルの中のホテルモントレ グラスミア大阪のフロント階にある山王美術館です(追記:既に移転してます)。

今回はルノワール展です。3月からやってて今月いっぱいで終わりなのでそろそろ見とこうかなと。

山王美術館
山王美術館
ここでの前回のルノワール展では26点となっていましたが、前回も今回も所蔵のルノワール全部展示となっていますが、今回は39点に増えていました。5年でそこまで増やせるほどなので小品が多いのですけど。

と言うことで、前回は3つある展示室のうち大きい展示室だけでルノワールが展示されてましたけど、2番目の部屋も使われていました。

ここは来る度にほとんど客がいない印象ですが、今回は今までで一番多かったな。でも15人もいなかったと思いますんで密とは無縁でしたけど。

ルノワールの絵は情報量が多くないのでサクサク見れてサクッと終了。

この美術館、京橋駅の近く(大阪ビジネスパークの寝屋川沿い)のホテルモントレ ラ スール大阪の敷地内に新築中の建物に来年秋に移転します。元々はホテルの増築で美術館の予定じゃなかったようですけど、コロナの影響からか丸ごと美術館になったようです。開館以降は常設展示をメインにするそうです。

ホテルモントレ グラスミア大阪は1階のエントランスとかフロントのフロアと一つ上のフロアなどのそこここに絵が飾られてるので今回も軽く見とこうかなと思ったのですけど、今日は披露宴とかも行われてたのであまりうろうろしない方がいいかなと思いましたが、美術館が来年移転と言うことで今回が最後かもなと思ったんで「絵を見てっていいですか?」と中に立ってるホテルマンに聞いたら「どうぞどうぞ。上の階も見てってください。」と言うことで見て回りました。前回見て回ったときと飾られてる絵はほとんど変わってなかったと思います。

ポーラ美術館コレクション展 @あべのハルカス美術館

こないだも書いたとおり、あべのハルカス美術館のポーラ美術館展に行ってきました。昨日が初日ですが、平日なので今日にしました。

あべのハルカス美術館
あべのハルカス美術館
夕方4時頃に着いたのですけど、やっぱり混んでました。まぁ感染リスク感じるほどではなかったですけど。

ポーラ美術館は良品をいっぱい持ってるので有名ですが、箱根にあって関西からはなかなか行くのがめんどくさいので貴重な機会ですな。

私は一度行っていますが、見た記憶が無い作品もかなり多かったです。所蔵点数がかなり多いので1回行ったくらいじゃ有名画家の作品ですら全然見切れませんな。ポーラ美術館の所蔵品ではセザンヌのアルルカンが好きなのですが、展示されず。見たかったな。まぁ行ったときに見てるけど。

上の写真の右側のルノワールの絵だけ撮影可でした。撮りましたが上の写真見ればわかるので割愛。