山口蓬春展 @高島屋大阪店グランドホール

今日は会社帰りに高島屋で展覧会を見てきました。アサヒメイトでタダだったので。

山口蓬春と言う人の展覧会です。

髙島屋グランドホール
髙島屋グランドホール
大物クラスだったそうですが、スタイルがかなり変化してきた人だそうで、その辺が後の時代での知名度が低い理由かも知れない。

いい絵が多くてなかなか良かったです。

メアリー・エインズワース浮世絵コレクション @大阪市立美術館

今週1週間夏休みだったんだけど、東京に展覧会でも見に行こうかなとちょっと思ったりしてたんだけど、見たいのがいくつもあったわけでもないし、見たいのも絶対見たいってほどでもなかったし、暑いし、ってことでやめまして、とにかく暑いので家でだらだらしてました。

で、大阪市立美術館での浮世絵の展覧会見てきました。平日に行けば空いてるのに土曜に出かけてしまうことに。メアリー・エインズワースという浮世絵コレクターのコレクションの展覧会です。

遅めに行ったのですが、チケット買う人もちょろちょろって感じだったのですが中は混雑してました。

大阪市立美術館とあべのハルカス
大阪市立美術館とあべのハルカス
メアリー・エインズワースという女性は150年くらい前に生まれた人なので、状態のいい浮世絵が多いです。

戦前に作られたコレクターの番付も展示されてましたが、その中にも入ってました。ちなみに東の横綱が松方コレクションの松方幸次郎でした。

展示数は200点もあり、しかも大半にキャプション(説明)が付いているのでじっくり見てるとめちゃめちゃ時間が掛かります。じっくり見たければ2時間でも足りないと思います。

今回はちょっと変則的な展示室の使い方をしてましたが、せっかくなら200点もあるのでもうちょっとゆったり展示して欲しかったな。

紫色がしっかり残ってる状態のいい浮世絵が多いので、こういう機会は結構貴重なのでお奨めです。

市立美術館のコレクション展示では北斎の潮干狩図(重文)が展示されてたりいつもより多めに展示してました。

ギュスターヴ・モロー展 サロメと宿命の女たち @あべのハルカス美術館

今日は昨日から始まったモロー展に行ってきました。

目玉展示は写真の右側の「出現」。オルフェウスも有名ですが、モローでは一番の代表作かも。

あべのハルカス美術館
あべのハルカス美術館
モロー美術館の所蔵作品を展示しています。どっさり借りれていますが、習作や未完成作品がかなりを占めているのでちょっとがっかりするかも知れませんが、モローの色づかいの特徴はこういう作品の方がよくわかるとも言われているそうな。出現を借りれただけでも凄いことですが。

キャプションの説明が多いのでじっくり見てるとかなり時間が掛かると思います。

モローは大好きなので私は満足。昔パリのモロー美術館に行ったら工事の長期休館が始まってしまっていたと言う悲しい経験があります。モロー美術館は作品がどっさり展示されているのでいつかは行かねばなるまい。

数寄景/NEW VIEW 日本を継ぐ、現代アートのいま @阪急うめだギャラリー

次はボチボチ梅田まで歩きまして、阪急百貨店へ。現代美術の展覧会です。大して興味ないのですけどアサヒメイトで無料だったので見に来ました。

阪急うめだギャラリー
阪急うめだギャラリー
撮影可だったので結構写真に撮りまして、何かここに載せようかなと思ったのですけど選べなかったのでパス。このエントリが公開される頃には展覧会終わっちゃってるし。

会場の向かいでは展覧会にも参加していた作家の作品を含む販売も兼ねた展示も行われていました。そっちでは山口晃の作品も販売されてました。

展覧会はかなり良かったです。力作が多かったな。これくらいエネルギーを注がないと認められない時代なのかな。見にきといて良かったです。

ジャコメッティとⅠ @国立国際美術館

今日は国立国際美術館へ。ジャコメッティの作品所蔵記念で常設展示室での企画展示が行われてます。

国立国際美術館
国立国際美術館
地下3階の特別展込みだとOsaka PiTaPa持ってると結構な割引(900円が600円に)だったんでそれで見ようと元々は思っていましたが、今日はなんと企画展だけなら無料の日だったので特別展は大して興味なかったのでパスして無料の企画展だけ見ました。

矢内原伊作と言う人がジャコメッティと関係が深くて何度もモデルになったそうで、しかしこの人がモデルの彫刻は2点しかなく、そのうちの1点が所蔵されたとのことです。

ジャコメッティ 「ヤナイハラ1」
ジャコメッティ 「ヤナイハラ1」
最初の部屋はインフォメーションで許可を得れば撮影可でしたがそこまでして撮らなくてもいいかなと言うことで撮らず。この彫刻のある部屋だけは無許可で撮影可でした。奥の部屋では矢内原伊作の語りの音声が流れてましたが、2時間もあったのでパス。

最初の部屋もピカソ、セザンヌ、藤田嗣治、カンディンスキーなどの美術館所蔵の作品が展示されていて、この美術館はいつでも見れる常設作品がほとんどないので見れて良かったです。

印象派からその先へ-世界に誇る吉野石膏コレクション @兵庫県立美術館

今日は兵庫県立美術館へ。昨日から始まった特別展を見に。

まずは友の会に入会するために奥の事務所に行きまして入会手続き。この美術館の友の会はかなりお得で、安い方のB会員だと2000円で特別展3回見れます。しかも特別展とは別料金のコレクション展示も見放題。今年は特別展を3回見る予定なので入会。残りは富野由悠季展とゴッホ展を見る予定。

ってことで今回は昨日から始まった吉野石膏コレクション展です。印象派前後の展覧会です。普段は多くが山形県立美術館に寄託されてます。

兵庫県立美術館
兵庫県立美術館
写真には誰も映ってませんがまぁまぁ人がいました。でもじっくり見れましたけど。

有名作品はありませんけど、有名画家の作品ばっかりなので印象派が好きならお奨め。山形遠いしね。一番展示数が多かったのはシャガールだけど。

ってことでコレクション展も見ました。これはマグリットのリトグラフ。

ルネ・マグリット 海上の魅惑的な船は…
ルネ・マグリット 海上の魅惑的な船は…
この美術館を設計した安藤忠雄の展示室は以前もありましたが、最近新たに専用に増築されまして安藤ギャラリーとして10日ほど前にオープンしてたので見ときました。

下の写真は左が展示棟で右がギャラリー棟ですが、その間の玄関への通路の上の空間に増築されました。しかしいつの間に作ったんやと思ったら去年はここに来てなかったのでした。

安藤ギャラリー
安藤ギャラリー
以前の展示スペースはコレクション展示の中だったので有料でしたけど安藤ギャラリーは無料です。

中はこんな感じ。当然ながら前よりはだいぶ広いです。

安藤ギャラリー
安藤ギャラリー
ここもだいぶ盛況でした。

美を競う 肉筆浮世絵の世界 @京都文化博物館

アメフトの試合が11時開始で13時前に終わったので今日は展覧会を見る余裕がありましたので京都文化博物館へ。

岐阜県にある光ミュージアムの所蔵品の肉筆浮世絵の展覧会です。

京都文化博物館
京都文化博物館
110点ほど展示されていて、有名無名の画家の作品がいろいろ展示されています。こんなに無名な人がいたのかという感じですが、印刷物の浮世絵は力を認められないと依頼されなかったんだなと。

肉筆浮世絵は美人画が多いのでちょっと飽きやすい点がありますけど、おもしろい題材の絵も結構ありました。これだけまとめて見れる機会は光ミュージアムでもないと思うので浮世絵好きならお奨めです。

印象派への旅 海運王の夢 バレル・コレクション@Bunkamuraザ・ミュージアム

最後は渋谷へ。Bunkamuraでの展覧会です。Bunkamuraだと近くの金券ショップで株主招待券が安くてに入るのがありがたいですな。

スコットランドのグラスゴーのバレル・コレクションが改装で閉館中と言うことでの展覧会です。

Bunkamuraザ・ミュージアム
Bunkamuraザ・ミュージアム
ちなみにこのバレルコレクション、バレルさんが寄贈してできた美術館なのですけど、寄贈の条件が「イギリスから外に出すな」だったそうなんだけど、改装と言うことで日本に貸し出されましたがええんかそれはって感じ。ということで所蔵品がイギリス外に出たのは初めてだそうです。

印象派前後の作品が中心ですが、小品が多いですけど、有名画家の良い絵も結構多いですので、グラスゴーに行く予定のない人にはとりあえずお奨めです。

最後の部屋が丸ごと撮影可になっています。クールベのこういう絵はあまり見たことないですな。

ギュスターヴ・クールベ マドモワゼル・オーブ・ドゥ・ラ・オルド
ギュスターヴ・クールベ マドモワゼル・オーブ・ドゥ・ラ・オルド
飛行機は関空行きの最終便を予約してありましたが、伊丹行きの最終便にはちょっと間に合いそうになかったので渋谷の中華屋で晩飯食いまして羽田へ。東京の安い飯は値段なりにまずいですな。大阪だと安くてもうまい店が多かったりするんだけど、地価が高いからどうしようもないか。

しかし、朝に1本早めの飛行機に乗っといて良かった。予約通りだと全然余裕がなかった。

ラウンジで過ごしてから最終便に。機内から夜景取りました。

機内から神奈川を臨む
機内から神奈川を臨む

ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道 @国立新美術館

次は地下鉄を乗り継ぎ国立新美術館へ。これまたクリムト関連の展覧会です。クリムトがメインとことではなくウイーンミュージアムの所蔵品の展覧会です。こっちはクリムト没後100年記念ではなく日本・オーストリア外交樹立150周年記念だそうな。

ウィーン・ミュージアム・カールスプラッツが大規模な改装工事で閉館中と言うことでかなりごっそり持ってきています。現地には仮の移転先があるんですけどね。

ここはだいぶ客が少なかったです。

国立新美術館
国立新美術館
ウィーン・ミュージアム・カールスプラッツはウィーンの歴史なども展示している博物館的な側面も強い美術館ですが、クリムトなどの絵画作品も多く展示されていまして、6年ほど前に私も行きました。写真撮り放題だったので気になった作品は撮ってありましたが、見返してみたら今回展示されてた内の結構多くを見てたのでした。

6年前に撮った写真がこれ。この時この部屋に客は私しかいませんでした。監視員もいなかったはず。

2013年のウィーンミュージアムの展示室の様子
2013年のウィーンミュージアムの展示室の様子
写ってる左の3枚がクリムトの作品ですが、今回全部来日して展示されています。

そのうち1枚、これだけ撮影可でした。わりと気づきにくいように掲示されてたので客が少なめだったので撮影可と言うのに気づかない人も多かったようで、私が撮って初めて撮影可だと気づいた人もいたようで。

エミーリエ・フレーゲの肖像
エミーリエ・フレーゲの肖像
6年前に見てた作品は多かったんですけど、見てない作品も当然多くて私好みの絵がかなりいっぱいありましたので図録買いました。重かった。

6年前にも見てますが、クリムトの「旧ブルク劇場の観客席」を改めてじっくり見てみると、人物の写真をコラージュで貼り付けたのかと思うほどリアルで細かいのがおもしろかったです。大阪では展示されないようですけど。

ってことでこっちは個人的に超お奨め。所蔵作品で有名なもののほとんどが展示されていると言っていいくらいです。

大阪に8月末からも巡回しますが、展示数は結構減っちゃうらしい。なのでこっちに来たんですけどね。こっちの展示数はかなり多いです。展示リストが4-3-2-6みたいな記述なので数えるのがめんどくさくて数えてませんけど。で、図録買ったので見てみたんだけど、展示が減るだけじゃなくてだいぶ入れ替わりまして大阪でしか展示されないのが結構多い。大阪の方も見に行こうかな。

では次。

国宝 東寺 空海と仏像曼荼羅 @東京国立博物館

次に芸大に向かいまして、藝大の猫展ってのをやっている藝大アートプラザを覗いてきましたが、猫をモチーフにしたアート作品の展示即売会って感じでした。

つしま
つしま
つしまのTシャツ売ってたら買おうかなと思ってたんだけど、売ってなかったので東博へ向かいます。

東博着。東寺の展覧会です。入場待ちは無かったですが、混んでました。

東京国立博物館 平成館
東京国立博物館 平成館
仏画などにも国宝が多くありまして、見所は多いです。仏画の展示はちょっと狭っ苦しかったですけど。

目玉展示としては東寺の講堂の立体曼荼羅を形成する21体の仏像の内15体が展示されています。そのうち11体が国宝で後ろからも眺められます。後ろ向きに顔のある仏像もあるので普段見れない顔が拝める機会となっております。

仏像はなかなか写真に撮らせてもらえませんが、今回は特別に日本でもトップクラスに人気のあるイケメンで有名な帝釈天の写真だけ撮影可となっております。

帝釈天騎象像
帝釈天騎象像
で、本館は一通り見ました。別の特別展もやってましたけど、見たことあるのばっかりなのでパス。東博には2時間ほどいました。

では次。