第69回 正倉院展 @奈良国立博物館

今日は夕方から奈良博の正倉院展に行ってレイト料金で入ろうと思っていたのですが、台風で天気が悪かったのでわりと空いているという情報だったので予定より早めに家を出て、金券ショップでチケット買って出かけました。

奈良国立博物館
奈良国立博物館
ということで、5時半頃に現地に着いたら全く並んでなかったのでサクッと入場。中はそれなりに客がいましたが、今年は超目玉展示というのが無いので中で待つこともなかったので楽に見れました。

今年の古文書はまぁ普通かな。始末書があったのがちょっとおもしろかったです。

仏像館では国宝の室生寺の釈迦如来が展示されていました。

北斎とジャポニスム@国立西洋美術館

次は地下鉄で上野へ行きまして、国立西洋美術館 へ。ここで大きなミスを犯していたのですが、気づかず。

北斎が与えた影響に注目した展覧会です。

国立西洋美術館
国立西洋美術館
世界中からいろいろ集めてまして、展示数はかなり多かったです。予想外に多かった。内容もなかなか良かったですが、お奨めって言うほどでも無いかな。

北斎漫画を大量に集めてるので有名な浦上さん所蔵の北斎漫画が比較用としていっぱい展示されてました。バラして展示する用のを一つくらい用意したらよいのではと思ったのでした。

で、この後、運慶展を見に東博に行ったのですが、入門締め切り時間を5分ほど過ぎてました。ががーん。計画時に土曜と思い込んでて遅くまで開いてると勘違いしていた。先に東博に来てれば全部見れる時間はあったんでショックはでかい。しかも奈良博のパスポートが今日までだったので最後の一ますが使えず。

どうしようもないので諦めて羽田に向かいましたが、モノレールに乗っている間にもネットで運行状況をチェックしてたのですが、乗ってる間に乗る予定の便を含めたこの日の大阪行きが全便欠航決定。とりあえず羽田のカウンターで払い戻ししてもらいました(台風での欠航なので全額返還)。で、品川から新幹線で帰ろうということで、京急に乗ったのですが、鶴見で人身事故があったとかでしばらく動かず。やっぱり京急に乗るんじゃなかったと思ったのでした。

人身事故が蒲田より横浜側だったこともあり20分ほどのロスで何とか品川に着きまして、チケット屋の自動販売機で新幹線の回数券を買い、コンビニで弁当を買ってから新幹線で大阪へ。後で知ったのですが遅く乗ってたら停電で新幹線が止まってその日には帰れなかったらしい。あと1時間くらい遅かったらヤバかったようだ。

大阪ではJRのダイヤがボロボロでしたが、新大阪ではサクッと乗れまして大阪駅には問題なく辿り着いたのですが、環状線のダイヤもボロボロでだいぶ待たされました。ということで、何とか帰宅。運慶展見れませんでしたが、帰れただけ良かったか。

運慶展に展示されてる仏像などでテレビで丁寧に紹介されたのは全部見てるし、見れてないのでも今回逃しても本来安置されているお寺に行けばいいんですけど、やっぱり悔しいのでリベンジ予定。本来の場所で見るのもいいんだけどね。

シャガール 三次元の世界 @東京ステーションギャラリー 

今日は東京遠征です。台風なのに。日帰りの計画ですが、帰りは帰れなくてもしゃあないという感じで家を出ました。

往路はとりあえず飛べまして、羽田に着陸してからゲートが空かないと言うことで20分ほど待たされました。

で、東京駅へ。駅にある東京ステーションギャラリーです。

東京ステーションギャラリー
東京ステーションギャラリー
シャガールの立体作品がメインの展覧会です。こういうのは初なんだそうで。

シャガールは好みが激しいと思いますが、私は好きな方です。個人蔵作品がやたら多く、かなり貴重な機会かなと。シャガール好きなら必見。特に好きでもないならスルーで。

あ、そうそう、ここはスマホを持ってれば無料WiFiに繋いでオーディオガイドがタダで使えます。イヤホン必要ですが。音声は合成音声でしたけど。

驚異の超絶技巧!-明治工芸から現代アートへ-@三井記念美術館

次は徒歩で三井記念美術館へ。明治工芸の展覧会です。明治工芸好きとしては見ておかねばと。

三井記念美術館
三井記念美術館
明治工芸の展覧会というと清水三年坂美術館ですが、今回も多くが清水三年坂美術館所蔵品です。

で、それだけではなくて、現代作家の作品も展示されています。これがわりと良かったです。

特別展覧会 国宝 @京都国立博物館

ってことで、16時頃に京博へ。行列も無くなっていてサクッと入場。中はめっちゃ混んでたけど。

京都国立博物館
京都国立博物館
国宝展と言うことで、展示されているのは全部国宝です。金剛寺の2体の仏像は今年国宝になったばっかりですが、金剛寺の本堂改修中ずっと展示されてるので国宝になってなくてもたぶんそのまま展示されてたと思うけど。ちなみに改修はそろそろ終わるのでもうすぐここでは見れなくなりますが。

仏像は全部見たことあって、絵画も見たことあるのが多くて(雪舟のは2点初見だったけど)近所の智積院の等伯とかわざわざ持ってこなくていいからもうちょっとレアのが見たかったと思いましたが。後半に展示される仁和寺の薬師如来がかなりレアらしいけど。

病草紙は3点展示されていて、「二形」「歯槽膿漏」「眼病の男」の3点。しかし、「二形」がこういう展覧会で展示されるとは思わんかった。

目玉展示としては大徳寺龍光院所蔵の曜変天目茶碗で、展示されるのが15年ぶりだとか。最前列で見る人専用の行列が作られてました。これで私も国宝の曜変天目3点全部見たことになります。

期待してなかったけど思ったより良かったのは土偶3点ですかな。

今回期間が4つに分かれてまして全期間展示されないものも多く(物によっては展示が期の途中までだったりとややこしい)、曜変天目も2期目だけしか展示されません。書画は国のお達しで年間の展示期間が原則1ヶ月が上限なのでごっそり入れ替わります。

ってことで、もう1回見に行く予定。

北斎-富士を超えて- @あべのハルカス美術館

今日は会社を定時に出てハルカスの北斎展に行って来ました。毎日大混雑ってことで土日は厳しそうだなと言うことで。

うちの会社は定時が18時30分なので定時で即退社したけど着いたのが18時55分。1時間5分しか見れないけど仕方ない。

あべのハルカス美術館
あべのハルカス美術館
この時間だとさすがに並んでなくて、見るのに苦労する事もなく快適に見れてペース配分も完璧で時間きっちりで最後まで見れましたけど、内容がとても充実してたのでやっぱり1時間半は欲しかったな。

この展覧会は大英博物館とハルカス美術館の共同開催で展示物に関してはとても力が入っていて、肉筆画がかなり多く、色づけの指示が描いてある下絵などもあってとてもおもしろかったです。

小布施の濤図など、見たかったのも見れて満足です。図録買いました。展示替えでかなり入れ替わるので、後期も見に行こう。

あべの筋ですが、阪堺線の旧駅の階段はまだ埋まってなかったのか。時間掛かりますなぁ。

あべの筋拡幅工事
あべの筋拡幅工事

加山又造展~生命の煌めき @高島屋大阪店

風邪引いてボロボロですが、会社帰りに高島屋で展覧会見てきました。加山又造と言う人の展覧会です。アサヒメイトでタダ。たぶんタダでないと見に来てないです。

高島屋大阪店グランドホール
高島屋大阪店グランドホール
絵は個性がちゃんと感じられてわりといい感じでした。

風邪でボロボロだったこともあり、サクッと見て帰りました。

萩尾望都SF原画展 @神戸ゆかりの美術館

次は六甲アイランドまで行きまして、神戸ゆかりの美術館へ。萩尾望都の展覧会です。これも今日から始まりました。アサヒメイトで無料。たぶんアサヒメイトに入ってなかったら展覧会やること自体わからなかったかも。

神戸ゆかりの美術館
神戸ゆかりの美術館
タイトルの通り、萩尾望都のSF作品の原画展となっております。私はあまり多く読んでませんが、「11人いる!」は読んだことがありまして、アメフト観戦で一人多い反則があったりすると「12人いる!」とよく言ってたりします。本人は中島らものトークイベントのゲストに出たときに生で拝見したことがあります。

ってことで、11人いるの原画や、カラー表紙の原画などがあったので嬉しかったです。で、展示数がめっちゃ多かったです。作品として台詞とか読んじゃうと果てしなく時間が掛かります。短編で全部読めちゃうのもあったりしますが。ファンなら必見。11月5日(日)まで。

この美術館、思ったより広かったです。こんな場所じゃなかったらもっと活用できてただろうに。

並河靖之 七宝展 @伊丹市立美術館

今日は兵庫県方面におでかけです。

まずは伊丹へ。今日から始まった並河靖之の初の回顧展です。春には東京でやってましたが。明治工芸は大好きなので楽しみにしていました。

伊丹市立美術館
伊丹市立美術館
この美術館に来るのは初めてですが、みやのまえ文化の郷と言って重要文化財の住宅などいろいろ集まってていい感じのところです。こういう地方の美術館はガラガラの印象の方が強いですが、わりと人がいました。混んでるわけではないですけど。

並河靖之は七宝では一番の有名人です。超絶技巧と言われている人の一人。この人の技術は再現不能とまで言われています。

初期の頃から晩年までどんどんレベルが上がって行ってるのがよくわかる展示になっています。

非常に細かいので単眼鏡は必須かも。私はいつものパピリオ使いましたけど。

初の回顧展と言うことで、超お奨めです。七宝は作り方を知らないとどれくらい凄いのかがわかりにくいのですが、ビデオの上映コーナーがあるので最初にそれを見ることをお奨めします。10月22日まで。

同じ期間で現代の七宝の無料展覧会もやってます。ほとんどが値段付きで購入可でした。数十万から200万くらいまでで高かったですけど。

1000年忌特別展 源信 地獄・極楽への扉 後期展示その2 @奈良国立博物館

今日は奈良へ。奈良博の展覧会3回目です。見たかった病草紙が後期の後半で更に展示替えと言うことで。

土曜は7時までと言うことで、遅めに家を出まして、4時40分頃に近鉄奈良駅に着いたら見たことない状態になっていまして、ネットで調べると皇太子殿下がそろそろ来るとのこと。展覧会見てる時間に余裕があったのでせっかくなので待ちました。

皇太子同妃両殿下
皇太子同妃両殿下
いやしかし警備とか大変ね。

ってことで展覧会。アサヒメイト様々で今回も電車賃のみ。

奈良国立博物館
奈良国立博物館
後期展示としては前回見ているのでさらなる展示替えは数点しかないのでそこだけ見ました。後時間があったので最後のビデオも見ました。

ってことで、病草紙の全21点のうち今までに見れたのを自分のためにまとめとくと

「霍乱の女」「風病の男」「口臭の女」「毛虱の男」(京都国立博物館 以上国宝)
「口より屎する男(屎を吐く男)」「せむしの乞食法師」「顔に痣のある女」「侏儒」(九州国立博物館 以上重文)
「背骨の曲がった男」(文化庁保管 重文)
「居眠りの男」(個人蔵)
「不眠の女」(サントリー美術館)

以上11点。2年前に東博で見たのはこの展覧会でも全部展示されてましたので、結局今年見たのもこれになりますが。京博の国宝展では国宝9つの内3つ見れるらしいんだけど、「眼病の男」は確定で残りの二つがわかりません。

ということで、病草紙は以前からずっと見たかったので今年だけで少なくとも12点見れたのでかなり満足。しかし残りはいつ見れるのか。

金曜の大阪もだけど、今日の奈良はわりと外国人旅行客が人が最近では少なかったな。当然いるのはいるんだけど。