ミュシャ展 @国立新美術館

次は国立新美術館へ。待望のミュシャ展。スラブ叙事詩全20点来日という情報をネットで見たのが4年くらい前なので首を長くして待っていました。

国立新美術館
国立新美術館
15時過ぎ現地着。もうちょっと遅めにした方が空いてるかなと思ったんだけど、東京に住んでるわけではないので仕方ない。

入場に行列はできていませんでしたが、中は大盛況。でもスラブ叙事詩はサイズの違いはありますが全部大型の絵なのでかぶりつきで見るようなものでもないのでじっくり見れました。こういうときは身長が高いのは有利ですな。

スラブ叙事詩は最大で高さ6m幅8mというのがあるので、この美術館でもここ2E展示室以外では展示できません。日本の美術館でも他にできそうなのは兵庫県立美術館とか九州国立博物館くらい?

スラブ叙事詩を全部持ってくると聞いたときに「どうやって運ぶんだ?」と真っ先に思いました。そのままじゃ飛行機には載りません。で、実際どうやったかを展覧会開始直前にニュースでやってたのですが、なんと丸めて持ってきていました。テンペラらしいんだけど、丸めても大丈夫なものなのね。

スラブ叙事詩はスラブ民族の歴史を表現した絵で、表現としてはわかりやすく描かれてないので人によってはぴんとこない人はいるかも知れませんが、全部描くのに16年ほど掛かったと言うことでそのモチベーションの高さは感じれました。

スラブ叙事詩は3つ部屋の4面ずつに展示されていて、最後の3つめの部屋だけ撮影可能になっていました。図録はAmazonで買ってあったんで撮れなくてもよかったんだけどね。

ってことでとりあえず1枚。絵だけの写真も撮りましたがとりあえずこれだけ。

ミュシャ スラヴ賛歌
ミュシャ スラヴ賛歌
ミュシャはフランス語読みで、チェコ語ではムハと言うのが近いそうで、この展覧会では解説文などでは併記されていました。

スラブ叙事詩以外は土井コレクション(堺市)と尾形コレクション(土井さんの購入を助けた人)からがメイン。たぶんほとんど過去の展覧会で見てるはず。プラハ市民会館の内装の原画も借りてきていましたが、これらも6年前のミュシャ展で見てました。

ってことで、3時間もいてしまいました。疲れた。

とにかく美術ファンなら必見ですな。スラブ叙事詩全20点一挙展示なんて生きている内に日本で見れるとは思えないので。

絵巻マニア列伝 @サントリー美術館 

毎年この時期に東京遠征で展覧会のハシゴをしているのですが、今年は今日有休をもらって行ってきました。1泊です。

いつもと同じ11時30分発の伊丹発で羽田へ。今回もマイル使いました。この時期はマイルが少なくて行けるので。GW中は通常分必要なので外しました。

浜松町から六本木へ。大門駅の階段でスマホ見ながら降りてたら思いっきり足くじきました。のっけから捻挫かよ。ま、歩くと痛むってほどではなかったのでよかったけど。

まずはサントリー美術館。絵巻物を集めた展覧会です。

サントリー美術館
サントリー美術館
マニアというのは当時の絵巻物オタクの人たちのことで、将軍だったり身分が高い人ばかりなのですが、自ら絵巻物を作らせたりしていたそうな。

放屁合戦絵巻なんて下らないものもありました。こういうの大好きです。

病草紙の断簡が3点展示されていました。この展覧会で病草紙は全部で6点展示されてるんですが、全部見るには3回見に来ないといけませんが、さすがに1回しか来れません。残念(追記:結局7月からの奈良博の源信展で見れなかった分は見れました)。病草紙は全部で21点が残っていてそのうち9点が京博にあって国宝となっておりますが、一度も見たことありません。いつ見れるのか(今年の京博の国宝展に展示されるらしい)。

絵巻ばかりなので見るのに結構時間が掛かりまして、1時間15分ほど掛かりました。なかなか良かったです。

追悼 水木しげる ゲゲゲの人生展 @大丸ミュージアム梅田

最後は大丸ミュージアム梅田での水木しげるの展覧会です。これもアサヒメイトで無料。ありがたいわ。

大丸ミュージアム梅田
大丸ミュージアム梅田
タイトル通りの展覧会で、かなり盛りだくさんで非常によかったです。閉館間際に行ったので40分弱しか居れませんでした。何とか調整して最後までは見れましたけど。

ゲゲゲの鬼太郎はガキの頃見てましたけど、水木しげるの漫画はほとんど読んだことがないのでいつかちゃんと読みたいなと思ったのでした。

ここでもTシャツ買いました。ゲゲゲの鬼太郎ファミリーのやつ。

期間は19日までですが、その後京都神戸福岡名古屋沖縄など巡回するそうな。東京は済んでます。

ってことで、ヘロヘロで帰宅。

手塚治虫の美男美女展~優艶~ @阪急うめだギャラリー

新快速で大阪に戻りまして、阪急の梅田ギャラリーへ。手塚治虫の展覧会です。アサヒメイトで無料。明日までなので行っとかないとなってことで。

詳細は面倒なのでパスしまして、手塚治虫の原画がメインに展示されています。他には手塚作品を題材にした現代の人の作品をちょろっと。

阪急うめだギャラリー
阪急うめだギャラリー
手塚治虫の手書き原稿を見る機会は無かったのでよかったです。

Tシャツ買いました。ブラックジャックの「医者はなんのためにあるんだ」のところがプリントされてるのを買いました。

芳年 激動の時代を生きた鬼才浮世絵師 @美術館「えき」KYOTO

蹴上から地下鉄で京都駅に行きまして、駅ビルの伊勢丹の美術館「えき」KYOTOへ。月岡芳年の展覧会です。

美術館「えき」KYOTO
美術館「えき」KYOTO
芳年の単独の展覧会を見るのは初めてです。

図録には260点ほど載っているのですが、そのうち130点ほどが展示されています。展示替えはないです。島根では2ヶ月くらいの期間があって250点ほど展示してたらしい。

ってことで、この後大阪に帰ってからも見たい展覧会があるので駆け足で見てしまいました。じっくり見るとだいぶ時間が掛かったと思う。ってことで図録買いました。

とにかく、芳年が好きなら必見ですな。23(日)まで。

バロックの巨匠たち @姫路市立美術館

今日は姫路へ行ってきました。会期末が近づいてる展覧会に行く気になったので。姫路だと往復3000円近く掛かるんでハードルが高いのよね。

ってことで、金券屋で昼得を買いましたが、片道で5枚も。昼得は大阪~三宮だけで残りは回数券。値段的には想定内で阪神~山陽電鉄経由と同じくらい。そっちだと新快速よりだいぶ遅いしね。

鶴橋から姫路までの切符
鶴橋から姫路までの切符
目的地の姫路市立美術館は姫路城の東に隣接していますので姫路城に向かいまして、入口手前で右へ。で、途中護国神社の前を通ったのでとりあえずお参り。
護国神社 @姫路
護国神社 @姫路
で、姫路市立美術館着。駅から徒歩だと結構掛かりますが、バスに乗るほどではありません。
姫路市立美術館
姫路市立美術館
展示室はそう広くないので展示数44点と小さな展覧会です。44点中34点がポーランドのヨハネ・パウロ2世美術館の所蔵、プラハ国立美術館からピーテル・ブリューゲル(子)の作品2点を含む3枚、残り7点がフランスのシャルトル会修道院美術館となっております。それぞれの美術家の関係性は不明。

集められた絵は全て16~17世紀のヨーロッパ絵画となっておりまして、私はフランドル絵画が好きなので見に来ることにしました。

展覧会の正式名は「ブリューゲル、レンブラント、ルーベンス バロックの巨匠たち」ですが、ブリューゲルと言ってもピーテル・ブリューゲル(父)の作品は展示されてないので(息子による模写はあるんだけど)、こういう名前にするのはいかがなものかと思いますな。

ベラスケスの絵があったのが収穫。自画像ですが。ベラスケスって日本じゃなかなか見れないんでねぇ。

期間が28日までの会期末ってことでわりと混んでいました。

常設展も当然見ました。個人のコレクションだったのを展示しています。油彩は常時展示。モネ、Courbet、コロー、マティスなどなど著名な画家の作品がかなりあります。こりゃ凄いってのはありませんが。

私はコローが好きなんだけど、大規模な展覧会をどっかやってくれんもんか。

帰りは姫路城の門だけくぐりまして写真だけ撮りました。天守閣は一度登ってるし、白くなったのは外観だけなので写真だけ撮っとこうと。最終入場間近な時間でしたがかなり賑やかでした。

姫路城
姫路城
ってことで、サクッと帰還。

特別展「台北 國立故宮博物院―北宋汝窯青磁水仙盆」@大阪市立東洋陶磁美術館

今日は東洋陶磁美術館に行ってきました。汝窯の青磁水仙盆展示と言うことで。去年から開催されていますが、行かんとこかなとも思ったりしましたが、とりあえず行っとこかってことで行ってきました。アサヒメイトで200円引き。他にもOsakaPiTaPaとか同じ割引が受けられるカードがいくつかありました。

汝窯の青磁水仙盆は焼き物としては最高ランクに位置づけられるものだそうで、蒋介石が中国からどっさり持ってきたなかの一つで台湾でもトップクラスのお宝となっております。煽り文句が「人類史上最高の焼きもの」ですが、そこまで言っていいもんだろうか。

東洋陶磁美術館
東洋陶磁美術館
汝窯の青磁水仙盆は世界に6点しかなく、そのうちの1点は東洋陶磁美術館が持っていまして、残り5点のうち4点が故宮博物院が持っていてそれが全部来日しています。で、後は景徳鎮のコピーもの(それでも300年近く前のもの)が1点の合計4件だけ来日していて、特別展としては小さい一部屋だけ。ここまで規模の小さい特別展は初めてかも。それくらいこのの汝窯青磁がお宝だってことですが。

ってことで3/26まで。

第63回日本伝統工芸展 @大阪高島屋

今日は会社帰りに展覧会を見てきました。日本伝統工芸展です。アサヒメイトで無料ってことで。

大阪高島屋
大阪高島屋
こういう現役作家の展覧会は普段見ないので、螺鈿細工などがつるつるピカピカなのはかなり新鮮でした。レベル高くてこりゃ凄いってのも結構ありました。短時間しかいませんでしたが、見れてよかったです。

拝啓 ルノワール先生 -梅原龍三郎が出会った西洋美術 @あべのハルカス美術館

次はあべのハルカス美術館での梅原龍三郎の展覧会です。アサヒメイトで半額の700円。

あべのハルカス美術館
あべのハルカス美術館
梅原龍三郎がずっと所有していたルノワールなどの作品や梅原龍三郎本人の作品などが展示されています。

三菱一号館美術館の企画らしいので、三菱一号館美術館持っている梅原龍三郎が持ってたのとは直接関係が無い作品も一部展示されています。

梅原龍三郎が著書に書いた文章の一部がいろいろ紹介されていてそれがなかなかおもしろかったです。

クラーナハ展 @国立国際美術館

今日は美術展を2箇所見てきました。まずは国立国際美術館でのクラーナハ展。

クラーナハ展
クラーナハ展
上の写真は顔の部分が外れるようになっていて顔を入れて記念撮影するために設置されています。この絵が首服されたばっかりでかなり綺麗です。私がウィーンに行ったときに見た記憶が無いので修復中だったんでしょうな。

クラーナハ(ルーカス・クラーナハ(父))はダビンチと同時代のルネサンス期のドイツの画家です。だいたい500年前に活躍した人です。

ってことで上の写真のユディトなど宗教画(ユディトは旧約聖書に載ってる)が多いのですが、風俗画もあったりしてなかなかおもしろいです。赤ちゃんがいろんなポーズを取ってる絵がおもしろかったな。

思ったより本人作の絵が多くて見応えありました。なかなかお奨め。4月16日までです。

ちなみに地下2階でも展覧会やってましたが、別料金だったので入れず。なかなか珍しい。