宝蔵寺 寺宝特別公開

今日は京都へ行って来ました。まずは宝蔵寺。2/5~8の4日間だけ寺宝公開されているので行ってきました。伊藤若冲の誕生日が旧暦の2月8日なのでそれに近い土日を挟む期間で公開しているようだ。

河原町通りの一本西の三条と四条の間と言う繁華街の中心地域にあります。近くの錦市場辺りで生まれ育った伊藤若冲ゆかりの寺として有名です。伊藤若冲の絵は2点所蔵していまして、伊藤若冲が家族のために建てたお墓とかがあったりします。

宝蔵寺
宝蔵寺
あまり人いないかなと思っていましたが結構盛況で、公開場所が狭いので整理券を渡されて本堂で10分ほど順番待ちをしました。

所蔵している伊藤若冲の絵の一つが髑髏図でこれがわりと有名。他には弟の絵や弟子の絵などが展示されていました。

ってことで次。

金銀の系譜 宗達・光琳・抱一をめぐる美の世界 @静嘉堂文庫美術館

次は世田谷にある静嘉堂文庫美術館へ。三菱財閥の岩﨑家所蔵品を展示する美術館です。国宝の曜変天目茶碗3つの内一つを持っているので有名。二子玉川から歩いて行きましたが、20分ほど掛かるのでバスで行く人が多いです。

リニューアルオープンと言うことと俵屋宗達の源氏物語関屋・澪標図屏風(国宝)と尾形光琳の住之江蒔絵硯箱(重文)の修復完了を記念した琳派の展覧会です。

静嘉堂文庫美術館
静嘉堂文庫美術館
展示室が小さいので30数点しか展示されていませんが、素晴らしい作品が多く見応えは十分。来て良かったです。

曜変天目茶碗も展示されていました。

23日までですが、行ける人は是非。

ってことで、二子玉川から羽田に行きましたが、東急を2回乗り換えて蒲田まで行き、蒲田からバスで羽田へ。不便ね。蒲田からのバスは30分以上掛かったし。でも目黒線とか初めて乗れたので良かったです。

で、今回も羽田で早めの便に変えてもらって17時半発の伊丹行きで帰阪。

特別展「始皇帝と大兵馬俑」@東京国立博物館

ってことで次は東博での兵馬俑展を見てきました。兵馬俑は1983年の大阪城博(この時が初来日だったはず)で見ていますので32年ぶりか。見たいって感じもありませんでしたが、奈良博のパスポートが使い切れるかどうか微妙な感じなのでとりあえず見てきました。

東京国立博物館
東京国立博物館
入場待ちはありませんでしたが大盛況。

展示の最後にはレプリカの記念撮影スポットが用意されていました。

兵馬俑(複製)
兵馬俑(複製)
ってことでいつものように総合展示(入れ替えしまくりの常設展)も見てきました。伊能忠敬の日本沿海輿地図が展示されていました。
日本沿海輿地図
日本沿海輿地図
柴田是真の屏風を見れたのが収穫。漆で絵を描くので有名な人ですが、こんな立派な屏風を残してたのね。
柴田是真 四季花鳥
柴田是真 四季花鳥
ってことで次。

プラド美術館展 @三菱一号館美術館

今回の遠征の最後は三菱一号館美術館のプラド美術館展。スペインのマドリードのプラド美術館からまとめて来日しています。

プラド美術館展
プラド美術館展
上の写真の右側の絵がヒエロニムス・ボスの絵で、ヒエロニムス・ボスの絵自体が来日することが今回が初だそうな。(追記 2016年にこの絵はボスの真筆では無いと判定されたらしい。ってことで初来日では無くなったってことか。プラドは真筆だと主張しているそうだけど。)

ってことで、さすがプラドという絵が多いです。ゴヤの絵がおもしろいのが多かったな。

関東に住んでいる人は是非行きましょう。

今回マイルでの東阪移動だったので、帰りは最終便を予約していましたが、見終わった後すぐに羽田に行き予約を変更してもらってサクッと帰阪。マイルだとこれができるので有効活用。

銀座「春画」展 @永井画廊

次は東銀座まで行きまして、永井画廊で開かれている銀座「春画」展を見てきました。

永井画廊
永井画廊
極小さいフロア3つ使っていましたが、3つめの最上階は物販がメインだったので実質2フロア。展示数はかなり少ないのでわざわざ見に来なくてもよかったかな。1000円は高いと思いましたですはい。でも1つめのフロアに展示されていた冊子になってる作品についてはiPadで全ページ見れるようになっていました。

2つめのフロアは複製品(画質を向上したリクリエイトと呼んでいる一連のあれ)でしたので撮影可でした。

ってことで次。

春画展 後期展示 @永青文庫

今日泊まりにしたのは美術展巡りです。

まずは春画展。京都でやるのわかってたんですが、最初に2回分買ってあったんで見ることに。オークションで捌けば良かったんでしょうがめんどくさくてほったらかしにしてたのよね。

10時半頃に着きまして、15分ほど並びました。待っている間係の人が永青文庫について説明してくれました。入口の毛筆の春画のもじは細川元総理が書いたものだそうな。

永青文庫
永青文庫
後期展示と言うことで前期とはがらっと変わっていましたが、前期の方がよかったかな。円山応挙も春画を描いてたのねぇ。図録買ったけどまだちゃんと見てなかった。

やはり大混雑で、照れ隠しか喋る人が普通の展覧会よりかなり多い感じでした。

近くに椿山荘があるのですが、敷地内の道の脇にも椿が植えられてます。で、椿って花がしおれる前にぼとっと落ちるって話は知っていましたが、歩いていると目の前でぼとっと落ちました。ああ、ほんまにこういう落ち方するんやと。

江戸川橋への帰り、鴨が道路にたたずんでいました。近くにカラスがいたので襲われてたのだろうか。

鴨
ってことで次。

国宝 一遍聖絵 @神奈川県立歴史博物館

次は馬車道駅まで行きまして、近くの神奈川県立歴史博物館へ。国宝の一遍聖絵が展示されている展覧会です。3箇所でやっていて3箇所回ると全巻見れたそうです。(このエントリが公開される頃には終わってます)

神奈川県立歴史博物館
神奈川県立歴史博物館
これはさっくり見ました。

ここは名前の通り歴史博物館なので常設展があります。で、宮川香山の作品も数点展示されています。そこだけ写真撮影不可でしたけど。

ってことで次。

眞葛ミュージアム

今日はBABYMETALのライブで関東遠征です。東阪往復はJALのマイル消費で。利用期間限定だけど、JALカード会員だと9500マイルで往復できるので、東阪で使ってももったいない感じはあまりありません。

ってことで、今日はいつもよりちょっと早く11時30分発ので羽田へ行き、京急でサクッと横浜へ。まずは一度行って来たかった眞葛ミュージアムへ。最寄りは神奈川駅っぽいけど横浜駅の北口からわりとすぐに来れました。

眞葛香山とも呼ばれている初代宮川香山の作品の内、山本博士って人のコレクションを展示しているごく小さな美術館です。土日だけ開いています。500円。

眞葛ミュージアム
眞葛ミュージアム
「没後100年 初代宮川香山 優品ベストセレクション展」と言うのをやっていました。

宮川香山は陶工で、彫刻のような超絶技巧と呼ばれる他に無い作品が多いので有名。ワタリガニのが一番有名で東博のが重要文化財です。

わりとびっしり展示されているので展示数は90点ほどありますが、小物も多いです。壁には写真撮影不可の絵が書かれていますが、撮影可に変えたそうで、撮り放題。

蛙細工戯画花瓶
蛙細工戯画花瓶
ってことでこれだけまとめて見たのは初めてなので良かったです。

ちなみに来年東京と大阪で没後100年記念の展覧会があります。今日見たのからも展示されるんじゃないかな。(田邊哲人って人のコレクションが中心だったので全く展示されませんでした。)

新発見の高麗青磁 -韓国水中考古学成果展 @東洋陶磁美術館

次は堺筋線に乗り北浜で降りて東洋陶磁美術館へ。

関西文化の日では特別展は無料にならない所が多いのですが、ここは無料です。わざわざ特別展のチケットの半券までくれます。そこまでせんでもええのに。

東洋陶磁美術館
東洋陶磁美術館
韓国で海から引き上げられた青磁を集めた展覧会をやっていました。

展示の最後の方は破片の横に立派な安宅コレクション(この美術館設立のきっかけになったコレクション)の完品が参考出品として置かれてるのが続くので、安宅コレクションが凄いって思わせる展示になってたのがちょっとおかしかったです。

レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展 @京都文化博物館

次は地下鉄で烏丸御池まで行きまして、京都文化博物館のレオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展 へ。

京都文化博物館
京都文化博物館
アンギアーリの戦いを描いたダビンチの壁画を元にした「タヴォラ・ドーリア」を東京富士美術館がイタリア(ウフィッツィ美術館)へ寄贈したのを記念した展覧会です。

イタリアへ寄贈した見返りか、ウフィッツィ美術館からも色々借りてきているので無理矢理開いた感じは全く無く、タヴォラ・ドーリア(ダビンチの壁画は未完成のまま半世紀ほどは存在していたそうな)の模写も色々展示されていてルーベンスによる模写とかも展示されています。ま、素描とかは国内所蔵のコピーも多かったけど。

美術展に滅多に来ない感じの人も多く、いつもの展覧会とは雰囲気がちょっと違っていましたが、東京富士美術館が創価学会系の美術館だからだろうか。