琳派誕生400年記念 琳派 -京(みやこ)を彩る @京都国立博物館

東山二条から202番のバスに乗り京博へ。琳派展です。

京都国立博物館
京都国立博物館
今まで特別展で使われていた本館は長期間の耐震工事に入ったそうで、今回から新館を使っています。なので常設展は無し。仏像の展示室だけそのまま仏像が展示されてますが。

昨日テレビ(美の巨人たち)でやっていた酒井抱一の夏秋草図屏風は見たことあったので今回風神雷神図屏風が3枚並ぶ機会を狙って今日にしましたが、こういう人がかなり多いようで長時間の入場待ちが発生しています。

3時半過ぎに着いたんだけど、90分待ちになっていました。今回twitterの混雑情報をチェックしてましたが、かなりいい加減な感じなので今日もそうかなと思ってたら当たりで40分も待たなかったと思う。

琳派の全貌(江戸時代だけですけど)がわかる感じの展覧会ですが、大型の作品はあまりありません。光琳の国宝の絵画2点は根津美術館で春に1ヶ月分展示されちゃったので今回は展示不能。

新館の展示室面積は3,587㎡あり、本館が2,070㎡なので仏像の展示室を除いてもかなり広くてこの手の展覧会としては最大級のボリュームだと思います。1時間40分くらい掛かりました。と言うことで見所はたくさんありますのでお奨めです。

遅めに行く方が行列に並ばなくて済みますが、時間が足りなくなる可能性があるので気をつけましょう。鳥獣戯画の時は鳥獣戯画を全員見終わるのを待ってくれてましたが、今回そういう状況にはならないので。

京都非公開文化財特別公開 信行寺

妙蓮寺から今出川駅までタクに乗りまして(1メーター)、そこから地下鉄で東山駅まで行きまして東山仁王門交差点の所にある信行寺へ。今回ここの若冲の天井画が初公開でかなり話題になっています

現地に着いたら結構な行列ができていました。

信行寺
信行寺
結局30分ほど待ちました。中で解説があるので約20分ごとの入れ替え制って感じになっていました。

曇っていたので暗くてごめんなさいねと住職がおっしゃっていました。

若冲ファンなら必見ですが、花の絵なのでこりゃ凄いって感じでも無いので見ないと気が済まない人はどうぞって感じ。ま、でも一度は公開しとこかって感じの公開らしいので今回最初で最後の可能性が高いです。普段あまり入口などを解放してなかったので絵の内の1枚が住職の目の前で亀裂が入ったらしい。

京都非公開文化財特別公開 妙蓮寺

東寺からタクに乗りまして堀川寺之内へ。2000円超えてちょっと痛い。ま、しゃあない。

妙蓮寺です。名前からも想像着くと思いますが日蓮宗の一派の本門法華宗のお寺です。

妙蓮寺
妙蓮寺
長谷川等伯(この人も日蓮宗の信者でした)一派の障壁画が公開されています。普段は収蔵庫にあるので予約しないと見れないそうな。重文です。上の写真にある絵以外にもあるので等伯好きなら見ときましょう。枯山水の庭も見れます。

では次。

春信一番! 写楽二番!フィラデルフィア美術館浮世絵名品展 @あべのハルカス美術館

次はハルカス美術館でのフィラデルフィア美術館所蔵の浮世絵の展覧会です。

ハルカス美術館
ハルカス美術館
タイトル通り鈴木春信の作品が比較的多いですが、現存するのがこれだけってのが2つほどあったり、写楽の大首絵が結構多かったり、広重の絵で初見のが結構あったりしてなかなか良かったです。この手の海外所蔵の浮世絵の
展覧会は状態のいい作品が結構多いのがよいですな。12/6まで。

唐画もん -武禅に閬苑、若冲も- @大阪歴史博物館

今日は美術展を2箇所見てきました。まずは大阪歴史博物館で今日から始まった「唐画(からえ)もん」と言う展覧会です。お隣のNHKではイベントをやっていたのでかなりの人出。

大阪歴史博物館
大阪歴史博物館
ドラえもんと掛けたんでしょうが、掛けずに「唐画」だけにした方が安っぽさがなくてよかったと思う。

江戸時代に大阪や京都で流行った中国絵画風の唐画(からえ)を主に描いた墨江武禅(すみのえぶぜん)と林閬苑(はやしろうえん)と言う人を中心にした展覧会です。

林閬苑って人の絵がかなり好印象でした。技術の高い絵があると思ったらユーモラスな絵もあったりで第二の若冲みたいな感じ。見に来て良かったな。墨江武禅と林閬苑の絵は大半が個人蔵なのでこういう機会はなかなかないかと。12/13まで。

何故か展示の最後に耳鳥斎の地獄図巻が展示してありました。いや、好きなんで嬉しいんだけどね。

ってことで、図録買っちゃいました。

第67回正倉院展 @奈良国立博物館

今日は奈良へ正倉院展を見てきました。

土曜より日曜の遅めの方が空いているので今日も4時半頃に到着。

奈良国立博物館
奈良国立博物館
入場待ちの行列ができていましたが、これは一旦バッファ的に貯めているだけのようで、5分ほどで入場。中は最近での正倉院展としてはかなりゆったり見れました。

今回の目玉は上の写真の真ん中の紫檀木画槽琵琶でしたが、ここ数年作られていた内部の行列はありません。これは助かるわ。あまり意味ないと思ってたし。

今年は点数が63点と少なく、使ってない展示ケースがあったりしたんでもう数点欲しかったところ。

展示品自体はわりと良かったです。古文書類は今年もいまいちでしたが、去年よりはおもしろかったかな。お経の誤字を赤字で訂正してあったりしたのがおもしろかった。

ということで、相変わらず他にはどこにも寄らずサクッと帰宅。

藤田美術館の至宝 国宝 曜変天目茶碗と日本の美 @サントリー美術館

次は六本木に移動しましてサントリー美術館。大阪の藤田美術館の所蔵品の展覧会です。下の写真にもありますが、国宝の曜変天目茶碗で有名。

サントリー美術館
サントリー美術館
藤田美術館は蔵を美術館にした小さな所なので今回のようなまとめて所蔵品を見ることができませんのでわりと貴重な機会です。

個人的には去年の開館60周年記念展で主要な国宝などはほぼ見ていたのでわざわざ来なくても良かったかなと言う感じですが、まとめて見る機会は大阪でも当分ないと思うので見たことない人はお奨めです。と言ってももうすぐ終了ですけれど。

東京国立博物館 常設展

次は東博。常設展だけ見に来ました。奈良博のパスポートを持ってるのでタダ。

今日は宮川香山のこれを見たかっただけ。

宮川香山 白磁観音立像
宮川香山 白磁観音立像
本館全体と東洋館の中国絵画の所だけ見ましたが1時間以上は掛かりました。

ってことで次。

マルモッタン・モネ美術館所蔵 モネ展 @東京都美術館

今日もBONNIEのイベントですが、まずは美術館巡りです。

東京都美術館で行われているモネ展。マルモッタン美術館の所蔵品のみの展覧会です。開場時間の9時半過ぎに着いたら既にえらい人出でした。

印象派の名前の由来となった「印象・日の出」が10/18(日)までの期間限定で展示されててこれが超目玉作品。

東京都美術館
東京都美術館
先に東博に行ってからにしようかとちょっと思いましたが、更に行列が長くなる可能性が高いのと、渋滞するような作品はなさそうなのでとりあえず並ぶことに。結局25分ほどで入場できて、出てきたときも行列は特に長くはなっていませんでしたが短くもなってませんでした。

内容ですが、マルモッタン美術館には行ったことがあるので印象日の出を見れた感慨は特になし。モネが持っていたとされるドラクロワの水彩画とかがなかなか良かったです。

印象・日の出を日本で見れる機会はそうそうないので印象派大好きなら見ときましょう。

ってことで次。

ウィーン美術史美術館所蔵 風景画の誕生 @Bunkamuraザ・ミュージアム

帰りは違うルートでってことで江戸川橋に戻らずに早稲田駅から渋谷へ。

次はBunkamuraでの展覧会です。タイトル通り。

Bunkamuraザ・ミュージアム
Bunkamuraザ・ミュージアム
風景画の誕生と言うことで、風景と共に描かれた宗教画が中心。

500~300年くらい前の古めのフランドル絵画が多く、この手の絵が好きな人にはお奨めです。美術史美術館が最大のコレクションであるピーテル・ブリューゲル(父)の1枚でも超目玉作品として話題になっていたかもしれませんが、目玉と呼べるものはありません。ちなみにヤン・ブリューゲル(父と子)の作品はあります。それに作者がヒエロニムスボスの模倣者となっている絵もあります。美術史美術館は一昨年に行きましたが、記憶にあった絵はありませんでした。実際見てない絵が多かったと思う。

と言うことで次。