唐画もん -武禅に閬苑、若冲も- @大阪歴史博物館

今日は美術展を2箇所見てきました。まずは大阪歴史博物館で今日から始まった「唐画(からえ)もん」と言う展覧会です。お隣のNHKではイベントをやっていたのでかなりの人出。

大阪歴史博物館
大阪歴史博物館
ドラえもんと掛けたんでしょうが、掛けずに「唐画」だけにした方が安っぽさがなくてよかったと思う。

江戸時代に大阪や京都で流行った中国絵画風の唐画(からえ)を主に描いた墨江武禅(すみのえぶぜん)と林閬苑(はやしろうえん)と言う人を中心にした展覧会です。

林閬苑って人の絵がかなり好印象でした。技術の高い絵があると思ったらユーモラスな絵もあったりで第二の若冲みたいな感じ。見に来て良かったな。墨江武禅と林閬苑の絵は大半が個人蔵なのでこういう機会はなかなかないかと。12/13まで。

何故か展示の最後に耳鳥斎の地獄図巻が展示してありました。いや、好きなんで嬉しいんだけどね。

ってことで、図録買っちゃいました。

第67回正倉院展 @奈良国立博物館

今日は奈良へ正倉院展を見てきました。

土曜より日曜の遅めの方が空いているので今日も4時半頃に到着。

奈良国立博物館
奈良国立博物館
入場待ちの行列ができていましたが、これは一旦バッファ的に貯めているだけのようで、5分ほどで入場。中は最近での正倉院展としてはかなりゆったり見れました。

今回の目玉は上の写真の真ん中の紫檀木画槽琵琶でしたが、ここ数年作られていた内部の行列はありません。これは助かるわ。あまり意味ないと思ってたし。

今年は点数が63点と少なく、使ってない展示ケースがあったりしたんでもう数点欲しかったところ。

展示品自体はわりと良かったです。古文書類は今年もいまいちでしたが、去年よりはおもしろかったかな。お経の誤字を赤字で訂正してあったりしたのがおもしろかった。

ということで、相変わらず他にはどこにも寄らずサクッと帰宅。

藤田美術館の至宝 国宝 曜変天目茶碗と日本の美 @サントリー美術館

次は六本木に移動しましてサントリー美術館。大阪の藤田美術館の所蔵品の展覧会です。下の写真にもありますが、国宝の曜変天目茶碗で有名。

サントリー美術館
サントリー美術館
藤田美術館は蔵を美術館にした小さな所なので今回のようなまとめて所蔵品を見ることができませんのでわりと貴重な機会です。

個人的には去年の開館60周年記念展で主要な国宝などはほぼ見ていたのでわざわざ来なくても良かったかなと言う感じですが、まとめて見る機会は大阪でも当分ないと思うので見たことない人はお奨めです。と言ってももうすぐ終了ですけれど。

東京国立博物館 常設展

次は東博。常設展だけ見に来ました。奈良博のパスポートを持ってるのでタダ。

今日は宮川香山のこれを見たかっただけ。

宮川香山 白磁観音立像
宮川香山 白磁観音立像
本館全体と東洋館の中国絵画の所だけ見ましたが1時間以上は掛かりました。

ってことで次。

マルモッタン・モネ美術館所蔵 モネ展 @東京都美術館

今日もBONNIEのイベントですが、まずは美術館巡りです。

東京都美術館で行われているモネ展。マルモッタン美術館の所蔵品のみの展覧会です。開場時間の9時半過ぎに着いたら既にえらい人出でした。

印象派の名前の由来となった「印象・日の出」が10/18(日)までの期間限定で展示されててこれが超目玉作品。

東京都美術館
東京都美術館
先に東博に行ってからにしようかとちょっと思いましたが、更に行列が長くなる可能性が高いのと、渋滞するような作品はなさそうなのでとりあえず並ぶことに。結局25分ほどで入場できて、出てきたときも行列は特に長くはなっていませんでしたが短くもなってませんでした。

内容ですが、マルモッタン美術館には行ったことがあるので印象日の出を見れた感慨は特になし。モネが持っていたとされるドラクロワの水彩画とかがなかなか良かったです。

印象・日の出を日本で見れる機会はそうそうないので印象派大好きなら見ときましょう。

ってことで次。

ウィーン美術史美術館所蔵 風景画の誕生 @Bunkamuraザ・ミュージアム

帰りは違うルートでってことで江戸川橋に戻らずに早稲田駅から渋谷へ。

次はBunkamuraでの展覧会です。タイトル通り。

Bunkamuraザ・ミュージアム
Bunkamuraザ・ミュージアム
風景画の誕生と言うことで、風景と共に描かれた宗教画が中心。

500~300年くらい前の古めのフランドル絵画が多く、この手の絵が好きな人にはお奨めです。美術史美術館が最大のコレクションであるピーテル・ブリューゲル(父)の1枚でも超目玉作品として話題になっていたかもしれませんが、目玉と呼べるものはありません。ちなみにヤン・ブリューゲル(父と子)の作品はあります。それに作者がヒエロニムスボスの模倣者となっている絵もあります。美術史美術館は一昨年に行きましたが、記憶にあった絵はありませんでした。実際見てない絵が多かったと思う。

と言うことで次。

SHUNGA 春画展 前期展示 @永青文庫

今日明日とBONNIE PINKのデビュー20周年記念イベントで上京です。先週前半に体調崩しかけて「風邪か?」と思ったけど何とか大丈夫でした。

ちゃっちゃと準備して11時30分発の飛行機に乗るために10時15分上本町発のバスに乗ろうとして乗り場に行って掲示を見ると50分掛かるとのこと。マジっすか。ちなみに普段だと25分くらいで着くのでかなり酷い状態。

1時間くらいなら何とか間に合うのでちょっと悩んだけど乗っちゃいました。乗ってる間は渋滞情報とにらめっこしながらかなりビクビクで、バスは途中阪神高速から下道に降りたりして何とか47分くらいで空港到着。よかった。

ってことで、ラウンジで水分補給だけして搭乗。遅れなく羽田に着陸。まずは最初の目的地である永青文庫に行くために江戸川橋へ。ここは前職の会社に勤め始めた頃に会社があった場所で、転職後しばらくここに通っていました。

通ってた頃にもあった渦巻きビル。懐かしー。

渦巻きビル@江戸川橋
渦巻きビル@江戸川橋
ってことで永青文庫着。日本初の春画単独の展覧会が19日から始まっています。昨年大英博物館で開催された後、日本では20以上の美術館博物館から断られ続けたそうで、ようやく永青文庫で開催となりました。
永青文庫
永青文庫
14時頃に着いたんですが、行列出来てなくて一安心。で、中に入ると凄い人で、部分的に冷房の効きが悪くてかなり暑かったです。

展覧会をするには明らかに容量が小さすぎでして、展示もかなり詰め詰めで上下2段になっているので流れが異様に遅いかぶりつきを避けて後ろから見ようとすると下の段は覗き込む必要があってかなり見にくい。ってことで暑いわ狭いわ人だらけだわで30分ほどで出てきました。ま、全部見たけどね。ほぼ全部に解説文がありましたがきっちりは読まず。

作品ですが、結合部分がしっかり描かれてるのがほとんどですが、えげつないのはあまりなかったです。初の展覧会と言うことで抑えめなんだそうな。北斎の有名なタコの絵はありましたが。

で、図録を買って(600ページ以上あってめちゃ分厚い。4000円ですがお買い得。)入口に戻ると行列ができていて20分待ちになっていました。しかし、開催3日目で行列ができるとは。後期展示も見ようと思うんだけど、行くのは12月なんだよね。

ちなみに2月から細見美術館に巡回するそうな。

ってことで次。

画鬼・暁斎—KYOSAI @三菱一号館美術館

今日は有休をもらいましてライブで遠征です。

いつもより1時間遅い12時30分伊丹発の飛行機で羽田へ。で、ライブ会場ではグッズ買うのに並んでいるようですが、体力温存のため買えなかったらしゃあないと言うことでまずは美術展を見ることに。

三菱一号館美術館での河鍋暁斎(かわなべきょうさい)の展覧会です。

三菱一号館美術館
三菱一号館美術館
河鍋暁斎は幕末から明治にかけて活躍した画家で、バラエティーに富んだいろんなタイプの絵を描いたので有名だそうな。今までは展覧会でちょくちょく見かける程度で詳しくは知りませんでしたが、絵の技術力の高さが凄い。国芳の弟子だったこともありユーモアのある絵も多くて楽しいです。春画のコーナーもあります。ここだけ18禁なので若い人は親の同伴が必要。

秋には永青文庫でようやく春画展が開かれますが、ここや森美術館の会田誠みたいに18禁コーナー設けるのはOKなのになんで春画展はダメだったんだろうか。

弟子のコンドル(鹿鳴館や三菱一号館を設計した英国人建築家)の展示もいくつかあります。

多作だったらしいので今回だけでは全貌は全然わからないんでしょうが、なかなかおもしろかったのでお奨めです。

白鳳 @奈良国立博物館

今日は奈良博に行ってきました。白鳳期の仏像などを集めた展覧会です。今日から9月23日まで。どんどん暑くなるのでさっさと行っとこうってことで今日行ってきました。

白鳳期は飛鳥時代の後半の大化の改新から奈良時代の前の時期のことだそうな。

奈良国立博物館
奈良国立博物館
国宝仏など見たことあるのが結構多かったですが、白鳳期の仏像がこれだけまとめて見れる機会はそうそう無いと思うのでお奨めです。深大寺のは昔ほとんどこういうのに興味が無かった頃に仕事先の人に連れてって(外人を案内するのについてった)もらったときに見て以来で久々に見れてちょっと嬉しかったり。

小さい金銅仏などは顔が大きめのちょっとアンバランスでコミカルな感じのが多いですが、さらに極端に顔が大きい仏像があってかなりおもしろかったです。

ってことで暑かったのでこれだけ見て帰還。

ルーブル美術館展&マグリット展 @京都市美術館

今日は京都へ。いつもよりちょっと早めに家を出まして、京都市美術館へ。

ルーブル美術館展とマグリット展をまとめて見てきました。

京都市美術館
京都市美術館
どっちも東京で見ていますが、マグリット展では東京で展示されてなかった「ピレネーの城」を見ておこうってことで。これはイスラエルの美術館のもので現地に行く予定が全く無いので。ちなみに上の写真でも使われているように今回のチラシなどに使われているほどの代表作です。これ見るために東京などからこっちに来る人も結構いるようで。

ルーブル美術館展は特に変わりは無いのですが、ブリューゲルをもう一回見ときたいなってことで。

マグリット展は昨日から始まったばかりなのでさほどでもなかったのですが、ルーブル展は関西で見た美術展ではトップクラスの混雑ぶり。でもなぜか目玉のフェルメールはわりと楽に見れていましたが。

ってことで、どちらも既に見ていたこともありサクッと見終わりました。