ボイマンスファンベーニンゲン美術館

ってことで、スヘルトーヘンボスを後にして、ユトレヒト経由でロッテルダムにやってきました。

ロッテルダム中央駅。めちゃ立派。

ロッテルダム中央駅
ロッテルダム中央駅
オランダはこういう奇抜なデザインの建物が多いです。
ロッテルダムのビル
ロッテルダムのビル
ってことで、ここでの唯一の訪問先、ボイマンスファンベーニンゲン美術館(Museum Boijmans Van Beuningen)にやってきました。駅から徒歩で20分弱って感じ。
ボイマンスファンベーニンゲン美術館
ボイマンスファンベーニンゲン美術館
ここにはヒエロニムス・ボスの作品があるのですが、月曜に見た特別展で展示されていますので今はお留守。と言うことで主目的はピーテル・ブリューゲル(父)です。
ピーテル・ブリューゲル(父)「バベルの塔」
ピーテル・ブリューゲル(父)「バベルの塔」
バベルの塔はウィーンの美術史美術館に展示されている方が有名ですが。こっちはウィーンのよりだいぶ小さいのですがめちゃめちゃ細かい。素晴らしい。

ここはこれ以外にも現代アートまで色々展示されていまして有名画家の作品が大量に展示されていまして凄いです。

印象派を集めた部屋
印象派を集めた部屋
ダリの作品が結構多かったな。10点ほどのミニ企画展もやってました。
ダリのミニ企画展
ダリのミニ企画展
現代アートではこんなのが。ピエロ達が今にも動き出しそうで面白かったです。
現代アート展示
現代アート展示
14時20分頃に着きまして、1時間20分くらいいました。普通に見るなら2時間は必要かな。

ってことで次行きます。

ヒエロニムス・ボス アートセンター

次はまたスヘルトーヘンボスに来てしまいました。ヒエロニムス・ボス アートセンターのリベンジで再訪。

ってことで駅から徒歩でやってきました。15分ほど。北ブラバント美術館からだと10分掛からないくらいじゃないかな。来る前は新しい建物なのかと思っていたんですが、古い教会を再利用しています。

表には快楽の園に描かれている噴水のオブジェが置かれています。

ヒエロニムス・ボス アートセンター
ヒエロニムス・ボス アートセンター
入場受付が老夫婦って感じの男女でした。

で、ここはミュージアムカードは使えませんでして、これは事前に知っていたのですがカードは使えるようだったのですがVISAはダメとのこと。横に並んでいた客のおばちゃんがVISAは手数料が高いんですってと言っていました。これも微妙に痛い。今回、長距離移動が多いのでOV-Chipkaartにチャージしまくりなんですが、現金をどどっと使っちゃったのが失敗だったかも。

と言うことで現金7ユーロ支払いました。おじいさんが色々説明してくれましたが何とか把握。裏に絵が書いてある祭壇画とかは自由に開け閉めしてくださって結構とか何とか。

内部はこんな感じ。

ヒエロニムス・ボス アートセンター内部
ヒエロニムス・ボス アートセンター内部
ここにはヒエロニムス・ボスの真作は一つもありませんが、真作と判明している(その後ちょっと真贋の判定でごちゃついていますが)全作品のコピーが同サイズで再現されており、全貌が把握できます。特別展でやっていたようにルーブルの愚者の船も切られる前の状態を再現。で、更にこっちは自分で開閉できるようになっているので祭壇画の元の状態を再現した形になってます。でも特別展の方では愚者の船の切り離された繋がりがよくわかったんですが、こっちは繋がってるようには見えません。ルーブルの方は額で隠れてる部分が結構あるんでしょうな。

当然というか写真撮り放題。他には上の写真見るとわかるようにヒエロニムス・ボスの絵に描かれている奇っ怪なモンスターなどのオブジェが数多く吊られてたり置かれてたり。それと、関連企画的な現代作品も展示されています。

基本は1階だけ見ればいいようになっていて、塔をエレベータで上れて、それぞれの階でもインスピレーション作品を展示していますがさらっと見るだけで十分かと。1階上のパイプオルガンのところには↓これがあるのでファンは見ときましょう。

「快楽の園」の「地獄」に描かれている有名なキャラ
「快楽の園」の「地獄」に描かれている有名なキャラ
ということで、全作品の本とかを買う必要が無くなるくらい写真撮りまくりました。月曜に見た特別展は撮影禁止だったのでこっちで補完できますのでこちらも必須かと(ここだけ見るためにスヘルトーヘンボスに来るのはよっぽどのファン以外にはお奨めしません)。大満足です。1時間15分ほどいました。ヒエロニムス・ボスの作品は細かいので特別展で展示されてない作品をじっくり見てるともっと掛かるかな。

クレラーミュラー美術館

次にクレラーミュラー美術館へ行って来ました。(先に書いときますが、アムステルダム中央駅から2時間くらいで着きました。)

行き方ですが、ますは行きのスケジュール。Ede-Wageningen発のバスは1時間に1本とかなので大体1時間毎に同じ感じで移動できると思います。と言うことでバスに乗り遅れるとその時点で1時間後ろにずれることになります。(GoogleMapのルート検索でバスを含む乗り継ぎの確認が可能ですので最新情報の確認をしておきましょう。)

トラムでアムステルダム中央駅にまず行きまして、そこから12:38発マーストリヒト行きに乗り、ユトレヒトに13:06着で向かいのホームに止まっていた2分後発のMijmegen行きに乗って13:32着のEde-Wageningenで降りました。ここは改札が無くタッチ機が置いてありました。

で、バス乗り場「G」に行き、10分後の13:42発の108番(Apeldoom行き)に乗りまして、Otterlo, Rotondeで降ります。すると後ろに乗り換えのバス106番(Hoenderloo行き)がくっついて止まっていたのでそれに乗り換えました。

公園入口でバスの運ちゃんに「降りてチケットを買ってください」と言われました。買ったら戻ってきてねと。美術館自体はミュージアムカード対象なのですが、公園の入場料は別。これはサイトにも書いてありましたがこの時点では把握できてませんでした。

で、窓口で買いました。公園の入場料は9.15ユーロらしいんだけどミュージアムカード(ヨーロッパ在住以外の人は2018/7から見放題ではないので注意)を持ってる人の割引があるらしく4割引で5.5ユーロですみました。

ここで、微妙なトラブルが。私が最後に並んだんだけど、買ってる内にバスが行ってしまってました。マジっすか。美術館までかなりの距離がありそうなんですけども(車道だと2.2kmほど)。

でもどうしようもないのでとぼとぼ歩こうとすると、左前方にチャリが大量に置かれてるではないですか。しかも全部同じチャリ。係員とかはいないし。これは勝手に乗っていいに違いないと言うことで借りて乗っていきました。電動アシスト付きでした。で、10分くらいで美術館到着。直前でどこ走っていいかわからなくなったけどなんとか辿り着きました。

しかしむかつくわぁ。チャリで来れたのでそれはまあ楽しかったんだけど、バスのOV-Chipkaartのチェックアウトできてないがな。どれくらい損したんだろ?ま、よくあることらしいけど(バスだと乗るときに4ユーロ課金されてるのでチェックアウト忘れると差額が戻ってこないらしい)。ということで、公園入口からのチャリでの移動はお奨めです。

ってことで美術館着。14:30頃ですのでアムステルダム中央駅出てから2時間弱ですね。

クレラーミュラー美術館
クレラーミュラー美術館
ここはゴッホの絵画を油彩だけで90点持っているので有名な美術館で、1900年初頭を中心に活躍した画家の作品を多く所蔵しています。来るのがめっこうめんどくさいですが、せっかくオランダに来たので見とかねばと言うことで。現地ツアーで来る人も多いようです。

ってことで今回見れて一番嬉しかったのがルドンのこれ。

オディロン・ルドン,『キュクロープス』
オディロン・ルドン,『キュクロープス』
ルドンだけで20作品くらい展示されていました。素晴らしい。

右のピエロの絵はルノアールの作品です。

ルノアールとゴーギャンの絵
ルノアールとゴーギャンの絵
ゴッホの絵は全部で40点くらいでしょうか。
ゴッホギャラリー
ゴッホギャラリー
外には現代彫刻が多く展示されていますが、あまり興味ないのとかなりの広範囲に点在しているのでしんどいので割愛。
屋外の現代彫刻
屋外の現代彫刻
他にも企画展示とかやってました。

結局1時間半ほどいました。もっとゆっくりしても良かったんだけど。と言っても17時閉館ですが。今回、展示室の内3つが閉鎖されていたので全貌はわかりません。モンドリアンとかは閉鎖されてた部屋に展示されていたそうですが、今日は別の部屋に移動して展示されていました。

ってことで美術館近くのバス停の場所を聞いて(案内パンフに書いてありましたが)、バス停に向かいました。時間確認してなかったんだけど、15分後くらいにちょうど来るようだったんで待ちました。

バスの時刻表はこんな感じ。3時4時5時台は平日だと30分ごとにあります。土日だと時間に1本なのかな。

クレラーミュラー美術館近くの106番オッテルロ-行きのバス停の時刻表
クレラーミュラー美術館近くの106番オッテルロ-行きのバス停の時刻表
ここでバスに乗れれば108番のバスの連絡とアムステルダム方面のインターシティの連絡もスムーズです。

ってことで行きはあまり移動中の写真撮れなかったのでここでまとめて。

移動に使ったバス
移動に使ったバス
Ede-Wageningen駅
Ede-Wageningen駅
同じホームに2つの列車が止まってることがよくあります。行き先間違えないように気をつける必要があります。
Ede-Wageningen駅
Ede-Wageningen駅
アヤックス本拠のある駅で地下鉄に乗り換えました。かっこいい駅です。
Amsterdam Bijlmer ArenA
Amsterdam Bijlmer ArenA
また飾り窓地区辺りにやってきました。アムステルダムではいかにも歪んでたり傾いてたりする建物が目について気になります。干拓地なので地盤沈下が多いそうな。
傾いてる建物
傾いてる建物
昨日探してたエリアはやはりニアミスしてたようで、うろついてたすぐ近くにありましたが、結局いい感じの店はなくどこにも入らず。歩いていると突然あられが。
霰
中央駅近くのレストランが集まってるような場所をうろうろしてたのですが、疲れていたのに無理矢理道路を横断してしまって自転車とぶつかり、相手の自転車のライトを壊してしまいました。100%私が悪いので10ユーロ手渡しました。10ユーロでありがとうとまで言われてしまいました。恐縮です。

ってことで、ようやく晩飯を食うことに。

アムステルダム国立美術館

今日は3時頃に目覚めました。5時間ほどしか寝てませんが、何故かわりとスッキリ。昨日の低音のノイズは今日はありませんでした。なんだったんだ。

ちなみに昨日も朝方ちょっと雨に降られましたが傘を差すこともなく1日過ごせました。

で、今日はまずアムステルダム国立美術館に行くことにしました。ここも9時開館なので。

ホテルから近いので歩いて行きます。朝の通勤風景。チャリ専用の道をバンバン走っています。ここをバイクが走ったりするからちょっと怖い。

アムステルダムの朝
アムステルダムの朝
ってことで着。ここは有名な記念撮影ポイントです。後ろが美術館。
アムステルダム国立美術館
アムステルダム国立美術館
ここもミュージアムカード対象で、入場口でカードをスキャンしてもらえるのでチケット売り場には並ぶ必要はありません。クロークに鞄は預けましたが(預けるのに有料な所は一つもありませんでした)。

ってことで5ユーロでオーディオガイドを借りました。ケースの中にiPodタッチっぽいのが中に入ってる感じ。ガイドツアー90分ってのがありましたが、とりあえず有名所を説明していくって感じのようで、すぐに番号の直接入力の方に変えました。(後で知ったんだけど、Wifiも無料でガイドと全く同じスマホのアプリがタダで使えましたので5ユーロ無駄にしましたが、まあええか。)

まずはメインホールの有名絵画が集まってるところへ。

フランス・ハルス大好きです。

フランス・ハルス「陽気な酒飲み」
フランス・ハルス「陽気な酒飲み」
朝一だからかフェルメールの展示場所も混雑しておらずじっくり鑑賞。すばらしい。
フェルメールの展示場所
フェルメールの展示場所
4枚あったはずだけど1枚は貸し出しているのだろうか(これは後述)。

世界三大絵画の一つと言われるレンブラントの「夜警」。ちなみに世界三大絵画ですが、ベラスケスのラスメニーナスが確実に含まれるのですが、残りの2枚はモナリザとエルグレコの「オルガス伯の埋葬」が入ったり入らなかったり。いっそ4大絵画でいいじゃないかと思いますはい。

レンブラント「夜警」
レンブラント「夜警」
ってことでこのメインのホールだけで既に1時間経過。

この美術館は大きく3フロアあり、一番上がメインでその下2層は時代に分けた展示がされています。下2層は博物館的な感じ強いです。なのでじっくり見るのは一番上の階だけで良いかと。で、下層階にゴヤの絵のある部屋とゴッホの絵がある部屋がそれぞれあるのでそこは見て後はざっくりでOKなんじゃないかと。16世紀頃の宗教画が多くある部屋やオランダ絵画の小部屋が続くところは個人的には良かったですが。

今回とりあえず隅々までは覗いとこうと決意しまして、順番に巡っていきました。

最後に行ったアジアの展示室が本館に隣接している別の建物の中にあり、そこでは企画展用になっていて2つほどの企画展をやっていました。小規模ですけども。

で、更に別の企画展示が。ここにフェルメールの残りの1枚「小路」が展示されていました。

フェルメール「小路」
フェルメール「小路」
詳細はこのリンク先を見てください。ここは今回ほんとの最後に入った部屋でした。マジで見逃すところだったわ。見ないで帰っちゃう人いっぱいいるんだろうな。ってことで途中ですれ違った日本人の若者達に教えてあげたりしました。

ここには結果的に3時間いました。じっくり見たけりゃ更に3時間くらいは余裕で掛かるでしょう。

次の移動があったのでクロークに向かうと行列ができていて焦りましたが5分ほどで受け取れました。よかった。

ここについては写真撮影可で撮りまくりだったので帰国後にもうちょっと詳細に書くかも。

没後500年記念 ヒエロニムス・ボス展 @北ブラバント博物館

2016年7月にプラドの方にも行きました

と言うことで北ブラバント博物館(Het Noordbrabants Museum)に到着。予約の10分前の12時50分頃でした。

北ブラバント博物館
北ブラバント博物館
ヒエロニムス・ボスの没後500年を記念してヒエロニムス・ボスの生まれたここスヘルトーヘンボスで2月13日から5月8日まで行われている史上最大の回顧展です。今後も私が生きている間はなさそうな感じ。2年ほど前にこれをやると知ってから絶対見ると心に誓って詳細が発表されるまでいろいろチェックしていました。

ネットでの事前予約が必要(当日分も若干用意されているようですが、出てきたときには売り切れていました)で、私は色々考えて月曜の1時を選択。これが大きなミス。開館時を予約しとくべきだった。英語なので大して難しくはなく(「購入サイトへのリンク」クレカはビザかマスターが必要。料金は22ユーロですがミュージアムカード(追記:この記事を書いた当時は回数無制限でした。)を買うの前提であればそっちを選ぶことで割引になって10ユーロです。入場時にチケットとミュージアムカードを同時に提示することになると思うので、ミュージアムカードは現地購入で大丈夫かと)、チケットはメールでpdfのチケットが届きますのでそれを予め印刷して持っていくことになります。私はミュージアムカードを使えるの知らなくて22ユーロで買っちゃってました。ま、この辺まで調べ上げるのはなかなか難しいよね。

写真の右のゲートで印刷してあったチケットを見せて入場。バーコードを読まれます。1時になっていませんでしたが、時間のチェックまではしてなかったようですが、バーコードにどういう情報が入って何をチェックしてったのかは不明。

で、早速入場。

内容はもう素晴らしいの一言。ファンなら絶対に見るべき。と言っても来るの大変ですけども。

ヒエロニムス・ボスの油絵20点(2枚一組のをまとめると18点)、素描18点(以上、小冊子見て手で数えたので多少違うかも)が集められています。現存する油彩は25点とか30点とか(最近1個追加されてそれは展示されています)と言われているのでほぼ目一杯集められています。私がブルージュで見れなかった「最後の審判」も展示されています。リベンジ果たせました。

ルーブルが唯一所蔵している「愚者の船」がなんと元の絵から切断して分割されたもので、下の部分がエール大学アートギャラリー所蔵の「快楽と大食の寓意」になっていて、今回くっつけて展示されています。これは今回しか絶対見れません。

ほかにも元々一つの祭壇の一部だった2枚の絵(所蔵が別組織)を祭壇の彫刻とかと一緒に展示しているのもあります。

フォロワーによる似た感じの絵などもかなりたくさん展示。これもなかなか面白い。

作品は世界中回ればこれからも何とか見れるのがほとんどだと思いますが、私がブルージュで遭遇したように展示されてないこともあったりするし、素描とかはなかなか公開されないと思うし、大チャンスだと思います。

ってことで来てない油彩作品ですが

・プラドの「祭壇画 干し草車(裏が放蕩息子)」以外(ちなみに「快楽の園」は同時代の模写が展示されています。有名な地獄のパネル部分は展示されて無いのですけど)
・ゲント美術館の「十字架を担うキリスト」
・リスボンの「聖アントニウスの誘惑」
・ウィーン芸術アカデミーの「最後の審判」

など。他にもあったらまた更新します。

まとめ。

・クロークに預けるのは必須で、コートなどの大きな上着も強制的に預けされられます。無料ですが。
・クロークにはチケットは預けてしまわないようにしましょう。直前のゲートのところでチェックされます。
・クロークを出た後すぐにオーディオガイドの行列に並びそうになりますが、日本語がないので不要な人はオーディアガイドの列には並ぶ必要がありません。
・予約が13:00~14:00でしたが、1時間で見終わるはずもないので気になっていましたが、結局この間に直前の入場チェックをすれば良いと言うことが判明。入っちゃえばずっといても追い出されません。
・展示リストの冊子がタダでもらえまして、小物など番号だけしか書いてない作品はこっちで確認する必要があります。英語版あり。
・細かい書き込みの作品がやたら多いのでペンタックスパピリオ大活躍。
・結局2時間半くらいいました。
・平日でしたが大盛況。やはり年齢層は高かったですが。
・人だかりになっている作品が多いですが、係員はコントロールしてないのでじっくり見るのは可能。
・当日券は売り切れていましたので予約は必須と考えた方が良いです。
・図録は英語版があったので買っちゃいました。税金込みで25ユーロちょっと。

ということで大満足です。来て良かった。

で、この町にはヒエロニムス・ボス アートセンターってのがあるのですが、行こうとしたらGoogleMapが今日休みやでと教えてくれました。月曜休館。がーん。こっちも調べて月曜に決めたはずなんやけどなぁヒエロニムス・ボスの真作自体はないのですが、せっかく来たんだからと言うことで後日再訪を決意。

そうそう、今年プラドでも展覧会があるようですが(このブログが詳しい)、何が見れるんだろう(プラドのは当然として、リスボンの聖アントニウスの誘惑が見れるっぽい。)。行きたいけど厳しいかなぁ。

ファンゴッホ美術館

今日も夜中1時台に目覚めてしまいました。断続的に低周波のノイズが耳に入ってきて気になって二度寝はできず。出かけるまでずっと鳴っていました。昨日は気づかなかったんだけども。

日本じゃ朝9時台なので大して生活のリズムが変わっていません。このブログ書く時間ができてるのでこのままでいいかな。ブログ以外にもスケジュール考えたり調べ物したりしてると時間がどんどん過ぎていきます。

ってことで今日は午後1時にヒエロニムス・ボス展の予約をしてあったので、その前にゴッホ美術館に行くことにしました。ゴッホ美術館とアムステルダム国立美術館だけ朝9時からやってるので有効に使わないといけません。開館時間が10時~17時ってところが多いのでだらだらしてると行きたいところに全然行けないことに。

ゴッホ美術館はミュージアムカード対象ですが、混んでるのでミュージアムカードを持っていてもネットで時間予約できます。ミュージアムカードは予約時には不要ですので予約を旅行出発前にしておくこともできます。ネット購入時にミュージアムカードを指定すると請求が0ユーロになります。pdfのオンラインチケットがメールで届くので入場時にバーコード部分をスマホで提示します。ミュージアムカードもスキャンされるので一緒に提示しましょう。ってことで私は5ユーロのオーディオガイドを一緒に予約しました。日本語も当然あります。ミュージアムカードは現地に着いたらここに来る前に入手しておく必要があります。せっかく予約したのにここでミュージアムカードを買うのに並んでいたら意味がないんで。

ホテルから近いので徒歩で開館10分ほど前に着きました。

これが本館で、

ファン・ゴッホ美術館
ファンゴッホ美術館
入場口はこっちになります。こっちの建物も企画展とかのスペースがあります。
ファンゴッホ美術館入場口
ファンゴッホ美術館入場口
て、雨だったので出足は悪く、チケット持っていたので全く並ばずに3番目に入場。オンラインチケットを見せたのですが、引き留められ、ミュージアムカード持ってる?と聞かれたので提示。そりゃスキャンしないとタダで入場できてしまうわな。

ここはその名の通りゴッホの作品を集めた美術館で、多くがゴッホの作品です。ゴッホの有名作品も数多く展示。ゴッホ以外にもゴーギャンの有名な絵などもあります。素晴らしい。ゴッホ好きなら必見です。

内部は撮影禁止で、記念撮影用のスポットはありますが、作品は撮れません。

オーディオガイドは急いでいる人用とゆっくり鑑賞用の二通り用意されていて最初に選べます。私はとりあえずゆっくり鑑賞用にしました。全部きっちり聴いて鑑賞して2時間くらいは必要かと。

で、企画展もやっていまして、詳細は不明ですが、これまた有名画家の作品がそれなりに展示されていました。ロートレックがかなり良かったな。この美術館所蔵のゴッホの絵も1枚展示されていました。個人所有のマネの絵とかもあったりしたのがよかったです。

ファンゴッホ美術館企画展入口
ファンゴッホ美術館企画展入口
こっちはオーディオガイドはありません。別料金は不要なのでこっちも見ときましょう。企画展とは無関係の素描の展示室含めて3フロアあります。大きい企画展ではないので30分くらい必要かなと。私はかなり駆け足になっちゃいました。

ってことで、ほぼ2時間滞在して11時過ぎに美術館を出ました。

アムステルダム市立美術館

次はアムステルダム市立美術館(Stedelijk Museum Amsterdam)。

トラムに乗るまでの途中、花市場を通過。チューリップに限らず花の球根や種、花そのものも売っている店が通りにずらっと並んでいます。こんなに集まって誰が買っていくんだろう。

花市場
花市場
ってことで途中からトラムに乗り、美術館到着。
アムステルダム市立美術館
アムステルダム市立美術館
こののっぺりした建物は本体ではありませんで、裏側にクラシックな本体がくっついています。

ここは近現代の美術館で、20世紀から以降の絵が集まっています。有名画家の絵もとても多くなかなか充実しています。

ここも当然ミュージアムカード対象で、チケット売り場に並ぶ必要は無くて入場口でバーコードを読んでもらうだけです。

ではめぼしいところを。作品タイトル書くのめんどくさいので割愛。

ピカソは一部屋使って展示。

ピカソの作品
ピカソの作品
モンドリアンは数点ありました。
モンドリアンの作品
モンドリアンの作品
ルドンは3点ありましたがどれもいい感じ。
ルドンの作品
ルドンの作品
シャガールの作品
シャガールの作品
セガンティーニの作品
セガンティーニの作品
ゴッホの作品
ゴッホの作品
現代美術の作品もありますが、知ってるのは3人くらいです。
ステラの作品
ステラの作品
リキテンシュタインの作品
リキテンシュタインの作品
ウォーホルの作品
ウォーホルの作品
あと、企画展でIZA GENZKENって人の作品がどっさり展示されていました。よくわかりませんでしたけど。
IZA GENZKENの作品
IZA GENZKENの作品
ってことで、かなり良かったです。個人的にはルドンとセガンティーニの作品を見れたのが嬉しかったな。

滞在時間は1時間20分くらいでしたが、絵を見るだけだと1時間くらいか。現代美術や企画展はちゃんと見てませんが。のっぺりした建物の方にも展示室はあるので丁寧に見るとめっちゃ時間かかると思います。

ってことで本日はこれにて終了。

レンブラントハウス

次はレンブラントハウス(Rembrandthuis)。レンブラントの工房があったところです。

入口は左の建物ですが、レンブラントハウス自体は右側の建物になります。

レンブラントハウス
レンブラントハウス
ここもミュージアムカード対象。チケット売り場でカードを提示しました。ここではオーディオガイドが無料で借りれまして、日本語もあります。借りました。

ルーベンスハウスにはルーベンスの絵が結構ありましたがここにはレンブラントの絵はほとんどなく、この1枚だけかな。

レンブラント作 エリエゼル・スワルミアス
レンブラント作 エリエゼル・スワルミアス
ほぼ全部の絵に番号が付いていてオーディオガイドで説明が聞けますが、全部聞いても疲れるだけなので気になるところだけでいいかもしれません。
レンブラントのアトリエ
レンブラントのアトリエ
入口になっている隣の建物が企画展示用に使われていて、企画展示は撮影禁止になっています。

オーディオガイドはちょこっとしか聞かなかったこともあり(部屋の説明はちゃんと聞きましたが)、40分も滞在してなかったも。

ってことで次。

タイラース美術館

次は来る予定ではなかったタイラース美術館へ。ミュージアムカード対象(追記:この記事を書いた当時は回数無制限)だしってことで。

入口がこんな感じでちょっとわかりにくいです。

タイラース美術館の入口
タイラース美術館の入口
外にはあまり人はいませんでしたが、中はかなりの盛況。ミュージアムカードのリーダーを持ったおじさんがいたのでその人にバーコードを読んでもらったので入場券売り場には並ばずに済みました。

オランダ最古の博物館だそうで、鉱物や化石、昔の電気実験のようなモノなど多種な展示内容。絵画もありますが油絵は有名画家の絵はありません。デッサン(リトグラフ?)でレンブラントの絵がありましたが、あると言われてたミケランジェロのは見当たらず。

タイラース美術館の内部
タイラース美術館の内部
ってことで、15分ほどでざっくり見て退散。

フランスハルス美術館

今回、日程的に余裕があるのかないのかがわからない状況です。行きたい場所はほぼピックアップ済みですが美術館一つでどれくらい時間が掛かるのかがわからないので。

今日は日曜と言うことで有名所は混んでるかなと思ってまずはお隣のハーレムにあるフランス・ハルス美術館へ。フランス・ハルス大好きなので見とかねばと。

まずはアムステルダム中央駅からInterCityに乗って二駅のハーレム(Haarlem)へ。

ハーレム駅
ハーレム駅
強風でチャリが倒れまくり。

ってことで歩ける距離なので美術館までは徒歩で。途中、大きな教会があったんですが、日曜お休みでした。有料なので(ミュージアムカードが使えないっぽくて2.5ユーロくらい)まぁええか。

ということで、到着。チケット売り場に並んでミュージアムカードを提示。

フランスハルス美術館
フランスハルス美術館
フランスハルスの絵はそんなには多くないですが、肖像画や集団肖像画がそれなりの数展示されています。写真撮影可。
The Innkeeper
The Innkeeper
フランス・ハルスの集団肖像画
フランス・ハルスの集団肖像画
他にも色々展示されています。良い時代のオランダ風俗画も多いです。フランスハルスが好きなら来て損はないと思います。滞在時間は40分ちょっとでした。わりとゆっくり見ても1時間もあれば回れるかと。