秋篠寺 大元帥明王立像

唐招提寺の前でタクシーに乗る。タクシーの運ちゃんも好きであっちこっち廻っているそうで移動中いろいろ話してくれました。

で、秋篠寺へ。年に今日6月6日だけ公開される大元帥明王(たいげんみょうおう)像を見るために来ました。

今年は1300年祭で11月に2週間ほど公開されるんだけど、その頃は他にもいろいろ見ないといけない気もするのでまとめて見てしまえってことで。

香水閣ってところにある井戸から湧く霊水と言われる水が飲めるようになっていたので1杯いただく。ここも普段は門が閉まっていて中に入ること自体も1年で今日だけなんだそうな。

秋篠寺香水閣
秋篠寺香水閣
井戸です。覗き込まなくても目の前まで水が湧いてます。青くなってますが、多分上の写真にある日よけのブルーシートに日光があたって透けてたからだと思います。
秋篠寺 香水閣の井戸
秋篠寺 香水閣の井戸
で、大元帥明王立像。
秋篠寺大元堂
秋篠寺大元堂
間近で見れました。蛇がネックレスやベルトのように体に巻き付いている六臂(腕が6本)の明王像です。すばらしい。秘仏なので彩色が裾の辺りに残ってます。

特別な日だからかかなり人が多かったです。

秋篠寺本堂
秋篠寺本堂
ってことで帰りはバスもほとんど待たずに乗れて、西大寺駅でも全く待たずに快急に乗れてさっくり帰宅。今日はほぼ完璧でしたな。

薬師寺&唐招提寺

で、近鉄を乗り継ぎ薬師寺へ。今年の終わり頃に8年の改修工事に入る国宝の東塔の初層が公開中ってことで。ま、秋まで公開中なので今日じゃなくても良かったのであるが、唐招提寺のついでで。

修学旅行生が大量にいてしゃれんらんほど人がいっぱいでした。凄すぎで、金堂と講堂は入らず。ま、何度も来てるしね。

薬師寺金堂 凄い人出
薬師寺金堂 凄い人出
東塔は15分ほど並んでから覗けました。仏像は一切置かれてないんだけど、彩色というか花の絵がまだ残っていてそれを見ることが出来ます。
薬師寺東塔初層開扉の行列
薬師寺東塔初層開扉の行列
ライブの準備がされてたようだけど、今日は
http://nara-yakushiji.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-3e36.html
こういうのが行われていたようだ。家に帰ってから知ったんだけど、ちょっと行ってみたかったかも。でもしんどいからやっぱ断念していたであろう。

ってことで、薬師寺の凄い人出に危機感を憶えながら500mほど北にある唐招提寺へ。
年にこの3日間だけ公開される御影堂に行ってきました。

去年修復が完了した金堂。ちゃんと見たのは初めてだな。ここもかなり人が多かったです。早めに来てたら洒落ならんくらいだったでしょうな。

唐招提寺金堂
唐招提寺金堂
やっぱ天平時代の仏像は良いねぇ。

ってことで特別公開中の御影堂(みえいどう)へ。西本願寺の御影堂は「ごえいどう」と言いますな。

3時くらいに行ったんだけど、待ち時間なしで入れました。が、それでも中は人でごった返し。
鑑真和上像は1年前に見たときは間近で見れましたが、まぁしゃあないですな。
東山魁夷の絵も去年見たけど、本来の場所で見る方がよいですな。

唐招提寺御影堂
唐招提寺御影堂

當麻寺(たいまでら 当麻寺)

今年の6月6日は良い天気でしたな。

ってことで、今日も奈良へ。来週にしようかなとも考えたんだけどまとめて行ってしまえと言うことでまずは東塔西塔の初層が初公開中の當麻寺へ。

当麻寺西塔
当麻寺西塔
当麻寺東塔
当麻寺東塔
こちらが本堂。と言っても金堂ではなくて、金堂は別にあります。
当麻寺本堂(曼荼羅堂)
当麻寺本堂(曼荼羅堂)
本堂の當麻曼荼羅が本尊なんだけど、金堂や講堂の仏像も貴重なのが多くて良いところですな。また来よう。

参道から当麻寺方面を臨む。
参道から当麻寺方面を臨む。
こういう景色を見ると、電柱を何とかしたい。電柱がなければ非常に良い景観になるのに。
観光立国というならば観光地の電柱を無くすのを早くやって欲しいもんだと思う。

帰りに駅前の有名な店で中将餅を買いました。あんこに隠れていますが草餅です。最小構成の2個入りで。駅のベンチで食いました。やっぱ作りたてはめっちゃうまいですな。

中将餅
中将餅

己高閣&世代閣

ってことで、渡岸寺観音堂から6kmほど離れた己高閣(ここうかく)&世代閣(よしろかく)へチャリで向かいました。これが向かい風きついのなんの。めっちゃ疲れました。

途中、猿発見。めっちゃいっぱいいました。私を見て逃げていきましたが。

お猿さん
お猿さん
ってことで30分以上掛かって到着。己高閣の写真は撮り損ねました。
世代閣
世代閣
己高閣と世代閣はどちらも廃寺となったお寺の仏像を安置する収蔵庫で、重要文化財がいくつかあり、なかなか見応えあります。奈良以外では珍しい木心乾漆の十二神将像とか、魚の入った篭を手に持つ「魚藍観音」とか珍しい仏像もありーので。客は私以外に二組ほどいたようだけど、中にいた客は私一人。応対してくれた係員さんと世間話をしつつ拝観。録音された女性の声で解説もしてくれます。

敷地は与志漏(よしろ)神社の境内にあって、同じ敷地には戸岩寺と言うお寺のお堂もあり、そのお堂の中を覗くともっと近くで見たいなと思わせる仏像が安置されてたり。

ってことで、今日の予定終了。5時までにチャリを返せと言われていたのですが、帰りは追い風だったので4時15分頃に出発したんだけど25分弱で戻れまして、4時44分発の電車に乗れました。

帰りはJRで。長浜から新快速とは言え2時間は疲れるな。

渡岸寺観音堂&観音の里歴史民俗資料館

長浜から少し北のJR高月駅で降りました。渡岸寺観音堂の国宝の十一面観音像を見に。
スケジュールの関係で元々ここに来る予定はしてなかったんやけど、タクシー使えば行けるかなと思ってここに来ることにした。で、高月駅にレンタサイクル発見。借りました。そこでついでにどうぞと歴史民俗資料館の割引券をもらいました。

ってことでまずは歴史民俗資料館へ。渡岸寺観音堂のすぐ隣にあります。

建物は小さい2階建て。撮り損ねました。

この2体の仏像が初公開だそうな。かなり珍しい釈迦苦行像なんかも展示されていました。

観音の里歴史民俗資料館
観音の里歴史民俗資料館
仏像だけでなく、地元の民俗文化の展示もあり。マネキンがおもしろかったので1枚撮影。
観音の里歴史民俗資料館内部
観音の里歴史民俗資料館内部
ってことでお隣の渡岸寺観音堂へ。

本堂には観音様はいませんで、お隣の慈雲閣にいらっしゃいます。本堂は無料。

渡岸寺観音堂 本堂
渡岸寺観音堂 本堂
こっちが慈雲閣。十一面観音像は後ろの顔が暴悪大笑面と言って笑った顔なんだけど、ここではそれがよく見えるよう360度から眺められるようになってます。
慈雲閣
慈雲閣
流石国宝。すばらしい。

竹生島

今日は会社を休んで湖北へ。

まずは竹生島(ちくぶしま)。実は先週ここに来損ねたのであった。
宝厳寺の千手観音が西国三十三所のご開帳キャンペーンでの開帳が30日までってことで。
本来の開帳は60年に1回だそうで、次は27年後だそうだ。

今日は先週より早めに家を出てJR長浜から長浜港へ。ここで船に乗り竹生島へ。

琵琶湖汽船
琵琶湖汽船
これが竹生島。って写真は帰りに撮ったんだけど。
竹生島
竹生島
これが国宝の唐門。後ろにくっついてるのが観音堂で、こっちは重要文化財。
宝厳寺唐門
国宝 宝厳寺唐門
前にカラフルな紐が出ていますが、これは今回開帳されている観音さんの手に繋がっています。

唐門の中には賓頭盧尊者像(びんづるさん)がいます。自分の体の悪いところと同じ場所を撫でると治ると言われる「なで仏」として結構どこのお寺にもいらっしゃいます。撫でられまくっているのでつるつるだったりしますが、びんづるさんを集めたサイトでも作りたいなと思ってしまう今日この頃ですが、写真に収めてないところも多いからなぁ。

今回特別開帳されていた観音様は厨子に入った状態で開帳されてるので全体は拝めずちょっと残念でした。
ま、でも貴重な機会なのでありがたくお参り。

重要文化財の船廊下(船底をひっくり返したような天井なんだそうで)と観音堂。上の写真の反対側から撮影。

宝厳寺 船廊下と観音堂
宝厳寺 船廊下と観音堂
これが国宝の都久夫須麻(つくぶすま)神社本殿。なんかもじったような名前ですが、竹生島神社とも言うそうな。国宝ですが、後ろに回ると大丈夫かって感じの状態。
国宝 都久夫須麻神社本殿
国宝 都久夫須麻神社本殿
ここも神仏習合度合いが強いところで、明治の神仏分離で無理矢理分離させられてますが、左に伸びる船廊下で観音堂とくっついてます。

こっちは本堂。弁天様をまつっています。こっちはほんとに60年に1回のご開帳だそうで、次は27年後。

宝厳寺本堂
宝厳寺本堂
ほとんど人が来ない放生会斎庭って所に来てみました。放生会ってのは生きた魚などを放流する宗教行事のことで、斎庭はそれを行う場所ってことだと思います(後日追記)。湖面が後ろに迫ってます。狛犬じゃなくて龍が守ってます。
放生会斎庭
放生会斎庭
石の鳥居に平成己巳年己巳月己巳日と彫られていますが、ちょっと調べたところ平成元年5月9日らしいです。

ってことで、滞在時間が80分で帰りの船が出てしまいます。見所が結構あるので売店で飯食ったりする時間がありませんでした。1本遅らせることも可能なようだけど、次に行くところがあるので出発。

長浜駅の観光案内所にはフェリーの割引券が置いてありました。ま、先に来るのは不可能だからしゃあないな。

談山神社

今日はここに来る予定ではなかった。まずは滋賀県某所へ向かうために大阪駅から新快速に乗ったのであるが、踏切で警報装置が押されたとかで20分以上遅れたので予定が完全に狂ってしまい、京都駅で降りた時点で滋賀に向かうのを諦めた。

ってことで、そのまま京都駅から近鉄で奈良へ向かった。東塔内部公開中の藥師寺に行こうかなと思ったんだけど、如意輪観音公開中の談山神社へ行くことにした。

大和八木で乗り換え、桜井で降りてバスを待つこと30分、15時5分発のバスに乗って約25分で到着。

山の中です。

談山神社バス停上から
談山神社バス停上から
しかし、最初からここに来るんだったら聖林寺や安倍文殊院や大神神社とかも行けたのに。
ま、大して遠くないのでまた来ればいいんだけどね。

ここは神仏習合の融合具合がかなり強い神社で、如意輪観音を納めたお堂があったり、十三重塔があったりします。雰囲気も神社とお寺が混ざった感じ。

談山神社 神廟拝所と十三重塔
談山神社 神廟拝所と十三重塔
これが日本唯一の十三重塔。
談山神社十三重塔
談山神社十三重塔
鳥居もちゃんとあります。
談山神社正面の鳥居
談山神社正面の鳥居
帰りはバス停前の売店でめはり寿司をいただきました。
めはり寿司
めはり寿司
帰りは近鉄で乗り換え無しで鶴橋に直行できるんだけど、その電車の中が一番凄かった。どこへ行ってたんだと思わせる手ぶらの外人4人が乗ってたり、詰めもんしてるんかと思うくらいすっごい胸で(太ってはいなかった)、お尻が見えそうなミニスカを履いた女性が乗ってきたり。

ってことで、楓が多そうだったので談山神社へは紅葉の時期にでも来たいな。
当然その時には聖林寺とかもね。

龍安寺

高雄では他にはどこも寄らずサクッとバスに乗り、龍安寺へ行ってきました。
大学卒業前に来て以来だったのでほぼ20年ぶりか。

日本の庭園では世界一有名な石庭(方丈庭園)。えらい人で。やっぱりやたら外国人客が多い。しかし土曜になんか来るもんじゃないですな。20年前に来たときはたまたまタイミングが良くて一人で独占できた時間が少しあって静かにぼーっと眺められたんだけど。出る直前に団体のおばちゃん達が入ってきてたので当時は人が少なかったってことではないんだけどね。

龍安寺 石庭
龍安寺 石庭
これも有名なつくばい。レプリカですが。真ん中の口が共通で吾唯足知と書いてます。

龍安寺 つくばい
龍安寺 つくばい
奥の方の庭には変わった形に育てられた木が。わかりにくいですが、中央に青いカキツバタが咲いてます。

龍安寺の奥の庭
龍安寺の奥の庭
ってことで、京都は退散。

神護寺五大虚空蔵菩薩像特別拝観

次は高雄の神護寺の国宝の五大虚空蔵菩薩像が特別拝観ってことで行ってきました。
今までは事前に往復ハガキで申し込みだったのが今回から事前申し込み無しってことだそうな。
春と秋の3日間ずつってことで、春が5/13~15で秋は10/13~15と今日だけ休日なので今日行くことにした。(今年の日程はオフィシャルサイトhttp://www.jingoji.or.jp/でどうぞ)
無ければ葵祭をもっとじっくり見るつもりだったんだけどね。

市バスで北野白梅町に行き、そこからJRバスに乗り換え高雄へ。ここからだと400円。

やたら短期間の特別拝観なんだけど、人はめっちゃ少ない。紅葉では日本で有数の名所なんだけどねぇ。

神護寺境内
神護寺境内
金堂。去年見に来たときは中には入れなかったが今年は入れた。本尊はやっぱりちょっと遠かったけど、双眼鏡持参なので大丈夫。

神護寺金堂
神護寺金堂
これが五大虚空蔵菩薩像が安置されてる多宝塔。

神護寺多宝塔
神護寺多宝塔
可愛い女の子が解説してくれました。

白毫寺

次はは白毫寺へ。ここは来たこと無かったんで。
新藥師寺のついでに来いって感じで新藥師寺から道案内の矢印がずっと導いてくれるんだけどそれでも1kmほどある。

本堂。

白毫寺本堂
白毫寺本堂
ちょっとおもしろかったので撮ってみた。
白毫寺
白毫寺
かなりの高台にありまして景色は抜群。ここまで歩いてきたかと思うと疲れが。
白毫寺から奈良市街を臨む
白毫寺から奈良市街を臨む
帰りはバスで。ちなみに白毫寺バス停はあまりバスの本数がありません。

ってことで、12時頃に家を出たんだけど、4時には帰ってきてました。