企画展「人間 栖鳳」@高島屋史料館

今日は高島屋資料館での展覧会を見てきました。高島屋と縁が深かった竹内栖鳳の展覧会です。無料です。

フルタイトルは 「企画展「人間 栖鳳」-生誕160年 知られざる竹内栖鳳-」です。

高島屋史料館
高島屋史料館
企画展示室が極小なので展示作品自体は当然のことながら少ないのですが、十二支のをまとめて展示してたりするのでそれを別々にカウントすると19点とかになるので思ったより多かったかな。高島屋とかとやりとりした書簡とかはどっさり展示されています。

超小規模とは言え有名画家の展覧会なのでいつもよりは人が多かったです。数人ですけど。いつもは私以外に一人二人って感じです。

ちなみに前後期に別れてまして今は前期の第Ⅰ部で、5/18からの第Ⅱ部では大半が入れ替わるようです。

過去のここでの展示だとあっさり見終えちゃうことが多いのですが、文字情報が多かったり、写真だけ残っている作品をビデオのスライドショーで映してたりしてるのとかあったりしたので30分ほど掛かりました。

没直後に開催された展覧会で使われた年表が展示されててやたら細かいことが書かれてたりしてるので、文字情報を丁寧に見てると1時間以上は余裕で掛かるかも。

ちなみに十二支の作品と入口ホールに展示されてる大型の作品は撮影可でしたが、写真は割愛。

無料なのでお奨めですが、交通費が高い人にまでは来いとは言えないかな。ちなみに私は今回もウォーキングを兼ねて往復徒歩でした。

毎週土曜14時からはギャラリートークやってるので来てねと係員さんが言ってました。ここは火曜水曜が休みというイレギュラーな開館日なので気をつけましょう。

資料室の方ではローズちゃん誕生65周年記念ってことで過去のローズちゃん大集合企画が行われています。ローズちゃんを使ったストップモーション・アニメーションの昔のCMが上映されてて初めて見たのでなかなかおもしろかったです。

ってことで合計50分くらいいました。

没後50年 福田平八郎 @大阪中之島美術館

次は4階の方でやっている福田平八郎の展覧会。重要文化財の漣(さざなみ)って作品で有名な人です。明治以降の絵画作品で重要文化財ってのは50件前後でかなり少ないですので重要な存在であることは確かですね。

大阪中之島美術館
大阪中之島美術館
大分出身の人だそうで、大分県立美術館の所蔵品が多いです。

展示総数はかなり多く、前後期で結構入れ替わりますが、今日は100点以上は展示されてたかと。撮影可の作品はいくつかありまして、まとめて撮影可の場所が確保されてはいなくて見ているとたまに撮影可の作品があるって感じ。重要文化財の漣は撮影可でした。

漣
下地がプラチナ箔らしいのですが、光沢があまり感じられなかったのが意外。

福田平八郎はこの漣は知ってたのですが、他は全く知らなくて今回初めてまとめて見ましたが、なかなかおもしろかったです。かなり個性的ですが、高額で取引されそうな作品じゃないなとは思ったりして。

写生帳がかなり多く展示されていましたが、写生レベルを超えててめっちゃ丁寧に描かれてるのが多かったです。

めちゃめちゃ情報量が多い絵はないのでわりとサクサク見まして点数多い割りには滞在時間は50分くらいだったかな。

ってことで、お奨めってほどではないかなぁ。まぁ個人的な興味の問題ですけど。メンバーシップ会員じゃなかったら見てなかったと思うし。

モネ 連作の情景 @大阪中之島美術館

今日は展覧会のハシゴです。

12時半頃着。印象派でも特に有名なモネの展覧会ですので平日とは思えない人出でした。

大阪中之島美術館
大阪中之島美術館
入場券売り場にこれだけの行列ができてるのはいつ以来だ。思い出せないくらい。

4階の展覧会も見るつもりだったので4階の入口のお姉さんにどっちから見た方が空いてますかねと聞いたけど変わらんのではと言われたのでモネ展の方から。

東京からの巡回ですが、展示点数や観覧料が結構違います。

展示数は東京の63点から5点減って12点増えて大阪の方が7点多く全70点。でも70点は同時には見れませんで、3/10までのが1点、3/24までのが1点、3/26からのが1点なので最大69点で70点は同時には見れません。3/12以降は68点なのでこれからは68点になります。それでも東京より5点多い。

観覧料ですが、東京は2,800円(土日3,000円)時間指定のみで普通の前売りは無し。大阪は2,500円(前売り2,300円)。2月限定前売りが2000円でしたので2月前売り買ってて2月の土日に来たら東京の2/3の値段で見れたことになります。しかも東京は狭い上野の森美術館で大混雑だったらしいので大阪の方がだいぶ恵まれてますな。

大阪中之島美術館のメンバーシップ会員の会費は年間6000円なので、今加入したら2500円の残り3500円分見れば元を取れることになります。今年はまだチャンスだと思います。今加入すれば有効期間中に残り7つ特別展があります(全部が無料対象になる保証はありませんが)。来年大阪市立美術館が再開したらこっちの特別展の回数は減るかもしれない。ま、4階は本来の目的の常設展示にしてほしいんだけどね。

ってことで前置き長くなりましたが展覧会ですが。

大阪中之島美術館
大阪中之島美術館
全展示作品がモネの作品となっており、連作の情景となっていることからもわかるように何度も描かれたモチーフや場所の作品がほとんどとなっています。これぞ連作ってのを並べてるのは一組くらいだったけど。

作品は国内外の所蔵品からかき集めたって感じになっているので同じ展覧会は2度と開けないでしょう。初めて見た名前の美術館も結構ありました。

数点撮影可でしたのでその場所撮りました。一番奥の絵が撮影不可だけどこれくらいなら怒られないよね。たぶん現場で気づかれてたらダメって言われてた可能性が高いけど。

大阪中之島美術館
大阪中之島美術館
私はメンバーシップ会員だったので2月は避けて交通費もちょっと節約できる今日にしたのですが、平日でこんなにいるんかって感じ。でも多すぎて見にくいってほどでもなかったです。

客層は普段とはやっぱり違いますな。若い人が多い。そういう人は印象派だけじゃなくてもっといっぱい見てほしいもんだ。

点数は多くないし、モネの絵は情報量が少ない方なのですが、ちょっと混んでたこともあり1時間ちょっと掛かりました。

印象派大好きって人は必見ですけど、見逃したら後悔するほどではないかなぁ。個人的にはこないだの大阪の女性画家の展覧会の方が見てほしかったって感じ。

では次。