今日は神戸に行ってきました。まずは神戸市立博物館で始まったばかりの松方コレクション展。土曜は19時まで開いてるので遅めに行きました。空いていて余裕で見れました。
松方コレクションはそのまま残ってれば世界有数の個人コレクションとなってたはずのものでしたが、世界恐慌やら戦争やらで焼失したり散逸したりしています。この辺の詳細は調べていただければと。
先日世界遺産になった国立西洋美術館はフランスが接収した松方コレクションのフランスから返還の際に返還の条件として建てられたという経緯がある建物で、松方コレクションの多くは国立西洋美術館所蔵となっておりますが、フランスが返してくれなかった作品も結構あって、オルセーにあるゴッホのアルルの寝室なんていう超有名作品も含まれています。そのうち5点が今回来日。上の写真のロートレックの絵もそのうちの1枚です。
で、コレクションは日本国内にもかなり分散してしまっていて、それをドバッとかき集めたのが今回のメイン展示となっています。国立西洋美術館以外にもこんなに国内にあったのねって感じ。ジールハウスと言う東京の画廊が集めた作品が十数点展示されていますが、ほとんどが戦後初公開なんだそうな。
松方が見たら買っていたであろうって絵を十数点フランスのいくつかの美術館から借りてきて展示していましたが、松方コレクションとは無関係の絵なのでわざわざ展示しない方がよかったのでは。これが無くても展示数は100点以上あったし。
ってことで、かなり良かったです。国立西洋美術館のクールベの「肌ぬぎの女」なんて何度も行ってるのに見たことなかったぞ。
これはお奨めです。行っときましょう。11月27日まで。