サロン!雅と俗-京の大家と知られざる大坂画壇 @京都国立近代美術館

次は地下鉄に乗って岡崎の京都国立近代美術館へ。近代(蕪村、若冲、応挙の時代から明治くらいに掛けて)の京都と大阪の絵師の展覧会です。

京都国立近代美術館
京都国立近代美術館
どういう展覧会なのかがちょっと説明がめんどくさくて、オフィシャルのサイトはアーカイブで残るでしょうからこっちを参照してください。

宣伝もされてないし、先週始まったばかりだし、あまり話題にもなってないのでガラガラでした。

蕪村の国宝の夜色楼台図が前期に展示されてます。これ個人蔵なのね。

大英博物館所蔵の作品も20点ほどあって、これってかなり貴重なんじゃなかろうか。しかもなんとそのうち耳鳥斎が2点。大英博物館って耳鳥斎も持ってたんや。見に来といて良かったです。展示されてた片方が巻物で後期に巻き替えがあるのでこのためだけに見に来てしまいそう。

馴染みのない画家が多いですが、面白い作品も多く、全期間の展示総数239点で展示替えがあるので同時展示数は180点くらいですけどかなり多いです。

ってことでお奨めです。個人的には耳鳥斎が結構あっただけでも見に来た甲斐あったというもんです。図録買おうかなと思いましたが、かなり分厚くて結構高かったので躊躇してしまいました。

上の写真には森村泰昌の作品が写っていますが、コレクション展でいくつか展示されてます。

挑む浮世絵 国芳から芳年へ @京都文化博物館

今日は半年ぶりの通院で有休もらっていたので帰宅後に京都に出かけました。コロナじゃなければ休日に余裕を持って出かけたんだけど。うまくいけば3つ展覧会ハシゴするつもりで11時半頃に家を出ました。

まずは京都文化博物館の浮世絵の展覧会。来月10日まででそろそろ会期終了ですが、見ないでおこうかなと思ってたので今日になってしまいました。

京都文化博物館
京都文化博物館
この古い建物は別館で展覧会には使われてませんで、右に映ってる隣接しているのが本館です。

歌川国芳と月岡芳年の師弟コンビとその周辺の作品の展覧会です。展示されているのは全て名古屋市博物館所蔵品で、錦絵がほとんどです。肉筆画は2点あります。

で、珍しく全部撮影可。150点もあるので全部撮ろうとすると大変です。

京都文化博物館
京都文化博物館
中はこんな感じでこの写真だと混雑してなさそうに見えますが、最初の方はかなり混んでました。でも150点もあるのでわりとすぐに空いてきます。よくあるパターンですな。

有名作品など馴染みのあるのも多いですけど、初見のも多くて見に来て良かったです。

では次。

アプリ起動後に優先度を変更して動かすバッチファイルを作る

最近シャトレーゼが近所にできたのでちょっと嬉しい今日この頃ですが。

ここんとこ買い物、マッサージ、散髪以外どこにも出かけてないので書くネタがありません。ってことでまたPCネタ。

過去に撮影した動画などをffmpegでエンコードしてサイズを減らすなんてことがあるのですが、エンコード中にPCの動作が重くなるのが嫌なので自動的にffmpegの優先度を下げて動かせないかと考えました。ffmpegはコマンドラインオプションでスレッド数は指定できるのですが、PC触ってない時はCPUを使いきって欲しいのでスレッド数減らして動かすのは嫌なのです。優先度の指定はffmpegのコマンドラインオプションではできません。

起動するアプリを監視して優先度を変えてくれるツールも公開されてますけど、このためだけに入れたくはないのでバッチファイルだけでなんとかすることにしました。

ffmpegのエンコードはこういう中身のバッチファイルを使ってます。 (追記:最近はQSV使ってるのでこのコマンドオプションとはだいぶ違ってます)
このバッチファイルにエンコードしたいファイルをドラッグ・アンド・ドロップすればエンコードが開始されます。

cd /d %~dp1
ffmpeg.exe -i %1 -crf 25 -s 1280x720  -maxrate 2.5M -bufsize 3000k -codec:a copy  "_%~n1.mp4"

実際はもうちょっと複雑で、複数のファイルを順番に処理できるバッチファイルにしてありますが。

本題から外れますけど、コマンドラインオプションの説明しときますと、 「-crf 25」は動画の品質レベルが25(個人的にはちょっと品質低めの25で十分なんですけど、標準の23にする人が多いかな)、「-s 1280×720」は出力を1280×720にリサイズ、 「-maxrate 2.5M -bufsize 3000k」は最大ビットレートを2.5Mbpsに制限(crfで画質指定してあるので無しでもいいかも)、「-codec:a copy」は音声はエンコード無しでそのまま、「_%~n1.mp4」は、入力ファイル名に頭にアンダーバー「_」を付けて出力。

本題に戻りまして、優先度を反映させるためのバッチファイルを作ります。名前はpriority.batとしました。中身はこんな感じ。

ping localhost -n 3
wmic process where name="ffmpeg.exe" call setpriority "idle"
exit

2行目のコマンドでffmpeg.exeの優先度が「低」に変わります。OS標準の機能なのでアプリなどを新たにインストールする必要はありません。

pingもOS標準のコマンドですが、これが最初の行に入っているのはffmpegが起動するのを待ってから優先度を反映させるための時間稼ぎです。 私の環境だと-n 1だと時間が足りないので余裕を見て-n 3にしてますが、-n 2でも大丈夫かも。

で、このバッチファイル、そのまま起動してもffmpegの優先度がうまく変えられません。管理者権限がないからなのですね。バッチファイルそのものには管理者権限が付けられないのでまずこのバッチファイルのショートカットを作ります。ショートカットだと管理者権限が付けられるのです。

作ったショートカットはprioritybat.lnkと言う名前に変えました。これを適当なフォルダ、今回の場合、C:\BAT\に置いておきます。で、このショートカットを管理者権限で動かすように設定を変えておきます。やり方はエクスプローラなどでこのショートカット上で右クリックしてから詳細設定を選ぶと「管理者として実行」にチェックが入れられます。

で、最初のバッチファイルは以下のように上のショートカットを先に起動するように書き換えます。

start C:\BAT\prioritybat.lnk
cd /d %~dp1
ffmpeg.exe -i %1 -crf 25 -s 1280x720  -maxrate 2.5M -bufsize 3000k -codec:a copy  "_%~n1.mp4"

処理の手順としては、まず優先度変更バッチファイルを起動してffmpegが起動するのを待ち構えて、ffmpegが起動してから優先度変更コマンドが実行されることになります。これでffmpegが起動した直後に優先度を「低」にしてくれるようになりました。無事当初の目的を達成できました。当然ですけどffmpegに限らず他にも応用できますな。

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ

今日も自室で映画鑑賞。これも見たかったので。

ダニエル・クレイグ最後の007と言われています。ちょっと寂しい。

今回は何じゃこれというストーリーではなかったですけど、やっぱ中心のネタが荒唐無稽すぎるのと、あれっと思う点がやっぱり何点かありましたのでなんだかスッキリしない。

私はダニエル・クレイグ007の1作目のカジノロワイヤルが大好きなのですが、ダニエル・クレイグの007はあれだけ見てればOKって感じです。カジノロワイヤル以外はストーリーがいまいちなのをダニエル・クレイグの存在が助けてるって感じ。

映画は他にも見てますけど、映画館で見たりとか新作とか以外はここに書く予定はないです。元々自宅で見た映画の感想とかはここで書くつもりはなかったんだけどこういう状況なのでねぇ。ちなみにマーベルのシリーズは結構見てます。シン・エヴァンゲリオン劇場版とかもアマプラで見ました。TENETもデジタル配信始まってすぐに見たけどここには書かなかったな。

思い出した。ヴェノムは結構好きなので続編は来月のレンタル配信が始まったら見ると思いますので書くかも。ヴェノムは「寄生獣やん。」と言われてますな。寄生獣は漫画の長編なのでストーリーはヴェノムより全然深いですな。

DUNE/デューン 砂の惑星

コロナ禍の今、映画館で映画を見る気にはなれません。映画館は換気がしっかりしていると言われていますが、他人と長時間近くで一緒にいるというのがリスク高いと感じちゃって映画に集中できる感じがしない。

ってことで、この映画も劇場で見たかったんだけど、我慢しました。で、配信レンタルが始まってたのを忘れてて今日見ました。テレビが65インチなんでわりと迫力ありますが、映画館の大画面とは全然違うからねぇ。

この映画は原作がありまして、元々映画化不可能と言われてたのを1984年にデビッド・リンチが映画化しまして、やっぱり失敗と言われてました。ポリスのスティングが出てたりしてましたね。私、大学生だった当時これを見に行ったのですけど、登場人物多過ぎでストーリー理解できなくて2回見たのを憶えてます。当時の映画館って入れ替え制じゃなかったんで。良い席を追加料金が必要な指定席にしてる映画館もありましたが、基本は自由席でした。

ってことで今回新作として製作されたわけですが、感想ですけど、

「話が全然進まねー。」

その分ストーリーは理解しやすかったですけど。1作では描ききれないので2部作という話は聞いてましたが、3部作にするつもりなのかね。とにかくこれ1作だけで評価したくないなぁ。

監督はブレードランナー2049のドゥニ・ヴィルヌーヴなのですが、映像の雰囲気がかなり似てる。映画が終始ずーっと暗いのも似てる。

レト・アトレイデス公爵がスターウォーズのポー・ダメロンの人だと気づくのに時間結構掛かりました。

でも先は楽しみです。

Super Bowl LVI

今年も有休もらってテレビ観戦。

毎年現地時間2月第1日曜日でしたが、今シーズンからNFLのレギュラーシーズンの試合数が1試合増えて17試合になったため今年からスーパーボウルは第2日曜にずれました。

今年こそ第1回スーパーボウルの再戦(チーフスvsパッカーズ)を期待してたんだけど、ディビジョナルプレイオフでパッカーズが49ersに敗れ、チャンピオンシップでは昔からファンだったチーフスと49ersの両方とも敗れてしまいましたので今日は気楽に見てました。応援してた方が両方とも勝っちゃったら2年前の再戦だし、ラムズvsベンガルズってのは初めてなのでこういうのもええかって感じ。

ベンガルズはジョー・モンタナの「ザ・ドライブ」で負けた23年前以来だっけか。

試合の方は好試合でしたが、下馬評通りラムズの勝利。

今年はディビジョナルプレイオフが凄くて、4試合とも凄かったんだけど、特にチーフスvsビルズ戦が凄すぎて、そっちでお腹いっぱいになった年でした。

ブレイディが引退表明しちゃいましたが、スーパーボウルで見るのは飽き飽きしてたけどいなくるならなるで寂しいもんで複雑な気持ち。今年も全然衰えてる感じはなかったしねぇ。(2022/3/14追記:現地時間2022/3/13にやっぱり続けると表明w)

風疹抗体検査

今日は医者に薬を処方してもらいに行ったついでに風疹の無料の抗体検査をしてもらいに行きました。ネットで調べたらかかりつけの医者が対応してくれることがわかったので。

風疹の抗体検査&予防接種の無料クーポンが届いたのが2年ほど前だっけ?その頃既にコロナ禍になっていたのでしばらく放置してたんだけど、無料クーポンの期限が今年の3月末で、コロナ禍のままなのに延長される様子がないので仕方無しって感じ。

結果聞くのと、陰性だったら予防接種受けんといかんので、あと2回行かんといかんのがめんどくさい。

(2/19 追記:陽性だった。しかもめっちゃ抗体量多かった。ワクチン打たんでいいのでまぁ良かったけど、風疹に掛かったことあったっけ?)

国宝 聖林寺十一面観音 ― 三輪山信仰のみほとけ @奈良国立博物館

今日も展覧会に行ってきました。自宅は鶴橋なので奈良には近鉄で乗り換え無しで30分ちょっとで着きますが、この状況だと近鉄も空いてるだろうし、展覧会も空いてるだろうと言うことでリスクは一昨日よりも低いと判断。

案の定全部当たりでした。でも観光関係は厳しくなりそうね。鹿せんべい屋のおじさんが自腹で鹿に鹿せんべい食わせてたのを目撃。こんなの初めて見ましたので私も買ってあげました。

下の写真にもありますが、「新たに修理された文化財」の展示は3月から始まるそうなので3月まで待った方がいいかも知れませんが、コロナの状況どうなるかわからんので私は見れるうちに見とこうって感じでさっさと見ることにしました。

途中、観光客はパラパラいましたが、当然ですが日曜とは思えないほど少ない。

ってことで現地着。

奈良国立博物館
奈良国立博物館
昨日から始まった聖林寺の国宝十一面観音がメインの展覧会です。聖林寺の展覧会というわけではなく、神仏分離以前まで大神(おおみわ)神社の中に存在した大御輪寺(だいごりんじ)関連の展覧会となっております。聖林寺の十一面観音も元は大御輪寺の本尊でした。

ってことで、展示数はめっちゃ少なくて、件数だと31件。30分ほどで見ちゃいました。会場内の客は少なかったですけど、展示数自体少ないので十一面観音の周りには10人ほどは取り囲んでましたけど。

で、毎年この時期にやっているお水取り関連の展示も新館の片方を使って行われています。これもさらっと見学。

ショップエリアにはどっかで見た顔(と言ってもマスクしてる)の人が座ってるなぁと思ったら聖林寺のご住職でした。朱印を書いてもらえたようですが、私は朱印集めの趣味はないのでスルー。客少なくて暇そうで、一人で座ってたのでちょっと可哀想でした。まぁちょろっとは朱印を書いてもらう客がいたので耐えられないほどではなかったと思いますけど。

仏像館(元の本館)もさらっと見まして、合計1時間ちょっとって感じで本日終了。

帰りはダイソーでトリュフ風味のポテトスティックを買って帰っただけ。これがめちゃうまい。

これでしばらく出かける予定はなくて、次行きたいなと思ってるのは4月以降なんですけど、その頃どうなっとるのかなぁ。

CD購入

AmazonからCD到着。

Title Artist comment
Cult Leader Tactics Paul Draper Mansunのフロントマンだったポールドレイパーの新譜。去年SNSでぶち切れ引退宣言までしてたんだけど、あっさり撤回どころか新譜まで。相変わらずお騒がせな人です。

豪華版とかボーナストラック入りとかもありますが、今回は通常盤で十分かてっ感じ。MANSUNは1stと2ndアルバムは名盤です。聴いときましょう。

CDは最近全然買ってません。ほとんどはダウンロード販売で十分って感じ。BONNIEの場合は最近はコラボ作品が多いのですが参加曲だけダウンロードで買ってます。

⼤阪中之島美術館 開館記念 Hello! Super Collection 超コレクション展 ―99のものがたり―

今回はいつもより写真枚数多めのレポでお送りします。

今日は会社を休みまして一昨日2月2日に開館した大阪中之島美術館に行ってきました。開館初日だと混んでるだろうし、土日も混んでるだろうし、昨日は会社休めなかったので今日休ませてもらいました。コロナの新規感染者数連日最多更新でちょっとビビりつつ。でもここはずっと前から注目してたのでさすがに我慢できません。まぁ移動時間短いし、展覧会はリスク低い見方(同じ人とはできるだけ一緒にいないようなペースで)すればいいいだけなので。

肥後橋駅から向かいました。チケットは時間指定だったのですけど、やっぱり遅めの方が空いてるかなと言うことで、15時からにしました。16時からだと1時間しかないので絶対見きれないし。17時閉館はやっぱちょっと早すぎるなぁ。遅めに見に行った後に飯食ってってことがやりにくい。

1年ちょっと前にだいぶ出来てきてたのは見てますが、やっぱ黒い塊は存在感あるねぇ。

大阪市立科学館と国立国際美術館と大阪中之島美術館
大阪市立科学館と国立国際美術館と大阪中之島美術館
手前の骨組みだけのオブジェみたいなのが国立国際美術館ですが、これは地下だけの美術館です。

国立国際美術館の敷地からはデッキで繋がってるのですけど、国立国際美術館側の工事が済んでなさそうな雰囲気が漂ってたので下から行きました。ってことで着。

大阪中之島美術館
大阪中之島美術館
そのまま中に入らずぐるっと回ってまず北側のヤノベケンジの猫を見に行きました。
ヤノベケンジ SHIP'S CAT (Muse)
ヤノベケンジ SHIP’S CAT (Muse)
SHIP’S CATはシリーズものだそうで、あっちこっちにあるらしい。兵庫県立美術館の海側にもこの人のでかい作品がありますな。この写真の奥に見えるのがメインロビーのある2階になります。右の芝生の下が1階レベルで駐車場とかのスペース。

ってことで中に入りました。中にはショップが。ミュージアムショップは1階にできるとなってましたが、オフィシャルサイトを見るとこれが正式なのかな。

大阪中之島美術館 2階
大阪中之島美術館 2階
内装の色はグレー基調で暗めの感じですけど、高級感はありますな。昔、飛行機で美輪明宏と同乗したことがあって、関空に着いたときにたまたま同時に降機したのですけど、その時に美輪明宏が関空のターミナルビルを眺めてつぶやいた言葉がたまたま耳に入ったんだけど、「全部グレー。墓場みたい。こんなところにずっといると憂鬱になるわね。」だったのですが、今回ちょっとそれを思い出しちゃいました。が、私にはこのデザインに悪い印象はありません。いい感じ。レンゾ・ピアノ設計の関空も好きなんだけどなぁ。

チケットはスマホのチケットだったのでそのまま入場してエスカレータで4階へ上がりました。

エスカレータ
エスカレータ
4階には猫と同じヤノベケンジ作のジャイアント・トらやんが展示されてます。
ヤノベケンジ ジャイアント・トらやん
ヤノベケンジ ジャイアント・トらやん
2005年の作だそうですが寄贈されたとのことで、これを置くために建物の設計を変更したそうな。4階なので有料エリアです。実はこのジャイアント・トらやん、動いたり火を噴いたりするんだけど、この場所で見れたりするんだろうか。火を噴くのはちょっと無理かな。腹話術人形がモチーフだそうで。以下参考動画。

ってことで展覧会です。まぁ当然ですけど、わりと人が多い。

今回は所蔵品展なのでチケット料金は他から借りた作品が中心になる特別展より安いのですけど、コロナ禍で入場料も高騰中ですので以前の特別展並みの1500円。今回は全館使った展覧会なので展示数が400点ほどあります。

タイトルにある「99のものがたり」は展示されている作品のうち99作品にそれぞれ物語があるんですけど、展示されてる絵の横に物語まで掲示されてるのは99作品の内ちょっとしかなくてほとんどが番号だけなのですよね。で、その物語は特設サイトで全部公開されてる(オリジナルサイトは既に消えていてリンク先はWebアーカイブなので読めないデータもあるかも)ので予習してから行くのがお奨めです。物語と言ってもそんなに長文ではないです。フリーWiFiで現地で見ることもできるみたいだけど。

展示室内でも9点ほど撮影可の作品があります。佐伯祐三の郵便配達夫も撮影可で、こんな感じ。

展覧会の入場直後の部屋
展覧会の入場直後の部屋
これが会場の順路の最初の方でだいぶ混んでました。が、400点もあるのでだんだん疲れてくるからか、混んでたのは最初の方だけでどんどん空いてきます。

大阪市がモディリアーニの裸婦像を西武百貨店から19億3000万円で買ったと言うのが当時話題になりましたが、この裸婦像はかなり波瀾万丈の来歴があって、NHKで一つの番組として紹介されてました。ここにようやく居場所ができたと言うことになります。私は今まで見れてなかったのでようやく見れました。

ジャコメッティの「鼻」もずっと見たかったのでこれも見れて嬉しかったです。眺めてる間ずっと微妙に揺れてました。この二つは今なら超高額作品で取引される人たちなので買えるときに買っててよかった代表作になってしまいましたな。

ちなみにロスコの絵もありますが、これも今買うと50億以上はするんじゃないでしょうか。ロスコ知らない人は確実に数秒見て終わりって感じの絵なんですけど。ステラも古いのが今回のと別に1点あるようですが、どっちもめちゃ高いんじゃないか。

ってことで、疲れるので2時間以上掛からないペースで見ることにしてたのですが(2時間以上だと閉館になっちゃう)、1時間半くらいで見ちゃいました。まぁこんなもんですかね。展覧会自体はこういうコレクションでっせと言うのがわかる展示になってますが、その分かなり雑多感じになっちゃってるかな。椅子とか家具とかがわりといっぱい展示されてましたけど、みんな興味なさそうでした。椅子職人の息子としてもまぁしゃあないかって感じ。今後はここまで椅子ばっかり展示したりはしないでしょうが、これからの常設展はどういう感じになるんでしょうかね。

当初計画から規模縮小と言うことで、常設展示室が小さくなったって感じかなと想像してますが、モディリアーニとか有名作品はいつ来ても見れるようにしていただきたい。そうでないと遠方客が気楽に計画を立てれない。

この美術館が建設される最初の構想の発端となった佐伯祐三などがどっさり含まれたコレクションを寄贈されたときのように金持ちのコレクションの寄贈はこれからあるんだろうか。

ってことで鑑賞終了。

企画展示室の外のビデオを見るコーナーはこんな感じ。ここは展望ロビーとなってます。

展望ロビー
展望ロビー
物販スペースも展示室の外にあります。
仮設物販スペース
仮設物販スペース
5階を全部特別展に使うとすると1800㎡くらいあるそうですが(1700㎡という話がありますが、公開されてる情報から計算すると1825㎡になります)、これくらいあると大規模な展覧会には十分ですな。ちなみに東京の国立新美術館の特別展に使ってる展示室は2000㎡ですが、国立新美術館の方は物販スペースも込みですのでこっちと同程度と言うことになります。お隣の国立国際美術館での特別展がわりと集客力なさそうなのばっかりなのですが(一昨年のロンドンナショナルギャラリー展みたいなのは久々だったと思う)、ここででかい特別展をどんどん見れることを期待したい。京都や神戸は電車賃掛かるし。ちなみにコンペ時の提案書がこれですけど、結構変わってますな。展示室が提案時より狭くなってるかとちょっと思ったけどほとんど変わってなかった。

内部は吹き抜けが大きくて長いエスカレータが特徴的です。

美術館内部
美術館内部
この写真はチケット売り場の前から撮ってますが、2階はわりと空間が広いので内部で行列作れるキャパは結構ありそうだ。まぁ当分は混みそうな展覧会は時間予約制になるんだろうけど。
美術館内部
美術館内部
チケット売り場はこんな感じで、吹き抜けの中に浮いたような感じになってます。
エスカレータとチケット売り場
エスカレータとチケット売り場
2階の隅っこでは別の企画やってましたけど、ほとんど注目されてませんでした。ちょっと可哀想。資料ではそこもカフェとかになりそうな感じでしたけど。作品が流れてるモニタの前に椅子が1個だけ置かれてたのでちょっとだけ座りましたがすぐに退散しちゃいました。

ってことで、外に出ました。

国立国際美術館に繋がるデッキ
国立国際美術館に繋がるデッキ
国立国際美術館に繋がるデッキ
国立国際美術館に繋がるデッキ
国立国際美術館に繋がるデッキは案の定通れません。高さがちょっと違うので工事が必要ですが開館したのに国際美術館側が手つかず。

1階のレストランやショップは東側に向いてます。今のところ全て準備中。レストランとかは4月オープンです。ショップは美術館関連とは違ってインテリアの店が入るらしい。

ショップエリア
ショップエリア

関電ビルやダイビル本館から繋がるデッキの関電ビル側はダイビル本館が建て替えられた2013年から存在してまして、この写真で人が歩いてる辺りは暫定的に花壇みたいになってたのですけど、8年以上経ってようやく本来の状態で繋がりました。

関電ビルに繋がるデッキ
関電ビルに繋がるデッキ

昔の様子はストリートビューで見れまして、こんな感じ。

ズームするとデッキの上に草がいっぱい生えてるのがわかると思います。

最後に看板含めた全景。下から撮ってるので3階以上しか見えてませんけど。

大阪中之島美術館
大阪中之島美術館

最寄りの駅が京阪の渡辺橋駅ですけど、そこからやってくるとこの写真の左の階段を上がって入口に向かうことになるのでSHIP’S CATがお出迎えしてくれるわけですな。でも肥後橋使う人も多いと思うけど。