生誕110年 東山魁夷展 @京都国立近代美術館

今日はまず京都へ。東山魁夷展です。大好きってほどではありませんが、代表作の「道」を一度は見ときたいなと言うことで。

京都国立近代美術館
京都国立近代美術館
会期が1ヶ月ちょっとしかないこともあり、かなり混んでいました。

唐招提寺御影堂が工事に入ったんで内部の障壁画がまとめて展示されているのが目玉となっています。御影堂の公開は6月に3日間だけですが(しばらく工事なので今後数年は公開されません)、両面に描かれてたりするので公開時も障壁画が全部見れたわけではないので貴重な機会となっております。

写実的な絵を描く人ではないのですけど、そういう絵なのに凄い自然に見える絵もあったりしてなかなか良かったです。

ってことで、京都はここだけ。

キース・ヘリングが愛した街 表参道 @表参道ヒルズ スペース オー

最後は表参道ヒルズに行きまして、キース・ヘリングの展覧会を見てきました。無料です。

表参道ヒルズ スペース オー
表参道ヒルズ スペース オー
小淵沢の中村キース・ヘリング美術館(中村は美術館の創設者の名前)の所蔵品を展示しています。所蔵品を東京で展示するのは初めてとのこと。

写真撮影可でした。

キース・ヘリングの作品
キース・ヘリングの作品
無料ってことで、物販に力を入れていました。

小淵沢には親戚が住んでいるので1度行ったことがありまして、中村キース・ヘリング美術館にも行きましたが、何を見たかなんて憶えとらんので今回も見れて良かったです。グッズは高いのでパス。Tシャツに5000円は出せないなぁ。小淵沢に行ったときにはTシャツ買って今でも愛用していますが、こんなに高かったっけ?

ってことで羽田に行きまして、最終の関空行きを予約してあったんだけどマイルのチケットだったんで伊丹行きの最終に変えてもらって乗りました。羽田では離陸待ちでかなり遅れて着陸が伊丹の門限ギリギリでした。

伊丹のターミナル改装後初めて着陸に使いましたけど、歩く距離増えただけだなぁ。

ミケランジェロと理想の身体 @国立西洋美術館

次は国立西洋美術館のミケランジェロの展覧会。

国立西洋美術館
国立西洋美術館
ミケランジェロの彫刻が2点来日しています。1点は未完成で、もう1点はスペイン内戦で破壊され、全体の40%くらいが残っていた状態から復元されたものとなっています。と言うことで完全なものではないですが、見る機会がなかなかないので見とこうかなと。

未完成の方は未完成なだけに彫り進め方がわかる感じになっていて、ミケランジェロはやっぱ普通じゃない人だなと言うのがわかっておもしろいです。

古代彫刻で有名なラオコーンのルネサンス期の模刻だけ写真撮影可になっていました。

ラオコーンの模刻
ラオコーンの模刻
ってことでミケランジェロは見とかんとモヤモヤが残りそうなので東京までやってきたのですが、目的達成でスッキリしました。

常設展も当然見ました。国立西洋美術館は常設展のメインフロアから細い階段で上る使われてないスペースがあるのですが、聞いてみたら開館直後に1回だけ展覧会で使われたことがあるそうな。やっぱり階段が危ないので1回切りでもう使われなくなったんだそうで。

ボストン美術館浮世絵名品展 鈴木春信 @あべのハルカス美術館

帰りにあべのハルカス美術館に寄りまして、展覧会を見てきました。ボストン美術館所蔵の鈴木春信の展覧会です。

あべのハルカス美術館
あべのハルカス美術館
鈴木春信の浮世絵は8割が海外にあるそうで、そのうち600枚ほどがボストン美術館所蔵となっていて、単独の美術館の所蔵品で鈴木春信の展覧会を開くのはボストン美術館以外では不可能だろうとのこと。浮世絵なので印刷物なのですが、錦絵(浮世絵)の初期の人なので現存数が比較的少なく、1枚しか残ってないものが数枚展示されています。と言うことでかなり貴重な機会となっております。

250年ほど前の人なのですが、構図が斬新ってのがあまりないので大して興味もってなかったのですけど、絵の中に文字を隠した暦絵とかおもしろかったです。1枚1枚に解説が付いてるのでそれ読むとかなり興味が持てる絵が多かったです。

全部に解説があったのもあり絵を見るだけで1時間30分くらい、最後のビデオが16分で計1時間50分くらい掛かりました。

ってことで見に来ておいてよかったです。浮世絵好きなら必見かなと。

池大雅 天衣無縫の旅の画家 @京都国立博物館

フットボール観戦の後は出町柳に徒歩で戻って京阪で七条から京博へ。

池大雅の展覧会です。

京都国立博物館
京都国立博物館
来週だけしか見れない重要文化財とかがあったので来週にしようかとずっと思ってたんですが、電車賃もったいないので今日にしました。

池大雅はあまり馴染みがないかも知れませんが、私もあまり馴染みがなかったんですけど、国宝3点で重文も10点以上あり、この数だけで言うと雪舟の次の尾形光琳や狩野永徳クラスなのでめちゃめちゃ凄いんですけど、実際の絵を見ても山水画が多くてインパクトのある絵はあまりないです。瓢鮎図を元にした緩い作品や五百羅漢図がおもしろかったかな。

書家としても有名でいろいろな字体を書ける人でこれが素人目にもうまいなと思わせる字でした。

ということで、国宝は3点とも展示されてますので全貌を把握するにはもってこいの展覧会ですが、お奨めはしないでおきます。あと1週間で終わっちゃうしね。

明治150年展 明治の日本画と工芸 @京都国立近代美術館

次はまたバスに揺られて京都国立近代美術館へ。

京都国立近代美術館
京都国立近代美術館
明治の工芸好きの私としては見とかんといかんなってことで見に来ましたが、去年の「ハイジュエリーと日本の工芸」と結構かぶってたかなと。でも同じ国立近代美術館でも東京国立近代美術館工芸館よりいい工芸品持ってると思います。

なんやらかんやらで特別展は1時間くらいはいました。

常設展はさらっと見ました。印象派の作品(寄託作品なので撮影不可)も展示されててなかなかでした。

ちなみに無料WiFiに繋いで無料の音声ガイドがあるのですけど、無料WiFiも繋ぐのがめっちゃめんどくさいし、アプリをインストールする必要があったりしてめっちゃめんどくさかった上にガイド対象作品がめっちゃ少ない。しかも文章だけ出て音声の出し方わからんかった。少なすぎたのでそれ以上頑張れませんでした。

方向性としてはありがたいんだけど、苦労して見れるようになったと思ったらあまりに少ないのでがっかりしました。俺でも苦労したのに年寄りとかは絶対使えないと思う。

浮世絵師が描いた乱世 @大阪城天守閣

次は大阪城へ。浮世絵の展覧会をやってると知ったので行ってきました。会期が6日までなので行っとかないとってことで。

大阪城天守閣は博物館です。博物館としては日本でトップクラスの入場者数を誇りますな。しかしここに入るの何年ぶりだろう。全くわかりません。

大阪城天守閣
大阪城天守閣
いわゆる武者絵を展示していました。有名所では月岡芳年とか。全部大阪城天守閣の所蔵品です。

全部で59点で1枚1枚に長めの解説文がついていたのですが、浮世絵以外にも戦国武将の書状とかも展示されてたりして想像以上に結構なボリューム。着いたのが閉館の18時まで1時間を切っていたのでじっくり読んでる暇は全く無かったです。とりあえず最後までは見れましたけど。

ちなみに外国人観光客はこの辺には大して興味ないようでじっくり眺めてる客は少なかったです。まぁ解説文は日本語だけだったしねぇ。上の階の常設展示はそれなりに客がいましたけど。

江戸の戯画-鳥羽絵から北斎・国芳・暁斎まで @大阪市立美術館

連休の合間とは言え平日なのでこの日に出かけないのはもったいないと言うことで、大阪市立美術館へ。

公園が有料だった時代のゲートが取り払われていました。この写真には載ってませんけど、無料部分だった通路を越えるための階段もなくなってました。

大阪市立美術館
大阪市立美術館
大阪市立美術館
大阪市立美術館
展覧会は浮世絵の展覧会です。ユニークな絵ばかりを集めてます。こういう絵は大好きです。

北斎漫画は書籍で持ってるし、国芳なども見たことのある作品が結構ありましたが、私の大好きな耳鳥斎もいろいろ展示されていて、初見の絵も多くてとてもよかったです。

展示室は2階の半分だけでしたけど、展示数はかなり多くて1時間半ほどかかりました。平日にしては結構混んでました。

図録買いました。後期も行く予定。個人的な趣味ですけど超お奨め。

東京国立近代美術館 常設展示

ってことで美術展巡りの最後は東京国立近代美術館。横山大観展は見ずに常設展だけです。

東京国立近代美術館
東京国立近代美術館
明治以降の日本の画家の作品で重要文化財になっているものの多くがここで展示されてます。どれくらいの割合なのかはちゃんと調べてませんけど。

残り1時間くらいあったので横山大観展も見れたかなと思ったのですが、常設展がかなりのボリュームで見終わったら閉館時間ちょうどでしたので結果オーライでした。

ここは17時までで、先にこっち来といたら時間有効に使えたかもと思ったけど、こっちは開館が10時なんだよね。移動してたら変わらんな。今思うに、土曜に展覧会巡りをして翌日のFCイベントが終わったら帰るってスケジュールにしてたら土曜は20時まで展覧会やってたので有効に使えたなぁと反省。どっちゃにしろ横山大観展は京都でもやるんで全く問題なかったけどね。