ソロモン・R・グッゲンハイム美術館

次はノイエ・ギャラリーから近いグッゲンハイム美術館に行くことにしました。

ここは一度来たことがあったんで行くかどうか迷ってましたが、今回ニューヨークパス(今後NYパスと書くことにします)ってのを買っていて、ここも対象になっていたので行くことにしました。NYパスについてはまたまとめて書きたいと思います。ちなみに通常料金30ドル。

ってことで着。

ソロモン・R・グッゲンハイム美術館
ソロモン・R・グッゲンハイム美術館
この建物はフランク・ロイド・ライト設計の建物で、世界遺産です。所蔵品より有名かなと。日本にもフランク・ロイド・ライト設計の建物がありますが、それらは世界遺産には入ってません。将来的にはなるかも。

特徴的な螺旋状の部分も展示エリアですが、今は展覧会の準備中で閉鎖中でした。入場時にも大丈夫か聞かれましたけど。

展示室の多くでは韓国人アーチストの企画展をやっていましたが、写真はパス。

所蔵品の展示室は一つだけ確保されてまして、有名画家の作品がずらりと並んでいます。ここは撮影OK。

グッゲンハイム美術館 所蔵品展示室
グッゲンハイム美術館 所蔵品展示室
前回来たときはだいぶ前の美術に興味がそこまでなかった頃なので今回来れて良かったです。

では次。

ノイエ・ギャラリー

(旅行中なのでブログは後回しなのでしばらく更新できないかも。インスタはわりと更新中)

今朝から観光です。行きたいところは何カ所もあるのでどこから行こうか悩みましたが、MoMAに行くことにしました。ほんとは土曜だけ19時閉館なので最後に行くのがいいんだけど。

で、初めてバス使いました。ニュージャージートランジットって言うバスで、今まだ旅行中なのでざっくり書きますが、オフィシャルアプリでチケットを買って乗り降り時に運転手に見せるだけでOK。

バスはちょっと遅れちゃってきましたが、無事NYのポートオーソリティーに着き、そこのスーパーで食事を調達して近くで適当に食いました。何から何まで高いのでこの旅行中は食事はかなりショボくなると思います。

地下鉄に乗ったんですが、OMNYの設定は完了していたので入場はApple Watchでサクッとできてます。が乗る電車と間違ってしまい、気づいて降りた後も色々間違えまくって何度も乗り直すハメに。おかげで10時半開館のMoMAに着いたのが11時頃になってしまいました。で、そこでえらい現場を目撃。長蛇の列ができてました。建物とぐるっと取り囲むほど凄い行列。こりゃダメだってことで諦めましてノイエ・ギャラリーに行くことにしました。

地下鉄に乗ってからぼちぼち歩いて着。地下鉄の注意事項はだいぶ学んだんでこれからはそうそう間違えないかな。

ノイエ・ギャラリー
ノイエ・ギャラリー
ここはクリムトのアデーレ・ブロッホバウアーの肖像があるので有名です。当時オークションで史上最高額で落札されたことでも有名。

入場はちょっと待たされましたがそう待たずに入場。セキュリティは厳しくて荷物も預けさせられます。(追記:NYパス対象ではないので)25ドルをタッチ決済で払いました。写真撮影も不可。

この美術館はオーストリアとドイツの絵画作品を主に集めているそうです。クリムトが8枚展示されてました。アデーレ・ブロッホバウアーの肖像も見れましたんで満足。クリムトは個人蔵のが展示されてましたが、これも常時展示なのだろうか。エゴン・シーレとかも2枚あったりして良かったです。

コレクションがめっちゃ多いわけではなさそうで特別展示が多くを占めてます。マックス・ベックマンの展覧会をやってました。MoMAから借りてきてたのが多かったかな。

マックス・ベックマンは大して好きでもないのでさらっと見ましたんで40分ほど滞在。

ってことで次行きます(これ以降は更新数日後かな)。

特別展 生誕270年 長沢芦雪 @大阪中之島美術館

今日は大阪中之島美術館へ昨日から始まった長沢芦雪の展覧会を見てきました。

いつ行こうかちょっと迷っていましたが、休日だけど雨だと人少ないかなと思って出かけました。

私は大阪中之島美術館のメンバーシップ会員でこの展覧会も無料対象なのですが、福島駅から歩いている途中にそう言えば0円チケット買ってないなと思い、ブラウザでチケットサイトにアクセスしたらログインしても0円チケットが出てこない。色々試したけどこの先予定されてる展覧会のは0円のが出てくるのでおかしいなと思いつつとりあえず美術館に行ってみることにしました。

チケット売り場で聞いてみると時間指定じゃない展覧会だと会員証(チケットサイトでログインしてれば出せる画面)で入れますよと言われたのでモヤモヤしつつとりあえず4階の会場へ。で、会員証のQRコードをリーダにかざしたらすんなり入場できました。

先に結論を書いておくと、帰り際に入場口の人に聞いたらチケットサイトの不具合じゃないかとのこと。帰宅してから確認したらまだ不具合は続いているようでしたが(会員なのに割引価格の選択肢が出てこない)購入履歴を見たら今日の分も0円チケットを買ってそれを使ったことになってたので何度でも入れるってことはないようだ。ってことは無料対象で時間指定じゃない展覧会だとわざわざ0円チケット買わんでも構わんってことなのね。

ちなみにメンバーシップ会員は年間6000円ですが、私が会員になってからしか確認できてませんが今のところ全部の展覧会が無料対象になっていて、会員じゃなくても見てたはずの展覧会が年間5つくらいあるのでかなりお得に見れてます。タダじゃなかったら見てないなと思った展覧会も全部見てるのでさらにお得。

では本題の展覧会ですが。フルタイトルは「特別展 生誕270年 長沢芦雪 ー奇想の旅、天才絵師の全貌ー」です。

大阪中之島美術館
大阪中之島美術館
思ったより客多かったです。混んでると言うほどでは無いですけど、最初の方だと1枚の絵に一人以上はいた感じ。

芦雪の代表作の無量寺の虎図&龍図が展示されてます。前期だけですけど。私は以前に名古屋で見てますが。

もう一つの代表作のプライスコレクションの白象黒牛図屏風は来なかったのね。ほぼ同じ絵の島根県立美術館のでもよかったんだけど。ま、私は両方見てますが。そう言えば白象黒牛図屏風は今はどこにあるんだろう。プライスコレクションの一部をまとめて引き取った出光美術館?

映像は途中の休憩エリアで12分、最後に4分のがあるのですが、それも全部見たトータルで70分ほど掛かりました。

今回は個人蔵がかなり多いのでかなり貴重な機会だと思います。芦雪好きなら見ときましょう。

グッズですが、展覧会のためのグッズじゃなかったようですけど、無量寺の虎のモンベル製TシャツのXLサイズがあったんで高かったけど買っちゃいました。

発見された日本の風景 @高島屋大阪店 グランドホール

難波には17時頃に戻って来れたので高島屋でやっている展覧会を見てきました。フルタイトルは「発見された日本の風景 高野光正コレクション」です。1200円ですが、アサヒメイトで無料。

高島屋大阪店グランドホール
高島屋大阪店グランドホール
高野光正(検索しただけで間違ってるかも知れませんが運送会社の経営者だったと思います)と言う人が集めた明治期の日本の風俗や風景を描いた作品の展覧会です。全て海外の所有だったものをオークションとかで買って日本に里帰りさせたものです。

大半が私には馴染みのない名前の作家ばかりで、知ってたのは吉田博と小林清親くらいか。どちらも明治浮世絵の絵師として有名ですが、展示されてるのは肉筆画です。吉田博のは6点。全部水彩画ですが。

タイトルの通り学芸員も知らなかった画家の作品も展示されているんですけど、風景画とかは見たことを忘れちゃうんだろうなってのも多いですが、風俗画とかでは印象に残る作品も多くかなりよかったです。

図録が売り切れてました。持っておきたいと思う人が多かったんでしょうな。

アサヒメイトで無料じゃなかったら見に来なかったと思いますが、タダで見せてもらってありがとうって感じ。ま、アサヒメイトの年会費は払っとるんだけど。とにかく結構お奨めです。25日までですけど。

最後の映像コーナーは合計30分ほどあるんで遅く来ちゃうと全部見れないかも。

近代日本画の流れ -光ミュージアムコレクションより- @奈良県立万葉文化館

今日は奈良へ行ってきました。まずは飛鳥の奈良県立万葉文化館でやってる展覧会を見に行きました。

奈良県立万葉文化館
奈良県立万葉文化館
岐阜県にある光ミュージアムのコレクションの展覧会です。展覧会の存在は会期前から知っていたのですが、酷暑続きなのと、10日までは青春18切符を使った旅行をしていたのでちょっと待ってました。どうせ混んでないだろうし。

近代日本画がメインなので横山大観とか名の通った画家の作品が多いです。撮影は不可。想像通りガラガラでしたがちょっとはいました。当然ながら平日暇な高齢者ばかりでした。

上村松園の作品が6点あってなかなか良かったです。ま、特にお奨めってほどではありません。

ってことで次。

ミュシャ展 マルチ・アーティストの先駆者 @ひろしま美術館

昨日で青春18使い切ったというか、青春18切符が使えるのは昨日までなので今日は深夜バスを予約してあるので1日時間があります。

ってことでいつか来ようと思っていたひろしま美術館へ。ミュシャ展やってて常設展だけ見ることが無理なのでミュシャ展も見ときました。

ひろしま美術館
ひろしま美術館
ミュシャ展は最近京都でもやってたのですが、見たことのあるチマル・コレクションなのでスルーしてました。実は90点が日本初公開ってことだったのでそれ知ってたら京都に見に行ってたと思うので今回見れて良かったです。

ここは珍しく特別展期間中は無休ってことで月曜でもやってます。9時開館で9時半頃に行ったのですが、平日なので客いないかなと思ってたけどちょっとはいました。

今回、全面的に撮影可でしたが、選ぶの面倒なので中の様子だけ載せときます。

ミュシャ展の様子
ミュシャ展の様子
チマル・コレクションは油彩は少ないのでこれもスルーした理由なのですが、見たことなかった油彩画もあったり、直筆ものが結構多くてかなりよかったです。

あまり丁寧には見ませんでしたが170点ほどあったので70分ほど掛かりました。

で、今回美術館に来た主目的の常設展。

ひろしま美術館 本館
ひろしま美術館 本館
中央に円形の常設展示用の本館があって、中に4つの常設展示室がありまして、近代ヨーロッパ絵画を中心に展示されています。ほぼフランス関係ですが、ムンクとかもあります。

展示されてるのは超有名画家の良い作品ばかり。やっぱ凄いわ。ピカソも青の時代のがあったりして。ここも全面的に撮影可ですがやっぱり面倒なので展示室の様子だけ。

ひろしま美術館 本館展示室
ひろしま美術館 本館展示室
有名作品としてはゴッホのドービニーの庭があります。ゴッホの死のわりとすぐ後に黒猫が塗りつぶされているってので有名な作品。

別館には日本画のコレクションを展示してる部屋もあります。竹内栖鳳とか村上華岳とかの有名画家の作品が展示されてました。

ってことで見に来れてとても満足です。

あ、そうそう、昨日の夜調べてて知ったんだけど、広島県立美術館にはダリのヴィーナスの夢ってのがあるのだけど今日は休館日なのであった。ま、ダリ全部追っかけるのは不可能なのでまあ良いんだけどまたいつか来たいと思います。

大原美術館

今日も青春18切符を使って遠出です。今日は岡山へ。久々に大原美術館に行きたいなと言うことで、倉敷に行きました。で、サクッと大原美術館着。

大原美術館
大原美術館
久々に見に来れて良かったな。

大原美術館は本館以外にも工芸館、東洋館、分館と展示室があるので見どころは多いですけど、分館が閉鎖中なので多少見れる場所が減っていたこともありわりとあっさり見終えちゃいましたが、美観地区をじっくり歩くこともなく次に行くことにしました。

MOA美術館

小田原からはまた青春18切符を使いまして熱海へ。熱海で降りたら人だらけ。びっくりするくらい人だらけでした。私は熱海駅からバスでMOA美術館へ。ここは世界救世教の教祖の岡田茂吉のコレクションを展示する美術館です。

MOA美術館入口
MOA美術館入口
こっちは岡田美術館と違って大盛況。若い子が多かったので美術好きというよりかは熱海観光のついでに来た感じかな。京都だと外国人の方が多いかもって感じですが、ここは日本人が大半って感じでした。温泉でこんなに混むもんか?

入口からはこんな感じのエスカレータをいくつも乗り継いで本館に向かいます。

MOA美術館のエスカレータ
MOA美術館のエスカレータ
本館はこんな感じで展示室もわりと広いです。
MOA美術館本館
MOA美術館本館
景色は最高。
MOA美術館からの眺望
MOA美術館からの眺望
で、ここは岡田美術館と違って全面的に撮影可でしたが面倒なので掲載はパス。

北斎の展覧会やってまして、冨嶽三十六景を展示してましたが、こないだ長野で見たばっかりやがな。ま、ええけど。

ここは国宝の尾形光琳の紅白梅図屏風を持ってるので有名ですが、常設展示はされてないので今日も見れませんでしたが、一度見たことあるのでまあいいです。野々村仁清の国宝の壺は展示されてました。

ってことで、ここでもわりとさらっと見ただけなので1時間もいませんでしたが、ここに来ること自体が目的だったので満足です。

熱海駅周辺が渋滞で帰りのバスは想定以上に時間が掛かりましたが、予定より1本早めのバスに乗れたのでなんとか予定通りの電車に乗れまして、そのまま大阪に帰還。浜松からは米原行きに乗れたので大阪までは浜松と米原で乗り換えただけで帰れました。今日で青春18切符使い切りましたが、この夏中にもう1枚購入予定。

炎天下での移動が多かったですけど、体調は全く問題なかったのでこれまた自信になりました。

岡田美術館

今日は旅行の最終日。行ってみたかった美術館2箇所を廻ります。

まずは早めにチェックアウトして小田原から箱根登山鉄道に乗りました。ポーラ美術館には来たことあるんだけど、その時はバスに乗ったので箱根登山電車に乗るのは初めてです。箱根湯本の温泉にも来たことありますが、その時も箱根湯本までしか来てないし。

で、今回は箱根登山電車小涌谷に行きまして、ぼちぼち歩いて岡田美術館へ。ほんとはバスに乗った方が楽なんだけどね。

美術館で岡田と言えば岡田茂吉と関係ありそうな気がしますが無関係ぽくてパチスロ製造で儲けた人が建てたそうな。

岡田美術館
岡田美術館
開門時間に来たからか、客は数組。
岡田美術館
岡田美術館
俵屋宗達の風神雷神図屏風の巨大なレプリカが有名ですな。

で、この美術館、完全に撮影不可どころか、カメラやスマホなどもロッカーにしまえという強烈に厳しい場所でした。その代わりというか展示室に監視員がいません。

で、ここ、想像以上に広い。私立の美術館としては異例に広い。なので展示数が半端なく多いです。5フロアあってそのうちの下4フロアがめちゃ広い。藤田美術館もこの1/3くらいでもあれば良いのにと思いました。

比較的新しいコレクションなので重要文化財がちょっとありますが、国宝クラスはありません。でも新しいコレクションの割りには名品が多いと思います。

ってことで、キャプションに説明がある作品も結構多いので丁寧に見てたら果てしなく時間が掛かるので陶器などの展示はさらっと見ましたが、90分くらいはいました。

足湯も浸かれたので浸かっときました。

足湯
足湯
美術館の客は無料。足湯だけだと有料らしいです。

ってことで、入場料高いですけど、その価値があると感じさせるくらい立派だし展示数も多いので良いところだと思います。

箱根ではここだけで他には寄らないで次に行きます。復路も小涌谷駅から箱根登山鉄道で小田原に戻ります。箱根登山電車は行きはレトロな車両でしたが帰りは最新型でした。

箱根登山電車
箱根登山電車

スペインのイメージ:版画を通じて写し伝わるすがた @国立西洋美術館

次は上野に行きまして、まずは国立西洋美術館。改装後は初めてかな。ま、大して変わってないけど。

国立西洋美術館
国立西洋美術館
今年から川崎重工がオフィシャルパートナーになったそうな。この美術館の設立の元になった松方コレクションの松方幸次郎は川崎重工の前身の川崎造船所の初代社長なので一番関係が深い会社だからねぇ。

国立西洋美術館は海外の版画作品を大量に持っていまして、そのうちのスペイン関係のコレクションを中心にした展覧会です。この美術館には版画の展示室が常設されてて常時ミニ企画展をやっていますが、まとめて見る機会はあまりないのでなかなかいい機会です。

期待通り、ゴヤの版画が多かったです。スペインの画家関係ではなくスペイン関係ってことなのでスペイン以外の画家の作品も結構あります。

一部の借りてる作品とかダリとかを除いて全面的に撮影可でしたが、面倒なのでパス。

地味な展覧会ですけど、まぁまぁ客はいました。

展覧会場の様子
展覧会場の様子
展示数は多いけどささっと見ちゃったので50分くらいでした。さらに常設展でも1時間くらいいたけど。

今回、デジカメのバッテリーの充電用のmicroUSBケーブルを持ってくるのを忘れちゃったのでだいぶヤバい事態になっていました。ここで全面的に撮影可だとは思ってなかったのでバッテリーは合計3つ持ってきてるんだけど、こりゃ明日までは持たんなという感じになってましたが、次の東博くらいは大丈夫だろうってことで次に向かいます。