次は明日予約してあるサグラダ・ファミリアをとりあえず見に行くことにしました。

- Google Mapで写真の場所へ→ 41° 24′ 14.904″ N 2° 10′ 29.2908″ E
中には入れないので周辺をぐるっと眺めて写真に撮りまくり。14年前とはもうだいぶ違ってます。
教会の正面入口になるはずの栄光の門は作りかけでほったらかしっぽい柱がだいぶくたびれていました。

ってことで、次。
(弱りゆく記憶力の補助)
次は明日予約してあるサグラダ・ファミリアをとりあえず見に行くことにしました。

中には入れないので周辺をぐるっと眺めて写真に撮りまくり。14年前とはもうだいぶ違ってます。
教会の正面入口になるはずの栄光の門は作りかけでほったらかしっぽい柱がだいぶくたびれていました。

ってことで、次。
予約まで時間があったのでカテドラルの前でぼーっと過ごしてから、ぼちぼち歩いてピカソ美術館到着。


展示エリアは撮影禁止です。
企画展示はモノクロの線描画の展示で、女性器まで描かれた絵を展示してるエリアもありましたが、どうせすぐ忘れるなと思いつつ鑑賞。
常設展は14年前に見れなかった14歳の頃の作品をようやく見ることができました。14年前は東京で展示中で「東京で展示してるよ」と書かれた掲示があったのですが、東京に帰って展示されてた美術展の最終日に見ようとしたら凄い大行列で諦めたという経緯がありました。なので14年ぶりのリベンジです。
展示としては初期の作品が多いですが、後半はラスメニーナスと題した作品群を展示してるエリアがかなりを占めてます。名前の通り元ネタはベラスケスのラスメニーナスです。これがなかなかおもしろかったです。絵の全部を描いたものやマルガリータ王女だけの部分などいろいろ。写真に撮りたかったな。
他にはマネの草上の昼食をモチーフにした絵とかありましたが、そうだと言われなければさすがに全くわかりません。
あと、セザンヌの静物画的な絵もありました。多視点から描かれたタイプの静物画です。ピカソに影響を与えたと言われていますが、そのままですね。
ってことで1時間半ほどいました。13年前のリベンジを果たせて満足です。
次はダリの美術館。14年前に行ったフィゲラスの本家ダリ美術館に行ってる暇が無いのでバルセロナのこっちで我慢。Reial Cercle Artisticと言う施設内にあります。こっちは今回初めての来訪。

で、今の正式名称はよくわかりません。入口にはDALIとあるだけです。

美術館自体はダリだけの作品をどどっと展示していまして、凄い数展示しています。写真撮りまくりましたが途中で力尽きそうになったくらい。彫刻作品も多いですが、リトグラフの展示が多くていわゆるダリらしい油彩画はありません。

1時間弱いましたが、じっくり見てたら2時間とかじゃ足りないかも。
中は閑散としてて客は私以外に二組でしたが、どっちも日本人っぽかったです。
ってことで次行きます。
グエル邸を出てランブラス通りに出たのですが、目の前にどっかで見た記憶のある広場が。行ってみたら正解でした。

ってことで次。
入場料はオーディオガイドも込みなので借りました。耳にあてがう形で使うのですが、片手が塞がるのでイヤホン持ってたらそれを使えます。
ってことで鑑賞。14年ぶりですが、やっぱり凄いなと。


14年前はTシャツ買ってまだ着れるので気に入って着ていますが(入れてくれた紙袋がやたら豪華だった)、今回はよさげなデザインのがなかったな。
22時頃就寝で4時25分頃に目覚めました。バスルームの電気点けて寝てたんやけど、外が明るいと勘違いしてめっちゃ焦った。出発予定の6時前だと夜が全然明けてないので。
こそこそ出発準備をしまして5時半過ぎにチェックアウトというか、ホステルの人は寝ているので鍵を入口横のキーボックスに入れるっぽいんだけど、じゃあ1階の入口の鍵はどうやって開けるんだと思いまず1階に行ってみて確認してみたら、エレベータの前の所にそれらしきボタンスイッチがあって、押してみたらガシャッと扉が開いた。なんだ鍵使わなくても大丈夫だったのね。毎回鍵で開けてたわ。
と言うことで、無事出発。SOL駅まで歩いて行きましたが、ちょこちょこ人通りもあり危険な感じは無かったです。と言うことでマドリード観光は終始安全な感じで過ごせました。
SOL駅の上がプエルタ・デル・ソルと言う有名な広場です。朝5時45分頃ですが結構人がいます。


バルセロナ行きのAVEもトレド行きと同じ所から出ています。ホームは右の端っこですが。

バルセロナ行きの列車はわりと混んでいて、横に座ってた男性がサラゴサで降りたと思ったら別の女性が乗ってきて座りました。黄色のミニのワンピースを着た女性でした。太ももが眩しい。
ってことでバルセロナ着。予定の9時20分より4分遅れくらいでした。途中300km/hで走ってましたが、わりとゆっくり走る区間もありました。

地下鉄に乗る前に切符どうしようかを考えまして、バスなどにも使える2日券を買うことにしました。14ユーロ。1回乗ると2.15ユーロらしいので1日4回乗れば元取れることになりますが、余裕でしょ。券売機はJCBが使えました。ありがたいわ。

で、今日の予定は15:45に予約していたピカソ美術館以外は何も決めてなかったのでロビーでちょっと考えて、出発。今回は2日しかないので行くと決めてた箇所以外もベタな路線で行くこととしまして、基本的には前回のバルセロナ旅行で行った箇所を再訪することとしました。で、まずグエル邸に行くことにしました。
ホテルの目の前にあるバス停からバスを降りて地下鉄に乗り換えるまえにカサバトリョの前を通過したのですが、かなりの行列ができていました。



一昨日も使ったスーパーでパンとオレンジジュースとハムを買いまして、晩飯。
昨日食えなかったマッシュルームの店(Meson del Champiñon)に行きまして、マッシュルームとコロッケ食いました。メニューがかなり少ないです。店名にシャンピニオンとあるとおりマッシュルームの料理がメインですが、マッシュルーム料理が何種類もあるわけでもないです。
大きいマッシュルーム(生椎茸みたいな感じ)で中に小さなサイコロ状のハムが入っていたりして昨日食ったマッシュルームとは全然違っててなかなかおいしかったですが、お奨めってほどでもないかなぁ。

で、徒歩でソフィア王妃芸術センターに着きましたが、19時開始の無料時間が始まったばっかりってこともあって大行列。
裏側の新館の入口だと空いているという情報を憶えていたので行ってみると全く人がいませんでした。ってことで楽々入場。
今回は一昨日見れてなかったところを攻めたのですが、どこまで見ていたのかあまり憶えてなくて結構無駄な歩き方をしてしまいましたが何とか全部見ることができました。でも追い出される20時45分ギリギリまで掛かっちゃいましたが。
今日本でやってるダリ展ではここの所属作品も多く展示されていますが、それでもかなり多くダリの作品は残っていまして、わりと分散して展示されています。
所蔵作品で一番有名なダリ作品はこれかな。撮影可のエリアにありました。


引き続き常設展に戻ります。
あまり興味ないローマ彫刻の部屋とかもありますが、多くの展示室が有名画家の作品で埋めつくされていて、見るの大変です。
ベラスケスいっぱいあるなぁと思ったらゴヤがそれとは比べもんならんほど多い。こんなにいっぱいあるなら去年のプラド美術館展の時にもうちょっと貸してくれればいいのにと思ったのでした。
今回、見たかった絵は全部見れました。世界3大絵画に絶対含まれるラスメニーナスもかぶりつきでじっくり見れたし、着衣のマハと裸のマハも並べてじっくり見れたし。裸のマハの方が丁寧に描かれてるのね。エロの力は偉大ってか。
写真撮影不可ですが、こっそり1枚撮りました。これくらいは勘弁して欲しい。

ルーベンスとヤン・ブリューゲル(父)の共作なんてものがあったのが収穫です。
で、とりあえずくまなく見たかなと思ってマップを見返すと、行ってなかった3階にも展示室があるではありませんか。行ける階段が一つしかないので意識せずに歩いてたら3階の存在に気づかない可能性大です。

結局14時から19時まで5時間いました。じっくり見るには1日では無理かもしれません。
ってことで、もうヘロヘロのクタクタなのですが、ソフィア王妃芸術センターがまだ残っているので次行きます。
食事はスーパーで買ったパンを出かける前に小さいのを3つ鞄に入れてあって、移動中に食っていたのですが、気がつくと1個しか食ってなかったので残り2個を美術館の入口前で食っていたのですが、昨日見た小鳥と似たようなのが寄ってくるのです。
で、パンをあげたら食いつきまして、どんどん他の小鳥も私のそばに寄ってくるのです。ここの小鳥はそういうのなんだなと思ったのでした。ちなみに写真は撮ってません。
ってことでヒエロニムス・ボス展。(2016年2月にオランダのボス展にも行ってます)オランダのボス展は開催を知った時点で絶対行くと決めてましたが、結局こっちも我慢できなくてやってきてしまいました。
展示総数は53(+3)点で、ヒエロニムスボスの作品は22(+3)点となっておりますが、これには真作じゃないんじゃないのと指摘された3点も含まれています。ちなみにこの3点は全部プラド所蔵。+3となっているのは元々一つがバラバラになったルーブル所蔵作など4つが1点とされているからです。
オランダで行われた方は総数が103点、ヒエロニムス・ボス作品は19点。これは4つバラバラのが別々にカウントされています。なので、油彩の作品はプラドの方が多いです。
素描は5点で、オランダでは18点で素描は圧倒的にオランダの方が多かったです。展覧会としてはオランダの方がだいぶ展示に力が入ってた感じです。
でもオランダでは見れなかったリスボン国立古美術館の「聖アントニウスの誘惑」が来てたので、来た甲斐があったってもんです。それにオランダには「快楽の園」は来てないしねぇ。
プラド所蔵の聖アントニウスの誘惑は真作じゃない判定が下ったのですが、今回の展示ではX線写真や赤外線写真などを展示して書き足されてるだけなので本物だと言い張っている展示となっております。
で、見たかった「快楽の園」はじっくり見れました。情報量がめちゃ多いのでかなりじっくり。あまりにかぶりつきでもない限りはずっといても怒られません。そばで見てるのにパピリオ使いまくり。
3面の祭壇画で両サイドの2面を閉じられるようになっていて2面の裏側には絵が描かれているわけですが、この裏側の絵は普段は見れないのかな?裏側に絵があるものは全て見れるようになっています。
快楽の園もですが、ガラスに入れずに見れるものも結構多くてとても良かったです。
あと、ルーブルの愚者の船などは今回はそのまま額に入っていて元の状態を再現していませんでした。これはオランダの勝ちですな。
時間が無かったこともあって、オランダで既に見ていた作品はあまり時間を掛けなかったので1時間で終了。快楽の園と聖アントニウスの誘惑はじっくり見れました。
グッズはTシャツとDVD買いました。DVDは多分普通の日本のプレーヤでは見れない。図録はごっつすぎたので買いませんでした。
Tシャツはこれ。快楽の園の一部です。特別展用に用意されたものではないようなのでいつでも買えるっぽいです。


ちなみにヒエロニムス・ボス展は9月11日まで。