至上の印象派展 ビュールレ・コレクション @国立新美術館 

次は二重橋前から千代田線に乗って乃木坂の国立新美術館へ。

会期末と言うことで混んでました。20分待ちと言うことで次の予定が迫っていたので焦りましたけど、20分は待たないだろうと思って並んだら10分で入れました。

国立新美術館
国立新美術館
ビュールレ・コレクションは専用の美術館もあったのですが、セキュリティー的な問題もあり美術館の維持が難しいってことでチューリヒ美術館への移管が決まっていて移管前の最後の機会としてまとめて来日しています。

目玉は上の写真にあるイレーヌ嬢。これは8年前の国立国際美術館でのルノワール展で見てますけど、東京では展示されなかったそうな。

最初の展示がフランス・ハルス。わかってるねぇ。

ってことで、展示されてるのは超有名画家の作品がほとんどで、それも良い作品が多くてとてもよかったです。

最後のモネの睡蓮は撮影可になってました。

モネの睡蓮の展示室
モネの睡蓮の展示室
最近ちょっとだけ撮れるってのが増えてきましたなぁ。SNSで拡散して宣伝してもらうためのようですな。

点数が64点と少なかったのと情報量が多い作品が少なかったてこともありましたが、時間がなかったので30分ほどで退散。

で、無料の展示もあったので時間がないのに覗いてきました。こいのぼりなう!と言う展示です。パリやワシントンDCでも過去にやったことがあるそうな。

こいのぼりなう!
こいのぼりなう!
ってことでここは3分ほどで退散。

ルドン -秘密の花園- @三菱一号館美術館

今日は東京です。

上六からバスで伊丹に行ったんだけど、わりと混んでいて白人の客が二組もいました。ここからのバスで白人を見ること自体がほぼ初めてなのでインバウンド客の増加がここまで波及したのかって感じ。

で、羽田の着陸が久々の22(B滑走路)でした。今日は着陸してから大して待つこともなく(ちょっと止まってたけど)サクッとモノレールに乗りました。

で、今日はBONNIEのFCイベントなのですがその前に展覧会を見てきました。

まずは三菱一号館美術館でのルドンの展覧会。ここって1年以内のチケット提示で200円引きなので前回から1年以内なら前売りを買っておく必要がありません。

三菱一号館美術館
三菱一号館美術館
三菱一号館美術館にはルドンのグランブーケという作品が常時展示(展覧会をやってないとダメですけど)されていますが、同じ目的(部屋の内装を飾っていた)で作られた作品が来日していて全て展示されています。

国内外から集められてますが、日本にも結構あるのね。岐阜県美術館とかいいの持ってるやんって感じ。ちなみに有名なキュクロープスはクレラーミュラー美術館にあります。

混んでたのでじっくり見る根性はなく40分ほどで退散。

国宝 春日大社のすべて @奈良国立博物館

で、奈良博です。

春日大社の所蔵品をどっさり集めた展覧会です。国立博物館のパスポートの内容改悪で来るつもりはなかったんだけど、
アサヒメイトでタダ。これはありがたい。

奈良国立博物館
奈良国立博物館
ということで、国宝などどっさり展示していました。神仏習合関連で仏像とかも展示してました。なかなか良かったです。

没後50年 藤田嗣治 @山王美術館

今日は仕事がちょっと余裕あったんで有休もらいまして、平日にしか見れない山王美術館へ。土日以外はやってるので祝日の明後日とかでもよかったんだけども。

山王美術館所蔵の藤田嗣治の展覧会です。山王美術館は「所蔵作品しか展示しない&所蔵作品は外に貸さない」ので展示作品はここでしか見れません。

山王美術館
山王美術館
藤田嗣治の作品は28点展示されていて、大型の作品はありませんが、良い作品が多かったです。美術ファン必見と言うほどではありませんが藤田のファンなら必見ですね。

客の少ない美術館ですが、今日は数組いました。

芳年 躍動の瞬間と永遠の美 @神戸ファッション美術館

今日は六甲アイランドへ月岡芳年の展覧会に行ってきました。

神戸ファッション美術館は神戸ゆかりの美術館と同じ建物の同じフロアにあって、入口が向かい合っています。

月岡芳年の展覧会が開かれてます。1/13からやってまして、そろそろ会期末(11日まで)ってことで行ってきました。

神戸ファッション美術館
神戸ファッション美術館
入場料は500円ですが、アサヒメイトやWebの割引券(オフィシャルサイトの該当ページを開いてみせるだけでOK)で100円引きなので情報知ってるだけで400円です。

西井正気と言う有名なコレクターのコレクション展です。ってことで400円の安い展覧会ですが侮るなかれ、月岡芳年としては最高レベルの展覧会でした。

点数も200点ほどと多いし、錦絵だけでなく素描や下絵などの直筆モノもあってとても良かったです。客はかなり少なかったですが、もっと良い場所でやったらもっと客入っただろうに。

生誕120年 東郷青児展 夢と現の女たち @あべのハルカス美術館

阿部野橋に移動しまして、ハルカス美術館で16日から始まった東郷青児展に行ってきました。

あべのハルカス美術館
あべのハルカス美術館
もっとガラガラかなと思っていましたが結構客がいました。

東郷青児は大好きではありませんが、かなり良かったです。個人的に気に入った絵は結構ありました。モデルの人の顔だけの素描が凄く印象的でした。絵の情報量が少ない絵がほとんどなのでさらっと見ちゃいましたけど。

仁和寺と御室派のみほとけ @東京国立博物館 など

今日の最後は東博です。まずは平成館での仁和寺展。

仁和寺の展覧会です。入場に行列はできてませんでしたが、大盛況でした。

仁和寺展
仁和寺展
仁和寺は霊宝館とかも季節開館でこの時期閉館しているのでこういう展覧会は開きやすいと思われますが、後期に展示される葛井寺の本尊などは毎月1回18日の開帳ができなくなるのでかなり珍しいです。小さい寺の本尊とかだと展覧会に出ることはありますけど、大きな有名寺院で本堂が工事とかでもないのに本尊がお出ましってのはなかなかありませんで、最近西大寺展で本尊が展示されたりしてますが滅多にあるもんではありません。すんなり許可されなかったんだろうなと想像できます。

観音堂は一般には非公開だそうで、この内部が再現(仏像は本物)されててここだけ写真撮影可能です。

仁和寺観音堂内部再現
仁和寺観音堂内部再現
去年の国宝展でも展示されてためっちゃ小さい国宝の薬師如来も展示されてまして、行列になって止まらず見ろという感じで展示されていました。

後期の目玉が上でも書いた葛井寺の本尊で、千手観音としては現存最古で手がほんとに1000本(1001本だそうな)あるタイプです。毎月18日の開帳では前からしか見れませんが、今回は全方向から見れるようになってます。後ろから見ると千本の手は本体に完全にくっついてなかったです。厨子に納めて前から見るだけ前提に作られてた感じ。頭の十一面は後ろ向きの顔もありますけど。

ということで、見に来た甲斐ありましたです。

で、次に本館を一通り見て、東博内の表慶館で行われている「アラビアの道-サウジアラビア王国の至宝」と言う展覧会も覗いてきました。サウジアラビアのアピールかなってことで追加料金不要。撮影可でした。

人形石柱
人形石柱
この写真中央の人形石柱が4000年くらい前のモノで、デザインとかなかなかおもしろいです。

疲れ切っていたのでここはさっくりと見まして、帰阪のためのタイムリミットから30分ほど余裕はありましたが退散。

で、モノレールでサクッと羽田に着いたのですけど、ラウンジでくつろいでたら乗る予定の最終便が1時間以上遅延とのこと。希望者はANAに振り替えますとのことだったのですけど、特典航空券だったので大丈夫かと聞いたら振りかえ可能だってことで振り替えてもらったのですけど、行動に移すのが遅かったので列の最後尾になっちゃってANAの最終便には乗れず、ANA便ですけどスターフライヤー運行の21:30発の最終便になってしまいました。

と言うことで、地下の連絡通路を歩いて移動し、第二ターミナルへ。久々です。しかもスターフライヤーに乗るのは初めて。JALの特典航空券でスターフライヤーに乗ることになるとわ。

で、スターフライヤーも15分ほど出発が遅れて、関空に着いたのが23時を回ってしまい、一番安く帰れる千日前線の終電に乗れる23時発の南海の空港急行には乗れませんで、23:17発の空港急行に乗って新今宮から環状線に乗って帰って来ました。これは結果的にはほんとの終電でした。

たぶんそのままJALに乗ってたら終電には間に合わず、深夜料金の難波行きバスに乗って難波からタクシーって感じになってたのでまぁ良かったかな。スターフライヤーに乗れたのはちょっと嬉しかったです。どっちゃにしろマイル貯まらない旅行だったし。

ってことで、最後のサウジアラビアのを含めると展覧会7つ見ましたんでヘロヘロです。そう言えば7つ中写真撮影フリーが3つ、一部可が2つで計5つも撮影可能だった。こんなこと今までなかったなぁ。

今日は時間がなかったんでルドン展とビュールレコレクション展をパスしましたが、GWに東京行く予定なんでその時に見る予定。

ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜 @東京都美術館

最後の移動。銀座線で上野へ。東京都美術館のブリューゲル展です。

東京都美術館
東京都美術館
ブリューゲル展と銘打っていますが、ブリューゲルと言えばピーテル・ブリューゲル(父)のことなのですけど、本人の真作とされてる油彩画は1枚もありません(共作とされてるものがあって人物はそれっぽいです)。原画の版画はいくつか展示されてますが。こういう内容の展覧会でこういうタイトルを付けるのは感心できませんが、よく知らないまま来る客を期待してるんでしょうな。

ちなみにヤン・ブリューゲル(父)ヤン・ブリューゲル(子)の作品が多いです。

この展覧会、大半が個人蔵でして、貴重な機会と言えば貴重な機会です。

で、18日までなんですけど、一番上の階だけ写真撮影可能でした。チラシにも使われてたピーテル・ブリューゲル(子)の作品がこれ。

ピーテル・ブリューゲル(子) 野外での婚礼の踊り
ピーテル・ブリューゲル(子) 野外での婚礼の踊り
ピーテル・ブリューゲル(子)は父親の作品の模写を大量に残していますが、この作品は父親の作品は現存していませんのでオリジナルの可能性がありますが、デトロイト美術館に似た題材の父親の作品があり、やはり元ネタがあるんだろうと思われます。ということで、これが見れたのは結構貴重かなと。

聖アントニウスの誘惑などヒエロニムス・ボスが描くような題材の作品とかもあったりしてフランドル絵画好きの私はまぁ満足ですけどお奨めってほどではありません。

では次。

会田誠展「GROUND NO PLAN」@青山クリスタルビル

次は表参道まで地下鉄に乗りまして、降りてすぐの青山クリスタルビルの地下で行われている会田誠展へ。無料です。

青山クリスタルビル
青山クリスタルビル
ここも写真撮影可能です。
会田誠展の様子
会田誠展の様子
公益財団法人大林財団が主催で、他サイトからの引用ですが、「都市のあり方に強い興味を持つ国内外のアーティストを5人の推薦選考委員の推薦に基づいて決定し、建築系の都市計画とは異なる視点から都市におけるさまざまな問題を研究・考察し、住んでみたい都市、新しい、あるいは、理想の都市のあり方を提案・提言していく。」だそうです。なのでかなりちゃんとした展覧会なのですが無料なんだそうな。

地下のエリアのなげやり感が凄かったですけど(大林組が金出した展覧会で「何もやるな なるがままに任せよ」だからなぁ。)、想像以上に楽しめました。時間がなかったんで30分もいなかったですけど。

ってことで次。

神聖ローマ帝国皇帝 ルドルフ2世の驚異の世界展 @Bunkamuraザ・ミュージアム

ラッキーなことに武蔵小杉に行ってくれるバスがちょうど出るところだったんで乗りまして、武蔵小杉から東横線で渋谷へ。金券ショップでBunkamuraで使える東急の株主招待券を買いまして(安かった)Bunkamuraへ。

Bunkamuraザ・ミュージアム
Bunkamuraザ・ミュージアム
ルドルフ2世は1600年前後に神聖ローマ帝国皇帝だったハプスブルグ家の人で、文化面での功績が大きくて、上の写真でアルチンボルド作の肖像画のモデルになったのでも有名です。

ってことで、この頃のフランドル絵画などが大好きな私なのでそれなりに楽しめましたが、お奨めってほどではありません。

ってことで次。